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連載
217、『石の宴』大ブレイク
しおりを挟む日暮れ近くまで山の麓で素材を集めた俺たちは、結構大量に集まった素材にホクホクしながら工房まで跳んで帰った。
やっぱりヴィデロさんは索敵を覚えたっぽい。俺と同じくらいの精度で魔物が出て来るのに気付いていた。マップとか見えないのにそこまで出来るのって凄過ぎる。好き。
工房に帰った俺は少しだけ大きくなって、今度こそ工房で熱い二人っきりを堪能した。明日はヴィデロさんが門に立つらしいから泊まっていくわけにはいかなかったらしいので、帰るまでの間それはそれは濃厚に。
最高でした。愛してます。
キスで見送って、俺はほんわかしたままログアウトしたのだった。素材確認は明日でいいや。
そして日曜日。俺は雄太に呼び出しを食らって家に遊びに行くことになってしまった。
とはいえ今日はヴィデロさんは仕事だって言ってたし、きっと魔法陣の構築をひたすらやってるだけになるだろうから少しぐらいいいか、と思って雄太の家に行くと、にこにこと雄太のお母さんが出迎えてくれた。
今日は沢山来たのね、というお母さんの言葉通り、玄関には靴が並んでいた。
雄太のお母さんに飲み物とお菓子を託されてそれを手に部屋に入ると、案の定というか増田とユイとブレイブがいた。
軽く挨拶をして、適当に座る。テーブルの一角にはユイとブレイブがくっついて並んでいて、その一角だけはとても空気が華やいでいた。
でもこのメンバーで話をするのは、どう頑張ってもADOのこと以外にないわけで。
情報交換って感じかな。
「勇者がすごく健吾を警戒してるんだよ」
「勇者が?」
「ああ。あいつはちょっとしたきっかけで世界をひっくり返しちまうようなやつだって。なんかたまにそういう運を引き寄せるみたいなやつがいるらしいんだけど、それが健吾だって」
結構な真顔で雄太がそんなことを言い始めた。
確かに勇者にガン見はされてたけどさ。何でそんな大物にそんなよくわからない理屈で警戒されなきゃいけないんだろう。
首を捻ったら、ブレイブがそう言えば、とカップを弄びながら口を開いた。
「マックはあのディスペルハイポーションの製作者なんでしょう? ひたすらありきたりな効果のありきたりな薬しか作ってなかった薬師が表に引きずり出されたのはマックと宰相のせいだって辺境に居を構えているNPCの薬師が言ってた」
「ああ、うん、まあ……クエストだったからね」
「教会の悪事を暴いたのもマックだっていうのは高橋から聞いてたんだけど。勇者がそれに喰いついちゃってさ。で、ほんとのところは?」
「俺はそのディスペルハイポーションの効果を知られちゃったせいで拉致されて、その他のことはほぼユキヒラっていうプレイヤーとヴィデロさんと近衛騎士が解決したんだよ」
改めてブレイブと増田に教えると、ユキヒラ、という名前の所で二人が顔を見合わせた。
「郷野はユキヒラとも知り合いだったんだ? ユキヒラって実質トップって言われてるくらいのソロプレイヤーだよ。俺達がまだレベル100くらいの時にもう130とかいってたから。どうやって知り合ったんだ?」
「最初は雑貨屋でナンパしてるのを見かけたんだけど。ロミーナちゃんっていうセィの雑貨屋さんの子にアタックしまくってて」
とりあえず当たり障りのないところを暴露すると、皆が微妙な顔をした。
ほんとの事なんだけどなあ。まさかあとかいう呟きが聞こえたけど。
「あいつはプレイヤーの中でただ一人『聖騎士パラディン』っていう職に就いた奴なんだよ。その職がめちゃくちゃかっこいいからとか言って狙ってる人も結構いるんだけど、何が条件なのか、パラディンの職には誰も就くことが出来てないみたいなんだよね。だからもしかしてユキヒラは清廉潔白なやつなのかなとか噂が出回っててさ。『白金の獅子』はユキヒラのことを知ってるみたいだけど、悪い奴じゃないの一点張りでさ」
ああうん、確かに悪い奴じゃない。いいやつだよ。いいやつなんだけど、清廉潔白? それ、誰の事ですか? って言いたくなる。
