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第1章・王弟の反乱 編
021:王の拳
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021:王の拳
王子の話を聞いた牛丸大将は、少し昔を思い出す。
それはまだ麗紅王が生きていた時の事だ。
麗紅王が死去する1年前の話なので、北星暦103年くらいの話なんだろう。
その頃は日中合衆国と小競り合いをしていた頃だ。
麗紅王は70歳を迎えたあたりから病気になり始め、この頃には戦に出ている事自体が奇跡とまで言われるくらいに病状が悪化していた。
「ゴホッゴボッ! これはもう死期が近いな。ワシが思っていたよりも遥かに、この日本は大きかった………牛丸よ、ワシの野望を任せるぞ」
「何を言ってるんですか。天下統一ができるのは、過去も未来も殿下のみです」
「何を言っているんだ、ワシなんかはヒヨッコもヒヨッコじゃろうが。この先、戦場は無くなる事はないじゃろうし、ワシのように天下統一を目指す人間は、きっと多く出てくる事じゃろ」
麗紅王は自分の死期が近い事を悟って、自分ができなかった天下統一の夢を牛丸大将に任せると言った。
しかし絶対的な君主である麗紅王でなければ、天下統一なんてできないと牛丸大将が言う。
その上で麗紅王は自分以外にも多く出てくると返す。
「確かに今もいるでしょう。しかし目を見れば分かりますよ………口だけの人間に用は無いんです。本物は殿下のように心の底から欲している人間の目です」
「はっはっはっ、ワシの目は本物の目か?」
「さっき多く出てくるとおっしゃっていましたが、実際のところ本当に天下統一をしようとする人間なんて現れないと思います。そもそも現在の状況に納得している王が、わざわざ険しい天下統一なんかに手は出しません」
確かに天下統一を言葉に出す人間はいる。
しかしそれはただ公約として掲げているだけで、この麗紅王のように本気でやろうとしている人間はいない。
それは現在の環境に納得している人間が、わざわざ険しい人生を選ぶとは考えられないからだ。
「牛丸からしたら、それはそれは生ぬるく感じるんだろうなぁ………じゃがなぁ、こんなに熱を持っていても不老不死では無い。武神と言われながら病に冒されて、いつ死んでもおかしくは無い」
麗紅王は自分の半生を考えた時に、どれだけ功績を残して武神と呼ばれても死ぬ時は死ぬと寂しく思う。
その麗紅王の目は遠く空を見つめている。
牛丸大将は同じ方向を見てはいるが、どこか違うところを見ているのだろうと感じていた。
「本当に惜しいなぁ。こんな楽しいところから立ち去らなければいけないなんてのぉ………牛丸よ。ワシが死んだ後も気を抜くんじゃ無いぞ? ワシのような酔狂な人間が現れるかもしれないからのぉ」
麗紅王は牛丸大将に引退するのではなく、このまま走り続けるように諭したのである。
それは自分を超えるような人間が、また現れた時に着いていけるのは牛丸大将しかいないと思ってたからだ。
そして目をパッと開いて、目の前にいる小さな王太子と麗紅王を比べて見定める。
目の前の少年が麗紅王を超えるに値する人間か。
本当に天下人になれる器なのか。
「(麗紅王が死去した後、数多くの人間が私を家来として抱えようとした。しかしその人間たちの中には、麗紅王のような本物は存在しなかった………だが、この目の前の若き王太子の口から解き放たれた〈天下統一〉という言葉は、あまりにも重い!)」
牛丸大将からしたら麗紅王とまだ比べられないが、他の口だけの人間とは確実に違うと感じている。
何よりも王子が発した天下統一という言葉が、明らかにズシッと重みを感じている。
「(まだまだ若いが故に、言葉を発しているところはあるだろう。しかしこんなにも目に力があり、天下統一に挑む王は居なかった………これが第4代北星王国々王なのか)」
王子が面白い人間である事を牛丸大将は認めた。
しかし口には出していないので、周りの人間たちは牛丸大将が敵になるかもしれないと緊張している。
兵士たちは冷や汗を垂らしているが、王子だけは顔色を変える事なく目を逸らさない。
すると牛丸大将は、いきなり大笑いするのである。
「実に面白いでは無いですか! 今日のところは王太子派に与する事にしましょう………しかし王太子殿下よ。先ほどおっしゃておられました、共に戦おうというのはいかがなものかと思いますよ? 大口を叩くのならば、それなりの実力をつけてからにして下さい。最低でも弟なんかに苦戦しているようではダメですねぇ」
