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ロレンの過去
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「また従者候補と武官候補を探さないといけませんね……」
いつまで経っても仕事量が減らないハインとルフス……。
何か一つが片付けば、また一つ湧いてくる感じだな。
武官候補に関しては、騎士の中からも探しているのだけど、求められる能力的に厳しい。
武術面では、決して皆、能力が劣るわけではないのだが、セイバーンの現状では文官としての能力も求められるため、なんとか水準に達しているのがジークくらいとなっている。
だがジークはセイバーン騎士団の長として、皆を率いてもらわなくては困る状況で、引き抜くわけにもいかない。
騎士の中である程度読み書きが得意な者を、もう少し鍛えるかという話になっているが、これにも時間が必要だ。
他の候補として、学舎を卒業している研修官の武官一名と、研修官手続きを終えたロレンも加え、二名武官がいることになるのだが、成人までという約束でお預かりしているので、あまり頼るのも憚られる……。
何よりロレンは、俺の警護、嫌だろうし……。
サヤの警護をさせるのも、なんかちょっと嫌なのだ……。ロレンの心情を知っているだけに。
流石に人の妻となった者に手を出すほど良識が無いとは思わないが……ロレンだってそれは苦しいだろう。
うーん……ロレンと何か、こう……関係を改善する術はないものか……。
悩んだ挙句、離宮建設に関する会議の席で、陛下にロレンのことを相談してみることにした。
「ロレンの過去だと?」
「はぁ……どうも俺、毛嫌いされておりまして……何か理由があるのならと思い……」
「ははは。それならリヴィの方が分かるのではないか?」
引き合いに出され、リヴィ様は嫌そうに表情を歪めた。そして俺に対し、申し訳なさげに眉を寄せる……。
「その節は、大変な無礼を……本当に申し訳なく思っておりますわ……」
「いやいやいや、もう良いですって。誤解が色々錯綜していたじゃないですか」
幼い頃の俺を少女だと思っていたり、その誤解が解けたら今度は、俺の世話を焼くギルが俺に想いを寄せていると勘違いしたりと……まぁ、色々と……。
誤解が解けて本当に良かったですよ……。
ロレンの気持ち、陛下と近衛の面々はなんとなく察している様子。
女性の彼女が女性のサヤに思慕を寄せるには、きっと理由があるのじゃないかという俺の意見に、お互いが顔を見合わせた。
「まぁ……あるといえばある……か」
「そうですわね。あるといえば……」
「持って生まれた性格って気もするけどね」
最後にそう言ったのはユーロディア殿。
一つ息を吐いてから、知っていることったって、ちょっとだけだよ。と、前置きして教えてくれたのは……。
「ヴァイデンフェラーは人手不足もあるし、適性があれば女だって武器を握る。それをどうこう言われたりなんてしないのよ。
だから私もこうしてるわけだけど、ヴァーリンってこう……厳格なところがあるでしょ?」
「古風というか、昔からのしきたりに拘りがある血筋……土地柄なのですわ」
それには俺も頷いた。
ヴァーリンは、血筋への拘りが強く、昔からの習慣を厳しく守っていることが多く見受けられる。
婚姻等も、家の格式に対して厳しいため、降嫁して嫁ぐような方は珍しいし、文官であっても武術は皆伝まで続けさせられるし、しかも二種を得なければならないという、徹底ぶりなのだ。
皆伝まで上り詰めようと思うと、それなりに適正も必要であるというのに、それを二種……。
そこまで行くと、通常は武官ができる力量なのだよな……。
当然、文官の方に求めるには酷な要求なので、皆伝に至るにはそれなりに時間を有することになる。
だから、四十路や五十路になっても鍛錬を続けている方が多く、がっちり筋肉質な文官は、ヴァーリン傘下の方と見てまず間違いない。
「ロレン、小さい頃から体格もそこそこ大きかったみたいだし、女ってほら……男より先に成長期が来るでしょ?
