魔法騎士 マジーア・ドルチェ慶輔

里見ケイシロウ

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 犢橋の周辺は既にプリン型魔界獣「プリモーネ」の攻撃によって、壊滅な状態となっていた。慶輔達はすぐさま住民を避難させた後、ミラージュナイトに乗り込んで、プリモーネの討伐にあたるのだった。

「慶輔君、僕の『隠者騎士ローレライ』の武器であるローズウィップで、プリモーネの動きを止める。君はその間で射撃攻撃を頼む!」
「了解、頼んだよラムザ!」

 慶輔は魔法ライフル『セイブザクイーン』の射撃攻撃で何とかプリモーネに威嚇攻撃で、注意をそらしてみたが、全く通用しない。その間にラムザがローズウィップで攻撃してみるが、全くの無傷。

「こいつ、まるで僕達の攻撃が通用していないみたいだ!」
「やはり、その程度の攻撃じゃだめだって事か……。考えが甘かったね」

 今はそんな事を考えている暇はない。一刻もあのプリモーネを倒さない限り、町はとんでもない被害を出してしまう。慶輔とラムザは、そうなる前になんとしてもプリモーネを倒さなくてはならなかった。

「慶輔君! このままじゃ埒が明かないから、今は相手の攻撃を回避しつつ、反撃のチャンスを待とう!」
「了解、僕もラグナロクでオールレンジ攻撃で対抗しよう!」

 慶輔はアルカードのラグナロクによるオールレンジ攻撃で、プリモーネに攻撃を開始。少しずつダメージを与え、プリモーネの攻撃を回避しながらの行動だったので、体力の消費が半端じゃない。
 一方、ラムザはプリモーネの後ろに回り込んではローズウィップで攻撃しているのだが、与えたダメージは雀の涙程度であった。

「やはり、このままいったらさすがにまずいか!」
「何としても、逆転のチャンスがあればいいんだけど……」

 プリモーネのしぶとさに苦戦する慶輔とラムザ。
 そんな彼らに頼もしい援軍がやって来た。後ろからミラージュナイトらしきロボットが2機、慶輔の方へ飛んでいき、聞き覚えのある声がしてきたのである。

「お待たせ慶輔君! 私のミラージュドール『大陰騎士ポルタ』と、テスラの『朱雀騎士グラリス』であなたを助けるわ!」
「援護は私達に任せて!」

 これで4人となった慶輔達の勢いは加速して、怒涛の攻撃ラッシュが続く事となった。

「あなたみたいにこの町を破壊する輩は容赦しないわ! これでも食らいなさい!」

 アリエルのマジカルロングソードによる連続格闘攻撃が、プリモーネにダメージを与えていく。素早い動きで剣裁きを披露するアリエルは、攻撃するたびに発生する水しぶきは、美しいと言わんばかりだ。

「みんなを苦しめるというのなら、問答無用で攻撃するからね!」

 テスラのマジカル・ライトサーベルによる豪快な一閃がプリモーネに次々と炸裂。剣から出てくる赤い光は綺麗と思わせるには十分である。
 そんな彼女達に負けずと言わんばかりに慶輔とラムザは飛び道具でプリモーネに攻撃を仕掛ける。

「慶輔君、今のうちにあの魔界獣に一斉射撃をくらわそう!」
「分かった!」

 しかし、次の瞬間にプリモーネは大きくジャンプして、慶輔達の一斉射撃を回避してしまった。

「ジャンプだって!?」
「みんな、気を付けるんだ! プリモーネはどこか落ちてくるかわからない!」

 4人は周りをよく見てプリモーネを探しているのだが、なかなか見つからない。もしかしてあのジャンプで姿を消したのか。そんなふうに都合のいいよう考える事もあるかもしれないが、世の中そんなに甘くはない事は慶輔もわかっていた。
 でも今大事なのはプリモーネの出現場所を探し出して、奴をしとめる事だ。

「慶輔君、君の上にプリモーネが!」
「え!?」

 ラムザの声を聴いた慶輔が上を見ていると、プリモーネが急降下で強襲を仕掛けてきたのである。

「慶輔君、今助けるわ!」

 アリエルがミニスカ失禁を発動させると、おしっこで光り輝くシャボン玉を生成して、それをプリモーネにぶつける。それを食らったプリモーネは、慶輔と少し離れたところまで大きく飛ばされてしまうのであった。

「アリエルさん、これが失禁魔法?」

---to be continued---
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