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御子誕生編
子爵家次男の迷いと諦め《side ハルス》
後始末は混迷を極めた。
セネット卿と共に、あらゆるところを駆けずりまわり、王宮の中を整えた。
まだ手を出せていないのは、陛下の執務室と離宮につながる道のある廊下の壁。
戒めのためもうしばらく修繕はしなくていいだろう。
アルバが約束をしたアルトモント子爵家次男ももうすぐ我が家にやってくる。
本来であれば没落を免れなかったはずが、あの薬草園を下手なところに預けることも出来ず、陛下が子爵家を継ぐよう王命を出していた。話とはそのことだろうか。
学園の養護教諭の引継ぎをしてから伯爵領の子爵家に戻ることになるとのことだが、うちに来てどのような話をするのか。
子爵家のあった場所を治めていた伯爵家は今回の騒動で領地を取り上げられ、子爵家の薬草園ともども王家預かりとなったが、果たしてどのように彼に渡すようになるのか……
さすがにほぼ寝ずに後始末に奔走していたせいか、疲れを感じる。
オルシスまで倒れさせるわけにはいかないと理由をつけて家に帰して休ませてはいるが……
「私は一度家に戻る。ブルーノの様子も見てこよう。皆疲れているだろうが、頼む」
「「「「はっ」」」」
部下たちの頼もしい返事を聞きながら、馬車で帰る時間も惜しく、転移の魔術陣を展開する。
一瞬にして目の前の景色が変わり、見慣れた光景が目に入ると、ホッと安堵の息が漏れた。
家がこんなにも安らげる場所になるとは、昔は思わなかった。
出てきてくれたフローロに軽くハグをすると、ああ、帰ってきたんだと顔が緩む。
「おかえりなさいませ、旦那様。お疲れの顔をしていますよ」
「私は大丈夫。それよりも子供たちのことを守ってくれてありがとう、フローロ。愛しているよ」
「私も愛してますわ。子供たちは皆、無事です。殿下もお元気に過ごしてますわ。心配なのは陛下と妃殿下の方です」
「あのお二人は殿下のために頑張っているよ。私も尽力しているので、直に落ち着くだろう」
「無理はなさらずね」
心配そうな顔のフローロにキスを贈り、応接室へ向かった。
そこにはすでにアルバとリコルとロッソ殿がおり、私を待っていたようだった。
立ち上がったロッソ殿は丁寧に挨拶をした。
「すまない、遅くなってしまった」
「いえ……お忙しい時期にお時間をいただきありがとうございます」
「それで、話というのは何だろうか」
「アルバ君の学園での様子をお伝えするのと、リコル殿に任されたのに半ばで離れてしまうことの謝罪を……それと、ブルーノ殿の、様子を伺いたく思います」
落ちる視線に、憂いが見える。
隣ではアルバが心配そうにロッソ殿を見ていて、リコルは落ち着いたたたずまいで静かに様子をうかがっている。
「アルバ君は救護班での活動を代表としてとても頑張ってくださっております。ただ、頑張りすぎてしばしば魔力枯渇の状態に陥ってしまっているように見受けられるので、もう少し手を抜いたほうがいいように思います。授業も頑張りすぎるところがあります。私は回復薬を渡すことしかできないので、それが気がかりでした」
「なるほど」
ちらりと横を見ると、アルバが目を真ん丸にしていた。そんなことを言われるとは思っても見なかったという顔をしている。たしかに、ロッソ殿の言っていることは正しい。アルバは、少し手を抜いてもいいのではと私から見ても思うときがあるから。オルシスもよくそれで苦心していたなと目を細めた。
「出来ればリコル殿が戻ってくるまでアルバ君のことを見ていたかったのですが……途中で離れてしまうこと、本当に申し訳なく思っております」
「その点に関しては、私も聞き及んでいる。これからもきっと苦労するだろうが、ぜひ子爵家を盛り立てていって欲しいと思っている」
「ありがとうございます。その言葉を胸に、精進したいと思っております」