だから幼い頃は、同年代の男の子たちよりも先に大きくなって、喧嘩なんかは負けなしみたいな感じだったんだって。
小さなうちはそれで良かったんだけど、育つとほら……嫁いだりとか色々、考えなきゃだし、それまで誇っていたことが全部否定されることになる。
ロレンは強いままなのに、自分より弱い相手が偉そうにしだして、ロレンを嘲るようになったりとかあったみたいで、そういうのが許せなかったみたい……」
反発が摩擦を生み、住んでいた町ではかなり浮いた存在であったそう。
「結婚の話もあったらしいんだけど……そこでちょっと色々揉めたみたいで、それも破談になって、家族との関係もこじれちゃったって聞いた」
そんな孤立無縁の状態でいた時、女近衛という職務が誕生し、彼女にも声が掛かったのだそう。
ロレンは喜んで訓練に没頭したし、家族からも厄介払いできるとばかりに送り出されたのだという。
「まぁだいぶん拗らせておるのは確かだがな」
「でも大体察しはつくよね。私たちだって、女近衛に抜擢された当初は、王都で色々あったもん」
「一人きりで戦っていたなら苦しかったでしょうね……。だからロレンを、あまり悪く思わないでやってくださいまし」
悩ましげに溜息を吐く御三方。そして何故か皆様で俺を頭から爪先まで眺めて……。
「ひ弱そうな男の人には特に反発するんだよねあの子」
「ひ弱そう…………」
それって、俺がひ弱そうに見えるってことですか……。
「其方は色々が裏目に出ておるからな」
「レイ様って本当……鍛えてないわけじゃないのに、なんでそう見えないんだろうね……」
「知りませんよ……」
攻撃は苦手だけれど、守りに関しては人並みのことはできるようになったつもりだし、簡単に遅れをとるつもりはない。
サヤに手解きまで受けて筋肉も鍛えてる……なのに何故か見た目に反映されないのだ。
「でもこの前の決闘でレイ様ロレンに勝ったんでしょ?」
「なにっ、其方ら決闘したのか⁉︎ 何故早く報告せぬのだ!」
陛下が面白そうな話はもっと早く教えろと身を乗り出す。お腹に障るから興奮しないでくださいっ。
「決闘じゃないですから!」
「ロレンは決闘のつもりだったと思うよ。
あの後もすっごい悔しそうで、むちゃくちゃ鍛錬に身を入れてたから、あの娘には良かったと思うけど……。
レイ様にはとんだとばっちりだよねぇ……」
「……でも、貴方を侮ることはもうしないでしょう。
貴方がどう言った方かを、派遣官として職務に就く間に知ってくれれば……誤解も解けると思うのだけど……」
「本来の其方は、ロレンの毛嫌いする人種とは、対角におるゆえな」
女近衛を妻に迎えておる時点で、分かって然るべきだと思うが……と、陛下。
「まぁ、我らもリカルドからの報告で得た情報ゆえ、本当はもっと根深く、他の事情があるのやもな……」
と、そこで急に陛下は動きを止めた。
「どうされました?」
驚いたように瞳を見開くから、そう聞いたのだけど、イタタと腹をさすり……。
「いや、蹴られた。こやつ、日に日に動きが荒っぽくなるな」
「あら。ではやはり、男の子かもしれませんわね?」
途端に場の雰囲気が和らぐ。陛下のお腹のお子は、順調にすくすくとお育ちであるようだ。
お腹の張りもしっかり大きくなってきており、もう誤魔化せない段階に達している……。陛下が陽の光を毒とする身でなければ、きっとここまで保ちはしなかったろうが、部屋にこもっているのが当然の身であったからなんとか今日まで耐えられた。
そろそろ、クロードたちにもこの秘密を打ち明ける時だろうな……。
「……陛下、ご懐妊の件、そろそろ配下に告げさせていただけますでしょうか?」
「うむ。良きに計らえ」
「はっ」
…………はぁ。良くここまで持ち堪えた。
陛下の部屋を辞すと、外で待機していたハインとシザーが直ぐに寄ってきた。
「皆を会議室に集めてほしい。報告がある」
「畏まりました」
