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665、吐露した
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その後トレに戻ろうとしたら、雄太に捕獲された俺。今日は捕獲されまくりだね。
雄太たちの家に連れ込まれて、4人に囲まれた。
「健吾」
雄太がADO内で俺の名前を呼ぶなんて珍しいな、と思いながら海里からお茶を受け取っていると、雄太が真顔で俺の顔を覗き込んできた。
「なあ、ヴィデロさんは?」
「別れちゃったの?」
「っていうか最近ヴィデロさんの顔見てないんだけど」
「何かあったのか?」
次々ヴィデロさんに関する質問を投げつけられて、俺は目を見開いた。
え、皆、ヴィデロさん不在に気付いてるの? 何で。
「トレの門に、今ヴィデロさん立ってないだろ。他の門番さんに聞いたら、ヴィデロさんが門番さんを辞めたとか言ってたから。あのめっちゃフレンドリーな人。マックの友達だからってことで教えてくれたんだけど」
「マックはもちろん知ってるんだよね。工房にいるの? 冒険者になったとか。でもその割に一緒にいるっていう噂を最近全然聞かないから心配してたの」
「そっとしとこうかとも思ったんだけど、お前の顔見てそっとしておくのやめた」
「うん。マック君滅茶苦茶辛そうな顔してるよ」
何があったんだよ、と4人の友達に次々聞かれて、なんだか胸がギュッとなった。
俺今、皆に背中を支えてもらってすごく踏ん張ってるんだよ。何をしてるって訳でもないんだけど。
弱音吐いちゃったら、道が消えるかもしれないんだよ。
「ほら、その顔。そういう時は心の中を吐露してスッキリしろよ。もやもや溜まると拗れるぞ。喧嘩か? ……ありえねえな。もしかして、怪我して起き上がれないとか病気とか……もありえねえか」
「吐き出したら、ダメなんだよ」
「なんで。あ、もしかして俺らが寄ってたかって囲んでるからか? 何なら、俺だけ聞くか?」
「だって、道が」
消えちゃったら、そう口が動いてしまう。どんな時でもまっすぐ進んでって言われてるんだよ。
だってヴィデロさんが消えて、もう二週間近く経ってる。でも、まだ現れなくて。
もし来れなかったらとか、もし迷子になっていまいるところから出てこれなくなったらとか。考えちゃうんだよ。時間が経てば経つほど。
アリッサさんの例があるから、もし同じ時間かかるなら、あと一か月くらいは猶予っていうか大丈夫って考えればいいんだろうけど、そんな前向きな考えを出来る時期が過ぎちゃったっていうか。
俯くと、目の前に可愛らしいハンカチが出された。
「たまには泣くのもいいと思うよ。私達いない方がいい? 高橋に託すね」
ユイは俺の手に強引にハンカチを握らせると、ね、と雄太に微笑んだ。
ユイたちは何一つこの世界とあっちの世界のつながりを知らないんだけど。雄太にしか詳しい話をしてないんだけど。
「ヴィデロさんが、帰ってこなくて……」
ぽつり、とハンカチを見下ろしながら呟いてしまう。
それから俺は、タガが外れたように、心情を吐露した。
「早く逢いたいのに、全然来なくて。でも何も出来なくて。心配で、でも心配しちゃいけなくて。ただ絶対来れるって信じて待ってないといけなくて」
言葉にすると、ずしっとしていた心がなんとなく軽くなった気がした。
4人はきっとツッコミどころ一杯だろう俺の愚痴を、ただ静かに聞いていてくれた。
話が終わると、雄太の口から盛大な溜め息が出てきた。
「お前らさあ……」
コキコキと首を回して、呆れたような顔をする。
「一体何なんだよ。健吾お前、どうにかしてここに来れないかずっと考えてただろ。ヴィデロさんと一緒にいるために。それが、ヴィデロさんも同じことを考えてただあ? しかも魔王討伐に一緒に行きたいってだけのために、俺らの世界に渡ってるとか。非常識極まりないバカップルだよな」
