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新たな戦い 8
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一番初めに訪れたのは、木工細工の店だった。実はここ……。
「やあ、ヘーゼラーはいるかな」
「え? 爺さん……あんたは……?」
「昨日の客だと言ってもらえれば分かる」
店番の少年にそう言うと、訝しげな顔をしながらも奥に引っ込む。
程なくすると、ヘーゼラーを伴って戻ってきた。
「連日すまない。ちょっと探したいものがあるのだが、良いだろうか」
外套を少しだけ上げて、目元を出すとすぐに分かってくれた。
店番の少年に小銭を握らせ、ヘーゼラーは彼をさっと店の外に追い出す。休憩してこいということだろう。
「なんぞ不備があったかの?
はて……そちらの坊主……」
「俺のもう一人の従者だよ。サヤという。珍しい髪色だから、聞いていると思うけど」
「ははあ、黒い方とはその坊主だの。噂も噂、娘っ子がキャーキャーいうとるわ」
……え? 女の子にもモテてる……?
サヤを見下ろすと、外套から覗く口元が、なんともいえない複雑な歪み具合だ。……うんまぁ、モテても困るか。
「お忍びかの。嬢ちゃんと逢瀬を楽しめば良いにの」
「……彼女はあれで忙しいんだよ」
隣のモテる美少年が嬢ちゃんだよとも言えず、誤魔化すしかないのだが、マルといいヘーゼラーといい……なんでそう……皆でサヤのことをつつくんだ。
「カメリアのことは良いから……今日は竹製の笊を探しているんだよ。あるかな?」
「竹製とな。おお、あるある」
くるりと背を向けて、奥の方に歩いていく。杖はついていない……家の中では使わないらしい。
奥の方に行くと、大小様々な竹製品があった。
「……案外多いな……」
「あれはええらしいでの。食いもんが傷みにくいと、最近よう聞くの」
そうなの?と、サヤを見ると、こくこくと頷く。へぇ……それで竹製か。
「しかも手頃。竹はここのところ、安いでの」
「そうなのか?」
「どうもお国では、溢れかえっとるらしいでの」
お国というのはジェンティーローニのことだろうが、竹が溢れかえってるとは、どういう意味だろう……?
少々疑問に思いつつ、まあとにかく探すべきものを探すのを優先することにした。
じゃあ選んでと彼女を促すと、歩き回って大きめなものから小さめのものまで集め……十種類ほどを前にうんうん唸る。
どの大きさにするかで悩んでいる様子に、俺は近場にあった木桶も一つ、それに加えてから。
「じゃあこれだけをまとめて、バート商会まで届けてもらえるか」
思っていた大きさに沿わず、再度買いに来る手間が惜しかったので、全部もらうことにした。
まだ他にも向かう先があるから、そのまま届けてもらう。さっきの少年に駄賃を払えば、運んでくれるだろう。
支払いはサヤが済まし、ではと、次の店に向かおうとすると……。
「あ、あのっ。竹って、安いって、それはどこで買えるんでしょう⁉︎」
サヤが食いついてきた。
「竹なら、材木屋にいきゃ、あるの」
耳は衰えていないヘーゼラーがそう教えてくれ、そこも行き先に追加される。
笊だけでは駄目なのか?と、疑問に思ったので、足を進めつつ聞いてみた。
「原木も必要なの?」
「竹が安いなら、竹で炭を作ろうと思いまして。その方が機能的にも有効です。
先程、ヘーゼラーさんがおっしゃっていたことですが、竹は鮮度保持力が高いんです。
竹には乳酸菌っていう菌が含まれていて、カビ菌や腐敗を抑止してくれます。
私の国では、魚を生で食べる文化があるのですけど、竹はその鮮度保持に有効で、昔から食品関係の道具に多く用いられてきたんですよ」
「なっ、生⁉︎」
「あ、セイバーンは内陸だから無理です。海魚じゃないと、臭みが酷いですし、寄生虫が危険ですから。……醤油もありませんし」
そう言ったサヤに、申し訳ないがホッとした。
よ、良かった……! いきなり料理に生の魚肉が出てきたらどうしようかと思った!
