左半身でしか魔術を使えない異世界

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二章 王都招集

No.30 闘技大会⑤

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次はいよいよ第四ブロック。
俺達の出番だ。
「行くぞアッシュ」

「了解」

「第四ブロック出場の選手は控え室にお越しください」
石段を降り、あの大きな鉄扉が開く。
「まずここに並んでください。それでは改めてルール説明を。殺しは禁止です。この大会は王都でのエンターテインメントですから。それに反する行為はくれぐれもおやめください」
…それをガイルに言ってやれ。
あのパンチ確実に殺す気でぶち込んだぞ。
「本選に進出するのは4人です。それではナイスファイトを期待しています」
フィールドへの扉が開き、日光が眩しく照らした。
全員がバラバラにフィールドの上で構える。
だいぶ俺とアッシュは離れたな… 
「試合ィ開始!」
俺はサーベルを下段に構えて眼の前の相手に突撃。
できる限り浅く肉薄する。
…手加減が難しい。
態勢が崩れた相手の鳩尾を蹴り飛ばす。
後は他のやつに処理は任せる。
…ん?
フードの…?
あの男ではない。ここにいるはずがないが…刺青もないので別人だろうが、その場に立ち尽くしている。
というか何故周りは気づかない?
そんなことを考えていると後ろから殺気。
ハンマーを勢いよく振り抜いてきた。
「ぶっねぇなおい!」
そのまま勢いで回転し再び攻撃を仕掛ける。
ハンマーの大きさ的に避けようがないし、サーベル折れるし…仕方ない使うか左手。
瞬時にハンマーの軌道上に左手をおき、魔術を発動。
斥力の壁がハンマーの軌道を逸らす。
「野郎!」
そのままアッパーカットを顎に食らわせるとハンマー男はその場に倒れた。
それにしてもあのフードの子はなんなんだ?身長そこそこ低いしな。
「行きます!」
…ん?
聞き覚えのある声だ。
まさかアイツこの大会に参加しているのか?
するとほかの選手と背中合わせになる。
「なんだアッシュか…」

「聞き覚えある声が聞こえたのでねッ!」
話しながら殴り飛ばすアッシュ恐ろし…
「分かるか?」

「あのフードの子でしょ?あれ多分ミレーヌだ。気配の遮断を使ってるよ。エースと実況者、僕にだけ彼女が見えてるのが証拠さ」
なるほど実況者に見えるようにしたのは混乱を招かないようにするためか。
光あれシャインレイ
淡い光がフィールド上に降り注ぐ。
「…あのヤロー後で覚えとけよ…アッシュ俺のそばにいろ」
頭上に手をかざし、氷の防壁を形成。
光の雨を防ぐ。
当たった者は熱さで逃げ回っている。
でもあれならば軽い火傷で済みそうだ。
悪く思わないでくれよ。
逃げ回っている選手を蹴散らしていく。
「試合終了!本選に進出するのはエース選手、アッシュ・グレイル選手、そして名貴族サイリア家の娘様ミレーヌ選手!後は…ドナート選手!」
やっぱりか…
「おいミレーヌ」

「お久しぶりですね~お二人共」
ミレーヌがフードを取る。
「一つ言わせろ。話はそれからだ」

「何です?」

「よくも僕俺にあんな魔術かましてくれたな?…アッシュさり気なく合わせるな」

「実際僕もそう思ってたんだよ?それは酷くない!?」

「まぁ分かってたなら尚更許せんわな」

「誤解です誤解~」

「まぁ会えてよかったよ」



第五、第六、第七ブロックに特に見どころがないのでカット。
本選進出選手が出揃った。

『閃光』アルフ・リッター

舞踏姫ぶとうき』アイダ・スカーレット

剛腕(勝手に名付けた)ガイル

シンゲツ

アッシュ・グレイル

エース

ミレーヌ・サイリア

獣耳っ娘  リンカ

ギル

カイリ

ラー

ダイザ

リク

ドナート

その他14名。
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