1 / 87
序章
プロローグ
しおりを挟む
深夜の森だった。差し込む月光だけが頼りなく闇色の森を照らしている。
そんなわずかな光源だけを頼りに少年と少女は夜の森を疾駆していた。
少年は17歳くらいのやや筋肉質な体格の少年。
対する少女はまだ14歳前後であろう幼い風貌の小柄な体躯。
少年に手を引かれるままに少女は走っているがその息は荒く、体力が限界にきていることが分かる。
無論、少年とて余裕綽々という訳ではない。
足元さえおぼつかない薄暗い森の中、明らかに人が通ることを想定していない獣道を駆けてきたのだ。体力は削られている。
少年でさえ疲労を覚えているくらいなのだから、少女の負担はそれ以上のものだろう。少女のためを思えばこそ、一旦足を止めて休息を取りたいところだ。
だが、それはできない。
追跡者たちはそれを待ってはくれない。
そう、少年と少女は逃げていた。追跡者たちの手から逃げ回っていた。
森の中を縦横無尽に逃げに逃げているが、徐々に、段々と追跡者たちの包囲の渦が迫っていることを感じる。
それを思えばこそ、足を止めることなどできなかった。
少年は少女の瞳をしっかりと見て、問いかける。
「大丈夫か? まだ走れるか?」
少女は気丈にも頷くが、そんな余裕はもう残っていないのは明白だ。どうする? 少年は自問する。少年は徒手空拳。何も持ち物はない。逃げてくる途中で投げ捨ててしまったし、持っていたとしてもこの状況で役に立つ物があったとは思えない。
どうする? どうすれば、この状況をひっくり返せる? 少女を連れて、無事に逃げおおせることができるというのだ? 少年が必死に頭を働かせていると、そこに「いたぞ!」と声がかかる。
ゾクッとする。それは追跡者の者に他ならないからだ。少年は辺りを見渡し、声とは逆の方向に少し森が開けたようになっている箇所を見つけるとそちらに向けて駆け出そうとする。しかし、そんな少年を少女は止めた。少年の上着の裾を掴み、弱々しい声で「ダメ……」と口にする。
「そっちは聖域。入ったらダメ……」
「聖域って言われたって……」
こんな何の変哲もないであろう森の中にそんな『聖域』だなんて言われている場所があるということに少し驚きながらも、少年は躊躇する。この先しか逃げる場所はないのだ。ならばそこが聖域だろうと悪魔の領域だろうと踏み入るしかない。少年は少女の手を取り駆け出した。
「行くしかないんだ!」
少女は少年の手を無理に振り払うようなことはせず、やや躊躇した様子を見せたものの少年に続き、二人は聖域とされた場所に足を踏み入れる。
なるほど、たしかに。
そこは聖域と言われるに値するであろう場所だった。
それまでは所構わずどこだろうと生え茂っていた木も草も、その空間の中央に位置する樹齢千年以上を思わせる巨大な樹木を中心に円環を描くように綺麗に生え揃っている。巨大な樹木を守るかのように周囲に立ち並ぶ木々。月の光に照らされた巨大な樹木はたしかに神聖な雰囲気を感じ取ることができる。だが、それ以上に少年の目を引いたのはその巨大な樹木の麓に突き刺さった一本の剣だった。
美しい、剣だった。
一目見ただけでそれが分かる。少年に物の真贋を見極めるような審美眼はない。それでもその剣がただの剣ではないことが分かる。
柄と鍔の部分だけでも綺麗に装飾されたその剣はその刀身を真っ直ぐに伸ばし、巨大な樹木の麓に突き刺さっている。
空間全体とその剣。その両方が醸し出す神聖な雰囲気に思わず生唾も飲み込んで飲まれかけた時「聖域に行ったぞ! 追いかけろ!」と背後から声がして、ハッと少年は我を取り戻した。
そうだ。自分たちは追われているのだ。少年は少女の手を引き、再び駆け出す。空間の中心に位置する、円環状に立ち並んだ木々の中心、一本の美しい剣が刺さった巨大な樹木に。それは本能的な判断だった。逃げ出すことだけを考えるのなら別の方向に向かって走った方がよかったかもしれない。だが、少年はなんとなく、その剣に引き寄せられるようにして巨大な樹木を目指した。
やがて中央の巨大な樹木の元に辿り着く。少年と少女はそこで荒い息を吐く。その時だった。大量の人の気配が少年たちを囲むようにザッと現れたのは。
囲まれた……!? 少年はそう痛感する。中央の巨大な樹木の元にいる少年と少女。その二人を囲むように男たちが周辺の立ち並んだ木々の影から姿を見せる。どの男も筋肉隆々にして剣や斧、弓といった武器で武装していて、全く隙がない。徒手空拳の少年とか弱い少女だけでは到底、敵わないであろう。一人が相手でも勝てるがどうか怪しいというのにそれが少なく見積もっても二十人はいた。少年の顔に焦りの色が浮かぶ。少女の顔に絶望が浮かぶ。どうしようもない。このまま、少年も少女も男たちに捕われる他に道はない。
そう思った。だが。
(そうだ……!)
