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兇手 5
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「俺らの本来の仕事はそっちだ。なのに話だけで良いって言いやがる。そんな胡散臭い奴だが金払いは良い。だから枷をつけたンだよ。俺らを金で縛って、後々に自由にしようとしやがる馬鹿どもと同じか、違うか。取引をする度胸があるやつか、否か。
あの野郎あっさり受けやがってよ、あんた一人を殺らないって条件で、簡単に飲ンだ。
普通そこまで価値なんか無ぇ貴族のガキ一人。しかも妾の子一人程度を対価に指定すっから、どんだけの奴かと思ったのに、ただの馬鹿で夢見がちな坊ちゃんとはよぉ。マルの旦那も何考えてンだか。
ま、別に俺らだって損してる訳じゃない。あんたなンて安いもンだからな。旦那が約定守ってるうちは、俺らも守る。そンだけだ」
彼は、俺を見た。殺気すら感じそうな、ギラついた眼を眇め、反論は許さないとばかりに言い放つ。
「とにかく、あんたが死ぬとマルの旦那との取引が終わっちまうンだよ。
だからのこのこ出歩いてンじゃねぇ。
守られる立場の奴は守られときゃ良いンだよ。さっさと帰って寝ろ」
一方的な物言いに、俺は少々カチンときてしまった。
「寝てたってどうせ奴らは狙ってくるだろう。
寝てて安全なら寝とくけどな、俺は時間を無駄にしたくないんだ。この工事をちゃんと進めなきゃならない。
俺の暗殺も、この工事を妨害する一環なんだぞ。なら、寝ておくのは相手の思う壺だろう?」
「知らねぇよ。あんたの都合なンざ」
「俺の都合だけのことじゃない! お前の手でも、進めてきたんだぞ⁉︎」
俺がそう問うと、一瞬だけその男は視線を逸らした。
「知らねぇよ」
ああ、そうですか。なら俺の答えも一緒だ。
「お前の都合だって、俺は知らないよ。
俺には俺の仕事がある。お前はお前の仕事をすれば良い。俺もそうするだけだ。
で、練度は達成している。仕事の延長をするか、しないか、どっちだ」
急に本来の仕事に戻った俺に、そいつはムッとした顔をしたが、兇手のあんたとの話はもう終わった。俺は俺の仕事に戻る。その意味を込めて、態度を貫く。
「どっちにするんだ」
「…………チッ……延長だよ」
「そうか、ありがとう。……君は小柄なのに、土嚢を作る数は誰よりも多い。本業のなせる技なのか? 正確で、確実で、迅速なその仕事は誇っても良いと思うよ。もう暫く、宜しく頼む」
ニッコリと笑ってそう伝える。
すると、眉間にシワが寄った。もう一度舌打ちしてから席を立つ。そして、去るのかと思いきや、足を止めた。
「おい……藤髪の奴に俺の正体言うンじゃねぇぞ……」
「仲間じゃないのか?」
「紛れ込むのに都合が良いから利用しただけの、堅気だよ」
………。
「良い友人ができて、良かったな」
背中にそう声を掛けると、急に足が速くなった。あっという間に見えなくなる。
俺はそれについ笑ってしまった。なんか、やっと人らしい部分を見た気がしたのだ。
兇手……か。彼は、その仕事に誇りを持っているのだろうか……。会話の内容が、損か、特か、金か。みたいな内容だったし、なんか心配だな……。
「レイ、どうする……。別館に戻るか?