牛丸大将は王太子派に与する事に決まった。
そしてさっきまでの大口に対して、やはり牛丸大将の方から少しの注意がされた。
しかし王子の顔色は何も変わらなずに、真っ直ぐ前を見つめているのである。
「それでは、ここは我々に任せて王太子殿下は王宮の方に行って下さい。というよりも行かなきゃダメです」
「分かった! ここは貴殿に任せる………今の話を聞いたな! これから我々は王宮に向かう!」
『うぉおおおお!!!!!』
牛丸大将が、ここら辺の戦いを引き受けるから王子たちは王宮の方に行くよういうのである。
その指示通りに王子は兵士を集める。
もちろん水城と俺も同行するように指示を出す。
最前線で戦っていた俺だが伝達兵に呼ばれて、急いで王子のところに馬で向かうのである。
すると既に準備が整っており王宮に出発する。
牛丸大将の加勢によって、難なく王宮に到達できた。
反乱軍は予定していた事が、全くもってできていないので王宮には十分な護衛なんて居なかった。
俺と水城の兵士たちが先頭を切って、呂久がいる王座の間に一直線で向かうのである。
そして王座の間の見張りを斬り殺してから、大きな扉を俺と水城でギギギッと開いた。
するとそこに太々しい感じで王座に座る呂久がいた。
俺たちがやってきた事に驚いた顔していて、あまりの驚きように言葉を失っているのだろう。
「貴様らが、ここにいるという事は………はぁどこまでも使えない雑魚たちだ。貴様らのような下等な人間に敗北するなんて、犬以下だなっ!」
「なっ!? この状況でも、そんなクズ発言ができるなんて、逆に尊敬できるな………」
「ふざけた事を吐かすな! お前のような下民が、高貴な朕に話しかけるで無いわ!」
目に余るような発言に俺は引いてしまう。
しかしそれでも呂久は悪びれる様子はない。
すると無言で王子は王座の方に歩いて行って、呂久の前でピタッと立ち止まるのである。
「お前は人の事も世の中の事も知らな過ぎる………だから最終的に、お前の周りに人がいないんじゃないのか」
「黙れ……黙れっ! 第4代国王に相応しいのは、この呂久なんだっ!」
呂久は王子に芯を突かれて、黙ってもいられずに殴りかかろうと拳を振り上げる。
これはヤバいと俺は走り出そうとした。
しかし呂久の拳を避けて、綺麗にカウンターの右を顔面に叩き込むのである。
その綺麗さに思わず「おぉ……」と声が出た。
王子の話を聞いた牛丸大将は、少し昔を思い出す。
それはまだ麗紅王が生きていた時の事だ。
麗紅王が死去する1年前の話なので、北星暦103年くらいの話なんだろう。
その頃は日中合衆国と小競り合いをしていた頃だ。
麗紅王は70歳を迎えたあたりから病気になり始め、この頃には戦に出ている事自体が奇跡とまで言われるくらいに病状が悪化していた。
「ゴホッゴボッ! これはもう死期が近いな。ワシが思っていたよりも遥かに、この日本は大きかった………牛丸よ、ワシの野望を任せるぞ」
「何を言ってるんですか。天下統一ができるのは、過去も未来も殿下のみです」
「何を言っているんだ、ワシなんかはヒヨッコもヒヨッコじゃろうが。この先、戦場は無くなる事はないじゃろうし、ワシのように天下統一を目指す人間は、きっと多く出てくる事じゃろ」
麗紅王は自分の死期が近い事を悟って、自分ができなかった天下統一の夢を牛丸大将に任せると言った。
しかし絶対的な君主である麗紅王でなければ、天下統一なんてできないと牛丸大将が言う。
その上で麗紅王は自分以外にも多く出てくると返す。
「確かに今もいるでしょう。しかし目を見れば分かりますよ………口だけの人間に用は無いんです。本物は殿下のように心の底から欲している人間の目です」
「はっはっはっ、ワシの目は本物の目か?」
「さっき多く出てくるとおっしゃっていましたが、実際のところ本当に天下統一をしようとする人間なんて現れないと思います。そもそも現在の状況に納得している王が、わざわざ険しい天下統一なんかに手は出しません」
確かに天下統一を言葉に出す人間はいる。
しかしそれはただ公約として掲げているだけで、この麗紅王のように本気でやろうとしている人間はいない。
それは現在の環境に納得している人間が、わざわざ険しい人生を選ぶとは考えられないからだ。
「牛丸からしたら、それはそれは生ぬるく感じるんだろうなぁ………じゃがなぁ、こんなに熱を持っていても不老不死では無い。武神と言われながら病に冒されて、いつ死んでもおかしくは無い」