顔を上げたロッソ殿は、ほんの一瞬だけ、ここから少しだけ見える温室の方に視線を向けた。
前に研究所に入りたいと面談をしたときは、とても若者らしい希望に満ちた目で研究の素晴らしさ、ブルーノの素晴らしさを説いていたが……今はとても落ち着いた風貌になっている。それが、彼の諦めにも見えてしまう。
「ブルーノは、経過良好で、今は歩けるまでに回復している。近々復帰も叶うだろう」
私の言葉に、ロッソ殿はホッと目元を緩めた。小さくよかったと呟く声も聞こえてきて、よほど心配だったことが窺えた。
「私の父と兄が、大変なことをしてしまい、本当に、どう謝罪していいのか……本当に、申し訳ありませんでした」
「それは、君の父と兄がすることだ。君は半ば家を放逐されていたのだろう。君の家での騒動の顛末は私も知っている。言い方は悪いが、アルトモント子爵家の膿を処理したと思えば、悪いことでもないだろう」
彼は、ここの研究所に面談に来る少し前に、血を分けた兄弟である兄から毒殺されかけたなどという冤罪をかけられ、それを信じた両親にほぼ着の身着のままで家を追い出されている。兄にとって邪魔だったのかなんなのか。身体能力、頭脳、手腕、すべてにおいて兄よりも勝っていたのがあだとなったらしい。
その後ここの研究所に面談に来たけれど、私の一存で不採用とした。ロッソ殿がうちの研究所を希望していると知った子爵家から縁故になると思われたのか、薬草の流通緩和と研究所への立ち入りなどを打診されたからだ。それもあって、子爵家のいざこざを持ち込むわけにはいかないと、ロッソ殿を採らなかった。まだブルーノが中等学園生で、実績もなかったから余計に。
その後ロッソ殿は、ふらふらと治癒院や薬屋などを転々とし、ようやく学園採用で落ち着いた矢先に、今度は家の不祥事のせいでその家に戻り子爵家を背負って立たなければならなくなった。
アルトモント子爵家のより親であるラングル伯爵家は取り潰しとなり、領地も王家預かりとなったが、その領地の中にあるアルトモント子爵家が手掛けていた薬草園に関しては、ノウハウがアルトモント子爵家にしかなかったため、簡単に取り潰しをするわけにはいかなかったのだ。
そのため、家を放逐されたロッソ殿が継ぐのが一番だろうと元老院でまとまったので、彼の意志はこの決定に全く反映されていない。
それでも、薬草園が元の水準に戻るのであれば、英断だと言えるだろう。あの薬草園は国にとってなくてはならないところだ。
彼はこれから苦労するけれど、ロッソ殿は悪い者には見えなかった。リコルもアルバを任せるほどには信頼しているようなので、うちが手を貸すのもやぶさかではない。
「ブルーノからの伝言なんだが、聞いてもらえるだろうか」
テーブルに擦り付けるように頭を下げていたロッソ殿にそう声をかけると、ガバッと勢いよく頭を上げた。
「どんなことでも!」
先ほどまでとは勢いが違った。
「これを」
ブルーノに預かった、伝言が込められた魔法の葉を、ロッソ殿に差し出す。
彼がそれを受け取ると、手のひらの上でひらりと消えた。
『心配してくださってありがとうございます。俺はもう大丈夫です。それよりも今とても困ったことが起きてまして、公爵様との話が終わったらぜひ温室の方に来て欲しいんです。アルバが案内するので、よろしくお願いします』
「お元気な……声が……本当に、よかった……」
ブルーノは、子爵家で手掛けている薬草を優先的にここに入れて欲しいと頼むと言っていた。きっとそのことだろう。
聞き終えたロッソ殿は目に涙をためて深々と頷いていた。
さて、ブルーノは彼からどのように交渉をするのか、そこは全て任せて、私はまた王宮に戻らなければならないな……
無意識に隣のアルバの頭を撫で、「と、父様、髪が……」というアルバの声で我に返った私は、きっと仕事のしすぎで疲れているんだろ。さっさとこの件を終わらせて、愛しい家族のもとに戻ってこよう。
