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第7章:リアライド王国・冒険編
第81話:王都への道筋は
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トレリカの町を出た一同はここから先どうするかを相談していた。リアライド王国の首都に向かう方針に違いはないが、ここからどうすれば辿り着けるのかこの世界の地理に疎いナハトには分からなかったからだ。グレースは述べる。
「ここから首都に向かうならグランジェを経由するのが最短だ。ただ、問題もある」
「問題って?」
ナハトの問いにグレースは答えた。
「グランジェはベルード伯爵の直轄地だ」
ベルード伯爵。トレリカの町でゴーレムたちを暴走させ、ヴァルチザンの連中を引き入れてまでドラセナのリアライド王都到着を阻もうとした人間。
そんな人間が治める土地に行くと言うのは危険過ぎる。それを分かっているのか、グレースもそこに行こうとは言わなかった。
「じゃあ、迂回路を行くことになりますね」
イヴが呟く。その通りだった。「迂回路はどこなんだ?」とナハトは訊ねる。
「港町ラーバンだな。グランジェと比べると首都から離れる形になっているがこの町からは首都まで船が出ている」
「海路か……」
海路。それは安全にも思えたが、危険にも思える。船の上に乗ってしまえばヴァルチザンの連中、ゴルドニアース傭兵団やベルード伯爵の手の者が襲って来るのは難しいが逆に出港の際に船にそいつらに乗られてしまえば今度はナハトたちの逃げ場がなくなる。
博打になる、ということは全員が分かっていた。
「いいんじゃないの? 流石に船の上までは追ってはこないでしょう?」
「わたしも海路で行くと言うのは賛成だ」
アイネとイーニッドはそう言う。二人は海路を使うことに賛成のようだった。
「ですが、一旦、船の上に乗ってしまうと今度は逃げ場がなくなります」
「その危険性もあるな……」
逆にイヴとグレースはそう言って難色を示す。海路を使うか、使わないか。
その決断は旅のリーダーであるナハトに委ねられたようだった。
ナハトは思案した。どうするべきか。たしかに船の上までは追ってこないかもしれない。その確率も高い。
そして船に乗ってしまえば首都までは一直線に行ける。だが、出港の際に船に乗られてしまえば、逃げ場がなくなる。
どうしたものか。ナハトは考えた。誰かに相談したい、とも思う。が、これはナハトが決めなければならないことだった。旅のリーダーとして、その責任がナハトにはある。ナハトは決断を下した。
「よし、ラーバンってところに行こう。そこから船に乗って首都を目指す」
「本当にいいんですね? ナハト様?」
イヴが視線を向けてくる。ナハトは頷いた。
どうせ陸路でも襲われる危険がある立場。ならば、海路を行くことに賭けてみることにナハトは決めたのだった。
「ナハト殿が決めたのなら、私に文句はない」
「わたしも……ナハトの決定に従う」
グレースとドラセナがそう言ってくれる。信頼されているんだな、と感じてナハトは嬉しくなると同時にプレッシャーも、感じていた。 これで海路を取ることが裏目に出てしまえばどうなるか。あまり考えたくはなかった。だが、もう決めたことだ。
「ラーバンまではここからなら三日もあれば辿り着ける。そこから船に乗ってしまえば首都まではたしかにあっという間だ」
グレースが言う。首都、か、とナハトは思う。そこまで行ってしまえばヴァルチザンの連中もベルード伯爵とやらもそうそう手を出すことはできないだろう。
ここからラーバンまで行く間と、船の上、その間に襲われなければそれでいいのだ。「強行軍で行きたいところだな」とナハトは言っていた。
「ラーバンに向かっていることが敵に知られれば必然的に海路を取ろうとしていることもバレる。少し無茶かも知れないが、一気に行こう」
「そうだな。わたしもそれが得策だと思う」
ナハトの言葉にイーニッドが頷く。他の面子を見て回っても異論がある者はいないようだった。
方針は決まった。ラーバンという港町まで早めに行き、そこからは海路で首都を目指す。しかし、気になることもあった。
「それにしてもヴァルチザンの連中はこのリアライドでなんであんなに堂々としていられるんだ?」
そのことだった。マインダースで襲われた時から気になっていることだ。