父上にも、お伝えできれば良かったのだけど……お知りになれば、きっと喜んでくださったろうけれど……言っても詮無きことだな……。
いつまで経っても仕事量が減らないハインとルフス……。
何か一つが片付けば、また一つ湧いてくる感じだな。
武官候補に関しては、騎士の中からも探しているのだけど、求められる能力的に厳しい。
武術面では、決して皆、能力が劣るわけではないのだが、セイバーンの現状では文官としての能力も求められるため、なんとか水準に達しているのがジークくらいとなっている。
だがジークはセイバーン騎士団の長として、皆を率いてもらわなくては困る状況で、引き抜くわけにもいかない。
騎士の中である程度読み書きが得意な者を、もう少し鍛えるかという話になっているが、これにも時間が必要だ。
他の候補として、学舎を卒業している研修官の武官一名と、研修官手続きを終えたロレンも加え、二名武官がいることになるのだが、成人までという約束でお預かりしているので、あまり頼るのも憚られる……。
何よりロレンは、俺の警護、嫌だろうし……。
サヤの警護をさせるのも、なんかちょっと嫌なのだ……。ロレンの心情を知っているだけに。
流石に人の妻となった者に手を出すほど良識が無いとは思わないが……ロレンだってそれは苦しいだろう。
うーん……ロレンと何か、こう……関係を改善する術はないものか……。
悩んだ挙句、離宮建設に関する会議の席で、陛下にロレンのことを相談してみることにした。
「ロレンの過去だと?」
「はぁ……どうも俺、毛嫌いされておりまして……何か理由があるのならと思い……」
「ははは。それならリヴィの方が分かるのではないか?」
引き合いに出され、リヴィ様は嫌そうに表情を歪めた。そして俺に対し、申し訳なさげに眉を寄せる……。
「その節は、大変な無礼を……本当に申し訳なく思っておりますわ……」
「いやいやいや、もう良いですって。誤解が色々錯綜していたじゃないですか」
幼い頃の俺を少女だと思っていたり、その誤解が解けたら今度は、俺の世話を焼くギルが俺に想いを寄せていると勘違いしたりと……まぁ、色々と……。
誤解が解けて本当に良かったですよ……。
ロレンの気持ち、陛下と近衛の面々はなんとなく察している様子。
女性の彼女が女性のサヤに思慕を寄せるには、きっと理由があるのじゃないかという俺の意見に、お互いが顔を見合わせた。
「まぁ……あるといえばある……か」
「そうですわね。あるといえば……」
「持って生まれた性格って気もするけどね」
最後にそう言ったのはユーロディア殿。
一つ息を吐いてから、知っていることったって、ちょっとだけだよ。と、前置きして教えてくれたのは……。
「ヴァイデンフェラーは人手不足もあるし、適性があれば女だって武器を握る。それをどうこう言われたりなんてしないのよ。
だから私もこうしてるわけだけど、ヴァーリンってこう……厳格なところがあるでしょ?」
「古風というか、昔からのしきたりに拘りがある血筋……土地柄なのですわ」
それには俺も頷いた。
ヴァーリンは、血筋への拘りが強く、昔からの習慣を厳しく守っていることが多く見受けられる。
婚姻等も、家の格式に対して厳しいため、降嫁して嫁ぐような方は珍しいし、文官であっても武術は皆伝まで続けさせられるし、しかも二種を得なければならないという、徹底ぶりなのだ。
皆伝まで上り詰めようと思うと、それなりに適正も必要であるというのに、それを二種……。
そこまで行くと、通常は武官ができる力量なのだよな……。
当然、文官の方に求めるには酷な要求なので、皆伝に至るにはそれなりに時間を有することになる。
だから、四十路や五十路になっても鍛錬を続けている方が多く、がっちり筋肉質な文官は、ヴァーリン傘下の方と見てまず間違いない。
「ロレン、小さい頃から体格もそこそこ大きかったみたいだし、女ってほら……男より先に成長期が来るでしょ?