少年は見る。自分たちがいる巨大な樹木、その麓に刺さった一本の剣を。この剣を使えば、と思う。無論、自分が剣一本持ったところで多勢に無勢。この劣勢を跳ね返して、男たちを倒せるなんてことは思ってはいない。それでも、ないよりはマシだろう、と思う。
少年が剣に視線を向けたのに気付いたのか、少女は少年の顔を見上げると「ダメ……」と言う。
ダメ? 何がダメだというのだ? 無駄な抵抗にしても無いよりはマシだろう。そんな思いで少年は自分を見上げる少女の瞳を見返す。少女は少年の目と剣を見比べた後、「この剣は聖桜剣キルシェ」と言った。
「聖桜剣……?」
随分と御大層な名前の剣だな、と思う。そういえばここは『聖域』とか少女は言っていた。聖域にある剣だから聖剣、という訳か?
「この剣は選ばれし者にしか扱えない伝説の剣。世界最古の幻想具にして四大至宝の一つ」
少年は何も言っていないのに、少女は剣に関する説明を続ける。
「これまで多くの人がこの剣を抜こうとした。でも、抜けなかった。どんな凄腕の剣士でも、どんな力自慢でも、この木の麓に刺さった剣を抜くことはかなわなかった……」
少女が剣を見つめる。
「四大至宝なんてたいそれたものがこんなところに野ざらしになっているのがその証拠。この剣を抜くことは誰にもかなわない」
そして、諦めた瞳で少女はナハトを見上げる。
「ナハト。貴方にもきっと、抜くことはできない」
対する少年――ナハトは少し憤慨していた。貴方には抜けない? 俺には扱えない? ふざけるな。いきなりこんな場所に呼びつけられたのもそうだが、それから一人の女の子も救うことができないで逃げ回るだけで、その果てに剣一本抜くことすらできない、だと。そんなふざけた話があるか。何の因果か知らないが俺はこんな場所に呼ばれたのだ。だったらこんな剣の一本くらい抜けなければ帳尻が合わないではないか。なんのために自分がこんな場所に呼ばれたのか、全く、分からないではないか!
ナハトは決意の瞳で少女の瞳を、そして、剣を、聖桜剣キルシェを見た。そして、少女が止めるのにも構わずにその柄に手を伸ばす。そして叫んだ。心からの思いを、気持ちを。
「聖桜剣だかなんだか知らないが……俺の物になりやがれええええええええ!」
その瞬間、聖桜剣キルシェが膨大な光を放った。月光だけに照らされた闇夜を明るく照らす薄紅色の光。漆黒の森が一瞬、昼間と見まごうように光を帯びる。その光に思わずナハトたちを包囲していた男たちも驚きの声を上げる。その果てに、
「……う、嘘……」
少女の驚きの声が響く。聖剣は、聖桜剣は……。
「………………!」
ナハトの手に、しっかりと握られていた。ナハトを所有者と認めるかのようにその刀身が眩しく輝く。薄紅色の輝き。その輝きを見たナハトは、それはまるで故郷の花のよう。
そう、舞い散る桜の花びらのようだと思った。
そんなわずかな光源だけを頼りに少年と少女は夜の森を疾駆していた。
少年は17歳くらいのやや筋肉質な体格の少年。
対する少女はまだ14歳前後であろう幼い風貌の小柄な体躯。
少年に手を引かれるままに少女は走っているがその息は荒く、体力が限界にきていることが分かる。
無論、少年とて余裕綽々という訳ではない。
足元さえおぼつかない薄暗い森の中、明らかに人が通ることを想定していない獣道を駆けてきたのだ。体力は削られている。
少年でさえ疲労を覚えているくらいなのだから、少女の負担はそれ以上のものだろう。少女のためを思えばこそ、一旦足を止めて休息を取りたいところだ。
だが、それはできない。
追跡者たちはそれを待ってはくれない。
そう、少年と少女は逃げていた。追跡者たちの手から逃げ回っていた。
森の中を縦横無尽に逃げに逃げているが、徐々に、段々と追跡者たちの包囲の渦が迫っていることを感じる。
それを思えばこそ、足を止めることなどできなかった。
少年は少女の瞳をしっかりと見て、問いかける。
「大丈夫か? まだ走れるか?」
少女は気丈にも頷くが、そんな余裕はもう残っていないのは明白だ。どうする? 少年は自問する。少年は徒手空拳。何も持ち物はない。逃げてくる途中で投げ捨ててしまったし、持っていたとしてもこの状況で役に立つ物があったとは思えない。