俺の前に置いてあった冷めきったお茶を鷲掴んで一気に飲み干した雄太は、ターンといい音をさせて、カップをテーブルに置いた。ユイの「カップ壊れるから」という注意にわりわり、と答えて、雄太はまた俺に視線を戻した。
「勝算は」
「一度、アリッサさんが成功してる、から。それにレガロさんもジャル・ガーさんも大丈夫って」
「じゃあ大丈夫なんじゃね? それにしても……あのアリッサさんが……ADO作ったのって、彼女だろ? 前に雑誌で読んだよ。アリッサさんの記事」
「構想はアリッサさんがこっちにいた時に、ヴィルさんがすでに練ってたらしいけど。なぜか携帯端末が繋がったって」
「そりゃ、生身が移動できるなら、電波くらい繋がるだろ」
「向こうからの転移装置は、だいぶ研究も進んでて」
「なんつうか、あの人たちおっそろしいな。そのうち『異世界に移住しませんか』とか事業を始めたりして。ユキヒラは絶対に乗るよその話」
「でも、有機物は全然転送出来てなくて」
「ああ、それで健吾はこっちに来ようとしてたのか。なるほど納得」
「でも、ヴィデロさんはずっと俺たちの世界に渡る方法を調べてたみたいで、今、世界を繋ぐ狭間の道を進んでるところ」
雄太はうーんと難しい顔つきをした後、「二人とも無鉄砲っていうかなんて言うか」と溜め息と共に吐き出した。
「え、なんかそういうのすごく素敵だよ。違う世界の二人が結ばれるために頑張るって」
「ほんとに、そういう恋愛が出来るのって素敵よね。ただ、マック達の場合ことと次第によっちゃほんとに命が掛かってるみたいなのが辛いけどね。私なら耐えられそうもないわ」
海里の目に涙が浮かぶ。
ユイが胸の前で手を組んで、「ヴィデロさん頑張って」と呟く。
ブレイブが俺の背中をポン、と叩いて無言の励ましを受ける。
「どうせならさ、黙って耐えるより、叫べばいいんじゃねえの? 遅いぞ、早く来いって。魔素でどうのとかよくわからない空間がどうのとかすでに超常現象状態なんだから、もしかしたら健吾の叫びも届くかもしれないぞ。もしかしたら全然辿り着かなくて、ヴィデロさんも落ち込んでるかもしれねえんだし。そこで健吾の声が聞こえたんなら絶対に元気100倍」
「叫ぶ……考えもしなかった」
目からうろこだった。雄太の言葉は、本当にそうかも、って思わせる何かがあった。
「ヴィデロさんに逢いたい」
「そうだな。ラブラブじゃねえ健吾なんか健吾じゃねえ」
「早く、逢いたい」
「もっと言ってやれ。待つの疲れる前に来いって」
早く、ヴィデロさんの無事を確かめたい。
早く顔が見たい。
早く声が聞きたい。
沢山色んなことを一緒にしたい。
次々やりたいことが口から出てくる。
それと同時に目から雫が零れ落ちた。
「ワハハ、健吾の涙でヴィデロさん焦って到着早まるかもよ。泣かせた!? ってな」
「……それだったら、いくらでも泣く……」
泣けよ、と雄太は大笑いした。
俺がこんなに鼻声になってる時に何大笑いしてるんだよ、とちょっと憤慨したけど、雄太はいつもこうだった。
俺が落ち込んでると、横で楽しそうに笑って俺を浮上させてたんだった。
そして、ハンカチが見る影もなくなるころには、俺の心はすっかり軽くなっていた。
工房に帰っても一人で何かを作ってアバターに詰め込む気にはなれないから、と俺はスッキリさせてくれたお礼に雄太たちの拠点でご飯を作って一緒に食べた。
「夕飯食べてログインしてここで食べるから、すっごく食べた気がするのに実際には夜ご飯1食だけだから、ダイエットになるんだよね」
「ユイはダイエットいらねえだろ。痩せるな」
「なんで? 私だって足太いんだもん」
「俺が気に入ってる足を痩せさせるとは聞き捨てならん」
「この二人はほっときましょ。でもほんとマックの料理好き。ブレイブと同じくらい好き」
「俺とこの料理が同列……光栄だと喜んでいいのか悲しんでいいのか。でも美味い」
「ね、美味しいわよね。いくらでも食べられるわ。ほんと、ユイじゃないけどダイエット効果ありそう。ブレイブは痩せないでね」
「なんだよ、お前も高橋と同じこと言うのかよ。足か? 胸か?」
「全てよ。痩せても好きだけど、無理なダイエットは禁止。心配で私が寝込んじゃう」
