82 / 85
第二章
80 魔法訓練1
しおりを挟む
砦にある図書室に移動し、『魔法書』を用意してもらった。ページ数は20ページ前後。ずいぶん薄いなと見てみると、中身はイラストばかり。どうやら、子供向けの絵本みたいだ。
「アオ君。まずはそれを読んでほしい」
俺は狼と子豚の描かれた絵本をリザに渡された。狼が魔法を教える先生役、子豚が生徒役という感じで、物語が展開していた。
「なにこれ? 魔法書じゃないの?」
絵本を用意されて、ちょっとがっかりする。
「それは幼児用の魔法書だ」
「幼児用……」
「べ、別にアオ君を馬鹿にしているわけじゃないぞ。水魔法以外、まったく分からないというから、その本を用意したんだ」
「むぅ」
確かに、俺は今まで感覚で魔法を使ってきた。
術式などと言うものに頼らず、筋肉を操る感覚で魔法を使ってきた。だから魔法とか、どうやって動いているのかよく分からない。
理解するためにも、言われた通り絵本を読んでみる。
やっぱり、絵本だ。イラストばかりで文字があまりない。5分程度で読了した。
「どうだアオ君? 分かったか?」
「なんとなく分かった」
絵本に書かれた内容を要約すると、こうだ。
「あらゆる物質、つまり元素には魔力が宿っていて、それを操ることで魔法を発生させる」
元素。いわゆる、水や火、空気。金属のような物質まで。すべての、根源的なエネルギーのことだ。
「正解だ。だから魔力で火を生み出すことも可能だ。だけど人間と魔力には相性が合って、水の魔力を操れる人間はごくわずだ。神々がいた大昔には、水魔法使いは大勢いたみたいだけどね」
「神々……。それは水の女神、ダーナ様もいたってこと?」
「分からない。おとぎ話みたいなものだからね。ここ数百年で水魔法使いはさらに激減しているから、アオ君のような存在は貴重で、信仰の対象なんだ」
「ふうん。そうなのか」
結局のところ、水魔法は人間の命に直結するから貴重のようだ。戦闘能力的にもかなり強い方だが、火、風、水、土の四属性は、基本的に同等の力と絵本に書いてある。単に、魔力量の多い者が水魔法使いに多く、いつの時代も世界を変えて来たと書いてある。だから、水魔法使いが伝説的に扱われているんだ。
「まぁ、細かいことはいいや。で? どうやって水魔法以外の魔法を使うんだ?」
「手っ取り早くいくには、これを使う」
リザがポッケから取り出したもの。それは俺が見慣れた物だった。
俺が最初に暮らしていた村で採取していた物質。
「魔石か」
「その通り」
小難しい話は終わりにして、さっそく実践訓練に移ることになった。本当は術式とかいろいろあるみたいだけど、俺には時間が無い。だからいきなり実践だ。一応、魔法書は絵本以外にも数冊渡された。自主学習しておけということだった。
「さてアオ君。実践訓練、開始だ」
俺とリザはもう一度訓練所に戻り、そこで魔法訓練を始めることにした。
★★★
訓練所に戻ってきた俺たち。
円形闘技場のようになったこの場所では、さまざまな訓練をしている兵士がいる。現在は城に突入するための兵士が、弓矢や陣形の訓練をしている。人数は300人程度。残りの兵士たちは砦の外で大規模な訓練をしていた。
雇った傭兵たちも続々とこの砦に集結しており、砦全体がピリピリとした緊張感に包まれている。あちこちで怒鳴り声も聞こえる。命がかかった戦いをするから、みんな怖いのだろう。
そんな一触即発と言う雰囲気の中、俺とリザはイチャイチャしながら魔法訓練である。
「いい? アオ君。この腕輪をして魔力を込めるんだよ。ほら、私がつけてあげよう。上着を脱いで腕を出して」
「う、うん」
リザは俺の背後に回り込み、体を密着させてきた。リザの巨乳が背中にあたって気持ちいい。彼女も俺と直接触れ合える数少ないチャンスだからか、遠慮せず体を触ってくる。
「動かないでね。この腕輪は術者の体に合うように、調節が必要なんだ」
俺の細い腕を取って、腕輪を優しく装着してくれる。俺の背後から抱きしめるような格好だ。はたから見れば、年の離れた弟に魔道具を装備する姉に見える。他の兵士たちには仲の良い姉弟に見えるかもしれないが、俺とリザは血がつながっていない。
「リザ? ちょっとくっつきすぎじゃないか?」
「そ、そんなことはない。こ、これは必要なことなんだ。アオ君は言われた通り動かないで」
「あ、あぁ……」
やはりリザの態度がおかしい。俺に対する愛情ゲージが、いきなり限界突破したのだろうか? 今まで俺を見る時は、基本的に可愛い仲間を見る感じだった。だが今は違う。リザは俺を見て明らかに発情してる。まだ俺は子供で、女に相手されないような年だが、リザは普通じゃない。