どうする? どうすれば、この状況をひっくり返せる? 少女を連れて、無事に逃げおおせることができるというのだ? 少年が必死に頭を働かせていると、そこに「いたぞ!」と声がかかる。
ゾクッとする。それは追跡者の者に他ならないからだ。少年は辺りを見渡し、声とは逆の方向に少し森が開けたようになっている箇所を見つけるとそちらに向けて駆け出そうとする。しかし、そんな少年を少女は止めた。少年の上着の裾を掴み、弱々しい声で「ダメ……」と口にする。
「そっちは聖域。入ったらダメ……」
「聖域って言われたって……」
こんな何の変哲もないであろう森の中にそんな『聖域』だなんて言われている場所があるということに少し驚きながらも、少年は躊躇する。この先しか逃げる場所はないのだ。ならばそこが聖域だろうと悪魔の領域だろうと踏み入るしかない。少年は少女の手を取り駆け出した。
「行くしかないんだ!」
少女は少年の手を無理に振り払うようなことはせず、やや躊躇した様子を見せたものの少年に続き、二人は聖域とされた場所に足を踏み入れる。
なるほど、たしかに。
そこは聖域と言われるに値するであろう場所だった。
それまでは所構わずどこだろうと生え茂っていた木も草も、その空間の中央に位置する樹齢千年以上を思わせる巨大な樹木を中心に円環を描くように綺麗に生え揃っている。巨大な樹木を守るかのように周囲に立ち並ぶ木々。月の光に照らされた巨大な樹木はたしかに神聖な雰囲気を感じ取ることができる。だが、それ以上に少年の目を引いたのはその巨大な樹木の麓に突き刺さった一本の剣だった。
美しい、剣だった。
一目見ただけでそれが分かる。少年に物の真贋を見極めるような審美眼はない。それでもその剣がただの剣ではないことが分かる。
柄と鍔の部分だけでも綺麗に装飾されたその剣はその刀身を真っ直ぐに伸ばし、巨大な樹木の麓に突き刺さっている。
空間全体とその剣。その両方が醸し出す神聖な雰囲気に思わず生唾も飲み込んで飲まれかけた時「聖域に行ったぞ! 追いかけろ!」と背後から声がして、ハッと少年は我を取り戻した。
そうだ。自分たちは追われているのだ。少年は少女の手を引き、再び駆け出す。空間の中心に位置する、円環状に立ち並んだ木々の中心、一本の美しい剣が刺さった巨大な樹木に。それは本能的な判断だった。逃げ出すことだけを考えるのなら別の方向に向かって走った方がよかったかもしれない。だが、少年はなんとなく、その剣に引き寄せられるようにして巨大な樹木を目指した。
やがて中央の巨大な樹木の元に辿り着く。少年と少女はそこで荒い息を吐く。その時だった。大量の人の気配が少年たちを囲むようにザッと現れたのは。
囲まれた……!? 少年はそう痛感する。中央の巨大な樹木の元にいる少年と少女。その二人を囲むように男たちが周辺の立ち並んだ木々の影から姿を見せる。どの男も筋肉隆々にして剣や斧、弓といった武器で武装していて、全く隙がない。徒手空拳の少年とか弱い少女だけでは到底、敵わないであろう。一人が相手でも勝てるがどうか怪しいというのにそれが少なく見積もっても二十人はいた。少年の顔に焦りの色が浮かぶ。少女の顔に絶望が浮かぶ。どうしようもない。このまま、少年も少女も男たちに捕われる他に道はない。
そう思った。だが。
(そうだ……!)
少年は見る。自分たちがいる巨大な樹木、その麓に刺さった一本の剣を。この剣を使えば、と思う。無論、自分が剣一本持ったところで多勢に無勢。この劣勢を跳ね返して、男たちを倒せるなんてことは思ってはいない。それでも、ないよりはマシだろう、と思う。
少年が剣に視線を向けたのに気付いたのか、少女は少年の顔を見上げると「ダメ……」と言う。
ダメ? 何がダメだというのだ? 無駄な抵抗にしても無いよりはマシだろう。そんな思いで少年は自分を見上げる少女の瞳を見返す。少女は少年の目と剣を見比べた後、「この剣は聖桜剣キルシェ」と言った。
「聖桜剣……?」
随分と御大層な名前の剣だな、と思う。そういえばここは『聖域』とか少女は言っていた。聖域にある剣だから聖剣、という訳か?