「職と言えば、健吾の「胃腸薬師」はどんなのだったんだ?」
「胃腸違うから。『諧調かいちょう』だから。なんか、職じゃなくて、称号みたいな物なんだって聞いた」
レガロさんの受け売りを教えると、増田がなるほどとうなずいた。
「だから獣人の村とかに行けるようになってたんだ郷野は。諧調ってあれだろ、調和を司るとかそんな意味だろ。もしかして獣人と人族を繋ぐ役目とかしてる? 結構大変そうだね」
「あんまり自覚したことないから大変なのかもわからないけど。でも諧調薬師だから獣人の村に行けたわけではないよ」
職業ではない、ときっぱりと言っておく。ほんとに色々あって、それが積み重なって行けるようになっただけだから。
それにしても、と獣人の話になってから、ユイとブレイブはユイルの可愛さでひたすら盛り上がっていた。確かにユイルは可愛いから。ほんと可愛いからなあ。ユイルに会いに行っちゃおうかな。
ちょっとだけユイルのニコニコ顔を思い出して和んでいると、雄太が真顔で「なあ健吾、古代魔道語教えてくれ」と頭を下げてきた。
「どうしたんだよいきなり」
「この間山の麓まで武者修行みたいな感じで行った時に古い廃墟みたいなところで見付けちまってさ、古代魔道語のギミック。俺ら誰一人読めないから、そのギミックを無視するしかなくて悔しかったんだよ」
え、何それすごく気になる。でも結構そういうギミックはあの世界のいたるところに散らばってるから、確かに覚えれば色々と便利だったり今までと違ったことが出来たりするんだよなあ。たまに厄介なのもあるけど。
「でも俺が教えても覚えられるのかな。勇者とか読めないの?」
「全く何が書いてあるのかわからねえって胸張ってた。自分以外の仲間だった奴らがすいすい読めるから覚えなくても何とかなってたから覚える気は全くねえって」
勇者よ、それでいいのか。この間感じていたあの怖さが半減するよ。愛妻家だって自分で言ってたし。根は面白い人なの、かなあ。
「そういえば昨日あの後ずっと飲んでたの?」
「ああ。まあ俺らはなんちゃって酒だったんだけどな。あの熊が石化しないのなんて珍しいからってもう皆で羽目外してた。熊が飲むとほんと楽しいんだよ。こういう酒を味わっちゃうと早く酒飲める年になりたいって思うよ。熊もさ、しみじみとこうやって堂々と座って酒を酌み交わすのが楽しいって。酒の半分は石化を止めるために身体に零さねえといけねえのが勿体なくって涙を呑んでたって言ってたからよ」
「そうなんだ……」
もしかして、獣人は皆酒好きなんだろうか。必死で禁酒しようとしてるジャル・ガーさんを思い出して思わず笑いそうになる。
「ねえ、マック君、職業じゃないんならどうやって獣人の村に行けるようになったの? あのばらばらだったライオンの石像を集めたから?」
目をキラキラさせたユイが、何気なくその質問を投げつけてきた。
きっかけはどこが初めの所なんだろう。
俺が攫われそうになったところ? それとも宰相にクエストを出されたところ? 直接の依頼はオランさんの身体集めだけど、そこまで行きつくのに色々な経緯を経ているし、どれ一つとってもオランさんまでは辿り着かなかったと思う。でもさらに遡ればヴィデロさんと付き合ってなかったらありきたりなゲーム生活だっただろうし、今みたいな中枢にかかわることなんて全然なかっただろうし。
そしてそれらは、楽しいこともあんまり口に出したくないことも沢山含まれていて。一言で表すことなんてできなくて。どれか一つ欠けてても、多分獣人の村には行けてない。
「……それも、ある」
「ってことは他にもあるの? 私たちも行けるようにならないかなあ」
「こら唯。それは訊くなって熊さんに言われたでしょ」
「あ、そうだった。ごめんなさい。でも初めて見た現地の獣人さんがすごく可愛くて。ごめんねマック君」
ユイはブレイブに窘められて、肩を竦めて謝ってきた。でもわかるよ。俺もユイルを見た時思わず拾い上げちゃったくらいだし。あれでも熊さんも獣人なんだけどな。獣人じゃなくて石像認定?