あの男の言葉に従うのは癪だがな……お前を守るのに、俺たち二人じゃ力不足みたいだ……。
レイに何かあったら困る。やはり、戻って、マルが帰るまで……」
急にそんなことを口走り出したギルに、俺は待ったをかけた。サヤも、そんな不安そうな顔しなくっても大丈夫だよ。
はじめは状況に呑まれてしまったが、最後はあっさりと去った彼。ちょっと肝を冷やす様な展開だったけれど、あれは彼の配慮なのだと、俺は納得していた。
「あれは彼の、親切だよ。
わざわざ俺たちに兇手のやり方を教えてくれたんだからね。本当は正体も、マルに雇われていることも伏せたかった筈だよ。だけどああやって、忠告してくれた。
真意がどこにあるのかまでは読めなかったけど……俺たちに何か悪いことが起こったわけじゃない。
それから、彼は俺が死んだら困ると言ったよ。
ならせいぜい、仕事をして貰えば良い。困らない様、また助けてくれるかもしれない。
さあ、このまま、聞き取りを続ける。全員に有無を聞くまでね。
心配しなくても、彼ほどの手練れは、あちら側には居ないと思うよ。彼らより数段劣る連中であることは確信が持てた」
俺がそう言って微笑むと、ギルは何言ってんだと言わんばかりの渋面になった。
けれど、サヤを呼んで場所を交代する。
「俺よりサヤの方が早く反応できるからな……この方がいい」
と、外の警戒をさっさと始めてしまった。
俺は全く動けなかったのに、ギルは俺を引き倒した上で抜刀しようとしたんだから、充分な反応速度だったと思うんだけどな……。
兇手が言う様に、すぐに切って捨てておく……なんてことをしていたら、情報なんて得られなかった。例えギルに、その腕があったとしても、俺はそれを望まない。だから、あれで良かったんだ。
責任感が強いギルだから、きっと気にしてるんだろう。後でまた言い聞かせておこう。
「あの……また、お役に立てなくて……申し訳ありません……」
俺の背後に立ったサヤが、小さな声でそう言う。振り返ると、唇を噛み締めた、悔しそうな表情のサヤが拳を握っていた。
ああもぅ……こっちも気にし過ぎだ。
「あんなふうに潜まれてたら誰にも分からないって。
マルの手だよ?彼を出し抜くなんて難しすぎる。
それに……良いことを知ることができたと思うよ。部屋に篭ってたら、彼のことも知らないままだったんだ。
二人には感謝してるよ。充分有意義な時間を得てる。心配しないで」
そうして、俺たちは聞き取りと情報収集を再開した。
その後も妨害の為に雇われた者が数人発覚するも、問題なく時間は進んだ。
とりあえず分かったことは、指示はメバックで行われたはじめの一つのみというのがほとんどで、こちらが宿屋組合長の手の者なのだろうということ。
エゴンが雇っていた者はたった二名で、セイバーンにて使用人風の者に一度、命令を受けていた。
土嚢壁を崩したり、人足に怪我をさせる様な妨害を指示されたらしいのだが、二人でどうこう出来る内容ではなく、途方に暮れていたらしい。マルにも知られてしまっていて「わざわざ報告に行かなければ大丈夫ですよ」と、言われたので、その使用人にはあれ以後会っていないということだった。
エゴンに雇われていた者は、顔も知られてしまっているので怖いと言い、仕事の延期はしなかった。が、当初の予定よりかなり多い、四十三人もの人数が延長を求めた。
なんと、練度達成出来てない者は皆無という結果だったのだ。流石マルだな。全部計算ずくでやってるんだろうし……。
終了となる者でも、もう少し残っていたかったと言ってくれる者すらいた。有難いことだ。
そして翌日……。
早朝、メバックに戻る者たちを見送る為に、俺は見送りに来ていた。
昨晩も襲撃は無かった。サヤは今、賄い作りに行っている。だから護衛はハインとギルだ。
警戒する二人には悪いけれど、どうしても伝えたいことがあり、こうして外に出ている。