流石の俺でも、口にする勇気が持てる自信がない……。
「まあ、生食はおいといて、竹は凄いです。葉っぱだって、包み紙に使えます。節を利用して、湯飲みや水筒を作ったりできますし。利用価値が高い植物ですよ」
「ふーん……そうなのか」
「……あっ、竹の葉っぱを屋台の包み紙に使うって良いかもしれませんね。
萵苣も良いのですけど、季節によっては使えなくなりますから、その時の代用品とか。
あ、そもそも竹を容器にすれば!……ああ、でも密閉性はないですもんね……」
ほんと、なんでも思いつくよな……。
外套から覗く顔を横から眺めつつ、サヤのこの視野の広さというのは、どうやって培われたのだろうかと、不思議に思う。
秘匿権の件については、サヤを叱責する形になってしまったけれど、これこそが彼女の特性でもあるように思えるのだ。
身分にも、役職にも囚われない自由な思考。
幅広い知識は、そういう抑制されない思考であるからこそ、活きるのではないか。
そもそも、自分の作れない分野の案を、作れる者に譲ろうという発想自体、かなり特殊であるように思う。基本、自分の職種に関連しないものなど、いちいち考えない。
周りが何を考えていようが、必要としていようが、自分の生活に拘らないなら、気にしないのが普通だ。
「あ、あそこだ。あそこは鍛冶場が併設されている、メバックで一番品数が揃っている金物屋だよ」
金属の加工というのは各領地・国で許可を取らなければならない、特殊な職業だ。
なにせ武器を作れるのだから、勝手に量産したり、輸出したりされても困る。
だからこうした、鍛冶場を持つ親方というのは、貴族との関わりも強い。俺の顔も知られているだろうから、頭巾を目深に被り直し、対応はサヤに任せることにする。
「ごめんください。鍋を見せて頂きたいのですが」
頭巾を外し、顔を晒したサヤが、丁寧な口調で店番に声を掛ける。
店番の女性は、あら。と、サヤを訝しげに見た後、髪に視線をやり、そこでしばらく固まってから……。
「まぁ!いらっしゃいっ、どんなものをお探しです?」
ころっと態度を変えた。おぅ……結構サヤより年上だと思うんだけどな……それでもそうなるか。
「少し特殊なものでして、加工もお願いしなければならないと思うんです。
深鍋でこれくらい、きちんと閉まる蓋が必要で……」
「その大きさ? 蓋が必要なのね。素材は何が良いのかしら……」
「素材……素材は考えていませんでした……鉄か、銅? 蓋が浮いたりしないものが良いのですが」
「なら鉄かな。重たい蓋の方が良いんじゃない?」
「ではそれでお願いします」
女性に案内されて奥に行く。他に女性は見かけず、筋肉質な男がちらほら。そして奥からは大きな音と、がなり声。鍛冶場からだろうか。
「この辺りかな?」
「ありがとうございます。少し見せて頂きます」
俺が待つ間に、サヤは鍋の間をすいすいと進み、かなりの大きさのものに目を止める。
そしてそれを、ひょいと持ち上げ、裏を確認する。
「わっ、ほんと力持ち……軽々持っちゃうのね……」
それを見た女性が、ほぅ……と、感嘆のため息。
陽除け外套越しに見ていたのだが、俺の視線に気付いたようで、ほほほと誤魔化し笑いをする。
「あ、すいません……あの従者さん、ここいらじゃ有名で。
たまにしか見かけないのだけど、凄く良い子でしょう? 全然偉ぶらないし、優しいし、朗らかだし……お金もきちんとその場で支払ってくれるし、何より絶対最後に『ありがとうございます』って、頭を下げてくれるし……私がもうちょっと若かったらって思っちゃうのも分かって下さいます?」
サヤの影響か、俺にまで気安く話しかけてきた……。う、うん……まぁ、分かる……。
「諍いとか見かけると、仲裁までしてくれるんですよ、あの子。
いつだったかしら……酒屋の女中さんが、嫌なのに絡まれちゃってたのをね、さっと駆けつけて、簡単に凌いじゃって……。
だけどその女中さんに聞いたらね、あの子震えてたって言うんですよ。
まだ幼いものね……なのに勇気を振り絞ってくれたのねって。
偉い人の従者だってのに……ほんと良い子」
また、俺の知らないサヤだ……。
買い物などをお願いした時の話だろうか。それとも、メバックに残っていた時のこと?