願わくば、最愛の家族が心穏やかに過ごせる情勢であるように——
セネット卿と共に、あらゆるところを駆けずりまわり、王宮の中を整えた。
まだ手を出せていないのは、陛下の執務室と離宮につながる道のある廊下の壁。
戒めのためもうしばらく修繕はしなくていいだろう。
アルバが約束をしたアルトモント子爵家次男ももうすぐ我が家にやってくる。
本来であれば没落を免れなかったはずが、あの薬草園を下手なところに預けることも出来ず、陛下が子爵家を継ぐよう王命を出していた。話とはそのことだろうか。
学園の養護教諭の引継ぎをしてから伯爵領の子爵家に戻ることになるとのことだが、うちに来てどのような話をするのか。
子爵家のあった場所を治めていた伯爵家は今回の騒動で領地を取り上げられ、子爵家の薬草園ともども王家預かりとなったが、果たしてどのように彼に渡すようになるのか……
さすがにほぼ寝ずに後始末に奔走していたせいか、疲れを感じる。
オルシスまで倒れさせるわけにはいかないと理由をつけて家に帰して休ませてはいるが……
「私は一度家に戻る。ブルーノの様子も見てこよう。皆疲れているだろうが、頼む」
「「「「はっ」」」」
部下たちの頼もしい返事を聞きながら、馬車で帰る時間も惜しく、転移の魔術陣を展開する。
一瞬にして目の前の景色が変わり、見慣れた光景が目に入ると、ホッと安堵の息が漏れた。
家がこんなにも安らげる場所になるとは、昔は思わなかった。
出てきてくれたフローロに軽くハグをすると、ああ、帰ってきたんだと顔が緩む。
「おかえりなさいませ、旦那様。お疲れの顔をしていますよ」
「私は大丈夫。それよりも子供たちのことを守ってくれてありがとう、フローロ。愛しているよ」
「私も愛してますわ。子供たちは皆、無事です。殿下もお元気に過ごしてますわ。心配なのは陛下と妃殿下の方です」
「あのお二人は殿下のために頑張っているよ。私も尽力しているので、直に落ち着くだろう」
「無理はなさらずね」
心配そうな顔のフローロにキスを贈り、応接室へ向かった。
そこにはすでにアルバとリコルとロッソ殿がおり、私を待っていたようだった。
立ち上がったロッソ殿は丁寧に挨拶をした。
「すまない、遅くなってしまった」
「いえ……お忙しい時期にお時間をいただきありがとうございます」
「それで、話というのは何だろうか」
「アルバ君の学園での様子をお伝えするのと、リコル殿に任されたのに半ばで離れてしまうことの謝罪を……それと、ブルーノ殿の、様子を伺いたく思います」
落ちる視線に、憂いが見える。
隣ではアルバが心配そうにロッソ殿を見ていて、リコルは落ち着いたたたずまいで静かに様子をうかがっている。
「アルバ君は救護班での活動を代表としてとても頑張ってくださっております。ただ、頑張りすぎてしばしば魔力枯渇の状態に陥ってしまっているように見受けられるので、もう少し手を抜いたほうがいいように思います。授業も頑張りすぎるところがあります。私は回復薬を渡すことしかできないので、それが気がかりでした」
「なるほど」
ちらりと横を見ると、アルバが目を真ん丸にしていた。そんなことを言われるとは思っても見なかったという顔をしている。たしかに、ロッソ殿の言っていることは正しい。アルバは、少し手を抜いてもいいのではと私から見ても思うときがあるから。オルシスもよくそれで苦心していたなと目を細めた。
「出来ればリコル殿が戻ってくるまでアルバ君のことを見ていたかったのですが……途中で離れてしまうこと、本当に申し訳なく思っております」
「その点に関しては、私も聞き及んでいる。これからもきっと苦労するだろうが、ぜひ子爵家を盛り立てていって欲しいと思っている」
「ありがとうございます。その言葉を胸に、精進したいと思っております」
顔を上げたロッソ殿は、ほんの一瞬だけ、ここから少しだけ見える温室の方に視線を向けた。
