世話焼きオーク、森で発情エルフを拾う。

雉村由壱

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第9話

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 ユリを抱きかかえ庭に出て、井戸の横にある大きく平たい石の上にユリをおろした。その石はユリが寝転べるほど大きく、普段ライモが洗濯や水浴びに使っている。
 裸で膝を抱えて丸まるユリの背後から、桶で水をゆっくりかけ、石鹸で長い金の髪を洗ってやる。

「……いい匂いがする」

 髪を洗われながらユリがポツリと呟いた。

「庭に生えてるハーブを入れたんだ」

「石鹸、ライモが作ったの?」

 ユリが驚いては聞いてきたので「そうだよ」と答えた。

「ライモは凄いな……。何でもできる」

 ユリが関心したようにの言うので、ライモはくすぐったい気持ちになった。
 髪を水で流し、再度石鹸を泡立てる。

「次はこっちだ」

 石鹸のぬめりを借りて、ライモの腕がぬるんとユリの脇から胸まで届いた。

「ひゃっ!」

 そのまま背後からユリを抱き、腹や胸を洗ってやる。

「な、なんか、スッとする……」
「少し薄荷はっかも入ってるからな」

 たっぷりの泡を塗りつ洗っていると、薄荷はっかの刺激でユリの胸の突起がツンと勃ち上がってきた。さらにそこを泡のぬめりで刺激する。

「あっ、あん、ライモっ!」

 泡を手で拭い、ユリの乳首を外気にさらしてみた。
 薄暗い部屋でしか見ていなかったそこは、明るい陽の光の中で見ると、実に可愛いらしいピンク色をしていた。
 再び胸を泡で包み、両手で撫で回す。ライモは手のひらに当たるプツリとした感触をもてあそび楽しんだ。

「んぁっ! そこばっかり、いやぁ」
「嫌? 気持ちいいだろ?」

 ユリはライモの腕の中にすっぽりと包まれながら悶える。

「ほら、触ってみろよ」

 ライモはそう言ってユリの手を取りユリの胸に持っていった。ユリの手に自身の手を重ねて、その勃ち上がった乳首を触らせる。

「あっ、あんっ、やぁっ」
「摘んで……そう、クリクリって」
「あんっ、ら、ライモっ」

 耳元で囁きながら、誘導してやると、ユリは困惑しながらも自身で胸を弄り始めた。
 ユリが自身で胸を慰めている間に、ユリの股間のモノを優しく泡で包み込み、ソコも洗ってやる。

「あ、ライ、モっ! あんっ」

 『洗う』と言う建前でそこをぬるぬると扱いてやると、ユリは可愛らしいソコはどんどん堅くなっていく。

「はっ、はあんっ!」

 薄荷の刺激もあり、ユリは身体をビクビクと震わせてあっさりソコから白蜜をこぼした。

(ああ、マジで可愛いなぁ……)

 ユリを背後から抱きしめながらその光景を眺め、首輪がつけられたうなじを舐めた。
 そこは何か術がかけられているようで、ピリピリと舌に電流が走るような感覚がする。この首輪を外し、うなじを噛み、ユリを番に出来たらどんなに幸せだろうか。


 発情期のΩはαにうなじを噛まれると、そのα以外の者との性交には強い拒否反応が出る。つまり番のαだけとしか性交しなくなるのだ。

 発情期のユリはかなり性衝動が強い様に感じる。オークのライモにすらこんなにも甘えてしまうのだ。これまでの発情期には同族のエルフに慰めさせてきたのだろう。
 今回の発情期が終ればユリは仲間の元に帰り、次の発情期にはライモではなく同族のエルフがその身に触れる事になる。ライモはそれを考えると頭がおかしくなりそうなほど悔しさを感じた。ライモがそんな風に感じたのは生まれて初めてだった。

「ライモ……繋がりたい……」

 ユリが振り向き、ライモにねだってきた。

「俺も入れたい」

 ライモはユリの耳元で囁いた。
 下半身の泡を洗い流し、向かい合う形でユリを抱え直す。
 柔らかく熟れた後穴に怒張をあてがい、ユリに腰を降ろさせた。

「あぁ、ユリ……」

 何度も味わっているのに、脳を震わせる快感に思わずため息が漏れる。
 しっかり中まで入ってすぐに、ライモはユリの腰を持ち、前後に激しくゆさぶった。

「あん! ああぁぁんっ!」

 ユリの喘ぎが森にこだまする。
 深く深く繋がり、亀頭の先にコリコリとしたものを感じた。
 ユリの子宮口だ。
 ここをめがけて子種を噴出させたいと言う衝動が襲う。

「あんっ!ライモっ! 中……出して……」

 ユリがまるでライモの心を読んだかのようにねだってきた。

 緑の瞳は快感に蕩けている。
 ユリは発情のせいで冷静な判断が出来ていない。むしろそのお陰でライモの方が幾分か冷静になった。

「……駄目だ。もしものことがあったら困るだろ」

 異種間での妊娠率はかなり低いと言われている。魂の形が遠ければ遠い程、妊娠することは無いからだ。

 それでも一般的に発情期には妊娠率は上がるし、万が一でもユリがライモの子を身籠ってしまったら、ユリがエルフ達からどう扱われるか見当もつかない。

「やだぁっ、ライモの……ライモのが欲しい……」

 ユリが半泣きで嬉しい事を言ってくる。

「俺もだよ。ユリ、本当はお前の奥で思いっきりぶち撒けたい……」

「じゃっあ、だ、出してっ、 中、欲しいっ!」

 濡れて乱れた金の髪と潤んだ瞳。
 陽に照らされた白い肌に、薄荷で勃ったピンクの乳首。
 そんな状態のユリに抱きつかれて懇願され、たまらなかった。

「ああっ! ユリ! ダメだっ!」

 一気に極めそうになり急いでユリを引き剥がした。

 ブルンッ!と勢いよくユリの蜜壺から抜け出したライモの男根は、そのままの勢いでビシャッ!とユリの腹に精を放った。

 エルフとは比べ物にならないような精液の量だ。ユリの腹だけでなく胸や顔にも飛んだ。

「あっ、ユリっ! すまん!」

 ライモは慌てるが、ユリはうっとりと恍惚とした表情を浮かべた。

「ああ、ライモの匂い……すごい……」

 そしてユリはライモの精子を自らの胸に塗り込むように両手で撫で付けた。

「ああぁぁん! ライモぉ!」

 そしてそのままユリはビクビクと震え、可愛らしい男性器から再び白蜜を溢れさせた。

 それはライモにとってあまりに甘美な光景だった。
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