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重症(トラウママシマシ)でも頑張る。(さすがにちょっと気まずい)

引き籠れども~今度は普通(希望)に派遣組?15

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 戻るアバター。変貌する覚悟。

 緑の世界

 そこは、今一つの終わりへと向かっていた。

「あははははははははぁ!こぅんな世界ぜぇんぶ肥やしにしてぇ!肥え太ってぇ、はじけてぇ、消えちゃえぇぇぇっぇぇ!」

 そう言って叫ぶのはこの世界の神であったものだ。

「止まってください!緑の世界の神!」

 それを止めようと緑の世界の神に呼びかけるリーリア。しかし、

「そうよねぇ!そんな事しかぁ!言えないわよねぇ?力もぉ、覚悟もぉ、なぁにもかもぉ!半端でしかないモノねぇ!」

 そうのリーリアへ、嗤いながら攻め込む

 今、リーリアは、破壊の力を受け継いだ結果、以前より不得手となった結界を張り、多井がいない為行使する訳にはいかなくなった攻撃魔法を使用せず、言葉のみを投げかけていた。これは、異世界にいる場合に多井と逸れた場合を想定して通していた(アバタースキルの特性として、意図しないタイミングで唐突に消失する場合があると認められた為)結界の使用許可が在った為、許される範囲で使うようにした結果であった。

「半端等と!」

「半端よぉ!止めるぅ!なんて言いながらぁ!とまれとぉ、言いなぁ、がらぁ!やったのはぁ、自己満足程度のぉ、半端な結界とぉ、声掛けくらぁい。頑張ってるんですぅ?とか言うならぁ?少しは可愛げもあるのにぃ、やり切ってるみたいな顔ぉ。ムカつくのよねえ!」

 風を切る茨を用いた鞭と、最後の一言と共に、これまでよりも強烈な一撃が撃ち込まれる。

「いっつぁい!」

「マスター!?」

 そこに居たのは鞭を掴み多井と、あの日見送った聖龍様。

「そこに居ろ!リーリア!こっから先は!!俺が片を付ける。」

 叫ぶ途中に、鞭を使いシャリエさん?をぶん投げて、多井はそう言って駆けだした。

 ちょっと脱線。
 当たり前の話、社会に異物が入ってくる場合。それには『受け入れられる』か、『受け入れられない』の二択しか無い。を持ってくるなら。その過程は、無視、黙認、拒絶、肯定、排斥、まぁ、色々ある。そういった中で七面倒くさいのが、境界線の混在だ。こっからこっちは正解で、こっから先は間違い。そうゆう正しいや、間違いがある物でも、常識が変わっちまうのなら「それは、昔の話だろ?」そう言われて揺らぐ時もある。そう言った中で、過去の遺物や、突然変異、進化、まぁ、言い方はどうでもいい。今に組み込まれなかった過去、突然現れた別規格、現状に想定されていない新種。そいつらに共通してるのは、枠が合わない。コネクタが違う。処理出来ない。なんぞという話だ。そんな訳が分かんないもんが半端に分かるから恐怖が実態を持つ。幽霊が怖いのは、恨みつらみが分かるから、人が怖いのは、自分も腹に一物抱えているから。死ぬのが怖いのは、てめえに何も触れなくなるから。だが、分かる恐怖はだましだまし付き合える、奴もいる。全く分からないなら恐怖以前の問題だ。分かんないもんが分かんねぇ。だからだろうな。世の中。線を奴より、線を奴より、線を奴が総じてどんな時でも最も嫌われる。こうなるとそんな気がする?異論は認める!

 と、さんざんバラ適当な事ほざいて来た訳だが、こいつはきつすぎる


「聖龍!これどうにかなんねぇのか!」

 今すぐにでも、口から全部吐き出しそうになりながら多井は叫ぶ

「無理!まだっ!使いこなせてないの!」

 それは、この場に居られる理由。

 さっきから、心臓が止まり続けて、作り変えられ続けてる。聖龍の力を失い、新たに手に入れた力。ノロいの力。『対象を望む姿にの変貌させる力』要するに、死んでしまう臓器を、運用に手えきれない体を、使用に耐えうる別の何かに作り変える事で戦っている

「人と語れる状態で、終わしたい所なんだが、な!」

 そう言いながら殴りかかる

「あらぁ?貴方の方はぁ、覚悟はぁ、半分くらいはぁ良いけれどぉ!残りはどうかしらぁ!」

 しかし、その一撃を避け、続けざまに振るわれた拳を避け、鞭を振るう

「あんたを止める事か?んな覚悟ならとっくのとうに!」

 明らかにいつもと異なる様子で答える多井。さらに、

「聖龍!」

 その声に答える様に聖龍からシャリエ?へ光が飛ぶ

「元からそう出来るんなら!全部押し付ければあぁぁ!」

 すると、シャリエ?の姿が、二柱の神の中間程度の容姿の者と、紫色の老婆と別れる。

「やっちゃって!主!紫のが敵よ!」

 その言葉に反応し、多井が爆散する。

「主!?」

 そこから復活すると、

「悪い、力み過ぎた!」

そう、多井は、以前の聖龍を下した状態より酷い、攻撃がさらに、跳ね上がり、防御が限りなく下がった状態へとなっていたのだ。

「でも、ここで決める!」










※まだ足りないは、夢想か、現実か。
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