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式典 5
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「大丈夫。この椅子を返しに来ただけだから」
俺の慌てた様子を心底楽しそうに観察し、グラヴィスハイド様は、父上が座る車椅子を指差した。
それは当然、先程まで国王様が座しておられたもので……正直恐れ多さが加わってしまい、困った。
こ、これ……ここにあるってことは、国王様はもう、休まれているのかな?
しかしそこで唐突に、そうそう! と、手を叩いたグラヴィスハイド様に、慌てて視線を戻す。
戴冠式の時よりも緊張し、ばくばくと跳ねる心臓で、この方が次に口にすること、感情の動きを、読もうと目を凝らすのだけど……。
「父上からの伝言を預かって来たんだ。
其方は国の救世主だ! と、抱擁して口づけも捧げるように言われたんだけど、いる?」
「いりませんよ⁉︎」
「だよね」
駄目だ……やっぱり分からない……この人がどうやって俺の中を読んでいるのかが……っ。
冷や汗をかく俺を楽しそうに眺めている姿からは、そのままの感情しか読み取れなくて……。
焦っていると、にこにこと笑った顔が、つと、俺に近寄って来て、反射で身を引いた。けれど、更に追い討ちをかけられて、近距離に迫ってきたグラヴィスハイド様に、絶望に似た感情を抱く。このままじゃ、やばい……!
「そんなに焦らなくても大丈夫だよ。
私には、お前の思考までは見えない。表情と、瞳、感情の色で、おおよそを把握しているだけだから。
隠し事があること、知られてはいけないことがあることは見えても、その中身までは分からない」
耳元で囁かれた言葉に、背筋が凍った。
「焦って、瞳に感情が漏れてるよ。
お前、人を読むことには長けているけど、自分が読まれることには不慣れだから、こうなると慌ててしまって隙ができるんだ。
ほら、理屈が分かればもう少し、自分を制御できるだろう?」
もっと感情を制御しろと言われているのだ……。
表情を作ることは、慣れているはず。だから、それを、しろと……。
「……そう。それで良い。
そうしていれば、感情の色しか見えないから、私でももう少し、読みにくくなる。
それから、お前みたいな者はね、知っている風に見せるだけで、随分と狼狽える。だから敢えて、そう見せてるんだよ。覚えておくといい」
感情の色……と、表現されるものが何かは分からなかった。
けれど、この人を前にした俺が何を失敗していたかは分かったから、慌てないように意識する。
そうするとグラヴィスハイド様は、にこりと微笑んで、俺から身を離した。
「先程の伝言の意味はね、あの車椅子っていうやつだよ。
数日前から、ヴォルデクラウド様の容態が急変してね。本日の戴冠式は、代理を立てるしかないって話になってたんだ。
そうすると大司教辺りがここに出張ってくることになって、神殿の介入は極力控えたい陛下の出発には、あまり相応しくないだろう?」
ヴォルデクラウド様……という名が、誰を指すのかが一瞬、分からなかったのだけど、姫様を陛下と呼んだことで察した。
あぁ、もう国王様ではないのだと、理解した。
「そう、ですね……。陛下はそれを、好まれない……」
「うん。だけど娘としては、無理して欲しくなかったし、父親としては、娘の門出を汚したくない。
それで間を取って、お前のお父上に相談したんだけど……快く承諾いただけて、本当に助かった。
だから、父上の伝言も、抱擁して口づけしたかったのも、父上の本心だよ」
う……それはほんと遠慮します……。
心の中だけで思ったのに、グラヴィスハイド様は「本当に嫌なんだね」と、笑った。
心底楽しそうで、やっぱりこの人の考えていることは、よく分からない……と、そう思う。
暫く笑っていたグラヴィスハイド様だったのだけど、それが落ち着いてきた頃、またちらりと俺を見て……。
「それから、ついでだし誤解を解いておくけど……。
私は別に、お前を見限ったわけでも、お前に失望したわけでもないよ。だからそんなに、私に申し訳なく思わなくても良い」
本当に見えてないんですよね⁉︎
内心の言葉がそのまま届いたかのように、また腹を抱えて笑うものだから、ほとほと困ってしまった。
この人、もしかして……悪戯好きな笑い上戸ってだけだったりする?
「私がお前から距離を置いたのは、お前と私が違うものだって、分かったからだよ。
同じなんじゃないかって、思ってたから……幼い頃のお前は本当に純粋すぎて……正直心配だった。
だから、割り切って考えられるようにって、色々口出ししたんだ」
何が同じで、何が違うのだろう?