「この剣は選ばれし者にしか扱えない伝説の剣。世界最古の幻想具にして四大至宝の一つ」
少年は何も言っていないのに、少女は剣に関する説明を続ける。
「これまで多くの人がこの剣を抜こうとした。でも、抜けなかった。どんな凄腕の剣士でも、どんな力自慢でも、この木の麓に刺さった剣を抜くことはかなわなかった……」
少女が剣を見つめる。
「四大至宝なんてたいそれたものがこんなところに野ざらしになっているのがその証拠。この剣を抜くことは誰にもかなわない」
そして、諦めた瞳で少女はナハトを見上げる。
「ナハト。貴方にもきっと、抜くことはできない」
対する少年――ナハトは少し憤慨していた。貴方には抜けない? 俺には扱えない? ふざけるな。いきなりこんな場所に呼びつけられたのもそうだが、それから一人の女の子も救うことができないで逃げ回るだけで、その果てに剣一本抜くことすらできない、だと。そんなふざけた話があるか。何の因果か知らないが俺はこんな場所に呼ばれたのだ。だったらこんな剣の一本くらい抜けなければ帳尻が合わないではないか。なんのために自分がこんな場所に呼ばれたのか、全く、分からないではないか!
ナハトは決意の瞳で少女の瞳を、そして、剣を、聖桜剣キルシェを見た。そして、少女が止めるのにも構わずにその柄に手を伸ばす。そして叫んだ。心からの思いを、気持ちを。
「聖桜剣だかなんだか知らないが……俺の物になりやがれええええええええ!」
その瞬間、聖桜剣キルシェが膨大な光を放った。月光だけに照らされた闇夜を明るく照らす薄紅色の光。漆黒の森が一瞬、昼間と見まごうように光を帯びる。その光に思わずナハトたちを包囲していた男たちも驚きの声を上げる。その果てに、
「……う、嘘……」
少女の驚きの声が響く。聖剣は、聖桜剣は……。
「………………!」
ナハトの手に、しっかりと握られていた。ナハトを所有者と認めるかのようにその刀身が眩しく輝く。薄紅色の輝き。その輝きを見たナハトは、それはまるで故郷の花のよう。
そう、舞い散る桜の花びらのようだと思った。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界では地味な俺が、なぜか神々に最愛されて無双してる件
fuwamofu
ファンタジー
平凡な高校生・桐生ユウは、女神の手違いで異世界に転生した。
チートもスキルも貰えず、冒険者登録すらままならない落ちこぼれ……のはずだった。
しかし周囲の異常な好感度、意味不明な強運、そして隠された神格スキルによって、ユウは「無自覚に全能」な存在へと覚醒していく。
気づけば女神も姫騎士も魔王娘も彼に夢中。誤解と崇拝が加速する中、ユウの“地味な日常”は世界を揺るがす伝説になっていく。
笑いあり、胸キュンあり、ざまぁありの最強(なのに本人だけ気づいてない)異世界ファンタジー開幕!
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
最強すぎて無職になりましたが、隣国の姫が勝手に嫁入りしてきました
eringi
ファンタジー
平凡なサラリーマン・佐藤亮は、満員電車で謎の光に包まれ異世界へ転移する。神様から「世界最強の力」を授かったはずが、本人はただの無職ニートとしか思っていない。冒険者ギルドで雑用を請け負う日々。そんな亮の周囲に、冷徹な騎士姫、天才魔導士、元盗賊の少女、竜人族の戦士など個性豊かな美少女たちが自然と集まってくる。一方、彼を「ただの運のいい凡人」と侮る貴族や悪徳商人たちは次々と痛快なざまぁ展開に。亮は「俺なんて大したことないのに」と呟きながら、気づけば国を揺るがす陰謀を解決し、世界を救うことに――。無自覚最強主人公による、爽快ハーレムファンタジー開幕!
無自覚に世界最強だった俺、追放後にチートがバレて全員ざまぁされる件
fuwamofu
ファンタジー
冒険者団から「役立たず」と追放された青年リオ。
実は彼のスキル《創造》は、世界の理を作り替える最強の能力だった。
追放後、孤独な旅に出るリオは、自身の無自覚な力で人々を救い、国を救い、やがて世界の中心に立つ。
そんな彼の元には、かつて彼を見下していた美少女たちが次々と跪いていく──。
これは、無自覚に世界を変えてしまう青年の、ざまぁと覇道の物語。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる