左半身でしか魔術を使えない異世界

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二章 王都招集

No.31 闘技大会本戦①

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対戦カード

『剛腕』ガイルVSエース

アッシュVSシンゲツ

『閃光』アルフVSリンカ

舞踏姫ぶとうき』アイダVSリク

ギルVSカイリ

ドナートVSギル

ダイザVSラー











おい待てこら
なぜ俺がアイツ(ガイル)と試合なんだよ!
おかしいだろうが!
昨日は予選を終え、近くの宿で寝た。
ちなみにミレーヌも一緒だ。
…なんか俺と一緒に寝たいと言いまくってたが。気にすることは無い。
この本選で優勝することが出来れば名刀の一つである『破魔刀』を手に入れることができるらしい。
まぁ先のことは置いといてまずは一回戦。ここでまずは勝たないとな。
「それでは一回戦!対戦カードは~…エース選手対ガイル選手だ~!」
俺がフィールドに上がると観客席は大盛り上がりだ。
因みにミレーヌとアッシュは隣同士だ。
「お前…魔術師なのか?」
ガイルが俺を指さして聞いてくる。
「特別な事情があるんで言えねぇな」

「…まぁいい。楽しませろよ?」

「善処するよ。ただそっちこそ俺を楽しませろよ?」

「言うじゃないか」
二人の間で見えない電撃がバチバチと火花を散らしていた。
呑まれてはいけない。
エースは自分に言い聞かせるとサーベルを撫でる。
「試合ィ開始!」
合図と同時に抜刀。
「それが得物か!」
いちいちうるせぇなぁ全く…
「あぁそうだよ。文句あるか?」

「ない!」
ガイルが踏み込み、その剛腕を振りかぶる。
ただ全力で殴るフルスイング!!!!!!!』
生憎それは読めている。
まぁサーベルとかで対処しようものなら確実に折れてる。
魔術使っても吹っ飛ばされるだろうな。
避けるのが得策だ。
剛腕が地面に叩きつけられる。
その部分が塵となり、陥没した。
「マジかよ…」
しか~し当たらなければどうということはない!!
隙が大きすぎる。
その後何発も全力のパンチを打ち込んできたが遅い遅いおそ~い!
特に何もしないでただ避け続けると、ガイルに疲労が見えてきた。
この脳筋野郎め…
「ハァ…ハァ…アッパレだ。この俺のパンチを避け続けるとは…」
正直威力だけが驚異的でした。
それ以外は特にないです。
「もう諦めてくれよ…」

「まだだ!」
ガイルはおぼつかない足取りでこちらに向かってくるが、そこまでお人好しじゃない。
最後の力を振り絞ったパンチを躱し、腹に連続パンチを叩き込むと、ガイルは地面に突っ伏した。
「ク…ソ…」

「勝者エース選手ゥゥゥ!!!」
弱い…この程度なら勝てるがまぁここからが本番だろうな。



「続いての試合は『閃光』アルフ選手対リンカ選手!」
世界でも少数のSSランク冒険者であるアルフが戦うということもあり、かなり盛り上がっている。俺の時とは比にならない。
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