「まぁつまり、同じかもしれないと勘違いしてしまうくらい、お前は相手の感情を読んで、心にそれを写してた。
このままいったら壊れてしまうんじゃないかって、本当に心配したんだ。
だけどまぁ、そうはならなそうだって分かったし、お前は別に、見えているわけじゃないのだって理解したから……。
……まぁ、多少は失望したんだよ。それが勘違いを招いちゃったよね。
でも、仲間じゃないかって思えた者に出会ったのは初めてだったから、それは仕方がないことだろう?」
そう言って、どこか寂しそうに笑う。
それで、この方は孤独なのだということも、理解した。
浮世離れして見えるのは、この人の見ている世界と、俺の見ている世界が違うからだ……。
「異国にも行ってみたけど……やっぱり私の同類は、存在しないみたいだ。
だからもうそこは、諦めたんだけどね。
って、話が逸れてる。そうじゃなくて、お前、アレクセイ殿とも面識を持ったって父上が言うものだからさ」
その名前が出てきたことに意表を突かれた。
あぁ、そういえば、グラヴィスハイド様は彼の方が真っ黒だって、おっしゃってたんだ……。
それって、誤解を解いてまで俺に話をしなきゃと思うほどのことなのか?
「そうだよ。私は、そう思ってる。
彼の方の感情は、私にも読めない。……と、いうか……うーん……色じゃ説明できないしな……。
彼の方が表面に出しているのは、彼の方の感情ではない。それは、お前も分かっているよな?」
そう言われ、感情が読めていなかったことは確かなので、こくりと頷いた。
けれど、グラヴィスハイド様のような、得体の知れない感じではなく、感情を完璧に制御し、表層には漏らさない人なのだという解釈だ。
本当に思い、考えていることは全く違うのだと思う。けれど、それをおくびにも出さず、完璧な仮面を作り、被り続けていける人。
「と、いうより……あの方の根源が、全部の感情を制御させているのだと思う。
全部計算尽くだよ、彼の方は。だから、お前……焦るな。読まれていると思うな。多分彼の方もお前と似てる。お前よりずっと、狡猾だろうけど」
それは、警戒しろって意味だろうか……。
「いや、私だって読めないって言ったろう?
だから正直、本当のところは分からないよ」
さらりとそう言われ、脱力した。
でもまぁ、気をつけろとわざわざ言ってくださるくらいなのだから、気をつけよう。
そう心に決めたら、グラヴィスハイド様はまた、ふわりと笑った。
「じゃ、用件はそれだけだから、これで失礼するよ。
あぁ、だけどこの際だから、最後にもうひとつ。
お前……変わらないね。相変わらず優しくて、綺麗で、ホッとしたよ。
これからもそのままでいてくれたら、私は嬉しい」
ひらりと手を振って、そのまま立ち去る。
暫くそれを見送っていたのだけど、キシリと耳慣れた音がして視線をあげたら、車椅子を押したヴァイデンフェラー男爵様だった。
「其方ら、何をしておったのだ?」
それで気付く。
あ、結局俺、彼の方と言葉で会話していない…………。
………………。
……………………っ。
ほ、本当に、中身まで、見られてないのだろうか…………不安しかない。
俺の慌てた様子を心底楽しそうに観察し、グラヴィスハイド様は、父上が座る車椅子を指差した。
それは当然、先程まで国王様が座しておられたもので……正直恐れ多さが加わってしまい、困った。
こ、これ……ここにあるってことは、国王様はもう、休まれているのかな?
しかしそこで唐突に、そうそう! と、手を叩いたグラヴィスハイド様に、慌てて視線を戻す。
戴冠式の時よりも緊張し、ばくばくと跳ねる心臓で、この方が次に口にすること、感情の動きを、読もうと目を凝らすのだけど……。
「父上からの伝言を預かって来たんだ。
其方は国の救世主だ! と、抱擁して口づけも捧げるように言われたんだけど、いる?」
「いりませんよ⁉︎」
「だよね」
駄目だ……やっぱり分からない……この人がどうやって俺の中を読んでいるのかが……っ。
冷や汗をかく俺を楽しそうに眺めている姿からは、そのままの感情しか読み取れなくて……。
焦っていると、にこにこと笑った顔が、つと、俺に近寄って来て、反射で身を引いた。けれど、更に追い討ちをかけられて、近距離に迫ってきたグラヴィスハイド様に、絶望に似た感情を抱く。このままじゃ、やばい……!