ナハトたちはアインクラフトからリアライドに入国する際に国王直筆の書状を見せて通ったが、ヴァルチザンの連中にはそんなものはないのだ。
どうやってこの国に入ってきたのか。「一応の国境で区切られているとはいえ抜け道はいくらでもある」とグレースが答える。
「その抜け道を通ってきたのかもしれないし、ベルード伯爵がヴァルチザンに協力しているとなると伯爵がヴァルチザンの連中を手引きしたのかもしれない」
「そっか……そういう手もあるんだな……」
「全く。そのベルード伯爵ってヤツはとんでもないヤツね!」
アイネが怒り心頭と言った様子で言う。
国の貴族が敵国に協力しているとなるとラグリアでのラング伯爵のことを思い出す。ラングのようにベルード伯爵とやらもなんとかヴァルチザンに協力している事実を明るみにできないものだろうか。
「マークさんならベルード伯爵の悪事を知っている。マークさんが言ってみたら、ベルード伯爵の悪事も白日の下にさらされるんじゃないのか?」
トレリカに残してきてしまった自分たちへの協力者の名前を出してナハトは訊ねる。グレースは少し考え込んだ後、やはり、「それでも無理だろう」と言った。
「トレリカは町ぐるみでベルード伯爵に協力していると見るのが自然だ。ベルード伯爵に反逆したのがマーク殿だけでは他の人間たちがその申し出を封殺してしまうだろう。おそらくマーク殿の発言だけではベルード伯爵を罪に問うのは不可能だ」
「もどかしいわねぇ……悪事を働いていることが分かっているっていうのに、何もできないなんて……」
グレースの言葉にアイネが眉根を寄せてそう言う。もどかしいのはナハトとて同じことだった。
それだけにその後、グレースが言った言葉は救いとなった。
「だが、我々が直接、リアライドの国王陛下にベルード伯爵の悪事を告げれば話は別かもしれない。我々はアインクラフトから国王陛下直筆の書状を持ってリアライドを訪れている。その我々の言葉を無下にすることはリアライド王とてしないだろう」
「そうか……俺たちが訴えれば聞いてもらえるかもしれないんだな」
暗い道に一筋の明かりが灯ったような気分だった。ナハトは顔を明るくする。
「そのためにも私たちは首都まで辿り着かないといけませんね」
イヴが言う。その通りだ。ベルード伯爵の悪事を暴くためにも自分たちは首都に到着する必要がある。
「よし。そのためにも一刻も早くラーバンを目指そう。そこから船で首都まで行くんだ」
ナハトの言葉にみんなして頷く。そうして、ナハトたちはラーバンに向かって歩き出すのだった。
「ゴーレムたちを動員して、ヴァルチザンの連中まで手引きしたのに取り逃がすとはな……」
トレリカのゴーレム研究所の一室。そこでベルードは苦虫を噛み潰したような顔で重々しく呟く。
「まさかマークくんが我々に反逆するような真似をするとは予想外だったな」
「申し訳ありません。ベルード様」
ベルードに研究員の一人が頭を下げる。「マークくんはその後、どうしたのかな?」とベルードが問いかける。「ええ」と研究員が頷く。
「現在は拘束しております。どのような罰を下すかは伯爵の好きなように」
「ふむ、そうか」
裏切り者への制裁。それはしっかりと果たしておく必要がある。とりあえずは裏切り者は拘束されている。そのことにとりあえずは満足し、溜飲を下げたベルードはどんな罰を下してやろうかと考えながらも、続いて呟く。
「私は私の直轄地のグランジェに戻る。ドラセナ・エリアスや桜の勇者一行は首都を目指している。グランジェを訪れる可能性は高いだろうからな」
「承知しました」
ベルードはそう言い切る。自分自身の直轄地であるグランジェ。
そこにドラセナ・エリアスと桜の勇者の一行が訪れるというのならどうとてもなる。
あらゆる手を使って、その排除を目論むことができる。しかし、と考え込む。
ここから首都を目指すルートはグランジェだけではない。他のルートを連中が取ることも考慮に入れておかなければならない。
第二に挙げられるルートとしてはラーバンを使っての海路でのルートか。
一応、ラーバンにも自分たちの手の者を送っておく必要があるな、と考える。
「ドラセナ・エリアスが首都に到着することだけは、なんとしても阻止せねばならないのだ」
ベルードはそう言い切り、周囲にいた配下たちもこぞって頷く。
そうだ。ドラセナ・エリアスのような危険な力を持っている者がリアライドに来れば間違いなく災いを招く。
過ぎた力は危険なのだ。そのような災厄の種は早めに取り除いておくに限る。ベルードは自分の判断に間違いがないことを、確認する。
