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オゼロ官邸 14
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聞いてない話だ……。
サヤの言い出したことに、俺は内心焦っていた。
高値で売れる燃料? そんなもの、今までの打ち合わせには出てこなかった。
「高値が付く燃料……はて、加工石炭ではなく……か?」
「はい。これは高温は得られませんが、数時間から丸一日、一定の熱を保ち続けることができるため、暖を取ったり、煮物料理をしたりする際にとても重宝するのです」
「ほう……」
「材料もさほど必要ないですし、なにより……きっとオゼロ領を悩ませているであろう、とあるものが激減するので、それだけでも価値があるかと」
オゼロ領を悩ませているもの?
それすら思い浮かばず、かといってサヤの始めた話をこちらが急に打ち切ってしまうわけにもいかず、俺はなんでもない顔を取り繕い、必死で頭を働かせた。
なんだ? オゼロ領を悩ませているもの……まさかジェスルとかじゃないだろうし……北の地特有の食糧不足?
「オゼロには、売り物にならないと判断された、傷や割れの入った木炭が多く出るのではございませんか?」
「出るに決まっておろう。だが、それは新たな木炭を作るための燃料となっている。余ったりなどはしておらんよ」
「心得ております。ですが、それにも使えないものが多く残ると思うのですが。そう。具体的に述べますと……炭の粉などです」
「…………」
あ、それは確かに、大量に出るだろうな。
炭は重さを基準にして売買される。オゼロから運ばれてくる際炭は、木箱の中に、袋詰めの状態で入れられているのだ。
そうして運ばれてくる途中で擦れ、大量の粉を袋の中に残している。
買取の際、袋ごと秤にかけられ重さを測るのだが、当然この粉も重さに含まれている。燃料として使えないにも拘らず。
運が悪いと、炭の一、二本分が砕けていたりして、買い手と売り手との間で言い争いになったりもする、地味だが程々大きな問題だった。
運ぶだけであれだけ粉が出るのだから、オゼロに出る粉は相当量にのぼることだろう。
「この粉になった炭を、売れる品にします。塵を減らし金に変える。私の国ではリサイクルと言うのですが、これは知るに値する、価値あることではございませんか?」
「…………そんなことが、本当にできると言うのか?」
「できます。ですが、詳細はまだ述べられません。
因みにこの品、オゼロの秘匿権へとお勧めいたしました、建材の価値をも高める品でございます」
とんでもないものを出してきた。
それを、今、この場で、即興で⁉︎
エルピディオ様ではないが頭を抱えたくなった。
良いのかそれ。本当にできるのか? そんな夢のような話があるものか⁉︎
だがサヤは、できると確信を持ったことしか断言しない……。
己の世界の知識を、いつも我々に提供してくれるけれど、こんな風に言い切る時は……凛とした、騎士の顔をしている時のサヤは……。
……そういえばサヤは、こういった端材の利用法を、よく提案する……。
布の端材だって縫いぐるみとなったし、余り野菜を保存食にすることを提案したし、麦の糠を石鹸がわりに使ったりも……。
その考えに至ると、ただの炭の粉がかなりの付加価値を有するのではないかという期待が、膨れ上がってきた。
できるのだ、サヤは。
だからこの場で、出してきた。
「これは、ご協力いただける領地が、少しでも潤うよう、幸せが増えるよう、私どもが提供する、情報という名の支援でございます。
私どもは、陛下のご意志により、民の生活が潤う品を研究、提供していくのが職務。