「う、動かないでね。ハァハァ」
「………………」
だ、大丈夫だよなこの女。こんな場所で俺を襲ったりしないよな。嬉しいを通り越して、ちょっと怖くなってきたぞ。
その後、カチッという音ともに腕に装着された魔法の腕輪。見た目は銀色で無骨。魔石が一つはめ込んであり、魔力で光っている。魔石は取り換え可能なのか、リザの手には複数の魔石が握られている。
「これに魔力を通すと、はめ込んだ魔石に応じて魔法が発動するんだ。火の魔石なら火の魔法が。風の魔石なら、風の魔法が使える」
「へぇ。じゃぁこれがあれば誰でも魔法が使えるんじゃないか?」
「無理だ。さっき言った通り、人間には魔力の相性が合る。火の魔石と相性が良くなければ、基本的に火魔法は使えない。訓練せずに使える魔道具もあるにはあるが、非常に高価だ。これは、単なる測定器みたいなものだ」
「そうなのか」
初めの村にいた村長とかは、まったく魔石を使えなかった。使える人間はごくわずかだった。魔法の素養と相性が大きく左右されるみたいだ。
ということで、俺はリザと一緒に魔法訓練開始。
手取り足取り、リザに教わりながら腕輪に魔力を込める。俺に水魔法以外の力があるのか、検査するのだ。
それで三十分くらいリザにもみくちゃにされ、検査した結果。
「アオ君は全属性を使えるみたいだけど、戦闘では役に立たないレベルだな」
「まじか」
魔石を使って火花を出したりすることは出来ていた。だから火魔法くらい使えるのではと思ったが、読みが甘かった。俺はすべての属性を使用できるが、それは火花を出したり、そよ風を出したりするくらいのレベルだ。俺に、水魔法以外の素質は無かった。
がっかりしたが、リザが一つ提案をした。
「ならアオ君。私と一緒に混合魔法を使ってみるか?」
「え?」
「すごく魔力操作が難しくて私には使えなかったけど、アオ君となら出来る気がする。私の魔法と、アオ君の水魔法、合体させよう!」
リザは俺の手を取って、満面の笑顔で「合体」を強調した。
「アオ君。まずはそれを読んでほしい」
俺は狼と子豚の描かれた絵本をリザに渡された。狼が魔法を教える先生役、子豚が生徒役という感じで、物語が展開していた。
「なにこれ? 魔法書じゃないの?」
絵本を用意されて、ちょっとがっかりする。
「それは幼児用の魔法書だ」
「幼児用……」
「べ、別にアオ君を馬鹿にしているわけじゃないぞ。水魔法以外、まったく分からないというから、その本を用意したんだ」
「むぅ」
確かに、俺は今まで感覚で魔法を使ってきた。
術式などと言うものに頼らず、筋肉を操る感覚で魔法を使ってきた。だから魔法とか、どうやって動いているのかよく分からない。
理解するためにも、言われた通り絵本を読んでみる。
やっぱり、絵本だ。イラストばかりで文字があまりない。5分程度で読了した。
「どうだアオ君? 分かったか?」
「なんとなく分かった」
絵本に書かれた内容を要約すると、こうだ。
「あらゆる物質、つまり元素には魔力が宿っていて、それを操ることで魔法を発生させる」
元素。いわゆる、水や火、空気。金属のような物質まで。すべての、根源的なエネルギーのことだ。
「正解だ。だから魔力で火を生み出すことも可能だ。だけど人間と魔力には相性が合って、水の魔力を操れる人間はごくわずだ。神々がいた大昔には、水魔法使いは大勢いたみたいだけどね」
「神々……。それは水の女神、ダーナ様もいたってこと?」
「分からない。おとぎ話みたいなものだからね。ここ数百年で水魔法使いはさらに激減しているから、アオ君のような存在は貴重で、信仰の対象なんだ」
「ふうん。そうなのか」
結局のところ、水魔法は人間の命に直結するから貴重のようだ。戦闘能力的にもかなり強い方だが、火、風、水、土の四属性は、基本的に同等の力と絵本に書いてある。単に、魔力量の多い者が水魔法使いに多く、いつの時代も世界を変えて来たと書いてある。だから、水魔法使いが伝説的に扱われているんだ。
「まぁ、細かいことはいいや。で? どうやって水魔法以外の魔法を使うんだ?」
「手っ取り早くいくには、これを使う」
リザがポッケから取り出したもの。それは俺が見慣れた物だった。
俺が最初に暮らしていた村で採取していた物質。
「魔石か」
「その通り」
小難しい話は終わりにして、さっそく実践訓練に移ることになった。本当は術式とかいろいろあるみたいだけど、俺には時間が無い。だからいきなり実践だ。一応、魔法書は絵本以外にも数冊渡された。自主学習しておけということだった。
「さてアオ君。実践訓練、開始だ」
俺とリザはもう一度訓練所に戻り、そこで魔法訓練を始めることにした。
