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二章
八話 逢引き①
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セクスティリア・シラナより、セクスティリア・カエソニアへ文をしたためます
日差しが暑くなってきましたが、お変わりはないですか?
先日はお祝いの品をありがとうございます。
曙の女神のカメオ、とても素敵だったわ。
こんなに高価なもの、十五になったばかりの私には、まだ分不相応なのではと思ったのですが、お姉様の見立ててくださった外套飾りですもの。見合う女性になれるよう、努力しなければいけないのだと身の引き締まる思いでいます。
クァルトゥス様との婚姻までには、そうなれなければいけないわね。
そう。先日正式に、アウレンティウスのクァルトゥス様との婚姻が決まったと、お父様にお聞きしました。
とはいえもう少し先の話です。あの方が、無事騎士階級の首席百人隊長に選ばれてから。
今からそれが待ち遠しいです。
私たちもお姉様とカエソニウス様のように、睦まじい夫婦となれるかしら。
私の曙たるセクスティリア・カエソニアへ、貴女の月のセクスティリアより
それからは、時が過ぎるのが随分と速くなった。
毎日が楽しくて、刺激的で、なんだか違う世界に来たみたいに感じたものよ。
「お嬢様、本日もクァルトゥス様とお出かけですか?」
お祈りを終えた私に、ゾフィがそう声を掛けてくれたのは、他の奴隷たちに聞かせるための演技でもあったわ。
「えぇ。ゾフィ、今日もお遣い、貴女にお願いできる?」
「ふふっ、お嬢様のお望みとあらば」
ゾフィとは、軽口を叩くくらい仲良くなったわ。
学び舎へも相変わらず通っていたけれど、前ほどの取り巻きはおらず、かといって浮いているわけでもなかった。
私とクルトが婚約したことで、色々と学び舎内での力関係が変わったの。
特に、クルトが元老院議員を目指し始めたことは、大きく状況を変化させたわ。
後で知ったのだけど、クルトは元々、政治的なことからは身を離してきていたそう。
クルトの家も、私の家と同じく元老院議員を多く輩出する血筋。貴族ではなく上位平民だったけれど、屈指の財を持つ、発言力の強い家だった。
元老院議員は世襲ではなかったけれど、それも結局建前でしかなくて、息子や婿を議員にして、権力を引き継ぐのは当たり前のこと。
お父様が議員であるクルトも、当然のようにそれを望まれ、だけどずっと拒んでいたの。
なのに、私との婚約を条件に、それを受け入れたのですって……。
彼の人生を私が犠牲にして良いはずがない。
そう思ったから、取り止めるべきと彼に言ったの。だけど……。
「良いんだ。そうするだけの利点が、僕にはあると思ったのだから」
クルトは成績優秀だったし、人望もあったし、外見にも恵まれていた。
だから周りは、クルトの希望などお構いなしに、彼が元老院議員を目指すことを疑っていなかった。
でもクルトには、別の夢があった……。
「良いんだよ。そんな顔をしないで。
元老院議員になることだって、僕の本当の目的に近付く手段だもの。
政治家にならなければ知ることのできない歴史というものもあるし、学者を目指すのは、役割を果たしてからでも遅くはない」
彼は、歴史学者になりたかったの。
そのために学ぶ時間が欲しかった。
それを私のために、捧げてしまった……。
「だって仕方がないでしょう? 夢よりも、貴女と共にいることが大切だと思ってしまったんだ」
そんな冗談を真顔で言うのには、呆れてしまったけれど。
「ねぇゾフィ、おかしくないかしら?」
「お美しいですわ」
「でもちょっと……肌が透けすぎじゃない?」
十五になって、私の体つきも女性らしくなってきていたわ。だから……こんな風に体型の変化を強調する衣服は、なんだか恥ずかしかった。特に、誰かに見られるかもと、思うことが……。
「逢瀬なんですから、そんなものですよ」
今日初めて着た薄絹の礼装。これがびっくりするくらい肌の透ける仕様だったの。
極南の国の貿易品である絹の薄衣を、贅沢に重ね使いした高価な意匠。生地の重なる胴回りはともかく、一重の腕はくっきり透けていた。
動きによっては、他も透けてしまうのじゃないかしら……。
「ねぇ、本当に似合ってる?」
「素敵ですとも! 私が言うんですから間違いありませんっ!
それにその生地は、クァルトゥス様からの贈り物ですよ?」
今日着ないでいつ着るんです。と、ゾフィは言うけれど……。
「……ゾフィの審美眼を疑ってるんじゃないのよ。
ただ、いくら生地や意匠が素敵でも……私に似合うかどうかは別問題ってだけで……」
「ちゃんとお似合いですし、セクスティリア様はいつもお綺麗ですよ? 本当に。
クァルトゥス様だって、絶対大絶賛してくださいますよ」
「だってクルトは婚約者だし……この品の贈り主なら、私がどんな格好をしてようが、世辞を言うしかないじゃない」
その点、アラタは正直なのよ……本当に。
この前だって、髪を一部結い上げていたら、頭に鞠を乗っけてんのかと思ったって、笑われてしまったのよ?