私は正しい。私はリアライドのためを思って、動いているのだ。
そう思うとラーバンに向けて自身の手の者を送るように指示を飛ばすのであった。
「ここから首都に向かうならグランジェを経由するのが最短だ。ただ、問題もある」
「問題って?」
ナハトの問いにグレースは答えた。
「グランジェはベルード伯爵の直轄地だ」
ベルード伯爵。トレリカの町でゴーレムたちを暴走させ、ヴァルチザンの連中を引き入れてまでドラセナのリアライド王都到着を阻もうとした人間。
そんな人間が治める土地に行くと言うのは危険過ぎる。それを分かっているのか、グレースもそこに行こうとは言わなかった。
「じゃあ、迂回路を行くことになりますね」
イヴが呟く。その通りだった。「迂回路はどこなんだ?」とナハトは訊ねる。
「港町ラーバンだな。グランジェと比べると首都から離れる形になっているがこの町からは首都まで船が出ている」
「海路か……」
海路。それは安全にも思えたが、危険にも思える。船の上に乗ってしまえばヴァルチザンの連中、ゴルドニアース傭兵団やベルード伯爵の手の者が襲って来るのは難しいが逆に出港の際に船にそいつらに乗られてしまえば今度はナハトたちの逃げ場がなくなる。
博打になる、ということは全員が分かっていた。
「いいんじゃないの? 流石に船の上までは追ってはこないでしょう?」
「わたしも海路で行くと言うのは賛成だ」
アイネとイーニッドはそう言う。二人は海路を使うことに賛成のようだった。
「ですが、一旦、船の上に乗ってしまうと今度は逃げ場がなくなります」
「その危険性もあるな……」
逆にイヴとグレースはそう言って難色を示す。海路を使うか、使わないか。
その決断は旅のリーダーであるナハトに委ねられたようだった。
ナハトは思案した。どうするべきか。たしかに船の上までは追ってこないかもしれない。その確率も高い。
そして船に乗ってしまえば首都までは一直線に行ける。だが、出港の際に船に乗られてしまえば、逃げ場がなくなる。
どうしたものか。ナハトは考えた。誰かに相談したい、とも思う。が、これはナハトが決めなければならないことだった。旅のリーダーとして、その責任がナハトにはある。ナハトは決断を下した。
「よし、ラーバンってところに行こう。そこから船に乗って首都を目指す」
「本当にいいんですね? ナハト様?」
イヴが視線を向けてくる。ナハトは頷いた。
どうせ陸路でも襲われる危険がある立場。ならば、海路を行くことに賭けてみることにナハトは決めたのだった。
「ナハト殿が決めたのなら、私に文句はない」
「わたしも……ナハトの決定に従う」
グレースとドラセナがそう言ってくれる。信頼されているんだな、と感じてナハトは嬉しくなると同時にプレッシャーも、感じていた。 これで海路を取ることが裏目に出てしまえばどうなるか。あまり考えたくはなかった。だが、もう決めたことだ。
「ラーバンまではここからなら三日もあれば辿り着ける。そこから船に乗ってしまえば首都まではたしかにあっという間だ」
グレースが言う。首都、か、とナハトは思う。そこまで行ってしまえばヴァルチザンの連中もベルード伯爵とやらもそうそう手を出すことはできないだろう。
ここからラーバンまで行く間と、船の上、その間に襲われなければそれでいいのだ。「強行軍で行きたいところだな」とナハトは言っていた。
「ラーバンに向かっていることが敵に知られれば必然的に海路を取ろうとしていることもバレる。少し無茶かも知れないが、一気に行こう」
「そうだな。わたしもそれが得策だと思う」
ナハトの言葉にイーニッドが頷く。他の面子を見て回っても異論がある者はいないようだった。
方針は決まった。ラーバンという港町まで早めに行き、そこからは海路で首都を目指す。しかし、気になることもあった。
「それにしてもヴァルチザンの連中はこのリアライドでなんであんなに堂々としていられるんだ?」
そのことだった。マインダースで襲われた時から気になっていることだ。
ナハトたちはアインクラフトからリアライドに入国する際に国王直筆の書状を見せて通ったが、ヴァルチザンの連中にはそんなものはないのだ。
どうやってこの国に入ってきたのか。「一応の国境で区切られているとはいえ抜け道はいくらでもある」とグレースが答える。
「その抜け道を通ってきたのかもしれないし、ベルード伯爵がヴァルチザンに協力しているとなると伯爵がヴァルチザンの連中を手引きしたのかもしれない」