ですから、フェルドナレンの未来のため、木炭を有償開示し、石炭を担い、建材を作ってくださるのがオゼロであるならば、その協力に最大限の謝意を示したく思って当然。少しでも、助けになれればと考えます。
レイシール様が協力すると申しましたのは、こういったことでございます。
この方は決して、己だけの利を追いません。この方は、誰かの笑顔を、己の利と思える方なのです」
最後に添えられた言葉に、エルピディオ様は驚いたようだ。
俺も、驚いた……。サヤが、俺を擁護する言葉を、エルピディオ様に伝えようとしてくれたことに。
「こんな風に、何かしらある問題を我がこととし、それをひとつずつ減らしていくことが、フェルドナレンの明るい未来に繋がると、私どもは考えております。
だから、みんなで幸せになりましょう。私たちは、そんな友でありたいです。
そのための決断。そのための一歩を、どうか踏み出してくださいませんか」
奪うのでも、利用するのでもないのだと。
お互いに持てるものを出し合い、更に前へと足を進めるのだと。
サヤの言葉は、なんの飾り気もなく聞こえ、ただ純粋に響いた。
そんな友でありたい……。
この娘は、本当に心から、そう思っているのだ……。
「…………お館様。私は有償開示に賛成致します」
思わぬ援護は、別のところからも上がった。
ダウィート殿だ。
根拠にこだわりを持つこの方が、根拠の定まらない話に賛成を示すなんてと驚いてしまったが、俺以上にエルピディオ様や、オゼロの方々が驚きを表情に出した。
「……ダウィート?」
何を言い出すのだ? と、恐る恐る聞き返したエルピディオ様に、ダウィート殿は乏しい表情ながらも、瞳に小さな……けれど強い意思を滲ませていた。
「木炭の秘匿は、もう限界であるのだと……それは私も、薄々思っていたことです。
需要に対し、供給が追いつきません。この時点で我々は、時代の足枷となってしまっているのです。
我々の守ってきたものを、我々が否定している……前文明を取り戻す道を、我々が閉ざしてしまうのは、やはり、間違っているのではないでしょうか……」
オゼロの内情を晒すことを、厭わぬ発言。
エルピディオ様に対して、ものを言う。平民であるという、彼が。
けれどそれを咎める者はいない。ダウィート殿は、それだけのことが許される地位にいるということなのだろう。
「それに私は、拠点村を見て参りました。
実際にあの地を歩き、この方が、私欲を満たすために行動する方ではないのだということは、肌で感じました。
お館様にも、一度訪れていただきたい村でした。
あそこには、夢があった。定まらないことへの不安よりも、希望があったのです。
なによりこの方は、他領の使者である私に惜しげもなく全て見せ、伝え、民に与えておりました。
次の代を担うセイバーンの領主はこの方です。その意思をあの村の全てから感じました。
あれほど大きな理想を掲げ、追い求め、それをああして形にしてしまえる方です。この方は、やると決めればその頂に、必ず到達する方でしょう」
「あれほど大きな理想……とな?」
「はい。本日、この場でもそれを、示してくださいました。
ですから、この方は偽りを述べていないと、私は判断致します。
確かにこの方は、己の理想を体現するため、我々に協力を乞うておられます。けれどそれは、皆の笑顔のためなのです。
その皆には……我々も、含まれているのです」
◆
ダウィート殿の賛成を得たことで、場の雰囲気がガラリと変わった。
それまで頑なに拒否しか念頭になかったエルピディオ様が、思案を始め、不審そうに我々を警戒していた武官の方々も、どこか表情を和らげてくださったように思う……。
