魔法騎士 マジーア・ドルチェ慶輔

里見ケイシロウ

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Phase13 覇王の剣と契約の剣

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 東京からかなり離れた位置に存在する島である小笠原諸島にやって来た慶輔一行であったが、彼らの視界の先には、一つの大きな木があった。その傍では、カモメ達が木の上に止まっており、その様子を見つめている銀髪のツーサイドアップと青いロングタイプのポニーテールの二人の少女の姿があった。

「あれ、もしかして彼女達は観光客かな?」
「たぶんそうだろ。俺達の方を見てないからな」

 慶輔は改めてその二人の少女をよく見てみる。

「もしかして、僕達の仲間かな?」
「いや、それはないよ慶輔君!」
「おいおい変なもの食ってねーだろうな大ちゃん? アリエル達がいるんだからナンパしようぜととか言わないでくれよ?」

 慶輔の言葉に思わず冷や汗をかくアルクゥとカインであったが、気で休んでいるカモメ達以外には、何も変化は見られなかった。すると二人の少女達が、慶輔達の方向を見つめると、それに近づいてきて、そしてそのまま慶輔達にあと数メートルと言うところで、停止すると慶輔本人に声をかけてきた。

「すみません。あなたが大細田慶輔君ですか?」
「はい、そうですがあなた方は?」
「初めまして、私は大友おおとも美織みおりと言います。隣は佐竹さたけ愛理あいり、あなた達の通うガルドリース学園の生徒です。学年は今年入学したからあなた達と同じです」
「もしかして、別のクラスのヴィオラ―ドだったんですか?」
「はい!」

 美織と愛理と名乗った少女が、ガルドリース学園の生徒だと聞いた慶輔が安堵の表情を見せたのも束の間であり、アーシェがなぜか固まっていた。セシルはアーシェの異変にいち早く気付いた。

「アーシェ、あんた一体どないしたん?」
「ま、前……!」
「ま、前だって!?」

 前を見てみると、巨大なプリンの魔界獣が、慶輔達の目の前に迫って来ていた。しかも物凄い迫力で、明らかに慶輔達を襲おうとしている。

「プリンの魔界獣ですって!?」
「やれやれ、自己紹介している場合じゃないみたいだね!」
「ちょい待ち! さっきムニエルから最新の武器を届けてくれたから、僕が成敗するよ!」

 ラムザがミラージュナイトを召喚しようとしたその時、慶輔が懐から巨大なビーム砲を取り出した。そして慶輔はそれをセッティングした後に、プリンの魔界獣に狙いを定める。

「悪いけど、僕は今美織さんと愛理さんの自己紹介をしなきゃいけないの。だ・か・ら、てめーは目障りだからさっさと消えろボケナス!」

 慶輔は性格を豹変させたと同時に、引き金を引いた後にビーム砲を発射させる。そのビーム砲は、プリンの魔界獣に強力な致命傷を与えて、仕留めてしまった。

「これが慶輔君の力なの!?」
「凄すぎる……!」

 美織も愛理も、慶輔の強力な一撃に対して、恐怖でミニスカ失禁したまま、足元に黄色い水溜りを作ってしまい、しばらく動く事はなかった……。 

---to be continued---
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