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黒の世界と神下し(旧・前の章のような状況(リハビリ0)でヒキニートがまともに働けると思うのか!?え?イける?マジ?)
始まりの日~そして引き籠る。6.5
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準備開始!
準備の為に持ってきた非常持ち出し袋改と近所のホームセンターから買ってきた手斧、鉈、ナイフをもって採取に向かう
「うわ!中ヤバっ、元々話知らないけどこれ絶対におかしいでしょ、っと、その前にアバター生成。場所は元の世界のF課の会議室に。これで連絡手段良し、じゃないな。一回消して、消せるか?消せるな。今度は、さっき穴掘ってた所に、これで良し。」
こっからは、基本は、自力の勝負。
両腕には扉
「無くしてもいいと思うなら縋りつくな。無くしちゃいけないもんなら他を無くしても」
その時、
「多井さん!何を!」
「離さない!」
ダッシュ
「約束通りさっきの所に集合でよろしくお願いします。」
そう言って俺は中に入り、扉は閉まった。
「多井さん!・・・。」
「父上、アリアはやはり?」
そこにはリーリア、アリアの他に三人の人影が有った。
「うむ。」
そう返事をするのはこの場で一番高齢の見た目をする男性。すると女性が、その肩をつかみ、
「父さん!姉さん!そんな、冗談でしょう?質の悪いっ、冗談。うっ、うぅ・・。」
そう言って力無く項垂れていく。その肩をもう一人の男性が支える。
「リーリエ・・・。本当なんですか?義父さん、義姉さん。」
この三人はアリアの祖父と両親だ。
「残念だが、おそらくリーリアの持ってきた推測が正解だろう。この病は呪いによって加速する様だ。あのスキル持ちに確認した。」
「あの『答えるモノ』のスキル持ちですか?確かに彼のもたらした龍銀草を用いたレシピは効果がありました。しかし、本当に信じてよいのですか?もしかしたら彼が!」
「それは無い。そもそも彼が生まれたのは十年前だ。知り合ったのは四年前だ。関与はできん。」
『答えるモノ』を持つのはララスという少年だ。スキルは、質問対価に釣り合う物を箱に入れ、それにララスが触れた状態で質問すれば答えが帰ってくるという物だ。発見経緯は、ララスの誕生日に特撮のおもちゃをプレゼントされたのだが、本当は一月もせずに発売する全合体セットの方が欲しかったのだ。しかし、「プレゼントは、うれしいかい?」と聞かれた時、手に持った箱が、「うれしいはうれしいが、本当はもう少しで発売する全合体セットが欲しかった。」と光ながら答え、中身が、消えていた。そのことから特例としてスキルの確認が行われた。現在までに報告されている「スキル特殊発現症例」の全症例千三百二十九例中、五百七十七号症例だ。
「レヴィン。取り敢えず話を聞け。そのままでは話が出来ない。」
「っはい。」
多井さんが引き受けるかどうかは分からないが、話すしかない。すまない。
「このままでは、確かにアリアは助からない。かといって、この世界の者ではおそらくは結界を突破できない。しかし、私の勤め先で状況を打破できるかもしれない者を見つけた。」
「その人ならなんとかなるんですね?」
そんなの分かるわけがない。やると言ってはいるが、口先だけかもしれないそれに成し遂げる事が出来るかどうかという事なら、尚のことだ。
「確かに対応は出来るし、覚悟はありそうだ。返事も肯定的だ。しかし、昨日登録したばかりの者で、こんなことが無ければしばらくは訓練してもらいながらゆっくり進めてもらうつもりだったんだ。」
すると、リーリエが、
「そんな悠長な!可能性だけでも良いの早く紹介を、いいえ、」取りに行っては貰えないの、姉さん!?」
そんな簡単な事では無い。簡単に言えばそのままだが、彼には何もかもが足りていない。装備、技術、知識きっとどれもが足りていない。そして情報が何より足りていない。聖域がおかしくなったあの日から誰も本殿に入る事すら出来ていない。そんな中に進み続けられるかの確認すら出来ていない。
そんな時だ。母が入ってきた。
「リーリア、部下のサフサさんから緊急の連絡があるそうよ。なんでも「おおい」さんについてとか。」
「ママは、黙ってて!今はアリアが」
「その多井さんがさっきの可能性だ。少し話してくる。」