「有償開示な……。
今までそのようなこと、考えたこともなかったのだよ我々は。
一体どのような形を考えておるというのか、レイシール殿の構想を聞かせてもらえるかな?」
その言葉に、正直身が震えた。
「はい。いきなり大々的に開示しろなどとは申しません。
まずは、他領ひとつ。試験的な試みと称し、実行に移してみせるだけで充分意味があります。
信頼のおける相手を選ぶ必要がありますから、オゼロ傘下に含まれます男爵家から。極力力を持たない家を、救済も兼ねるという形で。
可能ならば、南の樹海を領地内に持つか、立地的に近い場所が望ましいかと。
今年中に目処を立て、できれば年の終わりまでに炉のひとつでも稼働させることができれば良いと考えます」
不遇の時代を耐え、オゼロ傘下に残り続けてきている樹海持ちの領地も、多数あったと記憶している。
そういった領地に、多少の恩恵があっても良いだろう。
南の樹海が近ければ、木材の補給や追加にも対応しやすいだろうし、オゼロが北の地にあるのだ。
将来的に、南をこの地が担うようになれば、流通は格段に良くなるし、送料も削減できるし、木炭の割れも軽減されるだろう。
まるで足元を踏み固めるかのような、細かい構想の内容に、エルピディオ様は次第に困惑を見せ始めた。
「……急がずとも良いのかな?」
「急ぎたいですが、ここは慎重を期すべきでありましょう。
初の試みですから、念には念を入れ、時間を掛けて、最良の一歩を踏み出すべきと考えます。
その、協力を要請する領地を選別する間に、建材を研究する話を進めておけば、無駄は極力省けますから、焦る必要もございません。
現在研究の方ですが、こちらは、まず探していただきたい地層が二種類ございまして。極力領内から、できれば複数……」
俺たちがかなり綿密に計画を立てていること。また、慎重にことを進めるつもりであることは、構想を伝える段階で理解してもらえたようだ。
夢物語に、ただ理想を押し付けることを考えているのではなく、本気で提案を形にするつもりでいるのだと、その熱意が伝わるにつれ、エルピディオ様の表情も引き締まる。
「我々だけで話を進めるのは時間の無駄であろうな。
今いる者だけで構わぬから、長を呼び集めよ」
「ま、待ってください⁉︎ まだ、あまり詳細を伝えることはできないのです。
協定を結んでいただけるとなれば、全てお伝えできるのですが……」
「だから、その方向で話を進めているじゃないか。
そちらも、関係者を呼んで構わんよ。
それから、その協定は口約束ではないのだろう? 書類も作らねばならんし、細かく内容を協議する時間も取らねばな。
オゼロに戻れば連絡を取るだけで時間を食うのだ。ここでやってしまおう」
…………協定、結んでもらえる⁉︎
サヤの言い出したことに、俺は内心焦っていた。
高値で売れる燃料? そんなもの、今までの打ち合わせには出てこなかった。
「高値が付く燃料……はて、加工石炭ではなく……か?」
「はい。これは高温は得られませんが、数時間から丸一日、一定の熱を保ち続けることができるため、暖を取ったり、煮物料理をしたりする際にとても重宝するのです」
「ほう……」
「材料もさほど必要ないですし、なにより……きっとオゼロ領を悩ませているであろう、とあるものが激減するので、それだけでも価値があるかと」
オゼロ領を悩ませているもの?
それすら思い浮かばず、かといってサヤの始めた話をこちらが急に打ち切ってしまうわけにもいかず、俺はなんでもない顔を取り繕い、必死で頭を働かせた。
なんだ? オゼロ領を悩ませているもの……まさかジェスルとかじゃないだろうし……北の地特有の食糧不足?
