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 慶輔がシェルクとクルルとヤッている頃、ラファエルの病室から目を覚ましたアリエルとテスラは展望デッキの中から、海の底の景色を眺めていた。

「ホント綺麗だね~。まさかラファエルって潜水艦にもなって、海の底まで見れるなんて便利な飛空艇だね!」
「オルトロスとかいうあのへんな生き物にさらわれた時はどうなるかと思ったよ! あそこで慶輔君より、ヴァン君達が助けてくれるなんて思いもよらなかったよ!」

 海の景色を眺めて顔を赤く染めたアリエルとテスラは、お互いに手を取って肩を寄せ合う。展望室の朱里は少しずつ消えていき、周りが暗くなり始めていた。

「早く伝説の剣を二つ手に入れて学園生活に戻りたいね。その後、慶輔君に勉強を教えなきゃね」
「慶輔君ったら、戦いはできても勉強はできないんだからね~。この辺は私達がしっかりしないとね!」

 アリエルとテスラは、慶輔の事を思い出したのか、思わず笑みがこぼれる。きっと慶輔の事が心配になったせいか、愛しさが強くなって気が緩んだのだろう。

「テスラ、初めて慶輔君に会ったのは入学式の前日だったよね? あの時の事、覚えてる?」
「覚えてるよ。確かアリエルが丸森で失禁プレイしている時に、慶輔君と遭遇しちゃったんだよね? 確か、慶輔君ベアトリクス学園長に騙されたんだよね?」
「そうそう、丸森は私達ヴィオラ―ド女子の秘密のトイレだったこと、慶輔君は知らなかったんだっけ?」

 慶輔と初めて会った3か月前の出来事がもう懐かしく感じてしまった彼女達だった。あの時全くベアトリクス学園長にまんまと騙されていた慶輔がきっと未だに忘れる事が出来ないのだろう。
 しばらくたった後、アリエルがテスラの胸にそっと飛び込んでくる。

「テスラ、私と慶輔君、どちらかを選ぶならどうする?」
「どうしたのよアリエル? あなたがこんな事聞くなんて」
「もしかしてテスラも慶輔君の事が気になると思ってさ、今のうちにあなたの本音を聞いておきたいんだよ」

 アリエルの鋭い質問に対して、しばらく沈黙をしてしまうテスラ。アリエルと慶輔、どちらを選択すればいいのか、テスラは答えようがないと思われたが……。

「私は全てを選ぶわ。だって自分を愛してくれる人を拒絶したら、私はその人を傷つける事になるんだよ?」
「そっか、こんなの難しいよね? 答えなんか出るわけないよね。実は私も同じ事考えてたんだよ」

 アリエルはテスラの胸に自分の両手を乗っけて、そっと優しく動かし始める。

「あ、アリエル……? どうしたの?」
「もし慶輔君がいなくなったら、私達で愛し合いましょうよ。そのために少し練習しよう?」

 テスラのおっぱいを揉み始めたアリエル。お互いの瞳を見つめ合うアリエルとテスラは顔を赤くして、ミニスカートからおしっこを垂れ流し始める。とうとう彼女達は自分の感情をコントロールできずに失禁してしまったのだろう。

「テスラ、愛してるよ!」
「私もよ、アリエル!」 

 二人の夜が今、幕を開けた。

---to be continued---
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