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537、撫でられた
しおりを挟む工房に戻ると、2人が俺に詰め寄ってきた。
そこで、今回の流れを詳しく、詳しーく説明させられた。
ヴィデロさんは半眼になり、ヴィルさんは呆れた顔になりながら俺の話を聞いていた。
「貴族に宰相に教皇に薬師筆頭……」
「……そんな中母の外出許可をもぎ取るマック……」
「断言しよう。この中では健吾が最強だ」
「俺最弱でしょ!? 変な断言しないで下さいよ!」
そしてヴィデロさんも頷かないように。
「まあ、王宮に関しては幸平がいるからそこまで心配はないとして」
「……そうだな」
若干不本意そうにヴィデロさんがヴィルさんの言葉に頷く。確かに今回もまたユキヒラに滅茶苦茶お世話になったよな。っていうか王宮のことになると結構毎回。ユキヒラもセィから動く気はないんだろうなあ。ロミーナちゃんがいるし。
今段々といい感じになってきてるしな、なんて思ってると、ふわっと身体が浮いた。
「わわ」
焦って手を伸ばすと、そこにはヴィデロさんの顔があった。素早く抱き上げられたらしい。
「マックの名が知られていくのは、誇らしい反面心配になるな」
「俺の名前なんてそんなに知られてないと思うけどさ。心配って?」
「いつか、マックが目の前から消えてしまうんじゃないかって」
「え、消えないよ。っていうか死に戻っても帰ってくるのは逆にここだよ」
ヴィデロさんは、切ない様な寂しい様な顔つきをして、俺を抱き締めた。
俺が返した言葉は、何の重みもなく宙に霧散していく。
「健吾、俺も戻るな。全て佐久間に投げ出してこっちに来たんだ。報酬は夕食のおかず一品追加だからよろしく頼む。じゃあな、2人とも。また来る」
ヴィルさんが近寄ってきて、抱っこされたままの俺の頭をわしっと撫でる。
その後「気安く触るなよ」と文句を言うヴィデロさんの頭も同じようにわしっと撫でると、ヴィルさんは素早く隣の建物に行ってしまった。
「撫でられた……」
憮然と呟くヴィデロさんがおかしくて思わず笑う。
「ヴィルさんはヴィデロさんが可愛くて仕方ないんだね」
「あれはただからかっているだけだと思うんだけどな……」
「そんなことないよ。だってヴィデロさんのために寝ないで研究するって言ってたじゃん」
笑いながらそう言うと、ヴィデロさんはちょっと照れたような拗ねたような顔つきになった。弟の顔だ。可愛い。
俺は抱っこされたままヴィデロさんにくっついた。
間近にあるヴィデロさんの顔があんまりにもかっこいいので、ついつい頬擦りすると、ようやくヴィデロさんの表情に笑顔が戻った。
一緒にお風呂に入って、そのままベッドに腰を下ろすと、上半身裸のヴィデロさんが身を屈めてキスをしてきた。
そのまま押し倒されて、キスが深くなる。
舌を絡められて声が洩れる。羽織っただけのシャツをはだけられて、晒された胸元にヴィデロさんの大きな手が這う。時折胸に引っかかる指にピクッと反応すると、更にヴィデロさんの指がそこを弄る。
「ヴィデロさん……」
薄っすら目を開けて間近にあるヴィデロさんの目を見ると、そこには潤んだような俺の黒い瞳が映っていた。
ゆっくりと舌が離れ、口が離れていく。つながる唾液がすごく卑猥でドキドキする。絡まれて吸われて甘噛みされた舌がちょっとジンジンする。
垂れた唾液をヴィデロさんの親指が優しく拭ってくれた仕草に、きゅんとする。
「マック、ありがとう」
じっと俺を見下ろすヴィデロさんの顔が、少しだけ歪む。
その顔がなんだか泣きそうに見えて、ドキッとする。
「ええと、何? ご飯、すごくおいしかった?」
ヴィデロさんの表情を変えたくてふざけるように言うけれど、ちょっとだけ声が上ずって失敗する。でも、ヴィデロさんはその顔のまま、頷いた。
「すごく、美味かった。母と、兄と、マックに囲まれて食べるご飯がすごく、美味かった。今まで食べた中で、一番。俺の好物は何だって訊かれたら、きっとこの先ずっと狼肉のシチューだって答えそうだ」
その料理は、さっき俺が皆に振舞った料理で。
ヴィデロさんは今までなんだって美味しいって食べてくれてたけど、こんな風に言ってくれたのは初めてで。
ヴィデロさんの表情を変えるつもりが、俺の表情までヴィデロさんにつられるように少し歪んだ。
