柊のプロ野球人生

taku

文字の大きさ
4 / 19

横浜ゴールデンウルフズのスカウト 阿部一押しの選手

しおりを挟む


side 阿部

私は、横浜ゴールデンウルフズのスカウトをしている

阿部という。



次の日、プレゼンテーションである。自分がいいと思った選手をみんながプッシュする。そして僕達はそのプレゼンを聞いて、評価する。




まず、外野の村田だ。社会人野球でホームランバッターの注目選手である。



プレゼンするのは、武藤である。



「彼の一番の特徴はそのパワー、真に当たればホームランであり、彼のホームランを打つ時の腕のたたみ方が綺麗に整っているのと、彼はインコースが得意らしくて、こうやって狙いすまして、ホームランにしています。」と映像を使って説明していた。



「彼の弱点は、空振りが多いところなんですがね、。そこを目をつぶれば彼はいいホームランバッターです」

とプレゼンが終わった。



今年のゴールデンウルフのドラフトで取る戦力は、外野手3、ショート2、投手2人、セカンド1人である。これは大体の方針なので、プレゼンによって変わるだろう。

次のプレゼンは私である。



「わたしは、ショートの社会人の柊をドラフトに推します」というと。



おおっと、驚きの声が上がった。



ショートには、大学生4大大学、細川 甲子園準優勝ショート赤井などがいるからだ。



「彼を、推す理由は、守備の堅実さと、打率の高さ、勝負強さです。こちらは都市対抗戦のさよならホームランを打った場面です。再生します」



動画が再生されると、9回2アウト、2、3塁。スコア2対4で負けている。



ホームランを打ったら一発逆転の場面、柊は、2ボール2ストライクで5球目のインコースの高めの球を鋭いスイングで、少しアッパー気味に打って、レフトに高く上がった打球がレフトスタンドに突き刺さった。



「彼はここでホームランを打たなければならなった。彼の後の3番、4番打者は不調で打てない確率が高い場面。1球目、相手のストレート148kmのアウトコースを見逃して、

ストライク、2球目はアウトコースのボールが外れて、1ボール1ストライク。



続けて、アウトコースのスライダーを彼はカットして、1ボール2ストライクで追い込まれて、

インコースのカーブで彼は体制を崩されたが、ボール。2ボール2ストライク。



インコースに腰をひいてしまった彼は、もう一度、インコースの厳しい場所に来ると分かったのか、すこし、足を開いてオープンスタンスにして、インコース高めの球をアッパー気味に打っています。

彼は、配球を読んで工夫して打っています。もちろん、配球なんではずれることもあるとおもいますが、彼の狙って打ったようなホームラン素晴らしい技術だとおもいませんか。彼は、バッティングコントロールもあります。そして、勝負強い。



大事な場面でのホームラン。そして、彼はストイックです。体重の増減や、筋トレの回数なども気にしているようです。」



「たしかに、今のを見ると技術力はあるようだが、他の映像はないかい」とスカウト部長が言う。

「おとといあった試合です。彼の4打席をみせましょう。

1打席目、この日相手はストレートが走っていました。そこで彼はスライダーに目をつけたのでしょう。

インコースのスライダーを、綺麗に腕をたたんでホームラン。バッティングセンスがあるでしょう。



2打席目、1球目、2球目はストレート。そして3球目大きく落ちるカーブにうまくバットを合わせて、ポテンヒット。



3打席目、相手ピッチャーはストレートが浮いて定まっていない。そして、彼は、それを見込んで変化球を待っていたのでしょう。高めのスライダーを思いっきりスイングして、

バックスクリーンにホームラン、彼は力もあります。

4打席目、2球目のインコースのシンカーをうまくたたんでレフト前。彼はインコースが得意なようです。」



「なるほど、彼は逸材なのかもしれないな、バッティングセンスが光っている、みんなどう思う?」スカウト部長が言う。



「彼の都市対抗野球のさよならホームランは度肝をぬかしましたよ、将来性もあるし、いいんじゃないでしょうか」



「彼は、配球だけではなく、バンティングセンスが光っているとおもいますね。2打席目のポテンヒットなんか、かなり技術が必要ですよ」とスカウトの山田が言った。

とそんな感じで彼の評価は上がった。



「じゃあ、ショートは柊で、他のチームに取られないか心配だな」とスカウト部長が言う



「まあ、今年ショートけっこういい選手がいて、いいかんじにまぎれてくれるだろう。」

と山田が言った。



side柊

社会人野球の試合が終わってから、チームメイトのみんなと食事に行った。僕は大活躍だった。小笠原さんもいっしょである。



「いや、今日の柊はすごかったな。1打席目の結構厳しいインコースホームランにしちゃうし、高めの球もバックスクリーン、スカウトはびっくりしただろうよ」と遠藤さんが言った。



「たしかに、柊はプロ並みのバッティングセンスがある」と小笠原さんは言った。



「ホームランを打てるっていう、評価になったんじゃないか」とチームで3番打者を打つ。

柏木が言った。



「ドラフト行けるようにがんばるよ」と僕は言うと、



「俺たちの希望の星だ。がんばれ、応援してるよ」

「プロ行っても頑張れよ、俺たちも野球やるから」

「ありがとう」と僕は言いながら、プロ行けるかわからないんだけどねと内心突っ込んだ。



僕たちは、食事やカラオケに行きながら、別れた。



僕にとって、最後であるドラフト会議、3年前だったらドラフトにかかるとも思っていなかった俺が、いま、ドラフト会議で選ばれる可能性があるということに、とても成長したとおもっている。



プロ野球選手になるというのは、子供の頃の夢だったけど、スカウトの人たちも3球団は見に来てくれたし、本当に夢がかなうかもしれない。



僕は、どきどきしながら、すこし、不安になりながらも。未来に希望を抱いて眠りについた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

野球部の女の子

S.H.L
青春
中学に入り野球部に入ることを決意した美咲、それと同時に坊主になった。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

処理中です...