魔法騎士 マジーア・ドルチェ慶輔

里見ケイシロウ

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Phase12 青い殺戮の海

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 契約の剣と覇王の剣を求める旅は、八丈島初のフェリーの上から再開した。
 慶輔は食堂でイングスとヴァンと共にこれからの方針を話していた。

「カニの魔界獣の強さは僕達より想像していたより強力だったね。これから強い魔界獣に遭遇した時の事を考えないといけないね」
「今僕達の人数は君を入れて21人なわけだろ? 大きさによって戦う人数を決めたらどうだい? 雑魚の集団や大きさが桁違いの魔界獣は全員で戦って、それ以外は戦力を温存させる目的で4~5人で戦うってのは?」

 ヴァンの言葉を聞いた慶輔の頭に?マークが浮かび上がる。

「どういう事、ヴァン君?」
「大きいサイズの魔界獣の場合はパワーと装甲も高いわけじゃない。そういう時は全員で総攻撃すると言う物だよ」
「なるほどね。そういう相手はみんなで火力を上げて叩けって事だよね?」
「その通りだ。君もなるべく相手の様子を見極めて体力と機体の整備をやっておくようにしておいてくれ。君だけじゃなく、私達もいるという事を忘れないようにしてくれ」

 イングスの言葉の後に慶輔は軽く首を縦に動かしたその時だった。

「な、何だこの爆音は!?」

 突如として爆発音と地響きがフェリーの全体に響き渡ったため、慶輔は思わず椅子から立ち上がってしまった。

「もしかして魔界獣か!?」
「間違いない! このタイミングで遭遇なんて、ついてないな!」

 そして、即座に流れ始めた緊急放送によって緊張感が漂ってきた。

「ご乗船の皆さん、魔界獣が近づいてきているため、このフェリーは至急三宅島に到着します。到着次第、落ち着いて三宅島の港に降りた後に、避難場所に移動してください!」

 この放送を聴き、慶輔達の目つきが一気に急変した。

「ヴァン君とイングス君! 僕達も出撃しましょう!」
「待ってくれ慶輔君! まずは近づいてきている魔界獣の事を知るのが先決だ!」

 するとイングスは何やら集めの本を取り出してきた。

「ついさっき届いたんだけど、ベアトリクス学園長にこっそり連絡して魔界獣の事を調べてもらう魔導書を作ってもらったんだ。これで今日襲ってきた魔界獣の事を調べてもらおう!」

 イングスは呪文を唱えると、慶輔達が乗っているフェリーの周辺の様子が映し出されてきた。その内容は、怪しげな目と不気味な舌を持った白玉が無数存在しており、慶輔達が乗っているフェリーを破壊しようとしている光景だった。

「なるほどね……。あの白玉みたいな物体が、今僕らを襲ってる魔界獣か……。それにしても、なんかキモくないか?」
「仕方ないだろ? 魔界獣はそういう生き物だからさ。そのために俺達がいるんじゃないの?」
「ヴァン君、イングス君。僕が先に出るから、二人はみんなに出撃準備するように伝えてくれないか?」
「分かった。くれぐれも無理だけはしないでくれよ? あの魔界獣の強さを我々はまだ知らないんだ」

 イングスの言葉の後に、慶輔は首を縦に振って、彼等といったん別れて食堂を後にしたのであった。そこから離れたところから、慶輔はアルカードを召喚して、フェリーの外へと飛び出したのであった。

---to be continued---
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