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Phase11 王者の剣を求めて
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『契約の剣』と『覇王の剣』を探す旅が始まった。
テスラの熱血指導によって、無事にテストを合格した慶輔を含めて、総勢18人と言う物凄い人数での大きな旅となった。
マジカル・ギアの力で二本の剣を探す旅は、小笠原諸島に向かうフェリーに乗り込んでいた。その理由は、マジカル・ギアを使った慶輔が、二振りの剣は小笠原諸島のどこかに眠っているという情報を、マジカル・ギアの情報網からキャッチしていたからだ。
「もしかしたら、小笠原諸島のどこかにこの二振りの剣は眠っているかもしれない。小笠原諸島に向かってみよう!」
「慶輔、それ本当に大丈夫かい? ベアトリクス学園長の事だから、また君を騙して楽しんでると思うよ?」
「いくら学園長でも、こんな悪質な嘘はつかないだろう」
少し不安な旅立ちとなったが、期待を少しだけ感じる一行であった。
★★★
フェリーの展望デッキでは、ザトウクジラの巨大なジャンプが、このフェリーの目玉として、レフィアやオヴェリアの視線を集めていた。隣にいたアーシェとリノアも初めての光景にびっくりしている。
「これが小笠原諸島の鯨のジャンプか~!」
「こういうの初めて見るわ!」
「まさか、大きな動物を見れるなんて夢にも思わなかったよ!」
ガルドリース学園入学して来た彼女達にとって、この鯨のジャンプを見るのは今回が初めてのようだ。大迫力のある大自然の生命の鼓動を間近で感じる彼女達に、セシルも笑みを浮かべていた。
「やはり、慶輔君だけで行かせる訳にはいかんかったな~」
そして彼女達の横には……。
「やはりこの海の景色は最高だぜ!」
「まさに晴れた日にクルージングなんて楽しく感じさせるじゃねーか!」
カインとルーネスが男同士で、水入らずの小旅行気分になりながらお摘まみを摘まんでいた。慶輔がマジカル・ギア話をしているにも関わらず、彼等は完全に旅行気分で過ごしていたのである。
「ちょっと二人とも! あくまでもミラージュナイトの武器を取りに行くと言う任務だから、けじめを持って行動してよ? 遊びに行くんじゃないからね!」
シェルクの一喝が二人に炸裂。慶輔と知り合ってともに行動して以来、まとまった団体行動は、これで二回目となるシェルクにとって、いつもより緊張感が強まってるかもしれないくらいだ。
また、展望デッキでは……。
「小笠原諸島の宿はどこがええ?」
「できるだけお金のかからんところで頼むで。なるべく費用は抑えておきたいんよ」
「セシルさん、案外節約家なんですね」
セシルとティーダ、クラウドが小笠原諸島のガイドブックを取り出して今日泊まる宿を探していた。特にセシルとティーダは関西弁を愛用しているから、相性抜群と言っても良いくらい、仲が良かったので、話が進んでいる。
「リディアさん、初めてのフェリーどうかな?」
「本当に風が気持ちいい! アルクゥ君はフェリー乗った事あるの?」
さらに、フェリーの下の階では、楽しそうに語り合うアルクゥとリディアの姿もあった。
そんな彼等をよそに、ムニエルは真剣な表情で慶輔と会話している。
「慶輔、今回の旅は危険があるかも知れないから十分気をつけるムニよ」
「分かってる。学園長が僕にマジカルギアを渡した時からね」
「小笠原諸島にもマジで滅茶苦茶強い魔界獣が出てくる可能性は十分あるから皆には気を引き締めていくように伝えてあるムニ。慶輔もできるだけ皆と行動して欲しいムニ」
ハッキリと危険度が高い話を口にするところが、慶輔とムニエルらしかった。
「でも僕は皆の安全を優先させて貰う。いくら不死身で最強の悪魔に転生したからと言って、心までは無敵じゃないから」
この言葉を放つ慶輔の瞳は皆を守る意志が強く光っていた。
しかし次の瞬間、信じられない事が起こってしまう。それはフェリーの放送から流れてきた凶報だった。
「皆さん、たった今このフェリーが魔界獣にハイジャックされてしまいました! 今自衛隊を呼びましたから皆さんは落ち着いて行動なさって下さい!」
