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女児霊といっしょに。~学校の七不思議~
第七章:最後の一週間 4
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火曜日の学習サポートはボロボロだった。眠いし、眠いし、超眠いし。眠くて計算は間違えるし、眠くてミミズがのたくった文字を書いてしまうし、眠くて眠ってしまい担任教師に叩き起こされるわ子供に笑われるわ眠いわ。
眠いので職員室でブラックコーヒーで眠……目が覚めた。よし、これで眠いけど頑張れそうでも眠い。
いや、ここで眠ってはいけない。せめて昼眠いまでは起きてやり眠いってから、そこでゆっくり眠ろう。
確か、次の授業は……眠い。筆記布団と教科枕を床に用意して、羊のチャイムが一匹、二匹……
「お~い、駆郎にぃ。起きろ~」
「ぐぅ」
「起きろ~~~っ!」
昼休みには仮眠をとった後改めて三年生の物置に置かれた人形を見に行ったが、やはりただの怖い人形以外の何物でもない。
「霊力も気配もないんだよなぁ……ふぁ、眠い」
「ねー駆郎にぃ。気になったんだけどさ」
「何だよ」
「あの子とこの人形ってさ、同じなの?」
「それがどうしたんだよ」
「だって、髪の長さが微妙に違うから。この人形の方が短いよ?」
「……お前も気付いていたか」
頭の中で、バラバラに飛び散っていたパズルのピースが少しずつ嵌まっていく。
最近出来た奥部小の七不思議。
昔からある物置の怖い人形。
人形娘の霊と連動していたモニターの怪。
気になる点の多い人形娘の霊の言動とオレを謎空間の穴に誘ったこと。
そして――その先にあるもう一つの答え。
「今日もさっさと帰るぞ」
「え~?もしかしてまだ眠いの?」
「それもあるが図書館へ行くんだよ」
「図書館で寝るの?」
「それはただの迷惑」
「今日は早いのね」
震名さんは相変わらず不機嫌そうな様子。腕を組んで冷たい目、まるで冷酷な女王様のような雰囲気である。
「この間はご迷惑を掛けました。それで――」
「前置きはいいわ。用件だけ言って」
いつもより怖いぞ、今日の震名さん。また婚活パーティで良き相手と出会えなかったのだろうか。
「魔の年……二十五年前から最近までの新聞。その中で奥部小の児童の死亡、もしくは行方不明に関係する記事をお願いしたいんです」
「ぼぴゅほっ!」
震名さんが唐突に吹き出す。大量の唾液が霧吹きの如く顔面にかけられてとても不快だ。
どうせ前回の小児性愛のくだりで思い出し笑いをしたんだろう。
「おひょっ、ひひゅっ……ぐふふ……」
「笑っているところ悪いんですけど、用件は聞いてました?」
「ふひっ……。大丈夫よ、仕事はしっかりこなすわ」
急にクールにならないでくれ、オレの腹筋に悪い。
「ただ範囲が広いから資料を纏めるのに時間がかかるけど、いいわよね?」
「大体どれくらいかかりそうですか?」
「一社だけでいいなら、明日の今頃までには出来ているけど」
「めっちゃ早いやん」
口は悪いが仕事の腕は最高なんだよな、この人。もう少し優しい態度をとることさえ出来れば婚活でこんなに苦しまないと思うのだが……それを言ったら殺されそうだな。
「ところで、またあなたの相棒がやらかしているんだけど」
震名さんが睨む先ではまたもや本が飛び回っていて、子供達がきゃっきゃと大騒ぎしていた。ななが盛大にポルターガイストを起こしていた。
「いや~、毎度申し訳ないです」
「いいから早く止めてきて」
「まぁ、周りの子供達も楽しそうですし――」
「はよ行け」
マジギレ寸前だったので、オレはアクロバティックなパルクールを決めてななを取り押さえた。
震名さん、怒ると般若になるからなぁ。
その後、図書館から帰ってきたオレはマッハで布団に突入して爆睡した。
もう限界だったんです。許して。
眠いので職員室でブラックコーヒーで眠……目が覚めた。よし、これで眠いけど頑張れそうでも眠い。
いや、ここで眠ってはいけない。せめて昼眠いまでは起きてやり眠いってから、そこでゆっくり眠ろう。
確か、次の授業は……眠い。筆記布団と教科枕を床に用意して、羊のチャイムが一匹、二匹……
「お~い、駆郎にぃ。起きろ~」
「ぐぅ」
「起きろ~~~っ!」
昼休みには仮眠をとった後改めて三年生の物置に置かれた人形を見に行ったが、やはりただの怖い人形以外の何物でもない。
「霊力も気配もないんだよなぁ……ふぁ、眠い」
「ねー駆郎にぃ。気になったんだけどさ」
「何だよ」
「あの子とこの人形ってさ、同じなの?」
「それがどうしたんだよ」
「だって、髪の長さが微妙に違うから。この人形の方が短いよ?」
「……お前も気付いていたか」
頭の中で、バラバラに飛び散っていたパズルのピースが少しずつ嵌まっていく。
最近出来た奥部小の七不思議。
昔からある物置の怖い人形。
人形娘の霊と連動していたモニターの怪。
気になる点の多い人形娘の霊の言動とオレを謎空間の穴に誘ったこと。
そして――その先にあるもう一つの答え。
「今日もさっさと帰るぞ」
「え~?もしかしてまだ眠いの?」
「それもあるが図書館へ行くんだよ」
「図書館で寝るの?」
「それはただの迷惑」
「今日は早いのね」
震名さんは相変わらず不機嫌そうな様子。腕を組んで冷たい目、まるで冷酷な女王様のような雰囲気である。
「この間はご迷惑を掛けました。それで――」
「前置きはいいわ。用件だけ言って」
いつもより怖いぞ、今日の震名さん。また婚活パーティで良き相手と出会えなかったのだろうか。
「魔の年……二十五年前から最近までの新聞。その中で奥部小の児童の死亡、もしくは行方不明に関係する記事をお願いしたいんです」
「ぼぴゅほっ!」
震名さんが唐突に吹き出す。大量の唾液が霧吹きの如く顔面にかけられてとても不快だ。
どうせ前回の小児性愛のくだりで思い出し笑いをしたんだろう。
「おひょっ、ひひゅっ……ぐふふ……」
「笑っているところ悪いんですけど、用件は聞いてました?」
「ふひっ……。大丈夫よ、仕事はしっかりこなすわ」
急にクールにならないでくれ、オレの腹筋に悪い。
「ただ範囲が広いから資料を纏めるのに時間がかかるけど、いいわよね?」
「大体どれくらいかかりそうですか?」
「一社だけでいいなら、明日の今頃までには出来ているけど」
「めっちゃ早いやん」
口は悪いが仕事の腕は最高なんだよな、この人。もう少し優しい態度をとることさえ出来れば婚活でこんなに苦しまないと思うのだが……それを言ったら殺されそうだな。
「ところで、またあなたの相棒がやらかしているんだけど」
震名さんが睨む先ではまたもや本が飛び回っていて、子供達がきゃっきゃと大騒ぎしていた。ななが盛大にポルターガイストを起こしていた。
「いや~、毎度申し訳ないです」
「いいから早く止めてきて」
「まぁ、周りの子供達も楽しそうですし――」
「はよ行け」
マジギレ寸前だったので、オレはアクロバティックなパルクールを決めてななを取り押さえた。
震名さん、怒ると般若になるからなぁ。
その後、図書館から帰ってきたオレはマッハで布団に突入して爆睡した。
もう限界だったんです。許して。
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