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序章
第1話:逃走劇
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少女は捕われていた。
かつていた場所からさらわれてもうどれくらい経っただろう? 一ヶ月くらいは経っただろうか?
少女をさらった集団は巧妙だった。
アインクラフト王国の王都にいた少女を護衛の隙を突く形で電光石火の早業でさらい、足が付かないように慎重に王都から離れていっている。
アインクラフト王家の庇護にあった自分をさらうのだからそれは敵対国であるヴァルチザン帝国の息の掛かった者たちの仕業であることは想像に難しくない。少女をさらった集団はゴルドニアース傭兵団という大きな集団であることも少女はこれまでの観察から分かっていた。
少女――ドラセナ・エリアスは幼い風貌に思慮の色を込めて、機会をうかがう。さらわれてからというもののずっと大人しくし続けたかいがあって、手枷や首枷といった類のものははめられていない。もっともそれは非力な少女が逃げ出したところですぐに捕まえることができるという余裕の表れでもあるのだが。
ドラセナは、ドラセナと彼女をさらった連中は近くに森のある見晴らしのいい平野にキャンプを張っていた。今夜はここで野営するのだろう。近くにある森はたしかこの辺りでは『聖域』と呼ばれる空間があることで知られている。しかし、聖域なんて名前とは裏腹に人の手が入ってない森はおよそ人間が踏み込むのは困難な程、草木が茂っており、そこではなくその手前の平野で野営するのも当たり前の判断と言えた。
既に太陽はその半身を西の空に没し、黄昏が世界を照らす。今しかない、とドラセナは思った。ここから抜け出すのはこの機会しかない、と思う。これ以上、この連中と一緒にいてはいずれは敵国ヴァルチザンの連中に引き渡され、今以上の強固な管理体制の元に置かれるだろう。そうなれば脱出は不可能だ。
この場所、アインクラフトとヴァルチザンの両国の国境ギリギリに位置するこの場所が逃げ出す最後のチャンスだ。
そこまで考え、できるだろうか? と思う。この近くには聖域を囲んだ未開の森がある。人がほとんど足を踏み入れていない未開の森。その中に逃げ込めばあるいは逃げ切ることができるかもしれない。
そんなことを考えていると自分の貧相な体躯が心を不安にさせる。身長140cm前後しかない小柄な体躯。触れば折れてしまいそうな細い腕と足。
こんな貧弱な体で屈強な男たちの集団から逃げおおせることが可能なのだろうか? だが、やるしかない、とも思った。
ドラセナは「お願いがあります」と男たちに申し出た。この近くの泉で水浴びをしたい。すぐに戻るのでいいでしょうか? と問う。 男たちは最初、難色を示したが、やがてそれまでのドラセナの大人しい態度に反抗の意志はない、と見たのだろう。二人の男を見張りに配置するが水浴びの様子は覗かないという条件で許可を貰うことができた。
未開の森の側には川が流れていて、泉もある。
所々にはブッシュも生えていて見張りの目を誤魔化すのは動作もない。このあたりはよく知る者でもない限り、すぐに迷ってしまうくらい入り組んでいるのだ。川で水浴び、をしているように装い、密かに見張りの死角となる森林の中に入る。
そこからはもう必死だった。全力で大地を蹴り、駆け出す。逃げた。
それが男たちに知れたのはすぐ後だった。見張りの二人の男が怒声を上げ、他の男たちもやって来る。
こうなればもう逃げるしかない。森の中に踏み入ったドラセナは必死で走った。「待て!」と怒声が追いかけてくる。
これが平地であればあっという間に追いつかれ、捕われてしまっていただろう。しかし、ドラセナは入り組んだ森の立地を巧みに活かし、逃げ回った。なんとかこの森で追手をまかなければならない。
そうすれば人里に出て保護してもらえることも十分見込める。今こそが脱出の最大のチャンスだったのだ。このチャンスをふいにすればもう、逃げ出す機会はない。それが分かっているから必死に走る。
が、貧弱な体が恨めしい。すぐに息が上がり、心臓が爆発しそうなくらいバクバクと早鐘を打っている。少し、休憩……そう思ったドラセナは「いたぞ!」と自分に向けられた声にビクン、と体を反応させた。
追手はすぐ側まで迫ってきている。
足を止めてられる場合ではない。
そう思い、再び踏み出そうとする。
しかし、足が重い。息が荒い。体が思うように動いてくれない。前に進もうとしてハッとした。少し開けた空間の先、立ち塞がるように追跡者の男の一人がいる。
「随分、手間取らせてくれたな、お嬢ちゃん?」
嗜虐的な笑みを浮かべて、ドラセナを見る男。
踵を返し、後ろに駆け出そうとして、そちらも別の男が足止めしている姿を見て足が止まる。
ならば、横、と思ったが、そちらにも男の姿がある。
囲まれている。現状を理解し、ドラセナは絶望的な気分になった。
すっかり囲まれてしまっている。この状況から逃げ出すことはもうかなうまい。
なにせ身体能力からして違うのだ。貧弱な少女のドラセナとは違い屈強な男たちは駆け出せばあっという間にドラセナを捕らえることができうる。
今、それをせず遠巻きな包囲でドラセナを動けなくしているのは男たちの余裕の表れであった。
このままでは捕まる。再び捕らえられてしまう。そうなればもう逃げ出す機会はない。
その思いがなんとしてもここを切り抜けなければという思いと重なる。
だが、どうすればいい?