「マジかよ!」
---to be continued---
テスラの熱血指導によって、無事にテストを合格した慶輔を含めて、総勢18人と言う物凄い人数での大きな旅となった。
マジカル・ギアの力で二本の剣を探す旅は、小笠原諸島に向かうフェリーに乗り込んでいた。その理由は、マジカル・ギアを使った慶輔が、二振りの剣は小笠原諸島のどこかに眠っているという情報を、マジカル・ギアの情報網からキャッチしていたからだ。
「もしかしたら、小笠原諸島のどこかにこの二振りの剣は眠っているかもしれない。小笠原諸島に向かってみよう!」
「慶輔、それ本当に大丈夫かい? ベアトリクス学園長の事だから、また君を騙して楽しんでると思うよ?」
「いくら学園長でも、こんな悪質な嘘はつかないだろう」
少し不安な旅立ちとなったが、期待を少しだけ感じる一行であった。
★★★
フェリーの展望デッキでは、ザトウクジラの巨大なジャンプが、このフェリーの目玉として、レフィアやオヴェリアの視線を集めていた。隣にいたアーシェとリノアも初めての光景にびっくりしている。
「これが小笠原諸島の鯨のジャンプか~!」
「こういうの初めて見るわ!」
「まさか、大きな動物を見れるなんて夢にも思わなかったよ!」
ガルドリース学園入学して来た彼女達にとって、この鯨のジャンプを見るのは今回が初めてのようだ。大迫力のある大自然の生命の鼓動を間近で感じる彼女達に、セシルも笑みを浮かべていた。
「やはり、慶輔君だけで行かせる訳にはいかんかったな~」
そして彼女達の横には……。
「やはりこの海の景色は最高だぜ!」
「まさに晴れた日にクルージングなんて楽しく感じさせるじゃねーか!」
カインとルーネスが男同士で、水入らずの小旅行気分になりながらお摘まみを摘まんでいた。慶輔がマジカル・ギア話をしているにも関わらず、彼等は完全に旅行気分で過ごしていたのである。
「ちょっと二人とも! あくまでもミラージュナイトの武器を取りに行くと言う任務だから、けじめを持って行動してよ? 遊びに行くんじゃないからね!」
シェルクの一喝が二人に炸裂。慶輔と知り合ってともに行動して以来、まとまった団体行動は、これで二回目となるシェルクにとって、いつもより緊張感が強まってるかもしれないくらいだ。
また、展望デッキでは……。
「小笠原諸島の宿はどこがええ?」
「できるだけお金のかからんところで頼むで。なるべく費用は抑えておきたいんよ」
「セシルさん、案外節約家なんですね」
セシルとティーダ、クラウドが小笠原諸島のガイドブックを取り出して今日泊まる宿を探していた。特にセシルとティーダは関西弁を愛用しているから、相性抜群と言っても良いくらい、仲が良かったので、話が進んでいる。
「リディアさん、初めてのフェリーどうかな?」
「本当に風が気持ちいい! アルクゥ君はフェリー乗った事あるの?」
さらに、フェリーの下の階では、楽しそうに語り合うアルクゥとリディアの姿もあった。
そんな彼等をよそに、ムニエルは真剣な表情で慶輔と会話している。
「慶輔、今回の旅は危険があるかも知れないから十分気をつけるムニよ」
「分かってる。学園長が僕にマジカルギアを渡した時からね」
「小笠原諸島にもマジで滅茶苦茶強い魔界獣が出てくる可能性は十分あるから皆には気を引き締めていくように伝えてあるムニ。慶輔もできるだけ皆と行動して欲しいムニ」
ハッキリと危険度が高い話を口にするところが、慶輔とムニエルらしかった。
「でも僕は皆の安全を優先させて貰う。いくら不死身で最強の悪魔に転生したからと言って、心までは無敵じゃないから」
この言葉を放つ慶輔の瞳は皆を守る意志が強く光っていた。
しかし次の瞬間、信じられない事が起こってしまう。それはフェリーの放送から流れてきた凶報だった。
「皆さん、たった今このフェリーが魔界獣にハイジャックされてしまいました! 今自衛隊を呼びましたから皆さんは落ち着いて行動なさって下さい!」
「マジかよ!」
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