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魔界獣の出現を確認した慶輔が一人で出撃するなか、イングスとヴァンは残りのメンバーに出撃準備をするよう伝えていた。
「そういう訳で、みんなはいつでも出撃できるように準備だけはしておいてくれ!」
「魔界獣が現れたのなら、私も行くわ! これ以上、あんな連中にこの世界を好きにさせるわけにはいかないわ!」
「同感! 私も被害者をこれ以上増やすわけにはいかないから!」
その言葉に反応してアーシェとリディアもまた、出撃準備に取り掛かるためにフェリーの個室を後にして、展望デッキへと向かっていた。
「全く、魔界獣も少しは活動を自重してほしいですわね! おかげでこっちは寝不足だったのに~!」
「文句は魔界獣に言ったれやレフィア! 完全に悪いのは無関係な人達を傷つけて好き放題暴れまわってる魔界獣なんやから!」
しかも、レフィアは起きた直後と言う最悪のタイミングだった。
時と場所を選ばず、好き放題暴れまわる魔界獣の横暴さにセシルも怒り気味だったが、彼女ら以上に怒っていたのは、リノアとオヴェリアだった。特に二人の表情は、怒りを頂点に達したほどとはいかないが、笑顔の底に、怒りの心を燃やしているようである。
「私も出撃準備に入るね。魔界獣を肉塊にしておきたいから」
笑顔でそう語るリノアは既に、今まで以上に恐ろしさを引き出していた。
「よし、俺達も出るぞ! 慶輔ばかりに目立たせるわけにはいかないからな!」
「同感だね。魔界獣の奴らには、自分達がやったことを反省してもらおうか。あの世でね!」
カインとラムザが懐から武器を取り出したその時、慶輔のスマホから通信が入ってきた。それに気づいた慶輔は通信に出た。
「慶輔、このまま長期戦になるかもしれないムニ!」
「どういう事だ、ムニエル!?」
「今襲ってきている魔界獣の体力と体質は熊の2倍以上ある事が分かったムニ! アイツらとは皆で総攻撃しないと確実に倒せないムニ!」
「何だって!?」
この言葉を聞いて驚く慶輔。もし本当の事ならば、単独行動をとっているメンバーにとって危険が及ぶと判断した慶輔。
「慶輔、ボクっちはラファエルで射撃の援護指揮を執るから前線は任せるムニ!」
「ああ、この方が手っ取り早いね!」
「でも気をつけてムニ! 怪我したら元も子もないムニ!」
「分かった! ムニエルも気をつけてくれ!」
慶輔が通信を切ったと同時に、リノアとオヴェリアは食堂を後にして展望デッキへと向かう。
「みんな、今回の敵はかなり手強い! 一斉攻撃でケリをつけるしかない! アルクゥ、君が先陣を切り、今回の魔界獣にダメージを与えろ! シェルクとクルルは俺と一緒に後方支援を頼む!」
「了解!」
決戦まであと少しだ。
---to be continued---
「そういう訳で、みんなはいつでも出撃できるように準備だけはしておいてくれ!」
「魔界獣が現れたのなら、私も行くわ! これ以上、あんな連中にこの世界を好きにさせるわけにはいかないわ!」
「同感! 私も被害者をこれ以上増やすわけにはいかないから!」
その言葉に反応してアーシェとリディアもまた、出撃準備に取り掛かるためにフェリーの個室を後にして、展望デッキへと向かっていた。
「全く、魔界獣も少しは活動を自重してほしいですわね! おかげでこっちは寝不足だったのに~!」
「文句は魔界獣に言ったれやレフィア! 完全に悪いのは無関係な人達を傷つけて好き放題暴れまわってる魔界獣なんやから!」
しかも、レフィアは起きた直後と言う最悪のタイミングだった。
時と場所を選ばず、好き放題暴れまわる魔界獣の横暴さにセシルも怒り気味だったが、彼女ら以上に怒っていたのは、リノアとオヴェリアだった。特に二人の表情は、怒りを頂点に達したほどとはいかないが、笑顔の底に、怒りの心を燃やしているようである。
「私も出撃準備に入るね。魔界獣を肉塊にしておきたいから」
笑顔でそう語るリノアは既に、今まで以上に恐ろしさを引き出していた。
「よし、俺達も出るぞ! 慶輔ばかりに目立たせるわけにはいかないからな!」
「同感だね。魔界獣の奴らには、自分達がやったことを反省してもらおうか。あの世でね!」
カインとラムザが懐から武器を取り出したその時、慶輔のスマホから通信が入ってきた。それに気づいた慶輔は通信に出た。
「慶輔、このまま長期戦になるかもしれないムニ!」
「どういう事だ、ムニエル!?」
「今襲ってきている魔界獣の体力と体質は熊の2倍以上ある事が分かったムニ! アイツらとは皆で総攻撃しないと確実に倒せないムニ!」
「何だって!?」
この言葉を聞いて驚く慶輔。もし本当の事ならば、単独行動をとっているメンバーにとって危険が及ぶと判断した慶輔。
「慶輔、ボクっちはラファエルで射撃の援護指揮を執るから前線は任せるムニ!」
「ああ、この方が手っ取り早いね!」
「でも気をつけてムニ! 怪我したら元も子もないムニ!」
「分かった! ムニエルも気をつけてくれ!」
慶輔が通信を切ったと同時に、リノアとオヴェリアは食堂を後にして展望デッキへと向かう。
「みんな、今回の敵はかなり手強い! 一斉攻撃でケリをつけるしかない! アルクゥ、君が先陣を切り、今回の魔界獣にダメージを与えろ! シェルクとクルルは俺と一緒に後方支援を頼む!」
「了解!」
決戦まであと少しだ。
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