「それはアラトゥス様が変なだけです」
「でも……」
「セクスティリア様! 貴女の婚約者はクァルトゥス様です! 外野の目なんて気にしなくて良いんです!」
……そう、分かってはいるの……。
私はクルトの婚約者で、アラタの目なんて気にする必要ないって。
でも……アラタは私の親友なの。彼にだって恥ずかしい友だなんて、思ってほしくないの。
女の私を友だと言ってはばからない……対等に扱ってくれる貴重な人よ。
口答えすることだって許してくれる、大切な人。
世間知らずの私に、沢山のことを教えてくれる、かけがえのない人なの……。
衣服を整えたら、次は髪型。髪を綺麗にくしけずり一部を結いあげたわ。
そしてその纏めた部分を覆うように、婚約の証としてアウレンティウス家から贈られた、豪奢な髪飾りを添え、固定していく。
見事な蔦模様の、とても大きな髪飾り。揺れる琥珀製の飾りがふんだんに取り付けられ、節々に木の実や花を模した宝石が散りばめられている、まだたった十五の小娘には気後れしてしまうほどの逸品だった。
私とクルトの婚約が、この財を目当ての一つとしていることを、当然アウレンティウスはご存知なのでしょうね。
新興勢力である上位平民は財力のある家が多く、貴族には疎まれている。特にお父様は貴族としての矜持から、いくら発言力があろうとも、上位平民との婚約など常なら認めなかったことでしょう。
しかしそれを覆すほど、アウレンティウスの財は莫大で、魅力的なのだわ。
身支度を整え、クルトに会ってくると言うと、皆はどんな時間であっても、私を送り出してくれたわ。
言葉を喋るのに不自由しなくなった弟たちは、お土産を要求してくるようになった。
今日は闘技場に行くのだって、どこで聞きつけてきたのか……。
「おみゃげ!」
「剣闘士の姿絵!」
「この前買ってあげたじゃない」
「僕が欲しいのは二刀闘士の姿絵だよっ。重装闘士はもうあるもん!」
「あぅもん!」
男の子ってどうしてああいうのが好きなのかしら……。
「分かったわ。見つけたら買ってくるけど……無かったら我慢なさいね?」
「うん! いってらっしゃい!」
「らしゃーい!」
ブンブンと手を振る二人が可愛くて、どうせまた買って帰ってしまうのよね……と、溜息。
……本当のことを言うと、闘技場はあまり好きじゃない。
だって怖いもの。大きな声で怒鳴り合っている観客たちが。
血を流して戦う闘士たちが。
でも……今日は行かなきゃ。
だって、あそこにアラタが出るのだもの……。
日差しが暑くなってきましたが、お変わりはないですか?
先日はお祝いの品をありがとうございます。
曙の女神のカメオ、とても素敵だったわ。
こんなに高価なもの、十五になったばかりの私には、まだ分不相応なのではと思ったのですが、お姉様の見立ててくださった外套飾りですもの。見合う女性になれるよう、努力しなければいけないのだと身の引き締まる思いでいます。
クァルトゥス様との婚姻までには、そうなれなければいけないわね。
そう。先日正式に、アウレンティウスのクァルトゥス様との婚姻が決まったと、お父様にお聞きしました。
とはいえもう少し先の話です。あの方が、無事騎士階級の首席百人隊長に選ばれてから。
今からそれが待ち遠しいです。
私たちもお姉様とカエソニウス様のように、睦まじい夫婦となれるかしら。
私の曙たるセクスティリア・カエソニアへ、貴女の月のセクスティリアより
それからは、時が過ぎるのが随分と速くなった。
毎日が楽しくて、刺激的で、なんだか違う世界に来たみたいに感じたものよ。
「お嬢様、本日もクァルトゥス様とお出かけですか?」
お祈りを終えた私に、ゾフィがそう声を掛けてくれたのは、他の奴隷たちに聞かせるための演技でもあったわ。
「えぇ。ゾフィ、今日もお遣い、貴女にお願いできる?」
「ふふっ、お嬢様のお望みとあらば」
ゾフィとは、軽口を叩くくらい仲良くなったわ。
学び舎へも相変わらず通っていたけれど、前ほどの取り巻きはおらず、かといって浮いているわけでもなかった。
私とクルトが婚約したことで、色々と学び舎内での力関係が変わったの。
特に、クルトが元老院議員を目指し始めたことは、大きく状況を変化させたわ。
後で知ったのだけど、クルトは元々、政治的なことからは身を離してきていたそう。
クルトの家も、私の家と同じく元老院議員を多く輩出する血筋。貴族ではなく上位平民だったけれど、屈指の財を持つ、発言力の強い家だった。
元老院議員は世襲ではなかったけれど、それも結局建前でしかなくて、息子や婿を議員にして、権力を引き継ぐのは当たり前のこと。
お父様が議員であるクルトも、当然のようにそれを望まれ、だけどずっと拒んでいたの。
なのに、私との婚約を条件に、それを受け入れたのですって……。
彼の人生を私が犠牲にして良いはずがない。
そう思ったから、取り止めるべきと彼に言ったの。だけど……。
「良いんだ。そうするだけの利点が、僕にはあると思ったのだから」