「オゼロには、売り物にならないと判断された、傷や割れの入った木炭が多く出るのではございませんか?」
「出るに決まっておろう。だが、それは新たな木炭を作るための燃料となっている。余ったりなどはしておらんよ」
「心得ております。ですが、それにも使えないものが多く残ると思うのですが。そう。具体的に述べますと……炭の粉などです」
「…………」
あ、それは確かに、大量に出るだろうな。
炭は重さを基準にして売買される。オゼロから運ばれてくる際炭は、木箱の中に、袋詰めの状態で入れられているのだ。
そうして運ばれてくる途中で擦れ、大量の粉を袋の中に残している。
買取の際、袋ごと秤にかけられ重さを測るのだが、当然この粉も重さに含まれている。燃料として使えないにも拘らず。
運が悪いと、炭の一、二本分が砕けていたりして、買い手と売り手との間で言い争いになったりもする、地味だが程々大きな問題だった。
運ぶだけであれだけ粉が出るのだから、オゼロに出る粉は相当量にのぼることだろう。
「この粉になった炭を、売れる品にします。塵を減らし金に変える。私の国ではリサイクルと言うのですが、これは知るに値する、価値あることではございませんか?」
「…………そんなことが、本当にできると言うのか?」
「できます。ですが、詳細はまだ述べられません。
因みにこの品、オゼロの秘匿権へとお勧めいたしました、建材の価値をも高める品でございます」
とんでもないものを出してきた。
それを、今、この場で、即興で⁉︎
エルピディオ様ではないが頭を抱えたくなった。
良いのかそれ。本当にできるのか? そんな夢のような話があるものか⁉︎
だがサヤは、できると確信を持ったことしか断言しない……。
己の世界の知識を、いつも我々に提供してくれるけれど、こんな風に言い切る時は……凛とした、騎士の顔をしている時のサヤは……。
……そういえばサヤは、こういった端材の利用法を、よく提案する……。
布の端材だって縫いぐるみとなったし、余り野菜を保存食にすることを提案したし、麦の糠を石鹸がわりに使ったりも……。
その考えに至ると、ただの炭の粉がかなりの付加価値を有するのではないかという期待が、膨れ上がってきた。
できるのだ、サヤは。
だからこの場で、出してきた。
「これは、ご協力いただける領地が、少しでも潤うよう、幸せが増えるよう、私どもが提供する、情報という名の支援でございます。
私どもは、陛下のご意志により、民の生活が潤う品を研究、提供していくのが職務。
ですから、フェルドナレンの未来のため、木炭を有償開示し、石炭を担い、建材を作ってくださるのがオゼロであるならば、その協力に最大限の謝意を示したく思って当然。少しでも、助けになれればと考えます。
レイシール様が協力すると申しましたのは、こういったことでございます。
この方は決して、己だけの利を追いません。この方は、誰かの笑顔を、己の利と思える方なのです」
最後に添えられた言葉に、エルピディオ様は驚いたようだ。
俺も、驚いた……。サヤが、俺を擁護する言葉を、エルピディオ様に伝えようとしてくれたことに。
「こんな風に、何かしらある問題を我がこととし、それをひとつずつ減らしていくことが、フェルドナレンの明るい未来に繋がると、私どもは考えております。
だから、みんなで幸せになりましょう。私たちは、そんな友でありたいです。
そのための決断。そのための一歩を、どうか踏み出してくださいませんか」
奪うのでも、利用するのでもないのだと。
お互いに持てるものを出し合い、更に前へと足を進めるのだと。
サヤの言葉は、なんの飾り気もなく聞こえ、ただ純粋に響いた。
そんな友でありたい……。
この娘は、本当に心から、そう思っているのだ……。
「…………お館様。私は有償開示に賛成致します」
思わぬ援護は、別のところからも上がった。
ダウィート殿だ。
根拠にこだわりを持つこの方が、根拠の定まらない話に賛成を示すなんてと驚いてしまったが、俺以上にエルピディオ様や、オゼロの方々が驚きを表情に出した。
「……ダウィート?」
何を言い出すのだ? と、恐る恐る聞き返したエルピディオ様に、ダウィート殿は乏しい表情ながらも、瞳に小さな……けれど強い意思を滲ませていた。
「木炭の秘匿は、もう限界であるのだと……それは私も、薄々思っていたことです。
需要に対し、供給が追いつきません。この時点で我々は、時代の足枷となってしまっているのです。
