79 / 110
第4章・郡山市の戦い 編
075:祖国の為に
しおりを挟む
075:祖国の為に
士気が下がり始めている月虎隊の歩兵を集めて、緊急の部隊会議を開くのである。
「200人弱で万の武将のところに行く為には、余計な戦いをしている暇はねぇぞ。だからこの縦長の陣形で、敵将めがけて一直線に突っ込むぞ!」
俺は余計な戦いをしていれば、敵将・倉智のところに行く前に潰されてしまうと考えた。
そこで縦長の陣形のままで、倉智のところまで一直線に突撃する事を指示した。
「問題は突入の瞬間だ。ここから先は、さすがに向こうも気づいて守って来る。その防御を薙ぎ飛ばして、突入口を開く為に先頭には4人の馬鹿力伍長を並べる」
ここから先は向こうも俺たちの存在に気がついて、守りの陣形をとって来るのは予想ができる。
なので突入の切り口を作る為に、俺は馬鹿力を持っている4人の伍長を先頭に据える事にした。
俺が選んだ4人の伍長は仲野・田邑・茅、そして第20伍長である《黄担 光瑠》の4人である。
「黄担伍長、3人と違ってアンタとは初めてだが期待してるぞ! 何しろ田邑が言うには、馬鹿力は田邑の2人分くらいはあるって話だからな」
この黄担伍長は田邑伍長の推薦で選ばれた人間で、馬鹿力でいえば剛力で有名な田邑伍長の2倍あるという。
だからこそ俺は期待しているのだ。
しかし黄担伍長は表情が固く顔色が悪かった。
その事に俺は気が付かなかったが、香さんは気がついて「どうした? 顔色が悪いぞ」と聞いた。
それに同調するように茅伍長は「怖気付いたのか?」と、ど直球な言い方で本人に言うのである。
するとそれを庇うような事を近野伍長が理由を話す。
「先日男の子が生まれたんだとさ。察してやんなよ、ここで死にゃ可愛いガキの顔は見れねぇし、いきなり片親になっちまう」
そんな事を言われたら、この茅伍長以外にも当てはまる人間が大勢いるのである。
その人たちは心の中で「自分だって」と思う。
死にたく無いと必死に思い始めてしまった。
このままでは士気以前に、戦場に立っていられなくなってしまうと香さんは感じた。
しかしそんな不安を全て掻き消すように俺は「話の続きをするぞ」と言ったのである。
そのいきなりさに歩兵たちは驚く。
まず俺は「この少数部隊を矢に例える」と言った。
「武将のところまで行けば、その首を取る事はできる。届かなければ、そこで落とされて全員漏れなく死ぬ」
俺たちが武将のところまで届けば、俺が確実に武将・倉智の首を取ってやると約束する。
だが届かずに負けてしまったら、そこで俺たちは1人残らず死ぬ事になるだろうと言う。
俺の演説は、ここからが本番である。
「そして俺らが失敗したら、目の前で戦っている左翼軍の皆んなも全員死ぬ………お前らの帰りを待っている村の人間たちもな!」
俺は自分たちが作戦を失敗したら左翼軍は間違いなく全滅し、歩兵たちの帰りを待つ家族も死ぬと言った。
その言葉に歩兵たちはハッとする。
「忘れたのか? この戦争に負けたら王国内に、合衆国軍が雪崩れ込んでくる。そうしたら白河のように、そこら中で虐殺が起きるぞ」
このまま戦争に負けたら国内に、合衆国軍が雪崩れ込んできて色々なところで虐殺が起きる。
俺は話を聞いているが、ここにいる歩兵たちは詳しくどんな虐殺が起きたのかは聞かされていない。
というよりも伏せられていたという方が合っている。
「白河の赤子は1人残らず頭を潰され、血の池に捨てられたって話だ。なんでそこまでするのかは俺にも分からないが、アイツらは本気だ!」
白河では理由が分からないが、赤子も1人残らず頭を潰されて殺されているというのである。
この話を聞いた歩兵たちは、全身が震えるほどの怒りを感じている。
どうして赤子まで殺すのかと。
「黄担伍長っ! 勝たなきゃ、お前のガキもそうなりかねないぞ………お前ら頭に叩き込んでおけ。これはそういう戦いなんだ!」
俺は勝たなければ自分の子供も白河で起きたような事が、これから起こると言った。
この戦いはそういう戦いなんだと付け足す。
すると黄担伍長は、拳で地面を殴った。
地面は割れて拳から少しの血が流れる。
しかし気合を入れるには十分な流血だ。
「行こう隊長っ! オイラたちで、まず左翼軍の勝利を掴み取ろう!」
さっきまでの恐怖心が黄担伍長からは消えた。
そしてそれに続くように歩兵たちは、自分の家族を殺させて溜まるものかと気合を入れる。
完全に息を吹き返したところで突撃を開始しようとする中で、俺は水城と花菱にいう。
「俺が先頭を切るから、お前たちは殿でタイミングを測りながら指示を出してくれ」
「了解ぃ」
「言われなくてもしようと思ってた」
2人には殿を頼んで細かい指示を出すように頼む。
俺は突進して開いた突破口から、切り開く事だけに集中しようと考えているのである。
少しの心配と気合が入りながら俺たちは突撃する。
すると直ぐに敵兵たちは気がついて「敵襲っ!」と叫ばれてしまったのである。
しかし気づかれる事は前提の作戦だ。
日中軍は盾を持った重歩兵たちを前に配置した。
「あ あの盾は左翼を止めたのと同じやつだ!」
「くそっ! 中に潜んでやがったのか!」
「あれは俺らじゃ、びくともしないぞ!」
この重歩兵たちと俺たちの歩兵では衝突した瞬間、見るも無惨に砕け散るのが目に見える。
どうしたら良いのかと思ったら、先頭を走っている4人の伍長の内に黄担伍長が飛び出す。
さすがの黄担伍長だとしても、このままでは蜂の巣にされて戦死してしまうと歩兵たちが叫ぶ。
「(田邑さん、あんたは1つ勘違いしてる!)」
黄担伍長は頭の中で妻と子供の事を思い浮かべる。
そして田邑伍長に勘違いしている事があると考えた。
全員が心配する中で、黄担伍長は金棒を振って重歩兵を簡単に吹き飛ばしたのである。
これが田邑伍長が勘違いしている事だ。
黄担伍長は田邑伍長の3倍の馬鹿力があるのだ。
俺は凄い奴を連れてきたと興奮した。
この勢いを殺すわけにはいかないと思って、歩兵たちに「月虎隊、突撃だぁ!」と叫び突撃する。
この光景は本陣にいる元帥も見えていて「突入は成功したみたいだな」と言ったのである。
突入は成功したのだが、ここから2つの問題があると有寿中将に話す。
このまま敵将である首を取れるか。
そしてもう1つは、と言ったところで有寿中将が先に答えるのである。
「それまで左翼軍が耐えられるのか………ですね?」
「その通りだ。左翼軍の被害が思ったよりも大きくなりそうだからな」
俺たちが敵将・倉智を討ち取るまで、この左翼軍が持ち堪えられるかが問題の争点となる。
士気が下がり始めている月虎隊の歩兵を集めて、緊急の部隊会議を開くのである。
「200人弱で万の武将のところに行く為には、余計な戦いをしている暇はねぇぞ。だからこの縦長の陣形で、敵将めがけて一直線に突っ込むぞ!」
俺は余計な戦いをしていれば、敵将・倉智のところに行く前に潰されてしまうと考えた。
そこで縦長の陣形のままで、倉智のところまで一直線に突撃する事を指示した。
「問題は突入の瞬間だ。ここから先は、さすがに向こうも気づいて守って来る。その防御を薙ぎ飛ばして、突入口を開く為に先頭には4人の馬鹿力伍長を並べる」
ここから先は向こうも俺たちの存在に気がついて、守りの陣形をとって来るのは予想ができる。
なので突入の切り口を作る為に、俺は馬鹿力を持っている4人の伍長を先頭に据える事にした。
俺が選んだ4人の伍長は仲野・田邑・茅、そして第20伍長である《黄担 光瑠》の4人である。
「黄担伍長、3人と違ってアンタとは初めてだが期待してるぞ! 何しろ田邑が言うには、馬鹿力は田邑の2人分くらいはあるって話だからな」
この黄担伍長は田邑伍長の推薦で選ばれた人間で、馬鹿力でいえば剛力で有名な田邑伍長の2倍あるという。
だからこそ俺は期待しているのだ。
しかし黄担伍長は表情が固く顔色が悪かった。
その事に俺は気が付かなかったが、香さんは気がついて「どうした? 顔色が悪いぞ」と聞いた。
それに同調するように茅伍長は「怖気付いたのか?」と、ど直球な言い方で本人に言うのである。
するとそれを庇うような事を近野伍長が理由を話す。
「先日男の子が生まれたんだとさ。察してやんなよ、ここで死にゃ可愛いガキの顔は見れねぇし、いきなり片親になっちまう」
そんな事を言われたら、この茅伍長以外にも当てはまる人間が大勢いるのである。
その人たちは心の中で「自分だって」と思う。
死にたく無いと必死に思い始めてしまった。
このままでは士気以前に、戦場に立っていられなくなってしまうと香さんは感じた。
しかしそんな不安を全て掻き消すように俺は「話の続きをするぞ」と言ったのである。
そのいきなりさに歩兵たちは驚く。
まず俺は「この少数部隊を矢に例える」と言った。
「武将のところまで行けば、その首を取る事はできる。届かなければ、そこで落とされて全員漏れなく死ぬ」
俺たちが武将のところまで届けば、俺が確実に武将・倉智の首を取ってやると約束する。
だが届かずに負けてしまったら、そこで俺たちは1人残らず死ぬ事になるだろうと言う。
俺の演説は、ここからが本番である。
「そして俺らが失敗したら、目の前で戦っている左翼軍の皆んなも全員死ぬ………お前らの帰りを待っている村の人間たちもな!」
俺は自分たちが作戦を失敗したら左翼軍は間違いなく全滅し、歩兵たちの帰りを待つ家族も死ぬと言った。
その言葉に歩兵たちはハッとする。
「忘れたのか? この戦争に負けたら王国内に、合衆国軍が雪崩れ込んでくる。そうしたら白河のように、そこら中で虐殺が起きるぞ」
このまま戦争に負けたら国内に、合衆国軍が雪崩れ込んできて色々なところで虐殺が起きる。
俺は話を聞いているが、ここにいる歩兵たちは詳しくどんな虐殺が起きたのかは聞かされていない。
というよりも伏せられていたという方が合っている。
「白河の赤子は1人残らず頭を潰され、血の池に捨てられたって話だ。なんでそこまでするのかは俺にも分からないが、アイツらは本気だ!」
白河では理由が分からないが、赤子も1人残らず頭を潰されて殺されているというのである。
この話を聞いた歩兵たちは、全身が震えるほどの怒りを感じている。
どうして赤子まで殺すのかと。
「黄担伍長っ! 勝たなきゃ、お前のガキもそうなりかねないぞ………お前ら頭に叩き込んでおけ。これはそういう戦いなんだ!」
俺は勝たなければ自分の子供も白河で起きたような事が、これから起こると言った。
この戦いはそういう戦いなんだと付け足す。
すると黄担伍長は、拳で地面を殴った。
地面は割れて拳から少しの血が流れる。
しかし気合を入れるには十分な流血だ。
「行こう隊長っ! オイラたちで、まず左翼軍の勝利を掴み取ろう!」
さっきまでの恐怖心が黄担伍長からは消えた。