「あはは、そういうことか。わかったよ。お前の好きな俺そのままでいるから」
食べたのはいいんだけど。
大惚気大会が始まってしまった。そうだった。こいつらリア充だった。
溜め息を吐くと、雄太に「俺らはさっき散々お前の惚気を聞かされたんだからちょっとくらいいいだろ」と返された。あ、はい。
早く目の前で惚気たいもんだ。ヴィデロさん好きって。
雄太たちの家に連れ込まれて、4人に囲まれた。
「健吾」
雄太がADO内で俺の名前を呼ぶなんて珍しいな、と思いながら海里からお茶を受け取っていると、雄太が真顔で俺の顔を覗き込んできた。
「なあ、ヴィデロさんは?」
「別れちゃったの?」
「っていうか最近ヴィデロさんの顔見てないんだけど」
「何かあったのか?」
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俺今、皆に背中を支えてもらってすごく踏ん張ってるんだよ。何をしてるって訳でもないんだけど。
弱音吐いちゃったら、道が消えるかもしれないんだよ。
「ほら、その顔。そういう時は心の中を吐露してスッキリしろよ。もやもや溜まると拗れるぞ。喧嘩か? ……ありえねえな。もしかして、怪我して起き上がれないとか病気とか……もありえねえか」
「吐き出したら、ダメなんだよ」
「なんで。あ、もしかして俺らが寄ってたかって囲んでるからか? 何なら、俺だけ聞くか?」
「だって、道が」
消えちゃったら、そう口が動いてしまう。どんな時でもまっすぐ進んでって言われてるんだよ。
だってヴィデロさんが消えて、もう二週間近く経ってる。でも、まだ現れなくて。
もし来れなかったらとか、もし迷子になっていまいるところから出てこれなくなったらとか。考えちゃうんだよ。時間が経てば経つほど。
アリッサさんの例があるから、もし同じ時間かかるなら、あと一か月くらいは猶予っていうか大丈夫って考えればいいんだろうけど、そんな前向きな考えを出来る時期が過ぎちゃったっていうか。
俯くと、目の前に可愛らしいハンカチが出された。
「たまには泣くのもいいと思うよ。私達いない方がいい? 高橋に託すね」
ユイは俺の手に強引にハンカチを握らせると、ね、と雄太に微笑んだ。
ユイたちは何一つこの世界とあっちの世界のつながりを知らないんだけど。雄太にしか詳しい話をしてないんだけど。
「ヴィデロさんが、帰ってこなくて……」
ぽつり、とハンカチを見下ろしながら呟いてしまう。
それから俺は、タガが外れたように、心情を吐露した。
「早く逢いたいのに、全然来なくて。でも何も出来なくて。心配で、でも心配しちゃいけなくて。ただ絶対来れるって信じて待ってないといけなくて」
言葉にすると、ずしっとしていた心がなんとなく軽くなった気がした。
4人はきっとツッコミどころ一杯だろう俺の愚痴を、ただ静かに聞いていてくれた。
話が終わると、雄太の口から盛大な溜め息が出てきた。
「お前らさあ……」
コキコキと首を回して、呆れたような顔をする。
「一体何なんだよ。健吾お前、どうにかしてここに来れないかずっと考えてただろ。ヴィデロさんと一緒にいるために。それが、ヴィデロさんも同じことを考えてただあ? しかも魔王討伐に一緒に行きたいってだけのために、俺らの世界に渡ってるとか。非常識極まりないバカップルだよな」
俺の前に置いてあった冷めきったお茶を鷲掴んで一気に飲み干した雄太は、ターンといい音をさせて、カップをテーブルに置いた。ユイの「カップ壊れるから」という注意にわりわり、と答えて、雄太はまた俺に視線を戻した。
「勝算は」
「一度、アリッサさんが成功してる、から。それにレガロさんもジャル・ガーさんも大丈夫って」
「じゃあ大丈夫なんじゃね? それにしても……あのアリッサさんが……ADO作ったのって、彼女だろ? 前に雑誌で読んだよ。アリッサさんの記事」
「構想はアリッサさんがこっちにいた時に、ヴィルさんがすでに練ってたらしいけど。なぜか携帯端末が繋がったって」