「ヴィデロさん、大好き」
「俺もだ。愛してる。たとえ世界が違ってても、マックが、健吾が、俺を嫌いになっても、離れていっても、心だけは絶対に離してやれない」
「心も全部ヴィデロさんにあげるよ。絶対に離れないよ。嫌いになんかなるわけないじゃん。それよりも俺が呆れられて嫌われる方が早いかもしれない」
「それこそないな」
「でも、またヴィデロさんを心配させるような大失態をするかもしれないし、俺のアホみたいな行動に呆れられるかもしれないし」
「その行動すら可愛いし、ちゃんと失敗してもフォローする。何を使っても、何をしてでも」
「ヴィデロさんがかっこよすぎて辛い」
「離れたら辛くなるくらい好きにさせたい」
「もうそれくらい好きだよ」
ログアウトが辛い。学校に向かいながら、どうして俺はこっちで薬師をしてないんだろう、なんて思ったりする。
携帯端末を起動するとヴィデロさんの笑顔が現れて、それで何とか我慢できるくらい。
もっともっとヴィデロさんが欲しくなっちゃったら、俺、どうやって生活すればいいんだろう。
ヴィデロさんの首に腕を回しながら、ヴィデロさんの顔を見上げると、やっぱりというかなんというか情けない顔の俺がその綺麗な瞳に映っていた。
ぎゅうぎゅう締め付けられる胸の苦しさを忘れるくらいに、愛し合った。
一つになりながら気持ちよさそうに目を細めるヴィデロさんが愛しい。
俺の恥ずかしい声に重なるように零れるヴィデロさんの吐息が最高。
我慢してギュッと口を引き締める顔が好き。
そう思うとさらに俺の身体がヴィデロさんを愛してるって主張して、ヴィデロさんのヴィデロさんを締め付ける。
感極まってヴィデロさんの胸元に吸い付いて赤い痕を残すと、お返しとばかりに俺の胸元にある刺青に唇を落とされて身を捩る。
そこをきつく吸い上げられた時は、我慢できずに声を上げて体液を飛ばした。
散々指で弄られた乳首もじんじんして、そこを軽くきゅっと吸われただけで下半身に電流のような感覚が走る。
気持ちいいと感じるたびに力の入る手が掴んでいるヴィデロさんの腕を軽く傷つけそうだけれど、そっちに気を付けるほどの余裕がなくて、腹の奥を突かれるたびに太い二の腕をギュッとしてしまう。
奥の奥に熱が流れ込んできて、脱力感と幸福感と快感と愛情がぐわっと胸に押し寄せてくる。
まだヴィデロさんのヴィデロさんを締め付けたまま、俺は腕を伸ばしてヴィデロさんの身体を引き寄せた。
頬が微かに上気して、まだ余韻の残っているヴィデロさんの顔を覗き込んで、フッと力が抜ける。
泣きそうな顔はもうしてなかった。
俺を見て、幸せそうに笑ってくれているヴィデロさんに、俺はこの上なく嬉しくなった。
大好き。
「明日の朝は、何食べたい……?」
「はは、この状態でそれを訊くのか?」
笑いながら、奥をこつんとされる。
まだまだヴィデロさんのヴィデロさんは元気で、俺のだけが力尽きてるということに、体力の差を感じる。出す回数も違うから当たり前なんだけど。
「あ、待って、動かさないで……っ」
そのままゆっくりと腰を引かれて、ぞくぞくが背中を駆けあがっていく。
抜かれるのかと思うと、繋がったところがきゅっと締まるのが自分でもわかる。でもヴィデロさんのヴィデロさんは入り口付近で止まると、またゆっくりとゆっくりと挿入されてきた。
「……っ、ヴィデロさ……っ、も、体力もたな……っ」
「もったいなくて抜けない」
「もったいないって……ぅ、奥ぅ……ぐりぐりされると」
「マック可愛い」
可愛いのはヴィデロさんだよ。と言おうとして、またしても俺を翻弄し始めたヴィデロさんの動きに口を封じられる俺。もう口を開くとエロい声しか出ないよ。
結局もう一滴も出ない状態まで愛し合った俺は、半ば意識を失うみたいに眠りについた。
もちろん強制ログアウト。
遅くまで愛し合ってしまったせいか、寝坊して朝ご飯を作るためのログインができなかった俺は、悔やみながらログインした。
もしかしてヴィデロさん、俺が起きれないくらいまで愛し合う気満々だったから朝ご飯何食べたいか答えなかったとか。なんてことはないか。
そんなことを思いながら、差し入れのサンドイッチを大量に作ったのだった。
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