★★★
訓練所に戻ってきた俺たち。
円形闘技場のようになったこの場所では、さまざまな訓練をしている兵士がいる。現在は城に突入するための兵士が、弓矢や陣形の訓練をしている。人数は300人程度。残りの兵士たちは砦の外で大規模な訓練をしていた。
雇った傭兵たちも続々とこの砦に集結しており、砦全体がピリピリとした緊張感に包まれている。あちこちで怒鳴り声も聞こえる。命がかかった戦いをするから、みんな怖いのだろう。
そんな一触即発と言う雰囲気の中、俺とリザはイチャイチャしながら魔法訓練である。
「いい? アオ君。この腕輪をして魔力を込めるんだよ。ほら、私がつけてあげよう。上着を脱いで腕を出して」
「う、うん」
リザは俺の背後に回り込み、体を密着させてきた。リザの巨乳が背中にあたって気持ちいい。彼女も俺と直接触れ合える数少ないチャンスだからか、遠慮せず体を触ってくる。
「動かないでね。この腕輪は術者の体に合うように、調節が必要なんだ」
俺の細い腕を取って、腕輪を優しく装着してくれる。俺の背後から抱きしめるような格好だ。はたから見れば、年の離れた弟に魔道具を装備する姉に見える。他の兵士たちには仲の良い姉弟に見えるかもしれないが、俺とリザは血がつながっていない。
「リザ? ちょっとくっつきすぎじゃないか?」
「そ、そんなことはない。こ、これは必要なことなんだ。アオ君は言われた通り動かないで」
「あ、あぁ……」
やはりリザの態度がおかしい。俺に対する愛情ゲージが、いきなり限界突破したのだろうか? 今まで俺を見る時は、基本的に可愛い仲間を見る感じだった。だが今は違う。リザは俺を見て明らかに発情してる。まだ俺は子供で、女に相手されないような年だが、リザは普通じゃない。
「う、動かないでね。ハァハァ」
「………………」
だ、大丈夫だよなこの女。こんな場所で俺を襲ったりしないよな。嬉しいを通り越して、ちょっと怖くなってきたぞ。
その後、カチッという音ともに腕に装着された魔法の腕輪。見た目は銀色で無骨。魔石が一つはめ込んであり、魔力で光っている。魔石は取り換え可能なのか、リザの手には複数の魔石が握られている。
「これに魔力を通すと、はめ込んだ魔石に応じて魔法が発動するんだ。火の魔石なら火の魔法が。風の魔石なら、風の魔法が使える」
「へぇ。じゃぁこれがあれば誰でも魔法が使えるんじゃないか?」
「無理だ。さっき言った通り、人間には魔力の相性が合る。火の魔石と相性が良くなければ、基本的に火魔法は使えない。訓練せずに使える魔道具もあるにはあるが、非常に高価だ。これは、単なる測定器みたいなものだ」
「そうなのか」
初めの村にいた村長とかは、まったく魔石を使えなかった。使える人間はごくわずかだった。魔法の素養と相性が大きく左右されるみたいだ。
ということで、俺はリザと一緒に魔法訓練開始。
手取り足取り、リザに教わりながら腕輪に魔力を込める。俺に水魔法以外の力があるのか、検査するのだ。
それで三十分くらいリザにもみくちゃにされ、検査した結果。
「アオ君は全属性を使えるみたいだけど、戦闘では役に立たないレベルだな」
「まじか」
魔石を使って火花を出したりすることは出来ていた。だから火魔法くらい使えるのではと思ったが、読みが甘かった。俺はすべての属性を使用できるが、それは火花を出したり、そよ風を出したりするくらいのレベルだ。俺に、水魔法以外の素質は無かった。
がっかりしたが、リザが一つ提案をした。
「ならアオ君。私と一緒に混合魔法を使ってみるか?」
「え?」
「すごく魔力操作が難しくて私には使えなかったけど、アオ君となら出来る気がする。私の魔法と、アオ君の水魔法、合体させよう!」
リザは俺の手を取って、満面の笑顔で「合体」を強調した。
0
あなたにおすすめの小説
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~
ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。
休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。
啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。
異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。
これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる