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重症(トラウママシマシ)でも頑張る。(さすがにちょっと気まずい)
引き籠れども~今度は普通(希望)に派遣組?14
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例え間違いであったとしても、選択をしない事よりも酷い間違いなんてないんだって。そう思う事にした。
「と、いう事で助けてください!」
俺は土下座をしていた。光の前で。
それを見て聖龍様は龍の顔だというのに、非常に何とも言えない門を見たような顔をして(ノアさん談)こちらに問いかけてきた。
「あのぅ?主?私の不勉強ならばアレなのだけれど、こういうのは、「俺は光の輪の中に入ってすぐに頭を下げた」とかではないの?自室のままでお願いするものなの?あちらに行くのが筋ではないの?」
「それは、出来ない。あちらに行けば絶対に死ぬ。そしたら頼み事なんてできる状況でじゃあ無くなるから。」
「ふむ。これはあれか?一応の気遣いと思い、出待ちをしていたこちらが悪いのか、存外に冷静な判断をしてしまって、お約束とでも言うべきように動かなかったそちらが悪いのか?」
そんな言葉が向こう側から聞こえてきた。
「悪いのは此方です。私の弱さです。」
「はぁ、強い弱い以前の問題です。以前は恐怖を感じなくしました。しかし、感じられるようになったすぐ後で、それまでの経験が頭をよぎった。たったそれだけ、それが全てで恐怖に縛られた。精神的に解消するすべなど少なくとも間に合う範囲で等ありはしません。故に、聞いたでしょう?」
しかし、思い当たる点が無い。
「何を、ですか?」
その反応に驚く。
「はて?叔母上。話してはいないのですか?」
その問いに後ろで少し困ったような気配が流れる。そして、数秒して、
「あの、こういう時って、女の子が頑張って、それに奮い立って、男の子がちょっと無茶して、勢いでどうにかなるモノじゃぁ?」
その質問に呆れたようにノアさんは答える。
「あぁ、叔母上は寝ぼけているのですね?そんな言葉や、行動で、致命に足る恐怖がどうにかなるわけないでしょう?どこぞのアニメや、漫画ではあるまいし。この状態でこちらに来る等、判断が出来ないか、どうしようもない物忘れですね。正直、叔母上が素直に開けたのでどうするべきかだいぶ悩みました。」
「そんな言い方しなくても良いじゃない。私だった少しは(目一杯手を広げて)そういう展開見てみたいじゃない。」
「はぁ。そのような理由で主を殺しかけるとは・・・。騎龍としては下の下。」
そうして、ノアさんはそれにしても、と、言葉を一度切り、
「さて、このような、使えない未満な所がある叔母上で申し訳ないのだが、今回の手助けが出来るのは、そのポンコツを送る事のみだ。叔母上に説明させても良いのだが、何を言うか・・・。仕方が無い。簡単に言えば、前提が異なる。ただそれだけだ。」
「そんな・・・。」
そう言うと、ノアさんは、
「ほう、ならばこう言えば分かるか?この世界に降り立つだけで世界が破裂してしまう存在がいたとしよう。その存在が戯れにこの世界へやってきた。そして、その言い分は「呼ばれたと思った。」だ。それをどう思う?」
「それは、その、」
その答えを言いよどむ。何故なら、今現状をもって考える事、今後を考える事、立場それぞれを合わせると、浮かんでくる答えは、
「否。だろう?当たり前だ。それは成す者はともかく、なされる者からすれば厄災でしかない。ゆえに、他の世界は、その世界の神がいるのならば、事前に、明確な形で介入の取り決めをしていない限り手を出さない事となっている。基本的に例外を侵す者はいない。自身の世界が対価となるのだからな。その点、叔母上の場合は事前の取り決めがあったからこそ。と、いう形だな。しかし、緑の世界の神とは事前に何も決めていない。ゆえに、手は出せん。」
「そ、そんな・・・。」
「まぁ、叔母上の様な例外以外はな。」
「え?」
だって、それは、
「なに、神の庇護から外れると言う事は、そう言う事だ。頭を押さえる物も無いが、雨を防ぐものも無い。その手が離れて惜しめばともかく、それを自由と謳ったのだ。ああいった世界は、次の者がいなければ、その内遊技場とでもなるか、滅びるかだ。とはいえ、目処が立っているからこそ送ったのだがな。しかし、その叔母上とは異なり、こちらは自由に動けん身だ。分からず、察せずとも構わん受け入れろ。以上だ。」
そう言って、去ろうとする気配がしたが、それと、と、話を繋いで、