間違えば自分だって大変なことになるだろうに……そんなことを、していたなんて……。
「……優しい子なので。捨て置けないのでしょう」
「そうなのねぇ。並の男だってそうそうできないことですよ。
ところで、婚約者とか……恋人とかいます? あの子」
「……い、いますね……」
「ああっ、やっぱり。そりゃそうだ。ほっとかないわね、あんな有望株!」
みんなに教えてあげなきゃと、その女性は興奮気味に言う。
……い、言わなきゃよかったかな……まあでも……言っといたほうが波風立たない気がするしな……うん。
「やあ、ヘーゼラーはいるかな」
「え? 爺さん……あんたは……?」
「昨日の客だと言ってもらえれば分かる」
店番の少年にそう言うと、訝しげな顔をしながらも奥に引っ込む。
程なくすると、ヘーゼラーを伴って戻ってきた。
「連日すまない。ちょっと探したいものがあるのだが、良いだろうか」
外套を少しだけ上げて、目元を出すとすぐに分かってくれた。
店番の少年に小銭を握らせ、ヘーゼラーは彼をさっと店の外に追い出す。休憩してこいということだろう。
「なんぞ不備があったかの?
はて……そちらの坊主……」
「俺のもう一人の従者だよ。サヤという。珍しい髪色だから、聞いていると思うけど」
「ははあ、黒い方とはその坊主だの。噂も噂、娘っ子がキャーキャーいうとるわ」
……え? 女の子にもモテてる……?
サヤを見下ろすと、外套から覗く口元が、なんともいえない複雑な歪み具合だ。……うんまぁ、モテても困るか。
「お忍びかの。嬢ちゃんと逢瀬を楽しめば良いにの」
「……彼女はあれで忙しいんだよ」
隣のモテる美少年が嬢ちゃんだよとも言えず、誤魔化すしかないのだが、マルといいヘーゼラーといい……なんでそう……皆でサヤのことをつつくんだ。
「カメリアのことは良いから……今日は竹製の笊を探しているんだよ。あるかな?」
「竹製とな。おお、あるある」
くるりと背を向けて、奥の方に歩いていく。杖はついていない……家の中では使わないらしい。
奥の方に行くと、大小様々な竹製品があった。
「……案外多いな……」
「あれはええらしいでの。食いもんが傷みにくいと、最近よう聞くの」
そうなの?と、サヤを見ると、こくこくと頷く。へぇ……それで竹製か。
「しかも手頃。竹はここのところ、安いでの」
「そうなのか?」
「どうもお国では、溢れかえっとるらしいでの」
お国というのはジェンティーローニのことだろうが、竹が溢れかえってるとは、どういう意味だろう……?
少々疑問に思いつつ、まあとにかく探すべきものを探すのを優先することにした。
じゃあ選んでと彼女を促すと、歩き回って大きめなものから小さめのものまで集め……十種類ほどを前にうんうん唸る。
どの大きさにするかで悩んでいる様子に、俺は近場にあった木桶も一つ、それに加えてから。
「じゃあこれだけをまとめて、バート商会まで届けてもらえるか」
思っていた大きさに沿わず、再度買いに来る手間が惜しかったので、全部もらうことにした。
まだ他にも向かう先があるから、そのまま届けてもらう。さっきの少年に駄賃を払えば、運んでくれるだろう。
支払いはサヤが済まし、ではと、次の店に向かおうとすると……。
「あ、あのっ。竹って、安いって、それはどこで買えるんでしょう⁉︎」
サヤが食いついてきた。
「竹なら、材木屋にいきゃ、あるの」
耳は衰えていないヘーゼラーがそう教えてくれ、そこも行き先に追加される。
笊だけでは駄目なのか?と、疑問に思ったので、足を進めつつ聞いてみた。
「原木も必要なの?」
「竹が安いなら、竹で炭を作ろうと思いまして。その方が機能的にも有効です。
先程、ヘーゼラーさんがおっしゃっていたことですが、竹は鮮度保持力が高いんです。
竹には乳酸菌っていう菌が含まれていて、カビ菌や腐敗を抑止してくれます。
私の国では、魚を生で食べる文化があるのですけど、竹はその鮮度保持に有効で、昔から食品関係の道具に多く用いられてきたんですよ」
「なっ、生⁉︎」
「あ、セイバーンは内陸だから無理です。海魚じゃないと、臭みが酷いですし、寄生虫が危険ですから。……醤油もありませんし」
そう言ったサヤに、申し訳ないがホッとした。
よ、良かった……! いきなり料理に生の魚肉が出てきたらどうしようかと思った!