麗紅王は自分の半生を考えた時に、どれだけ功績を残して武神と呼ばれても死ぬ時は死ぬと寂しく思う。
その麗紅王の目は遠く空を見つめている。
牛丸大将は同じ方向を見てはいるが、どこか違うところを見ているのだろうと感じていた。
「本当に惜しいなぁ。こんな楽しいところから立ち去らなければいけないなんてのぉ………牛丸よ。ワシが死んだ後も気を抜くんじゃ無いぞ? ワシのような酔狂な人間が現れるかもしれないからのぉ」
麗紅王は牛丸大将に引退するのではなく、このまま走り続けるように諭したのである。
それは自分を超えるような人間が、また現れた時に着いていけるのは牛丸大将しかいないと思ってたからだ。
そして目をパッと開いて、目の前にいる小さな王太子と麗紅王を比べて見定める。
目の前の少年が麗紅王を超えるに値する人間か。
本当に天下人になれる器なのか。
「(麗紅王が死去した後、数多くの人間が私を家来として抱えようとした。しかしその人間たちの中には、麗紅王のような本物は存在しなかった………だが、この目の前の若き王太子の口から解き放たれた〈天下統一〉という言葉は、あまりにも重い!)」
牛丸大将からしたら麗紅王とまだ比べられないが、他の口だけの人間とは確実に違うと感じている。
何よりも王子が発した天下統一という言葉が、明らかにズシッと重みを感じている。
「(まだまだ若いが故に、言葉を発しているところはあるだろう。しかしこんなにも目に力があり、天下統一に挑む王は居なかった………これが第4代北星王国々王なのか)」
王子が面白い人間である事を牛丸大将は認めた。
しかし口には出していないので、周りの人間たちは牛丸大将が敵になるかもしれないと緊張している。
兵士たちは冷や汗を垂らしているが、王子だけは顔色を変える事なく目を逸らさない。
すると牛丸大将は、いきなり大笑いするのである。
「実に面白いでは無いですか! 今日のところは王太子派に与する事にしましょう………しかし王太子殿下よ。先ほどおっしゃておられました、共に戦おうというのはいかがなものかと思いますよ? 大口を叩くのならば、それなりの実力をつけてからにして下さい。最低でも弟なんかに苦戦しているようではダメですねぇ」
牛丸大将は王太子派に与する事に決まった。
そしてさっきまでの大口に対して、やはり牛丸大将の方から少しの注意がされた。
しかし王子の顔色は何も変わらなずに、真っ直ぐ前を見つめているのである。
「それでは、ここは我々に任せて王太子殿下は王宮の方に行って下さい。というよりも行かなきゃダメです」
「分かった! ここは貴殿に任せる………今の話を聞いたな! これから我々は王宮に向かう!」
『うぉおおおお!!!!!』
牛丸大将が、ここら辺の戦いを引き受けるから王子たちは王宮の方に行くよういうのである。
その指示通りに王子は兵士を集める。
もちろん水城と俺も同行するように指示を出す。
最前線で戦っていた俺だが伝達兵に呼ばれて、急いで王子のところに馬で向かうのである。
すると既に準備が整っており王宮に出発する。
牛丸大将の加勢によって、難なく王宮に到達できた。
反乱軍は予定していた事が、全くもってできていないので王宮には十分な護衛なんて居なかった。
俺と水城の兵士たちが先頭を切って、呂久がいる王座の間に一直線で向かうのである。
そして王座の間の見張りを斬り殺してから、大きな扉を俺と水城でギギギッと開いた。
するとそこに太々しい感じで王座に座る呂久がいた。
俺たちがやってきた事に驚いた顔していて、あまりの驚きように言葉を失っているのだろう。
「貴様らが、ここにいるという事は………はぁどこまでも使えない雑魚たちだ。貴様らのような下等な人間に敗北するなんて、犬以下だなっ!」
「なっ!? この状況でも、そんなクズ発言ができるなんて、逆に尊敬できるな………」
「ふざけた事を吐かすな! お前のような下民が、高貴な朕に話しかけるで無いわ!」
目に余るような発言に俺は引いてしまう。
しかしそれでも呂久は悪びれる様子はない。
すると無言で王子は王座の方に歩いて行って、呂久の前でピタッと立ち止まるのである。
「お前は人の事も世の中の事も知らな過ぎる………だから最終的に、お前の周りに人がいないんじゃないのか」
「黙れ……黙れっ! 第4代国王に相応しいのは、この呂久なんだっ!」
呂久は王子に芯を突かれて、黙ってもいられずに殴りかかろうと拳を振り上げる。
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