たった七人戻るだけなので、幌馬車一台のみだ。しかし、そこには水髪紫眼の男や他数名も同乗している。各班の班長となる者たちだ。募集人員を見極める為に、来る様マルに指示されているということだった。
「もし上手くいけば………君らの手掛けたこの壁が、道になっているよ。
雨季を無事過ごすことが出来たなら、私たちはこの壁を、さらに道に作り変える作業に進むから。
もしまたここに来ることがあったら、是非、その上を歩いてくれ。
君らの手が作った道だ……短い期間だったが、ありがとう」
手向けの言葉を送り、水髪紫眼の男に「では頼むよ」と伝えてから、手を振って見送る。あまり見送る時間は貰えず、すぐ別館に連れ戻されてしまったが、送れただけマシだよな。当初は絶対に出さないって言われてたし。
夕方には、新しい人員を引き連れて、班長らが戻って来る。そして明日からが、新人人足たちの作業開始日だ。残った三十八人は、今日も作業を続けてくれる。
さあ、忙しい日々はまだ続く。気持ちを引き締めていこう。
あの野郎あっさり受けやがってよ、あんた一人を殺らないって条件で、簡単に飲ンだ。
普通そこまで価値なんか無ぇ貴族のガキ一人。しかも妾の子一人程度を対価に指定すっから、どんだけの奴かと思ったのに、ただの馬鹿で夢見がちな坊ちゃんとはよぉ。マルの旦那も何考えてンだか。
ま、別に俺らだって損してる訳じゃない。あんたなンて安いもンだからな。旦那が約定守ってるうちは、俺らも守る。そンだけだ」
彼は、俺を見た。殺気すら感じそうな、ギラついた眼を眇め、反論は許さないとばかりに言い放つ。
「とにかく、あんたが死ぬとマルの旦那との取引が終わっちまうンだよ。
だからのこのこ出歩いてンじゃねぇ。
守られる立場の奴は守られときゃ良いンだよ。さっさと帰って寝ろ」
一方的な物言いに、俺は少々カチンときてしまった。
「寝てたってどうせ奴らは狙ってくるだろう。
寝てて安全なら寝とくけどな、俺は時間を無駄にしたくないんだ。この工事をちゃんと進めなきゃならない。
俺の暗殺も、この工事を妨害する一環なんだぞ。なら、寝ておくのは相手の思う壺だろう?」
「知らねぇよ。あんたの都合なンざ」
「俺の都合だけのことじゃない! お前の手でも、進めてきたんだぞ⁉︎」
俺がそう問うと、一瞬だけその男は視線を逸らした。
「知らねぇよ」
ああ、そうですか。なら俺の答えも一緒だ。
「お前の都合だって、俺は知らないよ。
俺には俺の仕事がある。お前はお前の仕事をすれば良い。俺もそうするだけだ。
で、練度は達成している。仕事の延長をするか、しないか、どっちだ」
急に本来の仕事に戻った俺に、そいつはムッとした顔をしたが、兇手のあんたとの話はもう終わった。俺は俺の仕事に戻る。その意味を込めて、態度を貫く。
「どっちにするんだ」
「…………チッ……延長だよ」
「そうか、ありがとう。……君は小柄なのに、土嚢を作る数は誰よりも多い。本業のなせる技なのか? 正確で、確実で、迅速なその仕事は誇っても良いと思うよ。もう暫く、宜しく頼む」
ニッコリと笑ってそう伝える。
すると、眉間にシワが寄った。もう一度舌打ちしてから席を立つ。そして、去るのかと思いきや、足を止めた。
「おい……藤髪の奴に俺の正体言うンじゃねぇぞ……」
「仲間じゃないのか?」
「紛れ込むのに都合が良いから利用しただけの、堅気だよ」
………。
「良い友人ができて、良かったな」
背中にそう声を掛けると、急に足が速くなった。あっという間に見えなくなる。
俺はそれについ笑ってしまった。なんか、やっと人らしい部分を見た気がしたのだ。
兇手……か。彼は、その仕事に誇りを持っているのだろうか……。会話の内容が、損か、特か、金か。みたいな内容だったし、なんか心配だな……。
「レイ、どうする……。別館に戻るか?