「そっか……そういう手もあるんだな……」
「全く。そのベルード伯爵ってヤツはとんでもないヤツね!」
アイネが怒り心頭と言った様子で言う。
国の貴族が敵国に協力しているとなるとラグリアでのラング伯爵のことを思い出す。ラングのようにベルード伯爵とやらもなんとかヴァルチザンに協力している事実を明るみにできないものだろうか。
「マークさんならベルード伯爵の悪事を知っている。マークさんが言ってみたら、ベルード伯爵の悪事も白日の下にさらされるんじゃないのか?」
トレリカに残してきてしまった自分たちへの協力者の名前を出してナハトは訊ねる。グレースは少し考え込んだ後、やはり、「それでも無理だろう」と言った。
「トレリカは町ぐるみでベルード伯爵に協力していると見るのが自然だ。ベルード伯爵に反逆したのがマーク殿だけでは他の人間たちがその申し出を封殺してしまうだろう。おそらくマーク殿の発言だけではベルード伯爵を罪に問うのは不可能だ」
「もどかしいわねぇ……悪事を働いていることが分かっているっていうのに、何もできないなんて……」
グレースの言葉にアイネが眉根を寄せてそう言う。もどかしいのはナハトとて同じことだった。
それだけにその後、グレースが言った言葉は救いとなった。
「だが、我々が直接、リアライドの国王陛下にベルード伯爵の悪事を告げれば話は別かもしれない。我々はアインクラフトから国王陛下直筆の書状を持ってリアライドを訪れている。その我々の言葉を無下にすることはリアライド王とてしないだろう」
「そうか……俺たちが訴えれば聞いてもらえるかもしれないんだな」
暗い道に一筋の明かりが灯ったような気分だった。ナハトは顔を明るくする。
「そのためにも私たちは首都まで辿り着かないといけませんね」
イヴが言う。その通りだ。ベルード伯爵の悪事を暴くためにも自分たちは首都に到着する必要がある。
「よし。そのためにも一刻も早くラーバンを目指そう。そこから船で首都まで行くんだ」
ナハトの言葉にみんなして頷く。そうして、ナハトたちはラーバンに向かって歩き出すのだった。
「ゴーレムたちを動員して、ヴァルチザンの連中まで手引きしたのに取り逃がすとはな……」
トレリカのゴーレム研究所の一室。そこでベルードは苦虫を噛み潰したような顔で重々しく呟く。
「まさかマークくんが我々に反逆するような真似をするとは予想外だったな」
「申し訳ありません。ベルード様」
ベルードに研究員の一人が頭を下げる。「マークくんはその後、どうしたのかな?」とベルードが問いかける。「ええ」と研究員が頷く。
「現在は拘束しております。どのような罰を下すかは伯爵の好きなように」
「ふむ、そうか」
裏切り者への制裁。それはしっかりと果たしておく必要がある。とりあえずは裏切り者は拘束されている。そのことにとりあえずは満足し、溜飲を下げたベルードはどんな罰を下してやろうかと考えながらも、続いて呟く。
「私は私の直轄地のグランジェに戻る。ドラセナ・エリアスや桜の勇者一行は首都を目指している。グランジェを訪れる可能性は高いだろうからな」
「承知しました」
ベルードはそう言い切る。自分自身の直轄地であるグランジェ。
そこにドラセナ・エリアスと桜の勇者の一行が訪れるというのならどうとてもなる。
あらゆる手を使って、その排除を目論むことができる。しかし、と考え込む。
ここから首都を目指すルートはグランジェだけではない。他のルートを連中が取ることも考慮に入れておかなければならない。
第二に挙げられるルートとしてはラーバンを使っての海路でのルートか。
一応、ラーバンにも自分たちの手の者を送っておく必要があるな、と考える。
「ドラセナ・エリアスが首都に到着することだけは、なんとしても阻止せねばならないのだ」
ベルードはそう言い切り、周囲にいた配下たちもこぞって頷く。
そうだ。ドラセナ・エリアスのような危険な力を持っている者がリアライドに来れば間違いなく災いを招く。
過ぎた力は危険なのだ。そのような災厄の種は早めに取り除いておくに限る。ベルードは自分の判断に間違いがないことを、確認する。
私は正しい。私はリアライドのためを思って、動いているのだ。
そう思うとラーバンに向けて自身の手の者を送るように指示を飛ばすのであった。
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