「そりゃ、生身が移動できるなら、電波くらい繋がるだろ」
「向こうからの転移装置は、だいぶ研究も進んでて」
「なんつうか、あの人たちおっそろしいな。そのうち『異世界に移住しませんか』とか事業を始めたりして。ユキヒラは絶対に乗るよその話」
「でも、有機物は全然転送出来てなくて」
「ああ、それで健吾はこっちに来ようとしてたのか。なるほど納得」
「でも、ヴィデロさんはずっと俺たちの世界に渡る方法を調べてたみたいで、今、世界を繋ぐ狭間の道を進んでるところ」
雄太はうーんと難しい顔つきをした後、「二人とも無鉄砲っていうかなんて言うか」と溜め息と共に吐き出した。
「え、なんかそういうのすごく素敵だよ。違う世界の二人が結ばれるために頑張るって」
「ほんとに、そういう恋愛が出来るのって素敵よね。ただ、マック達の場合ことと次第によっちゃほんとに命が掛かってるみたいなのが辛いけどね。私なら耐えられそうもないわ」
海里の目に涙が浮かぶ。
ユイが胸の前で手を組んで、「ヴィデロさん頑張って」と呟く。
ブレイブが俺の背中をポン、と叩いて無言の励ましを受ける。
「どうせならさ、黙って耐えるより、叫べばいいんじゃねえの? 遅いぞ、早く来いって。魔素でどうのとかよくわからない空間がどうのとかすでに超常現象状態なんだから、もしかしたら健吾の叫びも届くかもしれないぞ。もしかしたら全然辿り着かなくて、ヴィデロさんも落ち込んでるかもしれねえんだし。そこで健吾の声が聞こえたんなら絶対に元気100倍」
「叫ぶ……考えもしなかった」
目からうろこだった。雄太の言葉は、本当にそうかも、って思わせる何かがあった。
「ヴィデロさんに逢いたい」
「そうだな。ラブラブじゃねえ健吾なんか健吾じゃねえ」
「早く、逢いたい」
「もっと言ってやれ。待つの疲れる前に来いって」
早く、ヴィデロさんの無事を確かめたい。
早く顔が見たい。
早く声が聞きたい。
沢山色んなことを一緒にしたい。
次々やりたいことが口から出てくる。
それと同時に目から雫が零れ落ちた。
「ワハハ、健吾の涙でヴィデロさん焦って到着早まるかもよ。泣かせた!? ってな」
「……それだったら、いくらでも泣く……」
泣けよ、と雄太は大笑いした。
俺がこんなに鼻声になってる時に何大笑いしてるんだよ、とちょっと憤慨したけど、雄太はいつもこうだった。
俺が落ち込んでると、横で楽しそうに笑って俺を浮上させてたんだった。
そして、ハンカチが見る影もなくなるころには、俺の心はすっかり軽くなっていた。
工房に帰っても一人で何かを作ってアバターに詰め込む気にはなれないから、と俺はスッキリさせてくれたお礼に雄太たちの拠点でご飯を作って一緒に食べた。
「夕飯食べてログインしてここで食べるから、すっごく食べた気がするのに実際には夜ご飯1食だけだから、ダイエットになるんだよね」
「ユイはダイエットいらねえだろ。痩せるな」
「なんで? 私だって足太いんだもん」
「俺が気に入ってる足を痩せさせるとは聞き捨てならん」
「この二人はほっときましょ。でもほんとマックの料理好き。ブレイブと同じくらい好き」
「俺とこの料理が同列……光栄だと喜んでいいのか悲しんでいいのか。でも美味い」
「ね、美味しいわよね。いくらでも食べられるわ。ほんと、ユイじゃないけどダイエット効果ありそう。ブレイブは痩せないでね」
「なんだよ、お前も高橋と同じこと言うのかよ。足か? 胸か?」
「全てよ。痩せても好きだけど、無理なダイエットは禁止。心配で私が寝込んじゃう」
「あはは、そういうことか。わかったよ。お前の好きな俺そのままでいるから」
食べたのはいいんだけど。
大惚気大会が始まってしまった。そうだった。こいつらリア充だった。
溜め息を吐くと、雄太に「俺らはさっき散々お前の惚気を聞かされたんだからちょっとくらいいいだろ」と返された。あ、はい。
早く目の前で惚気たいもんだ。ヴィデロさん好きって。
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