貧弱な少女にこの状況を打開する手などない。気が付けば空は太陽が沈み、月が顔を出す闇夜になっていた。それだけ長く逃げ回っていたのか、とも思う。それだけ長く走っていて逃げ切れなかったのか、と思う。
所詮、少女の身体能力などその程度ということなのだろう。少女一人ではこの屈強な男たちの集団から逃げ切ることなど不可能なのだ。
絶望がドラセナの心を支配しだす。ドラセナを包囲した男たちは徐々に距離を詰めてドラセナを捕らえようとする。
捕まる。捕まる。捕まる。それは嫌だ、と思う。絶対に嫌だ。自分の力を恨んだことはないが、自分の力を悪事に利用しようと企むような輩に利用されるというのは絶対に許せない。
月光の差し込む森の中、ドラセナは両手をあわせて、祈った。誰か、助けて。どうか、私を助けてください。真摯に、真摯に、祈り続ける。
こんなことをしても無駄だ。助けなど来る訳がない。こんな森の中、こんな闇夜の中、颯爽と救世主が現れることなどあるはずがない。そんなに都合の良いことが起こる訳がない。それは分かっている。分かっているが、祈らずにはいられなかった。だって、少女には、もうそれしかなかったから。
ドラセナの必死の祈り。それをニヤニヤ笑いを浮かべて見守る男たちは余裕。もう何をしようがドラセナが逃げることはない。それが分かっているが故の余裕。だが、そんな男たちの余裕が崩れた。
月光、差し込む森の中、月の光とは異なる光が現れたからだ。その光は少女の側で発している。何だ、と男たちは困惑する。
祈っていた少女もまた困惑の眼差しで自分の側に発した光を見つめる。
その光は徐々に人の形に集束していき、そして、光が晴れる。一瞬、暗い森が明るく照らし上げられる。光が晴れた、その先には。
「な、なんだ……?」
一人の少年がいた。
黒髪黒目の奇妙な衣装を纏った少年だ。
全体的に筋肉質な体躯をしていることが奇妙な衣装の上からでも分かるが、この少年にドラセナを包囲している男たちを纏めてなぎ倒すことができるような力は感じられない。それでも。
「あ……」
ドラセナはすがるように少年を見上げる。
この少年は間違いなく、自分の願いが、自分の祈りが呼び寄せた、救世主。自分を救ってくれる存在なのだと確信できたのだから。
かつていた場所からさらわれてもうどれくらい経っただろう? 一ヶ月くらいは経っただろうか?
少女をさらった集団は巧妙だった。
アインクラフト王国の王都にいた少女を護衛の隙を突く形で電光石火の早業でさらい、足が付かないように慎重に王都から離れていっている。
アインクラフト王家の庇護にあった自分をさらうのだからそれは敵対国であるヴァルチザン帝国の息の掛かった者たちの仕業であることは想像に難しくない。少女をさらった集団はゴルドニアース傭兵団という大きな集団であることも少女はこれまでの観察から分かっていた。
少女――ドラセナ・エリアスは幼い風貌に思慮の色を込めて、機会をうかがう。さらわれてからというもののずっと大人しくし続けたかいがあって、手枷や首枷といった類のものははめられていない。もっともそれは非力な少女が逃げ出したところですぐに捕まえることができるという余裕の表れでもあるのだが。
ドラセナは、ドラセナと彼女をさらった連中は近くに森のある見晴らしのいい平野にキャンプを張っていた。今夜はここで野営するのだろう。近くにある森はたしかこの辺りでは『聖域』と呼ばれる空間があることで知られている。しかし、聖域なんて名前とは裏腹に人の手が入ってない森はおよそ人間が踏み込むのは困難な程、草木が茂っており、そこではなくその手前の平野で野営するのも当たり前の判断と言えた。
既に太陽はその半身を西の空に没し、黄昏が世界を照らす。今しかない、とドラセナは思った。ここから抜け出すのはこの機会しかない、と思う。これ以上、この連中と一緒にいてはいずれは敵国ヴァルチザンの連中に引き渡され、今以上の強固な管理体制の元に置かれるだろう。そうなれば脱出は不可能だ。
この場所、アインクラフトとヴァルチザンの両国の国境ギリギリに位置するこの場所が逃げ出す最後のチャンスだ。
そこまで考え、できるだろうか? と思う。この近くには聖域を囲んだ未開の森がある。人がほとんど足を踏み入れていない未開の森。その中に逃げ込めばあるいは逃げ切ることができるかもしれない。
そんなことを考えていると自分の貧相な体躯が心を不安にさせる。身長140cm前後しかない小柄な体躯。触れば折れてしまいそうな細い腕と足。
こんな貧弱な体で屈強な男たちの集団から逃げおおせることが可能なのだろうか? だが、やるしかない、とも思った。
ドラセナは「お願いがあります」と男たちに申し出た。この近くの泉で水浴びをしたい。すぐに戻るのでいいでしょうか? と問う。 男たちは最初、難色を示したが、やがてそれまでのドラセナの大人しい態度に反抗の意志はない、と見たのだろう。二人の男を見張りに配置するが水浴びの様子は覗かないという条件で許可を貰うことができた。
