女児霊といっしょに。シリーズ

黒糖はるる

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女児霊といっしょに。~晩出霊獣伝説~

幕間:Type-Unknown

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『次のニュースです』

『先月○○県の海岸に漂着した石版について専門機関の調査の結果、紀元前一万年以上前の物である可能性が高いことが判明しました』

『現在確認されているどの古代文明よりも古く、刻まれた文字も全く違う物であり、これが本物であれば歴史的発見であるとのことです』

『また、石版には巨大な生物と思われる絵やそれを説明している可能性の高い文字が刻まれており、既に絶滅した巨大生物との関係性や当時の信仰対象を模した物であるという見方で現在も調査が進められています』



「母さん、ちょっと聞いてもいい?」

「えー」

「嫌がらないでくれよ」

「しょーがないわねー。で、何?」

「このニュースで不思議に思ったんだけどさ、古代文明とか未確認生物とかってオレ達のグループだとどんな扱いなの?」

「あら、知らなかったの?」

「聞いたことないから質問してるんだけど」

「確かにマイナー部署が担当しているからねぇ。ま、一応うちの本部……醒果会にもあるし、各会の部署のデータを束ねる機関もあるわよ」

「そうなのか。それで、どんな研究がされてるの?」

「ん~、詳しくは知らないけど……例えば古代文明の遺跡だったら昔の念導技術を調べたり、未確認生物の目撃情報があったら邪怪や異形化した悪霊の可能性を調べたり。そんなところかな?」

「じゃあ去年オレが見つけた例のあの穴も?」

「きっと調査しているでしょうね。今頃未知の存在にでしょうし」

「はい?」

「変わり者が多いのよ、マイナー部署だし。でもあの人達のおかげで全く新しい知見が得られることもあるから感謝感激雨あられってところね」

「母さんに変わり者呼ばわりって、どんだけだ――」

「あれ~、私ってそんなに変わり者~?」

「痛い痛い痛いっ!コブラツイストは、ぎゃああああああっ!?」



『続きまして、今週のピックアップコーナー。今をときめく若者を追う、“輝け、若きシューティングスター!”です。今日取り上げるのは街の平和を守る念導者見習い……』
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