クルトは成績優秀だったし、人望もあったし、外見にも恵まれていた。
だから周りは、クルトの希望などお構いなしに、彼が元老院議員を目指すことを疑っていなかった。
でもクルトには、別の夢があった……。
「良いんだよ。そんな顔をしないで。
元老院議員になることだって、僕の本当の目的に近付く手段だもの。
政治家にならなければ知ることのできない歴史というものもあるし、学者を目指すのは、役割を果たしてからでも遅くはない」
彼は、歴史学者になりたかったの。
そのために学ぶ時間が欲しかった。
それを私のために、捧げてしまった……。
「だって仕方がないでしょう? 夢よりも、貴女と共にいることが大切だと思ってしまったんだ」
そんな冗談を真顔で言うのには、呆れてしまったけれど。
「ねぇゾフィ、おかしくないかしら?」
「お美しいですわ」
「でもちょっと……肌が透けすぎじゃない?」
十五になって、私の体つきも女性らしくなってきていたわ。だから……こんな風に体型の変化を強調する衣服は、なんだか恥ずかしかった。特に、誰かに見られるかもと、思うことが……。
「逢瀬なんですから、そんなものですよ」
今日初めて着た薄絹の礼装。これがびっくりするくらい肌の透ける仕様だったの。
極南の国の貿易品である絹の薄衣を、贅沢に重ね使いした高価な意匠。生地の重なる胴回りはともかく、一重の腕はくっきり透けていた。
動きによっては、他も透けてしまうのじゃないかしら……。
「ねぇ、本当に似合ってる?」
「素敵ですとも! 私が言うんですから間違いありませんっ!
それにその生地は、クァルトゥス様からの贈り物ですよ?」
今日着ないでいつ着るんです。と、ゾフィは言うけれど……。
「……ゾフィの審美眼を疑ってるんじゃないのよ。
ただ、いくら生地や意匠が素敵でも……私に似合うかどうかは別問題ってだけで……」
「ちゃんとお似合いですし、セクスティリア様はいつもお綺麗ですよ? 本当に。
クァルトゥス様だって、絶対大絶賛してくださいますよ」
「だってクルトは婚約者だし……この品の贈り主なら、私がどんな格好をしてようが、世辞を言うしかないじゃない」
その点、アラタは正直なのよ……本当に。
この前だって、髪を一部結い上げていたら、頭に鞠を乗っけてんのかと思ったって、笑われてしまったのよ?
「それはアラトゥス様が変なだけです」
「でも……」
「セクスティリア様! 貴女の婚約者はクァルトゥス様です! 外野の目なんて気にしなくて良いんです!」
……そう、分かってはいるの……。
私はクルトの婚約者で、アラタの目なんて気にする必要ないって。
でも……アラタは私の親友なの。彼にだって恥ずかしい友だなんて、思ってほしくないの。
女の私を友だと言ってはばからない……対等に扱ってくれる貴重な人よ。
口答えすることだって許してくれる、大切な人。
世間知らずの私に、沢山のことを教えてくれる、かけがえのない人なの……。
衣服を整えたら、次は髪型。髪を綺麗にくしけずり一部を結いあげたわ。
そしてその纏めた部分を覆うように、婚約の証としてアウレンティウス家から贈られた、豪奢な髪飾りを添え、固定していく。
見事な蔦模様の、とても大きな髪飾り。揺れる琥珀製の飾りがふんだんに取り付けられ、節々に木の実や花を模した宝石が散りばめられている、まだたった十五の小娘には気後れしてしまうほどの逸品だった。
私とクルトの婚約が、この財を目当ての一つとしていることを、当然アウレンティウスはご存知なのでしょうね。
新興勢力である上位平民は財力のある家が多く、貴族には疎まれている。特にお父様は貴族としての矜持から、いくら発言力があろうとも、上位平民との婚約など常なら認めなかったことでしょう。
しかしそれを覆すほど、アウレンティウスの財は莫大で、魅力的なのだわ。
身支度を整え、クルトに会ってくると言うと、皆はどんな時間であっても、私を送り出してくれたわ。
言葉を喋るのに不自由しなくなった弟たちは、お土産を要求してくるようになった。
今日は闘技場に行くのだって、どこで聞きつけてきたのか……。
「おみゃげ!」
「剣闘士の姿絵!」
「この前買ってあげたじゃない」
「僕が欲しいのは二刀闘士の姿絵だよっ。重装闘士はもうあるもん!」
「あぅもん!」
男の子ってどうしてああいうのが好きなのかしら……。
「分かったわ。見つけたら買ってくるけど……無かったら我慢なさいね?」
「うん! いってらっしゃい!」
「らしゃーい!」
ブンブンと手を振る二人が可愛くて、どうせまた買って帰ってしまうのよね……と、溜息。
……本当のことを言うと、闘技場はあまり好きじゃない。
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でも……今日は行かなきゃ。
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