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一章
1-38 では、好きにするといい
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サフランが魔法陣を描き切るよりも先に、大きかったはずの木が、長い蔓上になって、何本もほどけてきた。
それらの蔓は、たった今まで魔法陣を描いていたサフランへと攻撃を仕掛けるように這って行き、彼はたまらず距離を置く。
「お、お、お前ら!」
オレは慌てて指をさしたまま言葉にならない言葉を口からダダ漏れにした。何しろ、ほどけた蔓の間から、シアとフルールが姿を現したのだ。
慌てたオレに対し、唐突にブッドレアが斬りかかって来たが、オレの首根っこをベルが掴み、事なきを得た。
「おや、困ったね。早めにこちらを処理しなければ、私の可愛いシアちゃんがサフラン君に殺されてしまいそうで嫌なのだが」
「んな理由で攻撃かよ!」
「二人揃って死ね!」
オレがツッコミを入れたとほぼ同時に、サフランの激昂した声が聞こえ、目の端でキラキラとした何かが見えた。逃げつつも、攻撃態勢は変わらなかったらしい。
が、それも長くは続かない。
アーニストの触手弾丸が撃ち込まれ、サフランは足掛けをされた状態になって転んだのだ。
そうしている間に二人の少女に駆け寄ったのは、我が家のちゃっかり屋である所のスティアだ。
「なぜ逃げないんだ?」
「あたし、人を置いて逃げるのイヤだもん」
「あ、わたしも、もう逃げないって……決めたので」
ちゃっかり屋の問いに、手を繋いだ二人組が答える。
普通の女の子だと思っていたが、思っていたよりもずっと強かったのだろう。戦いの技術という意味ではなく、心が。
「そうか。では、好きにするといい」
スティアは薄く微笑むと、直ぐにサフランへと向き直った。
シアは片手をフルールと繋いだままサフランに向けて魔法陣を描き、フルールは片手でぎゅっと、物凄く大きなサイズの杖を握っている。
あいつらにサフランを押さえておいて貰う内に、こっちもブッドレアをどうにかしなければ。
オレは近くのベルに視線を向けると、彼もこちらを見ていたようで目があった。ベルも同じ考えだったようで、小さく頷かれる。
よし、こっちはオレとベルでどうにかしてみせるぞ!
オレは槍を握ると深く息を吐いてからブッドレアをじっと見据える。周りからは睨んでいるとも捉えられるかもしれないが、オレ的にはそうでもない。
じっと、集中して見ているだけだ。そうしながらも、周りに意識を配る事も忘れない。
これが日常生活で出来ていれば、一躍モテモテ人生が待っているのだろうが、それもこの場を切り抜けなければ実現のしようがない。
ベルは、壊れていない方のプレートを反対の掌で四回叩いた。おそらくこれでもう十二分――いや、いままで二つの効力で一回三分だった事を考えるに、これでもう六分補充したことになるのだろう。
「あの刃には気をつけろ」
「わかってるよ」
さっきのベルとブッドレアの会話はバッチリ聞いていた。強化している刃は、ちょっとやそっとでは折れないだろう。
オレは強く地を蹴り一気に加速すると、槍を突きだす。それを易々と避けられるも、そのままブッドレアの避けた方へと力任せに振り切った。
それすらも避けられたのだが、そこにベルが踏み込んで拳を打ち込む。
直撃こそしなかったが掠めたようで、ブッドレアは踏鞴を踏んだ。これを隙とみなさない程、ベルは甘くはない。直ぐにもう一発拳を繰り出す。
ブッドレアは寸での所でそれすらも避けるが、今度はオレの番だ。
体制を立て直し、ベルとは反対側に回り込んで突きを食らわせる――つもりだったのだが、想定外の事態になっているはずなのに、ブッドレアはひらりと躱し、オレの渾身の突きは真っ直ぐにベルに向かう。
「ちょ、や、逃げっ――!」
オレは止まれず、慌ててベルに言葉になりきらない言葉を投げかけた。
が、ベルにとっては驚くほどの事ではなかったのだろう。咄嗟にブッドレアとは反対側に転がるように逃げて、オレの槍を躱す。
ありがとう、ベルの身体能力!
「おやおや、慌ててしまったようだね」
ベルが逃げてくれたことにホっとしていたのも束の間、直ぐ耳元でブッドレアの声が聞こえ、腹に猛烈な熱さを感じて片膝をついた。
直ぐにベルが駆け寄ってきて、ブッドレアへと拳を打ち出したお蔭で、あいつとは距離を取れたが……。
「大丈夫か?」
「お、おう」
オレはかろうじて返事をしながらも、熱を感じた腹に指を這わせると、ヌルリと生暖かい液体が付いた。これ、脇腹、斬られた?
自覚すると、一気に痛みが巡ってくるようだった。
背中の傷だけでも困るのに、脇腹にまで食らったのは、戦力的にも身体的にも痛い。
「……大丈夫か?」
「だ、大丈夫だ!」
でも、負けていられない。
槍を杖のように使いながら立ち上がる。よし、ちゃんと立てるな。
という事は、それほど深くはないのだろう。深くない傷……イコール、かすり傷だ!
よし、オレ、背中と脇腹にかすり傷負っただけだし! 全然問題ないし!
自己暗示にしか思えなかったが、それほど問題が無いと思い込むのが、今のオレには必要な事だった。
オレの無事を確認してからは、直ぐにベルが足を踏み出し、ブッドレアに打撃を与えようと必死になっていた。
彼は、多少斬り付けられてもびくともせずに進む。
さすがにブッドレアも「怪我をさせる」というけん制が出来なくなり、後ろに下がった。
が、オレ達にとってはまだ勝機が見えない。決して負けてはいないが、勝てる見込みも無いというのは、中々に苦しい現状だ。
それらの蔓は、たった今まで魔法陣を描いていたサフランへと攻撃を仕掛けるように這って行き、彼はたまらず距離を置く。
「お、お、お前ら!」
オレは慌てて指をさしたまま言葉にならない言葉を口からダダ漏れにした。何しろ、ほどけた蔓の間から、シアとフルールが姿を現したのだ。
慌てたオレに対し、唐突にブッドレアが斬りかかって来たが、オレの首根っこをベルが掴み、事なきを得た。
「おや、困ったね。早めにこちらを処理しなければ、私の可愛いシアちゃんがサフラン君に殺されてしまいそうで嫌なのだが」
「んな理由で攻撃かよ!」
「二人揃って死ね!」
オレがツッコミを入れたとほぼ同時に、サフランの激昂した声が聞こえ、目の端でキラキラとした何かが見えた。逃げつつも、攻撃態勢は変わらなかったらしい。
が、それも長くは続かない。
アーニストの触手弾丸が撃ち込まれ、サフランは足掛けをされた状態になって転んだのだ。
そうしている間に二人の少女に駆け寄ったのは、我が家のちゃっかり屋である所のスティアだ。
「なぜ逃げないんだ?」
「あたし、人を置いて逃げるのイヤだもん」
「あ、わたしも、もう逃げないって……決めたので」
ちゃっかり屋の問いに、手を繋いだ二人組が答える。
普通の女の子だと思っていたが、思っていたよりもずっと強かったのだろう。戦いの技術という意味ではなく、心が。
「そうか。では、好きにするといい」
スティアは薄く微笑むと、直ぐにサフランへと向き直った。
シアは片手をフルールと繋いだままサフランに向けて魔法陣を描き、フルールは片手でぎゅっと、物凄く大きなサイズの杖を握っている。
あいつらにサフランを押さえておいて貰う内に、こっちもブッドレアをどうにかしなければ。
オレは近くのベルに視線を向けると、彼もこちらを見ていたようで目があった。ベルも同じ考えだったようで、小さく頷かれる。
よし、こっちはオレとベルでどうにかしてみせるぞ!
オレは槍を握ると深く息を吐いてからブッドレアをじっと見据える。周りからは睨んでいるとも捉えられるかもしれないが、オレ的にはそうでもない。
じっと、集中して見ているだけだ。そうしながらも、周りに意識を配る事も忘れない。
これが日常生活で出来ていれば、一躍モテモテ人生が待っているのだろうが、それもこの場を切り抜けなければ実現のしようがない。
ベルは、壊れていない方のプレートを反対の掌で四回叩いた。おそらくこれでもう十二分――いや、いままで二つの効力で一回三分だった事を考えるに、これでもう六分補充したことになるのだろう。
「あの刃には気をつけろ」
「わかってるよ」
さっきのベルとブッドレアの会話はバッチリ聞いていた。強化している刃は、ちょっとやそっとでは折れないだろう。
オレは強く地を蹴り一気に加速すると、槍を突きだす。それを易々と避けられるも、そのままブッドレアの避けた方へと力任せに振り切った。
それすらも避けられたのだが、そこにベルが踏み込んで拳を打ち込む。
直撃こそしなかったが掠めたようで、ブッドレアは踏鞴を踏んだ。これを隙とみなさない程、ベルは甘くはない。直ぐにもう一発拳を繰り出す。
ブッドレアは寸での所でそれすらも避けるが、今度はオレの番だ。
体制を立て直し、ベルとは反対側に回り込んで突きを食らわせる――つもりだったのだが、想定外の事態になっているはずなのに、ブッドレアはひらりと躱し、オレの渾身の突きは真っ直ぐにベルに向かう。
「ちょ、や、逃げっ――!」
オレは止まれず、慌ててベルに言葉になりきらない言葉を投げかけた。
が、ベルにとっては驚くほどの事ではなかったのだろう。咄嗟にブッドレアとは反対側に転がるように逃げて、オレの槍を躱す。
ありがとう、ベルの身体能力!
「おやおや、慌ててしまったようだね」
ベルが逃げてくれたことにホっとしていたのも束の間、直ぐ耳元でブッドレアの声が聞こえ、腹に猛烈な熱さを感じて片膝をついた。
直ぐにベルが駆け寄ってきて、ブッドレアへと拳を打ち出したお蔭で、あいつとは距離を取れたが……。
「大丈夫か?」
「お、おう」
オレはかろうじて返事をしながらも、熱を感じた腹に指を這わせると、ヌルリと生暖かい液体が付いた。これ、脇腹、斬られた?
自覚すると、一気に痛みが巡ってくるようだった。
背中の傷だけでも困るのに、脇腹にまで食らったのは、戦力的にも身体的にも痛い。
「……大丈夫か?」
「だ、大丈夫だ!」
でも、負けていられない。
槍を杖のように使いながら立ち上がる。よし、ちゃんと立てるな。
という事は、それほど深くはないのだろう。深くない傷……イコール、かすり傷だ!
よし、オレ、背中と脇腹にかすり傷負っただけだし! 全然問題ないし!
自己暗示にしか思えなかったが、それほど問題が無いと思い込むのが、今のオレには必要な事だった。
オレの無事を確認してからは、直ぐにベルが足を踏み出し、ブッドレアに打撃を与えようと必死になっていた。
彼は、多少斬り付けられてもびくともせずに進む。
さすがにブッドレアも「怪我をさせる」というけん制が出来なくなり、後ろに下がった。
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