でも、そうだね。行けるようになるといいよね。
そしたら、ユイルとジャル・ガーさんも憂いなく一緒に過ごせるから。
少しだけ目を伏せた俺の背中を、雄太が指でつんつんと突いた。
「俺もアレ読んでみた。勇者が読んだっていう石像の話。熊が言うには、本当にあった話なんだってな」
「ああ、うん」
「あ、俺も読んだよ。今一番話題の新アイテムで、モロウさんの所に見物人が来るようになったって言ってたよ。皆触ろうとするから焦るって。でもモロウさんの呪いは簡単な呪いだから皆ディスペルハイポーション持って触っては飲んでってしてるんだって苦笑してた」
「うわあ……」
あの本が出たことでそんなことが起きるようになってたのか。人がいない静かな洞窟だったんだけどなあ。ジャル・ガーさんの所にもプレイヤーが押し寄せるようになるのかな。ユイル見つからなきゃいいけど。
っていうか、あの本、どれだけ売れたんだろう。
「っていうか、皆買ったの?」
「もちろん」
4人が一斉に頷く。ついでに『白金の獅子』のメンバーもばっちり一人一冊手に入れてたって。
確か、一冊売れるごとに俺の所にも印税みたいにお金が入ってくることになってるから。
……村に大量のお酒を差し入れようかな。ギルドに顔を出さないから、どんな売り方をされているのかわからないんだよなあ。
「あ、そうだ。増田、貰った素材に入ってた謎素材って、どこで手に入れたの? もしまた見つけたら送って欲しいんだけど。もちろんお礼はするから」
「あ、あれ? あの花気に入ったの? 綺麗だもんねえ。でも謎素材ってレア素材なんだって。偶然崖の所に咲いてるのを修行だって採らされたんだよ。面白かったけど。うん、でもわかった。また謎素材があったら送るよ。人が行かない山の方には比較的謎素材あるみたいだし。あ、そういえばエルフの里にもいろんな謎素材があったんだった。でももうエルフの里はこりごりだしなあ」
「何言ってんだよ増田。俺ら大分レベルアップしただろ。また行くぞ。それでも苦戦するなら『白金の獅子』誘ってみてもいいんじゃね? エルフの里って言ったら多分飛びつくぞ。ドレインさんあたりが」
雄太が増田に突っ込むと、ユイがちょっとだけ首を傾げて雄太を見た。「エルフの人たちが綺麗だから?」なんて無邪気に訊いてるけど、それ、攻撃されるからやめた方がいいと思う。何より、雄太が興味あるのはエルフよりユイだから。と二人を観察していると、案の定、雄太が「そんなもんに興味はねえ」とユイの頭をぐりぐりし始めた。ユイがいたたたとか言ってるのが何とも微笑ましかった。
集まっていた皆は、今日は勇者がたまりにたまった騎士団の書類を片付けるため奥さんに連れていかれたからレベル上げは休みだ、と言ってこれからダブルデートをするらしい。
と言っても近場のファーストフード店にしけこむだけらしいけど。俺は誘いを辞退して、家に戻ってきた。
素材をチェックしないと。錬金術師としてお出掛けしたから、ヴィデロさんが倒した魔物の恩恵を俺も貰えてるんだよな。多分俺達、一緒に動いてるとパーティー認定されてる。嬉しい。
早速ログインして、工房のテーブルにインベントリから次々手に入れた素材を取り出していく。
錬金術師じゃないジョブの時は皮とか肉とかが多い魔物素材も、錬金術師をセットすると骨とか内臓系が出てくる。内臓って言っても本物の臓器みたいなグロテスクな物じゃなくて、宝石みたいな石なんだ。そして『地獄の狼の肝』とかいうアイテム名だったりするんだ。これが本物の内臓だったらちょっと怖い。魔石みたいな物なのかなあ。
出てくる石系を避けて、骨と採取した草と木の実を大雑把に分ける。結構手に入ったなあ。
中には今まで手に入れたことのない木の実とかもあって、山の麓は結構ワクワクした。あれだったら謎素材とかあってもおかしくないよ。また行こう。
確認した素材を倉庫のインベントリに入れつつ、錬金レシピ集を開く。
新しい素材が手に入ったら一応確認しとかないと。また新たな物が作れるかもしれないし。と思ってページを繰ってみたけど、残念、今回はなかった。
「そうだ。あの本、どんな風に売れてるのかちらっと見に行こう」
ふと思い立ち、俺はギルドに向かうことにした。
外に出て、よくプレイヤーが集まっている広場を横切ろうとしたとき、ふと声が聞こえてきた。
「何かここの近くの呪いの洞窟にプレイヤーじゃねえ本物の獣人が出たってよ!」
「マジか! 俺、見に行ってくる!」
あ、ここでも売れてたんだ。もしかしてユイルが見つかっちゃったのかな、大丈夫かな、とドキドキしていると、他のプレイヤーさんもその言葉を訊いていたらしく、目を輝かせていた。
「嘘、行かないと! あそこって狼の石像でしょ。あの本のモデルになった石像だったりして」
「まさか。でもそうだったらいいのに。なんかロマンチック。あ、お酒って書いてあったよね。持ってってみる?」
「勿論。でも本当に話をするのかなあ」
「ダメもとでいいじゃん。売り切れる前にディスペルハイポーション買いに行こうよ」
ジャル・ガーさん……多分、禁酒するのは、無理そうです。
原因を作ったのは俺とエミリさんです。ごめんなさい。
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