その内容は驚くべきものだった。
「多井が聖域に入った!?」
※その知らせを受け、合流した私たちが、対策の為に戻った場所で出迎えた人影は多井だった。
準備の為に持ってきた非常持ち出し袋改と近所のホームセンターから買ってきた手斧、鉈、ナイフをもって採取に向かう
「うわ!中ヤバっ、元々話知らないけどこれ絶対におかしいでしょ、っと、その前にアバター生成。場所は元の世界のF課の会議室に。これで連絡手段良し、じゃないな。一回消して、消せるか?消せるな。今度は、さっき穴掘ってた所に、これで良し。」
こっからは、基本は、自力の勝負。
両腕には扉
「無くしてもいいと思うなら縋りつくな。無くしちゃいけないもんなら他を無くしても」
その時、
「多井さん!何を!」
「離さない!」
ダッシュ
「約束通りさっきの所に集合でよろしくお願いします。」
そう言って俺は中に入り、扉は閉まった。
「多井さん!・・・。」
「父上、アリアはやはり?」
そこにはリーリア、アリアの他に三人の人影が有った。
「うむ。」
そう返事をするのはこの場で一番高齢の見た目をする男性。すると女性が、その肩をつかみ、
「父さん!姉さん!そんな、冗談でしょう?質の悪いっ、冗談。うっ、うぅ・・。」
そう言って力無く項垂れていく。その肩をもう一人の男性が支える。
「リーリエ・・・。本当なんですか?義父さん、義姉さん。」
この三人はアリアの祖父と両親だ。
「残念だが、おそらくリーリアの持ってきた推測が正解だろう。この病は呪いによって加速する様だ。あのスキル持ちに確認した。」
「あの『答えるモノ』のスキル持ちですか?確かに彼のもたらした龍銀草を用いたレシピは効果がありました。しかし、本当に信じてよいのですか?もしかしたら彼が!」
「それは無い。そもそも彼が生まれたのは十年前だ。知り合ったのは四年前だ。関与はできん。」
『答えるモノ』を持つのはララスという少年だ。スキルは、質問対価に釣り合う物を箱に入れ、それにララスが触れた状態で質問すれば答えが帰ってくるという物だ。発見経緯は、ララスの誕生日に特撮のおもちゃをプレゼントされたのだが、本当は一月もせずに発売する全合体セットの方が欲しかったのだ。しかし、「プレゼントは、うれしいかい?」と聞かれた時、手に持った箱が、「うれしいはうれしいが、本当はもう少しで発売する全合体セットが欲しかった。」と光ながら答え、中身が、消えていた。そのことから特例としてスキルの確認が行われた。現在までに報告されている「スキル特殊発現症例」の全症例千三百二十九例中、五百七十七号症例だ。
「レヴィン。取り敢えず話を聞け。そのままでは話が出来ない。」
「っはい。」
多井さんが引き受けるかどうかは分からないが、話すしかない。すまない。
「このままでは、確かにアリアは助からない。かといって、この世界の者ではおそらくは結界を突破できない。しかし、私の勤め先で状況を打破できるかもしれない者を見つけた。」
「その人ならなんとかなるんですね?」
そんなの分かるわけがない。やると言ってはいるが、口先だけかもしれないそれに成し遂げる事が出来るかどうかという事なら、尚のことだ。
「確かに対応は出来るし、覚悟はありそうだ。返事も肯定的だ。しかし、昨日登録したばかりの者で、こんなことが無ければしばらくは訓練してもらいながらゆっくり進めてもらうつもりだったんだ。」
すると、リーリエが、
「そんな悠長な!可能性だけでも良いの早く紹介を、いいえ、」取りに行っては貰えないの、姉さん!?」
そんな簡単な事では無い。簡単に言えばそのままだが、彼には何もかもが足りていない。装備、技術、知識きっとどれもが足りていない。そして情報が何より足りていない。聖域がおかしくなったあの日から誰も本殿に入る事すら出来ていない。そんな中に進み続けられるかの確認すら出来ていない。
そんな時だ。母が入ってきた。
「リーリア、部下のサフサさんから緊急の連絡があるそうよ。なんでも「おおい」さんについてとか。」
「ママは、黙ってて!今はアリアが」
「その多井さんがさっきの可能性だ。少し話してくる。」
その内容は驚くべきものだった。
「多井が聖域に入った!?」
※その知らせを受け、合流した私たちが、対策の為に戻った場所で出迎えた人影は多井だった。
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