「そんなに焦らなくても大丈夫だよ。
私には、お前の思考までは見えない。表情と、瞳、感情の色で、おおよそを把握しているだけだから。
隠し事があること、知られてはいけないことがあることは見えても、その中身までは分からない」
耳元で囁かれた言葉に、背筋が凍った。
「焦って、瞳に感情が漏れてるよ。
お前、人を読むことには長けているけど、自分が読まれることには不慣れだから、こうなると慌ててしまって隙ができるんだ。
ほら、理屈が分かればもう少し、自分を制御できるだろう?」
もっと感情を制御しろと言われているのだ……。
表情を作ることは、慣れているはず。だから、それを、しろと……。
「……そう。それで良い。
そうしていれば、感情の色しか見えないから、私でももう少し、読みにくくなる。
それから、お前みたいな者はね、知っている風に見せるだけで、随分と狼狽える。だから敢えて、そう見せてるんだよ。覚えておくといい」
感情の色……と、表現されるものが何かは分からなかった。
けれど、この人を前にした俺が何を失敗していたかは分かったから、慌てないように意識する。
そうするとグラヴィスハイド様は、にこりと微笑んで、俺から身を離した。
「先程の伝言の意味はね、あの車椅子っていうやつだよ。
数日前から、ヴォルデクラウド様の容態が急変してね。本日の戴冠式は、代理を立てるしかないって話になってたんだ。
そうすると大司教辺りがここに出張ってくることになって、神殿の介入は極力控えたい陛下の出発には、あまり相応しくないだろう?」
ヴォルデクラウド様……という名が、誰を指すのかが一瞬、分からなかったのだけど、姫様を陛下と呼んだことで察した。
あぁ、もう国王様ではないのだと、理解した。
「そう、ですね……。陛下はそれを、好まれない……」
「うん。だけど娘としては、無理して欲しくなかったし、父親としては、娘の門出を汚したくない。
それで間を取って、お前のお父上に相談したんだけど……快く承諾いただけて、本当に助かった。
だから、父上の伝言も、抱擁して口づけしたかったのも、父上の本心だよ」
う……それはほんと遠慮します……。
心の中だけで思ったのに、グラヴィスハイド様は「本当に嫌なんだね」と、笑った。
心底楽しそうで、やっぱりこの人の考えていることは、よく分からない……と、そう思う。
暫く笑っていたグラヴィスハイド様だったのだけど、それが落ち着いてきた頃、またちらりと俺を見て……。
「それから、ついでだし誤解を解いておくけど……。
私は別に、お前を見限ったわけでも、お前に失望したわけでもないよ。だからそんなに、私に申し訳なく思わなくても良い」
本当に見えてないんですよね⁉︎
内心の言葉がそのまま届いたかのように、また腹を抱えて笑うものだから、ほとほと困ってしまった。
この人、もしかして……悪戯好きな笑い上戸ってだけだったりする?
「私がお前から距離を置いたのは、お前と私が違うものだって、分かったからだよ。
同じなんじゃないかって、思ってたから……幼い頃のお前は本当に純粋すぎて……正直心配だった。
だから、割り切って考えられるようにって、色々口出ししたんだ」
何が同じで、何が違うのだろう?
「まぁつまり、同じかもしれないと勘違いしてしまうくらい、お前は相手の感情を読んで、心にそれを写してた。
このままいったら壊れてしまうんじゃないかって、本当に心配したんだ。
だけどまぁ、そうはならなそうだって分かったし、お前は別に、見えているわけじゃないのだって理解したから……。
……まぁ、多少は失望したんだよ。それが勘違いを招いちゃったよね。
でも、仲間じゃないかって思えた者に出会ったのは初めてだったから、それは仕方がないことだろう?」
そう言って、どこか寂しそうに笑う。
それで、この方は孤独なのだということも、理解した。
浮世離れして見えるのは、この人の見ている世界と、俺の見ている世界が違うからだ……。
「異国にも行ってみたけど……やっぱり私の同類は、存在しないみたいだ。
だからもうそこは、諦めたんだけどね。
って、話が逸れてる。そうじゃなくて、お前、アレクセイ殿とも面識を持ったって父上が言うものだからさ」
その名前が出てきたことに意表を突かれた。
あぁ、そういえば、グラヴィスハイド様は彼の方が真っ黒だって、おっしゃってたんだ……。
それって、誤解を解いてまで俺に話をしなきゃと思うほどのことなのか?
「そうだよ。私は、そう思ってる。
彼の方の感情は、私にも読めない。……と、いうか……うーん……色じゃ説明できないしな……。
彼の方が表面に出しているのは、彼の方の感情ではない。それは、お前も分かっているよな?」
そう言われ、感情が読めていなかったことは確かなので、こくりと頷いた。
けれど、グラヴィスハイド様のような、得体の知れない感じではなく、感情を完璧に制御し、表層には漏らさない人なのだという解釈だ。
本当に思い、考えていることは全く違うのだと思う。けれど、それをおくびにも出さず、完璧な仮面を作り、被り続けていける人。
「と、いうより……あの方の根源が、全部の感情を制御させているのだと思う。
全部計算尽くだよ、彼の方は。だから、お前……焦るな。読まれていると思うな。多分彼の方もお前と似てる。お前よりずっと、狡猾だろうけど」
それは、警戒しろって意味だろうか……。
「いや、私だって読めないって言ったろう?
だから正直、本当のところは分からないよ」
さらりとそう言われ、脱力した。
でもまぁ、気をつけろとわざわざ言ってくださるくらいなのだから、気をつけよう。
そう心に決めたら、グラヴィスハイド様はまた、ふわりと笑った。
「じゃ、用件はそれだけだから、これで失礼するよ。
あぁ、だけどこの際だから、最後にもうひとつ。
お前……変わらないね。相変わらず優しくて、綺麗で、ホッとしたよ。
これからもそのままでいてくれたら、私は嬉しい」
ひらりと手を振って、そのまま立ち去る。
暫くそれを見送っていたのだけど、キシリと耳慣れた音がして視線をあげたら、車椅子を押したヴァイデンフェラー男爵様だった。
「其方ら、何をしておったのだ?」
それで気付く。
あ、結局俺、彼の方と言葉で会話していない…………。
………………。
……………………っ。
ほ、本当に、中身まで、見られてないのだろうか…………不安しかない。
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