未開の森の側には川が流れていて、泉もある。
所々にはブッシュも生えていて見張りの目を誤魔化すのは動作もない。このあたりはよく知る者でもない限り、すぐに迷ってしまうくらい入り組んでいるのだ。川で水浴び、をしているように装い、密かに見張りの死角となる森林の中に入る。
そこからはもう必死だった。全力で大地を蹴り、駆け出す。逃げた。
それが男たちに知れたのはすぐ後だった。見張りの二人の男が怒声を上げ、他の男たちもやって来る。
こうなればもう逃げるしかない。森の中に踏み入ったドラセナは必死で走った。「待て!」と怒声が追いかけてくる。
これが平地であればあっという間に追いつかれ、捕われてしまっていただろう。しかし、ドラセナは入り組んだ森の立地を巧みに活かし、逃げ回った。なんとかこの森で追手をまかなければならない。
そうすれば人里に出て保護してもらえることも十分見込める。今こそが脱出の最大のチャンスだったのだ。このチャンスをふいにすればもう、逃げ出す機会はない。それが分かっているから必死に走る。
が、貧弱な体が恨めしい。すぐに息が上がり、心臓が爆発しそうなくらいバクバクと早鐘を打っている。少し、休憩……そう思ったドラセナは「いたぞ!」と自分に向けられた声にビクン、と体を反応させた。
追手はすぐ側まで迫ってきている。
足を止めてられる場合ではない。
そう思い、再び踏み出そうとする。
しかし、足が重い。息が荒い。体が思うように動いてくれない。前に進もうとしてハッとした。少し開けた空間の先、立ち塞がるように追跡者の男の一人がいる。
「随分、手間取らせてくれたな、お嬢ちゃん?」
嗜虐的な笑みを浮かべて、ドラセナを見る男。
踵を返し、後ろに駆け出そうとして、そちらも別の男が足止めしている姿を見て足が止まる。
ならば、横、と思ったが、そちらにも男の姿がある。
囲まれている。現状を理解し、ドラセナは絶望的な気分になった。
すっかり囲まれてしまっている。この状況から逃げ出すことはもうかなうまい。
なにせ身体能力からして違うのだ。貧弱な少女のドラセナとは違い屈強な男たちは駆け出せばあっという間にドラセナを捕らえることができうる。
今、それをせず遠巻きな包囲でドラセナを動けなくしているのは男たちの余裕の表れであった。
このままでは捕まる。再び捕らえられてしまう。そうなればもう逃げ出す機会はない。
その思いがなんとしてもここを切り抜けなければという思いと重なる。
だが、どうすればいい?
貧弱な少女にこの状況を打開する手などない。気が付けば空は太陽が沈み、月が顔を出す闇夜になっていた。それだけ長く逃げ回っていたのか、とも思う。それだけ長く走っていて逃げ切れなかったのか、と思う。
所詮、少女の身体能力などその程度ということなのだろう。少女一人ではこの屈強な男たちの集団から逃げ切ることなど不可能なのだ。
絶望がドラセナの心を支配しだす。ドラセナを包囲した男たちは徐々に距離を詰めてドラセナを捕らえようとする。
捕まる。捕まる。捕まる。それは嫌だ、と思う。絶対に嫌だ。自分の力を恨んだことはないが、自分の力を悪事に利用しようと企むような輩に利用されるというのは絶対に許せない。
月光の差し込む森の中、ドラセナは両手をあわせて、祈った。誰か、助けて。どうか、私を助けてください。真摯に、真摯に、祈り続ける。
こんなことをしても無駄だ。助けなど来る訳がない。こんな森の中、こんな闇夜の中、颯爽と救世主が現れることなどあるはずがない。そんなに都合の良いことが起こる訳がない。それは分かっている。分かっているが、祈らずにはいられなかった。だって、少女には、もうそれしかなかったから。
ドラセナの必死の祈り。それをニヤニヤ笑いを浮かべて見守る男たちは余裕。もう何をしようがドラセナが逃げることはない。それが分かっているが故の余裕。だが、そんな男たちの余裕が崩れた。
月光、差し込む森の中、月の光とは異なる光が現れたからだ。その光は少女の側で発している。何だ、と男たちは困惑する。
祈っていた少女もまた困惑の眼差しで自分の側に発した光を見つめる。
その光は徐々に人の形に集束していき、そして、光が晴れる。一瞬、暗い森が明るく照らし上げられる。光が晴れた、その先には。
「な、なんだ……?」
一人の少年がいた。
黒髪黒目の奇妙な衣装を纏った少年だ。
全体的に筋肉質な体躯をしていることが奇妙な衣装の上からでも分かるが、この少年にドラセナを包囲している男たちを纏めてなぎ倒すことができるような力は感じられない。それでも。
「あ……」
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