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始まりの異世界~資格習得を目指して=紹介の前~

始まりの一年前

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 Take156異世界、それは近くて遠いものだった。

 存在を信じるもの、信じない者いろんな者が居た、そして、本当に信じている者等となればごく少数だろう。

 そんな異世界がこの世界に係りだしたのが17年ま「先人~せんと~、ご飯よ~。」「あ~い」・・・じゃねえ!これから始まる俺の快進撃のモノローグを取ってたのに何で声かけんだよ!今何時だと・・・昼の12時だと?俺はいったい何度取り直しを・・・まあいいか、さぁ、朝飯・・・は?

「あ、あの~お母さ~ん?カレンダーになんか書いてねぇ?」

 ペラ?

「え~と、書いてあるわ~。説明会『PM13~』?」

 講習会場まで一時間弱しかも急いでしかし俺は着替えも出来ていない。現在時刻は12:03これは・・・

「も、しかしなくても遅刻なのでぇはぁ~!!」

 ――その後急いで会場に行ったら一日早かった。母は天然だ。

 その後、会場の警備員さんに生暖かい目で見守られつつ帰宅し、枕に顔を埋め込んで盛大に悶えた。

 なお、後から聞いた話だと、「カレンダーに何か書いていないか~?って聞かれたから、手近な所のカレンダーの書いてある所まで捲って・・・・・・・・・・・答えたの~。」との事だった。そうじゃねーんだよ母さん。今日の・・・予定が聞きたかったんだよーとか言ってたら「ごめんなさい」を連呼しながら泣き出すのが母の常、宥めるのが言った人の常、なお、外では冗談のように仕事ができる。泣きもしない。あだ名は「氷の女」(他称)本人曰く「公私は分けないと、程度。」との事だが、何とかならないかと考える俺と、それが良いんじゃないか!の父と、意見が割れている。とか言ったいつも通りの夜を過ごし、説明会の日を迎えた。

 そして説明会当日・・・

「申し訳ございません。多井おおい 太郎たろう今回は・・・ご参加いただけません。」

 最初の試験からこれですよ。

 神も仏も無ぇーわーとか叫びながらとぼとぼ帰りました。




























※なお半年後の第二特殊説明会なる物に呼び出しを受けました。

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