前に研究所に入りたいと面談をしたときは、とても若者らしい希望に満ちた目で研究の素晴らしさ、ブルーノの素晴らしさを説いていたが……今はとても落ち着いた風貌になっている。それが、彼の諦めにも見えてしまう。
「ブルーノは、経過良好で、今は歩けるまでに回復している。近々復帰も叶うだろう」
私の言葉に、ロッソ殿はホッと目元を緩めた。小さくよかったと呟く声も聞こえてきて、よほど心配だったことが窺えた。
「私の父と兄が、大変なことをしてしまい、本当に、どう謝罪していいのか……本当に、申し訳ありませんでした」
「それは、君の父と兄がすることだ。君は半ば家を放逐されていたのだろう。君の家での騒動の顛末は私も知っている。言い方は悪いが、アルトモント子爵家の膿を処理したと思えば、悪いことでもないだろう」
彼は、ここの研究所に面談に来る少し前に、血を分けた兄弟である兄から毒殺されかけたなどという冤罪をかけられ、それを信じた両親にほぼ着の身着のままで家を追い出されている。兄にとって邪魔だったのかなんなのか。身体能力、頭脳、手腕、すべてにおいて兄よりも勝っていたのがあだとなったらしい。
その後ここの研究所に面談に来たけれど、私の一存で不採用とした。ロッソ殿がうちの研究所を希望していると知った子爵家から縁故になると思われたのか、薬草の流通緩和と研究所への立ち入りなどを打診されたからだ。それもあって、子爵家のいざこざを持ち込むわけにはいかないと、ロッソ殿を採らなかった。まだブルーノが中等学園生で、実績もなかったから余計に。
その後ロッソ殿は、ふらふらと治癒院や薬屋などを転々とし、ようやく学園採用で落ち着いた矢先に、今度は家の不祥事のせいでその家に戻り子爵家を背負って立たなければならなくなった。
アルトモント子爵家のより親であるラングル伯爵家は取り潰しとなり、領地も王家預かりとなったが、その領地の中にあるアルトモント子爵家が手掛けていた薬草園に関しては、ノウハウがアルトモント子爵家にしかなかったため、簡単に取り潰しをするわけにはいかなかったのだ。
そのため、家を放逐されたロッソ殿が継ぐのが一番だろうと元老院でまとまったので、彼の意志はこの決定に全く反映されていない。
それでも、薬草園が元の水準に戻るのであれば、英断だと言えるだろう。あの薬草園は国にとってなくてはならないところだ。
彼はこれから苦労するけれど、ロッソ殿は悪い者には見えなかった。リコルもアルバを任せるほどには信頼しているようなので、うちが手を貸すのもやぶさかではない。
「ブルーノからの伝言なんだが、聞いてもらえるだろうか」
テーブルに擦り付けるように頭を下げていたロッソ殿にそう声をかけると、ガバッと勢いよく頭を上げた。
「どんなことでも!」
先ほどまでとは勢いが違った。
「これを」
ブルーノに預かった、伝言が込められた魔法の葉を、ロッソ殿に差し出す。
彼がそれを受け取ると、手のひらの上でひらりと消えた。
『心配してくださってありがとうございます。俺はもう大丈夫です。それよりも今とても困ったことが起きてまして、公爵様との話が終わったらぜひ温室の方に来て欲しいんです。アルバが案内するので、よろしくお願いします』
「お元気な……声が……本当に、よかった……」
ブルーノは、子爵家で手掛けている薬草を優先的にここに入れて欲しいと頼むと言っていた。きっとそのことだろう。
聞き終えたロッソ殿は目に涙をためて深々と頷いていた。
さて、ブルーノは彼からどのように交渉をするのか、そこは全て任せて、私はまた王宮に戻らなければならないな……
無意識に隣のアルバの頭を撫で、「と、父様、髪が……」というアルバの声で我に返った私は、きっと仕事のしすぎで疲れているんだろ。さっさとこの件を終わらせて、愛しい家族のもとに戻ってこよう。
願わくば、最愛の家族が心穏やかに過ごせる情勢であるように——
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