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本編※R-18

楽しいゲームをしましょうね #1

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*ワンクッション
この話はR-18です。性的描写・暴力などが含まれますので、閲覧は自己責任でお願いします。モブ攻めですご注意!


では
↓↓↓










〔Side_吸血鬼〕

 じゃらり。鎖のなる音で目が覚めた。

 ......ここは、どこだ?
 それまでの記憶が一切ない。どうやら今自分は地下室かどこか、暗い部屋にいるようだ。空気は埃っぽく、背中の壁や尻の下の床が硬質な冷気を伝えてくる。両腕が持ち上がっている。両の手首には頑丈そうな金属の輪が嵌り、頭上の壁から伸びた鎖に繋がれているようだ。
 何が起きたのかは全く思い出せない。しかし自分がこうして変な場所に連れてこられ拘束されているということは、割と強い何か敵が現れて......。駄目だ、思い出そうとすると頭が痛くなる。少しでも楽な姿勢を取ろうと身動きをするとズキリと鳩尾に痛みがした。打撲だろうか。捕まる際、腹を蹴られたのかもしれない......と思った時。
 コツ、コツ、コツ......。

「目が覚めましたか、クソ害虫」

 とんでもない暴言が突然飛んできて、困惑してそちらを振り返った。......いや本当は音がするより前に、ヒトよりいい己の鼻は微かにだがはっきりと、部屋に近づいてくる人間の香りを掴んでいたけれど。
 顧みた視線の先には、一目見て軽薄な印象の細身の男がいた。心底人を見下すのが楽しそうに、隠しきれない喜びを口角を歪みに表して。手には良くしなりそうな鞭を握っている。......いや、違う。こいつは俺の腹部に打撲を負わせられるほど、パワーはない。
 後から更に2人の男が入ってきた。こちらは屈強な体型で、見るからに力技で危害を加える役、といった感じだ。細身の男の子分だろう。こちらもただの人間に見えるが、自分はこいつらなんかにあっさり捕まったのか?
 自分の心を読みでもしたように、細身の男はさらに早口でまくし立てた。

「血を吸うのが好きなモスキートさんは随分あっさりと捕まってしまいましたね。今までのことは覚えておいでですか?」

 俺の正面に回りこむ。こちらを煽るかのように吐かれたその呼称に、反応するだけ相手の思う壺だ。しかし、今までのこと?最初の暴言の割には逆に過ぎるほどの丁寧語で紡がれたその言葉。だが捕まった経緯はどうしても思い出せない。

「喋ってもいいんですよ。というより、みっともない命乞い(笑)でもいいから口を開いていただかないと今から始まるゲームに意義が生まれません」

「...」

 ゲームって何のことだ?こんな趣味の悪そうな、しかも初めて会った男と遊戯に興じる事になった覚えはない。俺はいつも通りあいつと共に仕事をしに出かけて......そうだ出かけて......?

「やっと状況に気がつきましたか、頭の悪い害虫。あなたのパートナーさん(笑)のことも私はもちろん掌握していますよ」

「ふざけるな、あいつをどうした。いや何をしたって許さない」

「おっと、ようやく元気に発言してくれるようになりましたねえ(笑)......あぁ、何々、一回目か、お早いね」

 拘束され動けない自分の事を煽っていたかと思うと、胸ポケットから取り出した通信機でどこかと会話している。通信を着ると男は下衆な笑いを浮かべた。おもむろに鞭を握り直す。

「ふふ、ゲームはもう始まっていますよ、クソ害虫」

 男は鞭を振り下ろした。


〔Side_悪魔〕

 頭がぼんやりしてダメみたいだ。
 仕事をしていた最中いきなりこいつらが現れて、反撃する間も無く相棒のシルフと別々に捕まって目隠しをされてそれから。
 薬を打たれたところまでは記憶にある。今いる場所まで自分を運ぶための狭い車の中、視界を奪われたまま首に冷たい針を突き立てられ、液体を流し入れられた。頭に霞がかったような状況もおおよそそのせいだろう。寝かされているのか。頭だけでなく全身がぼんやりと熱っぽくて、台に押さえつけられた手も、のしかかってくる誰かの身体も、鼻先に吐かれた息も熱くて......

「...!だ......れだ、ゃめろ...!」

 シルフはどこ。声までうまく出ない。舌が回らない。顔をべろりと舐められ、ぶるりと身震いをする。くそ、こんなやつに......っ。相手を認識できない。向かってくる顔を押しのけるにも力が出ず、あげた手はぺし...とむなしく軽い音を鳴らすだけだった。ヒトより尖った犬歯で指でも鼻でも噛みちぎってやろうと思ったが、それも叶わない。視界を奪われているせいで、自分の体に覆い被さってパンパンと絶えず腰を打ち付けてくる状況すらうまく把握することができず、恐怖を覚える。その間にも自分の身体は暴かれ、

「......っ」

「はは、こいつ声上げないで耐えてますよ!このままイかせちゃって良いっすかね」

「遠慮はいらないさ、ボスは好きにやれと仰せだ。ただし、口にだけは入れるなと。啼けなくなるからな」

「人外に、それも吸血鬼の使い魔に手を出せる機会はレア中のレアっすよ」

「ぉ、れはつかいま、じゃ、な...っ!」

 シルフの相棒だ......!
 その声も下への衝撃によって掻き消される。自分を辱める相手は一人のみではなく、もう一人、あるいは二人いるようだ。......ということは交代で永遠にこれを続けられることもあり得るか。そうするうち思ったよりも限界が早くきてしまい、抑えきれなかった絶頂と共に声が出る。たすけて、

「う.......ぁ、し、シルフぅ......!」

 自分の身体にモノを突き立てた男も気持ち悪い熱を流し込み、見えてもいないのに相手の満足げな笑みが見えるようだった。ずるりと引き抜かれる感触がして、どろどろと溢れた液体がこぼれる。少しの間、男が別の男に耳打ちするような声が小さく聞こえたが、それに注意を向けるより先に、今度は別の男が自身のモノを挿入した。ぐちゅり、水分の多い音。

「なかなか可愛いね、もっと喘いでよ」

「うっせ......ぉお前ら、なんか楽しませる、わけ、っう」
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