あの男の言葉に従うのは癪だがな……お前を守るのに、俺たち二人じゃ力不足みたいだ……。
レイに何かあったら困る。やはり、戻って、マルが帰るまで……」
急にそんなことを口走り出したギルに、俺は待ったをかけた。サヤも、そんな不安そうな顔しなくっても大丈夫だよ。
はじめは状況に呑まれてしまったが、最後はあっさりと去った彼。ちょっと肝を冷やす様な展開だったけれど、あれは彼の配慮なのだと、俺は納得していた。
「あれは彼の、親切だよ。
わざわざ俺たちに兇手のやり方を教えてくれたんだからね。本当は正体も、マルに雇われていることも伏せたかった筈だよ。だけどああやって、忠告してくれた。
真意がどこにあるのかまでは読めなかったけど……俺たちに何か悪いことが起こったわけじゃない。
それから、彼は俺が死んだら困ると言ったよ。
ならせいぜい、仕事をして貰えば良い。困らない様、また助けてくれるかもしれない。
さあ、このまま、聞き取りを続ける。全員に有無を聞くまでね。
心配しなくても、彼ほどの手練れは、あちら側には居ないと思うよ。彼らより数段劣る連中であることは確信が持てた」
俺がそう言って微笑むと、ギルは何言ってんだと言わんばかりの渋面になった。
けれど、サヤを呼んで場所を交代する。
「俺よりサヤの方が早く反応できるからな……この方がいい」
と、外の警戒をさっさと始めてしまった。
俺は全く動けなかったのに、ギルは俺を引き倒した上で抜刀しようとしたんだから、充分な反応速度だったと思うんだけどな……。
兇手が言う様に、すぐに切って捨てておく……なんてことをしていたら、情報なんて得られなかった。例えギルに、その腕があったとしても、俺はそれを望まない。だから、あれで良かったんだ。
責任感が強いギルだから、きっと気にしてるんだろう。後でまた言い聞かせておこう。
「あの……また、お役に立てなくて……申し訳ありません……」
俺の背後に立ったサヤが、小さな声でそう言う。振り返ると、唇を噛み締めた、悔しそうな表情のサヤが拳を握っていた。
ああもぅ……こっちも気にし過ぎだ。
「あんなふうに潜まれてたら誰にも分からないって。
マルの手だよ?彼を出し抜くなんて難しすぎる。
それに……良いことを知ることができたと思うよ。部屋に篭ってたら、彼のことも知らないままだったんだ。
二人には感謝してるよ。充分有意義な時間を得てる。心配しないで」
そうして、俺たちは聞き取りと情報収集を再開した。
その後も妨害の為に雇われた者が数人発覚するも、問題なく時間は進んだ。
とりあえず分かったことは、指示はメバックで行われたはじめの一つのみというのがほとんどで、こちらが宿屋組合長の手の者なのだろうということ。
エゴンが雇っていた者はたった二名で、セイバーンにて使用人風の者に一度、命令を受けていた。
土嚢壁を崩したり、人足に怪我をさせる様な妨害を指示されたらしいのだが、二人でどうこう出来る内容ではなく、途方に暮れていたらしい。マルにも知られてしまっていて「わざわざ報告に行かなければ大丈夫ですよ」と、言われたので、その使用人にはあれ以後会っていないということだった。
エゴンに雇われていた者は、顔も知られてしまっているので怖いと言い、仕事の延期はしなかった。が、当初の予定よりかなり多い、四十三人もの人数が延長を求めた。
なんと、練度達成出来てない者は皆無という結果だったのだ。流石マルだな。全部計算ずくでやってるんだろうし……。
終了となる者でも、もう少し残っていたかったと言ってくれる者すらいた。有難いことだ。
そして翌日……。
早朝、メバックに戻る者たちを見送る為に、俺は見送りに来ていた。
昨晩も襲撃は無かった。サヤは今、賄い作りに行っている。だから護衛はハインとギルだ。
警戒する二人には悪いけれど、どうしても伝えたいことがあり、こうして外に出ている。
たった七人戻るだけなので、幌馬車一台のみだ。しかし、そこには水髪紫眼の男や他数名も同乗している。各班の班長となる者たちだ。募集人員を見極める為に、来る様マルに指示されているということだった。
「もし上手くいけば………君らの手掛けたこの壁が、道になっているよ。
雨季を無事過ごすことが出来たなら、私たちはこの壁を、さらに道に作り変える作業に進むから。
もしまたここに来ることがあったら、是非、その上を歩いてくれ。
君らの手が作った道だ……短い期間だったが、ありがとう」
手向けの言葉を送り、水髪紫眼の男に「では頼むよ」と伝えてから、手を振って見送る。あまり見送る時間は貰えず、すぐ別館に連れ戻されてしまったが、送れただけマシだよな。当初は絶対に出さないって言われてたし。
夕方には、新しい人員を引き連れて、班長らが戻って来る。そして明日からが、新人人足たちの作業開始日だ。残った三十八人は、今日も作業を続けてくれる。
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