流石の俺でも、口にする勇気が持てる自信がない……。
「まあ、生食はおいといて、竹は凄いです。葉っぱだって、包み紙に使えます。節を利用して、湯飲みや水筒を作ったりできますし。利用価値が高い植物ですよ」
「ふーん……そうなのか」
「……あっ、竹の葉っぱを屋台の包み紙に使うって良いかもしれませんね。
萵苣も良いのですけど、季節によっては使えなくなりますから、その時の代用品とか。
あ、そもそも竹を容器にすれば!……ああ、でも密閉性はないですもんね……」
ほんと、なんでも思いつくよな……。
外套から覗く顔を横から眺めつつ、サヤのこの視野の広さというのは、どうやって培われたのだろうかと、不思議に思う。
秘匿権の件については、サヤを叱責する形になってしまったけれど、これこそが彼女の特性でもあるように思えるのだ。
身分にも、役職にも囚われない自由な思考。
幅広い知識は、そういう抑制されない思考であるからこそ、活きるのではないか。
そもそも、自分の作れない分野の案を、作れる者に譲ろうという発想自体、かなり特殊であるように思う。基本、自分の職種に関連しないものなど、いちいち考えない。
周りが何を考えていようが、必要としていようが、自分の生活に拘らないなら、気にしないのが普通だ。
「あ、あそこだ。あそこは鍛冶場が併設されている、メバックで一番品数が揃っている金物屋だよ」
金属の加工というのは各領地・国で許可を取らなければならない、特殊な職業だ。
なにせ武器を作れるのだから、勝手に量産したり、輸出したりされても困る。
だからこうした、鍛冶場を持つ親方というのは、貴族との関わりも強い。俺の顔も知られているだろうから、頭巾を目深に被り直し、対応はサヤに任せることにする。
「ごめんください。鍋を見せて頂きたいのですが」
頭巾を外し、顔を晒したサヤが、丁寧な口調で店番に声を掛ける。
店番の女性は、あら。と、サヤを訝しげに見た後、髪に視線をやり、そこでしばらく固まってから……。
「まぁ!いらっしゃいっ、どんなものをお探しです?」
ころっと態度を変えた。おぅ……結構サヤより年上だと思うんだけどな……それでもそうなるか。
「少し特殊なものでして、加工もお願いしなければならないと思うんです。
深鍋でこれくらい、きちんと閉まる蓋が必要で……」
「その大きさ? 蓋が必要なのね。素材は何が良いのかしら……」
「素材……素材は考えていませんでした……鉄か、銅? 蓋が浮いたりしないものが良いのですが」
「なら鉄かな。重たい蓋の方が良いんじゃない?」
「ではそれでお願いします」
女性に案内されて奥に行く。他に女性は見かけず、筋肉質な男がちらほら。そして奥からは大きな音と、がなり声。鍛冶場からだろうか。
「この辺りかな?」
「ありがとうございます。少し見せて頂きます」
俺が待つ間に、サヤは鍋の間をすいすいと進み、かなりの大きさのものに目を止める。
そしてそれを、ひょいと持ち上げ、裏を確認する。
「わっ、ほんと力持ち……軽々持っちゃうのね……」
それを見た女性が、ほぅ……と、感嘆のため息。
陽除け外套越しに見ていたのだが、俺の視線に気付いたようで、ほほほと誤魔化し笑いをする。
「あ、すいません……あの従者さん、ここいらじゃ有名で。
たまにしか見かけないのだけど、凄く良い子でしょう? 全然偉ぶらないし、優しいし、朗らかだし……お金もきちんとその場で支払ってくれるし、何より絶対最後に『ありがとうございます』って、頭を下げてくれるし……私がもうちょっと若かったらって思っちゃうのも分かって下さいます?」
サヤの影響か、俺にまで気安く話しかけてきた……。う、うん……まぁ、分かる……。
「諍いとか見かけると、仲裁までしてくれるんですよ、あの子。
いつだったかしら……酒屋の女中さんが、嫌なのに絡まれちゃってたのをね、さっと駆けつけて、簡単に凌いじゃって……。
だけどその女中さんに聞いたらね、あの子震えてたって言うんですよ。
まだ幼いものね……なのに勇気を振り絞ってくれたのねって。
偉い人の従者だってのに……ほんと良い子」
また、俺の知らないサヤだ……。
買い物などをお願いした時の話だろうか。それとも、メバックに残っていた時のこと?
間違えば自分だって大変なことになるだろうに……そんなことを、していたなんて……。
「……優しい子なので。捨て置けないのでしょう」
「そうなのねぇ。並の男だってそうそうできないことですよ。
ところで、婚約者とか……恋人とかいます? あの子」
「……い、いますね……」
「ああっ、やっぱり。そりゃそうだ。ほっとかないわね、あんな有望株!」
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