「叔母上のやれることは直接聞け。それで解決とは言わんと思うがな。」
そして、聞いた内容に、正直ビビった。
※戻るアバター。変貌する覚悟。
「と、いう事で助けてください!」
俺は土下座をしていた。光の前で。
それを見て聖龍様は龍の顔だというのに、非常に何とも言えない門を見たような顔をして(ノアさん談)こちらに問いかけてきた。
「あのぅ?主?私の不勉強ならばアレなのだけれど、こういうのは、「俺は光の輪の中に入ってすぐに頭を下げた」とかではないの?自室のままでお願いするものなの?あちらに行くのが筋ではないの?」
「それは、出来ない。あちらに行けば絶対に死ぬ。そしたら頼み事なんてできる状況でじゃあ無くなるから。」
「ふむ。これはあれか?一応の気遣いと思い、出待ちをしていたこちらが悪いのか、存外に冷静な判断をしてしまって、お約束とでも言うべきように動かなかったそちらが悪いのか?」
そんな言葉が向こう側から聞こえてきた。
「悪いのは此方です。私の弱さです。」
「はぁ、強い弱い以前の問題です。以前は恐怖を感じなくしました。しかし、感じられるようになったすぐ後で、それまでの経験が頭をよぎった。たったそれだけ、それが全てで恐怖に縛られた。精神的に解消するすべなど少なくとも間に合う範囲で等ありはしません。故に、聞いたでしょう?」
しかし、思い当たる点が無い。
「何を、ですか?」
その反応に驚く。
「はて?叔母上。話してはいないのですか?」
その問いに後ろで少し困ったような気配が流れる。そして、数秒して、
「あの、こういう時って、女の子が頑張って、それに奮い立って、男の子がちょっと無茶して、勢いでどうにかなるモノじゃぁ?」
その質問に呆れたようにノアさんは答える。
「あぁ、叔母上は寝ぼけているのですね?そんな言葉や、行動で、致命に足る恐怖がどうにかなるわけないでしょう?どこぞのアニメや、漫画ではあるまいし。この状態でこちらに来る等、判断が出来ないか、どうしようもない物忘れですね。正直、叔母上が素直に開けたのでどうするべきかだいぶ悩みました。」
「そんな言い方しなくても良いじゃない。私だった少しは(目一杯手を広げて)そういう展開見てみたいじゃない。」
「はぁ。そのような理由で主を殺しかけるとは・・・。騎龍としては下の下。」
そうして、ノアさんはそれにしても、と、言葉を一度切り、
「さて、このような、使えない未満な所がある叔母上で申し訳ないのだが、今回の手助けが出来るのは、そのポンコツを送る事のみだ。叔母上に説明させても良いのだが、何を言うか・・・。仕方が無い。簡単に言えば、前提が異なる。ただそれだけだ。」
「そんな・・・。」
そう言うと、ノアさんは、
「ほう、ならばこう言えば分かるか?この世界に降り立つだけで世界が破裂してしまう存在がいたとしよう。その存在が戯れにこの世界へやってきた。そして、その言い分は「呼ばれたと思った。」だ。それをどう思う?」
「それは、その、」
その答えを言いよどむ。何故なら、今現状をもって考える事、今後を考える事、立場それぞれを合わせると、浮かんでくる答えは、
「否。だろう?当たり前だ。それは成す者はともかく、なされる者からすれば厄災でしかない。ゆえに、他の世界は、その世界の神がいるのならば、事前に、明確な形で介入の取り決めをしていない限り手を出さない事となっている。基本的に例外を侵す者はいない。自身の世界が対価となるのだからな。その点、叔母上の場合は事前の取り決めがあったからこそ。と、いう形だな。しかし、緑の世界の神とは事前に何も決めていない。ゆえに、手は出せん。」
「そ、そんな・・・。」
「まぁ、叔母上の様な例外以外はな。」
「え?」
だって、それは、
「なに、神の庇護から外れると言う事は、そう言う事だ。頭を押さえる物も無いが、雨を防ぐものも無い。その手が離れて惜しめばともかく、それを自由と謳ったのだ。ああいった世界は、次の者がいなければ、その内遊技場とでもなるか、滅びるかだ。とはいえ、目処が立っているからこそ送ったのだがな。しかし、その叔母上とは異なり、こちらは自由に動けん身だ。分からず、察せずとも構わん受け入れろ。以上だ。」
そう言って、去ろうとする気配がしたが、それと、と、話を繋いで、
「叔母上のやれることは直接聞け。それで解決とは言わんと思うがな。」
そして、聞いた内容に、正直ビビった。
※戻るアバター。変貌する覚悟。
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