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〚第二章〛〜名無し編〜
〚22話〛「無意味な思考」
しおりを挟む「お腹すいた」
何故か無性にお腹が減って仕方がなかった。
無意識にこぼした言葉に、
「何か作るねちょっとまってて」
紅葉が何か作ってくれると言い、台所に向かっていった。
「…」
トントンと、野菜を切っている音がする。
「…」
だんだんといい匂いがして来て、思わずお腹がなってしまった。
「はい、出来たよ、」
「ありがとう‥、いただきます」
「いただきます」
ご飯を食べ終え。
「美味しかった…」
「そう!よかった~…」
…………なんてどうしようもない夢を見た。
取り返しのつかない無意味で不可能な夢。
どうやらお姉ちゃんは僕が寝たあと寝床に運んでくれたようだ。
お姉ちゃんの話‥どうしようか…。
「…………はぁ~…もうどうでもいい」
なんとなく手元に転がっているフォークを弄りながら目をつむった、何故こんな事に…。
無意味な思考を回しながら浅い眠りに落ちていった。
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