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やっぱり庶民感覚は最高だね!
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クラス分けの表を生徒会から受け取り、物語と同じように攻略対象者の5人は主人公と同じクラスで、僕だけが違うクラスになっていた。
どのみち主人公とは距離を取るつもりでいたので、これは良しとする。
でだ、僕はこのクラスで侯爵家の御曹司だって偉そうに振る舞い、めちゃくちゃ嫌われる…らしい。
表立って嫌われるわけじゃない、学園では貴族も平民も平等というのがモットーだが、それは表向き。
だから下級貴族や平民は身分を笠に着る僕のことを心底嫌うわけだ。
なんせ僕は殆ど領地から出たことはないし、王子主催の茶会やパーティー、そして誕生日会等に毎年参加してはいるものの、表に出された事はない。
しかも何処からでた話なのか、噂では僕が王子の誘いを断り公の場に出てこない、我儘ばかりの侯爵家三男と言われているから、イメージは最悪だ。
王子も婚約解消したくてたまらないんだろうな、僕から言っても断られてばかりなのは王太子になる為に仕方なくなんだろうと想像がつく。
案外噂の出所は王子の周辺から出ているのかもしれないが…。
…さて、どうしよう。
僕が今こうして席に座っていても誰も近寄ってこない。
噂が一人歩きしているからか、意図的なのか?
まぁ今自分の状況も気になるんだけど、たぶんだがこの時点でヒルロースが主人公と会ってるはずだ。
いやいや、今は余計な事考えない。
会うのは必然だって、仕方ない、ってずっと思っていたじゃないか、ヒルロースなら僕を裏切らない、そう…思いたい…。
色々な思いが煮詰まって、グルグル頭で考えていたら僕の足元に何かが当たった。
ふと下に視線をやると銀のペンダントトップのようなものが転がっている。
それを拾って眺めていると横から慌てた様子で声をかけられた。
「すみません!!それ僕のです!」
僕と同じような背丈に暗めの金髪をマッシュウルフにした子が立っていた。
瞳は薄茶色で、とても綺麗だ。
「あ、そうなんだ、はいこれどうぞ。」
「あ、ありがとうございます」
膝にくっつくんじゃないかと思うほど腰を折り曲げて僕に礼を言う。
「そんな、僕は転がってきたのを拾っただけだよ?」
「で…でも…」
「何言ってるの、クラスメイトでしょ?あ、僕は…」
「ファブロス侯爵家のアンブローズ様ですよね?」
「え?なんで?」
「えっ…と、結構有名ですよ?アンブローズ様は」
だよねー、悪い意味で有名ですよね…
「あははははっ、うん、なんかごめんね」
彼は慌てた様子で胸元で両手を振った。
「あ、いえ、違います、僕ジルベールの幼馴染でルディの兄です」
「ええっ??ジルの幼馴染なの?」
「はい、クラスは違っちゃいましたけど、そうです」
「ルディってあの街のパン屋の…あそこのおばちゃん…って…」
ふふッと笑って彼が頷く。
「そうです、僕の母で、パン屋は僕の実家です!」
そーなんだ、え?でも彼には街で会った事ないな…
「僕、フィンっていいます、アンブローズ様が知らないはずですよ、だって僕、遠縁の男爵家に養子になりまして…と言っても庶民と変わらないくらい貧乏男爵家ですが」
「だからなんだ!」
「だからアンブローズ様がお屋敷からお忍び良く街に出ていたことはこの間ジルベールから聞いて知ってます」
内緒話をするように、フィンは僕の耳に手を添えて小声で囁く。
「あ、あははっ、僕好きなんだよね、街の雰囲気、後貴族よりも皆んな裏表なくて大好きなんだ」
「だからジルベールはアンブローズ様の事が気になるんでしょうね、あの商売しか頭にない奴が」
「え?」
フィンが苦虫を噛み潰したような顔をし、僕には彼の言葉の最後が聞き取れなかった。
だからなのかもう一度耳元で囁いた。
「僕でよければ友達になっていただけませんか?ジルベールの圧が強くて断ったら殺されそうなんで、僕まだ生きていたいですし」
何のことだろう?殺される?生きていたい?
なんだか物騒だなぁ…。
「友達…はいいけど、僕の学園での評判は最悪っぽいよ?フィンは大丈夫なの?」
「僕ですか?いえ、全く何とも思いませんよ」
飄々としたように周囲の生徒を見渡すと大きな声でフィンが僕に話しかけた。
「人の聞き齧った言葉を鵜呑みにする人のことなんて、僕は嫌いですし、この学園には相応しくないんじゃありませんか?ね、アンブローズ様?」
すごい、すごい!ビックリしたけどフィンって!!
僕がどうしようか?ってグチグチ悩んでいたのにそれを全て吹っ飛ばした。
小さな身体で意見ははっきり言うその姿に僕はとても自分が小さく見えた。
「あっははははははっ」
自分の評価なんて入学した時から最低なんだ、気にしたって仕方ない、フィンとはいい友達になれそうだ。
ジルベールでかした!
「さすがジルベールの幼馴染馴染み!カッコいいよ、フィン!」
上級貴族とわかるもの達は鋭い視線を送ってくる、が、平民である豪商の息子達は少し驚い顔をした後に拍子抜けしたようだ。
その中の1人が近寄って来た。
「あの…僕も友達になっていただけませんか?」
僕よりもひょろっとしていて背が高い。
クリクリの薄緑の髪が鳥の巣みたいでちょっと可愛い。
「え?僕?」
彼は頷いて手を差し出す。
「僕、町医者の息子でリーブスと言います、アンブローズ様の事は母から聞いていて、学園でお会いできたら是非ともお友達なれたらと思っていました」
「町医者…、もしかしてランズ先生??」
「そーです!僕の母です!」
ランズ先生はお忍びで街に行ったとき、ちょっと前世の記憶で知恵を語った事があった。
それからは年の離れた友達だ。
今は2人である薬を研究中で、僕の資産で街宿の一室を借りて先生と切磋琢磨している。
まぁ、先生の手が空く短い時間だけだけど。
先生からは子供の話なんて聞いた事がなかった。
だって、彼めちゃくちゃ若く見えるんだもん。
下手したら僕達と同年代かも?なんて…、まぁ、医師だからそれはないか!
「家に全く帰ってこず、たまに帰ると疲れて寝ちゃうんで、父は毎日怒ってます、ふふッ」
怒っていると言うより、仕方ないな、って感じだな。
ってか。こんな状況で2人も友達ゲットだよ、街を徘徊していてよかったと、今日は心の底からそう思った。
その後、すぐ担任の教授が来て、1年間の授業内容等を話、今日はお開きになった。
2人共寮生だけど、違う棟みたいで、少し離れがたかった。
どのみち主人公とは距離を取るつもりでいたので、これは良しとする。
でだ、僕はこのクラスで侯爵家の御曹司だって偉そうに振る舞い、めちゃくちゃ嫌われる…らしい。
表立って嫌われるわけじゃない、学園では貴族も平民も平等というのがモットーだが、それは表向き。
だから下級貴族や平民は身分を笠に着る僕のことを心底嫌うわけだ。
なんせ僕は殆ど領地から出たことはないし、王子主催の茶会やパーティー、そして誕生日会等に毎年参加してはいるものの、表に出された事はない。
しかも何処からでた話なのか、噂では僕が王子の誘いを断り公の場に出てこない、我儘ばかりの侯爵家三男と言われているから、イメージは最悪だ。
王子も婚約解消したくてたまらないんだろうな、僕から言っても断られてばかりなのは王太子になる為に仕方なくなんだろうと想像がつく。
案外噂の出所は王子の周辺から出ているのかもしれないが…。
…さて、どうしよう。
僕が今こうして席に座っていても誰も近寄ってこない。
噂が一人歩きしているからか、意図的なのか?
まぁ今自分の状況も気になるんだけど、たぶんだがこの時点でヒルロースが主人公と会ってるはずだ。
いやいや、今は余計な事考えない。
会うのは必然だって、仕方ない、ってずっと思っていたじゃないか、ヒルロースなら僕を裏切らない、そう…思いたい…。
色々な思いが煮詰まって、グルグル頭で考えていたら僕の足元に何かが当たった。
ふと下に視線をやると銀のペンダントトップのようなものが転がっている。
それを拾って眺めていると横から慌てた様子で声をかけられた。
「すみません!!それ僕のです!」
僕と同じような背丈に暗めの金髪をマッシュウルフにした子が立っていた。
瞳は薄茶色で、とても綺麗だ。
「あ、そうなんだ、はいこれどうぞ。」
「あ、ありがとうございます」
膝にくっつくんじゃないかと思うほど腰を折り曲げて僕に礼を言う。
「そんな、僕は転がってきたのを拾っただけだよ?」
「で…でも…」
「何言ってるの、クラスメイトでしょ?あ、僕は…」
「ファブロス侯爵家のアンブローズ様ですよね?」
「え?なんで?」
「えっ…と、結構有名ですよ?アンブローズ様は」
だよねー、悪い意味で有名ですよね…
「あははははっ、うん、なんかごめんね」
彼は慌てた様子で胸元で両手を振った。
「あ、いえ、違います、僕ジルベールの幼馴染でルディの兄です」
「ええっ??ジルの幼馴染なの?」
「はい、クラスは違っちゃいましたけど、そうです」
「ルディってあの街のパン屋の…あそこのおばちゃん…って…」
ふふッと笑って彼が頷く。
「そうです、僕の母で、パン屋は僕の実家です!」
そーなんだ、え?でも彼には街で会った事ないな…
「僕、フィンっていいます、アンブローズ様が知らないはずですよ、だって僕、遠縁の男爵家に養子になりまして…と言っても庶民と変わらないくらい貧乏男爵家ですが」
「だからなんだ!」
「だからアンブローズ様がお屋敷からお忍び良く街に出ていたことはこの間ジルベールから聞いて知ってます」
内緒話をするように、フィンは僕の耳に手を添えて小声で囁く。
「あ、あははっ、僕好きなんだよね、街の雰囲気、後貴族よりも皆んな裏表なくて大好きなんだ」
「だからジルベールはアンブローズ様の事が気になるんでしょうね、あの商売しか頭にない奴が」
「え?」
フィンが苦虫を噛み潰したような顔をし、僕には彼の言葉の最後が聞き取れなかった。
だからなのかもう一度耳元で囁いた。
「僕でよければ友達になっていただけませんか?ジルベールの圧が強くて断ったら殺されそうなんで、僕まだ生きていたいですし」
何のことだろう?殺される?生きていたい?
なんだか物騒だなぁ…。
「友達…はいいけど、僕の学園での評判は最悪っぽいよ?フィンは大丈夫なの?」
「僕ですか?いえ、全く何とも思いませんよ」
飄々としたように周囲の生徒を見渡すと大きな声でフィンが僕に話しかけた。
「人の聞き齧った言葉を鵜呑みにする人のことなんて、僕は嫌いですし、この学園には相応しくないんじゃありませんか?ね、アンブローズ様?」
すごい、すごい!ビックリしたけどフィンって!!
僕がどうしようか?ってグチグチ悩んでいたのにそれを全て吹っ飛ばした。
小さな身体で意見ははっきり言うその姿に僕はとても自分が小さく見えた。
「あっははははははっ」
自分の評価なんて入学した時から最低なんだ、気にしたって仕方ない、フィンとはいい友達になれそうだ。
ジルベールでかした!
「さすがジルベールの幼馴染馴染み!カッコいいよ、フィン!」
上級貴族とわかるもの達は鋭い視線を送ってくる、が、平民である豪商の息子達は少し驚い顔をした後に拍子抜けしたようだ。
その中の1人が近寄って来た。
「あの…僕も友達になっていただけませんか?」
僕よりもひょろっとしていて背が高い。
クリクリの薄緑の髪が鳥の巣みたいでちょっと可愛い。
「え?僕?」
彼は頷いて手を差し出す。
「僕、町医者の息子でリーブスと言います、アンブローズ様の事は母から聞いていて、学園でお会いできたら是非ともお友達なれたらと思っていました」
「町医者…、もしかしてランズ先生??」
「そーです!僕の母です!」
ランズ先生はお忍びで街に行ったとき、ちょっと前世の記憶で知恵を語った事があった。
それからは年の離れた友達だ。
今は2人である薬を研究中で、僕の資産で街宿の一室を借りて先生と切磋琢磨している。
まぁ、先生の手が空く短い時間だけだけど。
先生からは子供の話なんて聞いた事がなかった。
だって、彼めちゃくちゃ若く見えるんだもん。
下手したら僕達と同年代かも?なんて…、まぁ、医師だからそれはないか!
「家に全く帰ってこず、たまに帰ると疲れて寝ちゃうんで、父は毎日怒ってます、ふふッ」
怒っていると言うより、仕方ないな、って感じだな。
ってか。こんな状況で2人も友達ゲットだよ、街を徘徊していてよかったと、今日は心の底からそう思った。
その後、すぐ担任の教授が来て、1年間の授業内容等を話、今日はお開きになった。
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