我々の守ってきたものを、我々が否定している……前文明を取り戻す道を、我々が閉ざしてしまうのは、やはり、間違っているのではないでしょうか……」
オゼロの内情を晒すことを、厭わぬ発言。
エルピディオ様に対して、ものを言う。平民であるという、彼が。
けれどそれを咎める者はいない。ダウィート殿は、それだけのことが許される地位にいるということなのだろう。
「それに私は、拠点村を見て参りました。
実際にあの地を歩き、この方が、私欲を満たすために行動する方ではないのだということは、肌で感じました。
お館様にも、一度訪れていただきたい村でした。
あそこには、夢があった。定まらないことへの不安よりも、希望があったのです。
なによりこの方は、他領の使者である私に惜しげもなく全て見せ、伝え、民に与えておりました。
次の代を担うセイバーンの領主はこの方です。その意思をあの村の全てから感じました。
あれほど大きな理想を掲げ、追い求め、それをああして形にしてしまえる方です。この方は、やると決めればその頂に、必ず到達する方でしょう」
「あれほど大きな理想……とな?」
「はい。本日、この場でもそれを、示してくださいました。
ですから、この方は偽りを述べていないと、私は判断致します。
確かにこの方は、己の理想を体現するため、我々に協力を乞うておられます。けれどそれは、皆の笑顔のためなのです。
その皆には……我々も、含まれているのです」
◆
ダウィート殿の賛成を得たことで、場の雰囲気がガラリと変わった。
それまで頑なに拒否しか念頭になかったエルピディオ様が、思案を始め、不審そうに我々を警戒していた武官の方々も、どこか表情を和らげてくださったように思う……。
「有償開示な……。
今までそのようなこと、考えたこともなかったのだよ我々は。
一体どのような形を考えておるというのか、レイシール殿の構想を聞かせてもらえるかな?」
その言葉に、正直身が震えた。
「はい。いきなり大々的に開示しろなどとは申しません。
まずは、他領ひとつ。試験的な試みと称し、実行に移してみせるだけで充分意味があります。
信頼のおける相手を選ぶ必要がありますから、オゼロ傘下に含まれます男爵家から。極力力を持たない家を、救済も兼ねるという形で。
可能ならば、南の樹海を領地内に持つか、立地的に近い場所が望ましいかと。
今年中に目処を立て、できれば年の終わりまでに炉のひとつでも稼働させることができれば良いと考えます」
不遇の時代を耐え、オゼロ傘下に残り続けてきている樹海持ちの領地も、多数あったと記憶している。
そういった領地に、多少の恩恵があっても良いだろう。
南の樹海が近ければ、木材の補給や追加にも対応しやすいだろうし、オゼロが北の地にあるのだ。
将来的に、南をこの地が担うようになれば、流通は格段に良くなるし、送料も削減できるし、木炭の割れも軽減されるだろう。
まるで足元を踏み固めるかのような、細かい構想の内容に、エルピディオ様は次第に困惑を見せ始めた。
「……急がずとも良いのかな?」
「急ぎたいですが、ここは慎重を期すべきでありましょう。
初の試みですから、念には念を入れ、時間を掛けて、最良の一歩を踏み出すべきと考えます。
その、協力を要請する領地を選別する間に、建材を研究する話を進めておけば、無駄は極力省けますから、焦る必要もございません。
現在研究の方ですが、こちらは、まず探していただきたい地層が二種類ございまして。極力領内から、できれば複数……」
俺たちがかなり綿密に計画を立てていること。また、慎重にことを進めるつもりであることは、構想を伝える段階で理解してもらえたようだ。
夢物語に、ただ理想を押し付けることを考えているのではなく、本気で提案を形にするつもりでいるのだと、その熱意が伝わるにつれ、エルピディオ様の表情も引き締まる。
「我々だけで話を進めるのは時間の無駄であろうな。
今いる者だけで構わぬから、長を呼び集めよ」
「ま、待ってください⁉︎ まだ、あまり詳細を伝えることはできないのです。
協定を結んでいただけるとなれば、全てお伝えできるのですが……」
「だから、その方向で話を進めているじゃないか。
そちらも、関係者を呼んで構わんよ。
それから、その協定は口約束ではないのだろう? 書類も作らねばならんし、細かく内容を協議する時間も取らねばな。
オゼロに戻れば連絡を取るだけで時間を食うのだ。ここでやってしまおう」
…………協定、結んでもらえる⁉︎
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