だから幼い頃は、同年代の男の子たちよりも先に大きくなって、喧嘩なんかは負けなしみたいな感じだったんだって。
小さなうちはそれで良かったんだけど、育つとほら……嫁いだりとか色々、考えなきゃだし、それまで誇っていたことが全部否定されることになる。
ロレンは強いままなのに、自分より弱い相手が偉そうにしだして、ロレンを嘲るようになったりとかあったみたいで、そういうのが許せなかったみたい……」
反発が摩擦を生み、住んでいた町ではかなり浮いた存在であったそう。
「結婚の話もあったらしいんだけど……そこでちょっと色々揉めたみたいで、それも破談になって、家族との関係もこじれちゃったって聞いた」
そんな孤立無縁の状態でいた時、女近衛という職務が誕生し、彼女にも声が掛かったのだそう。
ロレンは喜んで訓練に没頭したし、家族からも厄介払いできるとばかりに送り出されたのだという。
「まぁだいぶん拗らせておるのは確かだがな」
「でも大体察しはつくよね。私たちだって、女近衛に抜擢された当初は、王都で色々あったもん」
「一人きりで戦っていたなら苦しかったでしょうね……。だからロレンを、あまり悪く思わないでやってくださいまし」
悩ましげに溜息を吐く御三方。そして何故か皆様で俺を頭から爪先まで眺めて……。
「ひ弱そうな男の人には特に反発するんだよねあの子」
「ひ弱そう…………」
それって、俺がひ弱そうに見えるってことですか……。
「其方は色々が裏目に出ておるからな」
「レイ様って本当……鍛えてないわけじゃないのに、なんでそう見えないんだろうね……」
「知りませんよ……」
攻撃は苦手だけれど、守りに関しては人並みのことはできるようになったつもりだし、簡単に遅れをとるつもりはない。
サヤに手解きまで受けて筋肉も鍛えてる……なのに何故か見た目に反映されないのだ。
「でもこの前の決闘でレイ様ロレンに勝ったんでしょ?」
「なにっ、其方ら決闘したのか⁉︎ 何故早く報告せぬのだ!」
陛下が面白そうな話はもっと早く教えろと身を乗り出す。お腹に障るから興奮しないでくださいっ。
「決闘じゃないですから!」
「ロレンは決闘のつもりだったと思うよ。
あの後もすっごい悔しそうで、むちゃくちゃ鍛錬に身を入れてたから、あの娘には良かったと思うけど……。
レイ様にはとんだとばっちりだよねぇ……」
「……でも、貴方を侮ることはもうしないでしょう。
貴方がどう言った方かを、派遣官として職務に就く間に知ってくれれば……誤解も解けると思うのだけど……」
「本来の其方は、ロレンの毛嫌いする人種とは、対角におるゆえな」
女近衛を妻に迎えておる時点で、分かって然るべきだと思うが……と、陛下。
「まぁ、我らもリカルドからの報告で得た情報ゆえ、本当はもっと根深く、他の事情があるのやもな……」
と、そこで急に陛下は動きを止めた。
「どうされました?」
驚いたように瞳を見開くから、そう聞いたのだけど、イタタと腹をさすり……。
「いや、蹴られた。こやつ、日に日に動きが荒っぽくなるな」
「あら。ではやはり、男の子かもしれませんわね?」
途端に場の雰囲気が和らぐ。陛下のお腹のお子は、順調にすくすくとお育ちであるようだ。
お腹の張りもしっかり大きくなってきており、もう誤魔化せない段階に達している……。陛下が陽の光を毒とする身でなければ、きっとここまで保ちはしなかったろうが、部屋にこもっているのが当然の身であったからなんとか今日まで耐えられた。
そろそろ、クロードたちにもこの秘密を打ち明ける時だろうな……。
「……陛下、ご懐妊の件、そろそろ配下に告げさせていただけますでしょうか?」
「うむ。良きに計らえ」
「はっ」
…………はぁ。良くここまで持ち堪えた。
陛下の部屋を辞すと、外で待機していたハインとシザーが直ぐに寄ってきた。
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