そしてそれに続くように歩兵たちは、自分の家族を殺させて溜まるものかと気合を入れる。
完全に息を吹き返したところで突撃を開始しようとする中で、俺は水城と花菱にいう。
「俺が先頭を切るから、お前たちは殿でタイミングを測りながら指示を出してくれ」
「了解ぃ」
「言われなくてもしようと思ってた」
2人には殿を頼んで細かい指示を出すように頼む。
俺は突進して開いた突破口から、切り開く事だけに集中しようと考えているのである。
少しの心配と気合が入りながら俺たちは突撃する。
すると直ぐに敵兵たちは気がついて「敵襲っ!」と叫ばれてしまったのである。
しかし気づかれる事は前提の作戦だ。
日中軍は盾を持った重歩兵たちを前に配置した。
「あ あの盾は左翼を止めたのと同じやつだ!」
「くそっ! 中に潜んでやがったのか!」
「あれは俺らじゃ、びくともしないぞ!」
この重歩兵たちと俺たちの歩兵では衝突した瞬間、見るも無惨に砕け散るのが目に見える。
どうしたら良いのかと思ったら、先頭を走っている4人の伍長の内に黄担伍長が飛び出す。
さすがの黄担伍長だとしても、このままでは蜂の巣にされて戦死してしまうと歩兵たちが叫ぶ。
「(田邑さん、あんたは1つ勘違いしてる!)」
黄担伍長は頭の中で妻と子供の事を思い浮かべる。
そして田邑伍長に勘違いしている事があると考えた。
全員が心配する中で、黄担伍長は金棒を振って重歩兵を簡単に吹き飛ばしたのである。
これが田邑伍長が勘違いしている事だ。
黄担伍長は田邑伍長の3倍の馬鹿力があるのだ。
俺は凄い奴を連れてきたと興奮した。
この勢いを殺すわけにはいかないと思って、歩兵たちに「月虎隊、突撃だぁ!」と叫び突撃する。
この光景は本陣にいる元帥も見えていて「突入は成功したみたいだな」と言ったのである。
突入は成功したのだが、ここから2つの問題があると有寿中将に話す。
このまま敵将である首を取れるか。
そしてもう1つは、と言ったところで有寿中将が先に答えるのである。
「それまで左翼軍が耐えられるのか………ですね?」
「その通りだ。左翼軍の被害が思ったよりも大きくなりそうだからな」
俺たちが敵将・倉智を討ち取るまで、この左翼軍が持ち堪えられるかが問題の争点となる。
0
あなたにおすすめの小説
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
現代社会とダンジョンの共生~華の無いダンジョン生活
シン
ファンタジー
世界中に色々な歪みを引き起こした第二次世界大戦。
大日本帝国は敗戦国となり、国際的な制約を受けながらも復興に勤しんだ。
GHQの占領統治が終了した直後、高度経済成長に呼応するかのように全国にダンジョンが誕生した。
ダンジョンにはモンスターと呼ばれる魔物が生息しており危険な場所だが、貴重な鉱物やモンスター由来の素材や食材が入手出来る、夢の様な場所でもあった。
そのダンジョンからモンスターと戦い、資源を持ち帰る者を探索者と呼ばれ、当時は一攫千金を目論む卑しい職業と呼ばれていたが、現代では国と国民のお腹とサイフを支える立派な職業に昇華した。
探索者は極稀にダンジョン内で発見されるスキルオーブから特殊な能力を得る者が居たが、基本的には身一つの状態でダンジョン探索をするのが普通だ。
そんなダンジョンの探索や、たまにご飯、たまに揉め事などの、華の無いダンジョン探索者のお話しです。
たまに有り得ない方向に話が飛びます。
一話短めです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる