黒百合の君

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1章

21話

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それから、沢山の実験が行われた。
 たまに奥の実験室から知らない子供の叫ぶ声が聞こえることもあった
初めテリィーゼは
「どう言うこと ?! 他の子たちには危害を加えない筈でしょ ?」

 と邪眼で睨んでみたが採取と言って抉られたがこれまでの実験で
 テリィーゼの身体は凄まじい身体能力と回復力を得た事により暫くすれば邪眼は元通りに再生した。

 そんな中でもテリィーゼはルークたちが心配で仕方なかった

 いくらメスを入れられ注射せれようとも耐え抜く自信があったため皆んなのためと耐え抜いた
 だが、一ヶ月ほど経ったある日のことである。
 その日はいつもと違う実験室に移動していた時だ、なんと荷馬車で側に感じていたあの気配とすれ違ったのだ
「ルーク…… ?」

「テリィーゼ !!!」

 そう、その気配はルークだったのだ……。
テリィーゼは包帯を巻かれたルークの姿に怒りから目の前が真っ赤になった
「貴様ら……よくも、よくも私を騙してこんな事を……」

神官服の男が
「今すぐNo,01に鎮静剤と麻酔薬を打て !!!」
 と慌てて指示を出すが時すでに遅く
 テリィーゼの体術と呪詛で肥大化した両腕で抉られちぎられた
 部下たちの首が宙を舞っていた。

神官服の男が
「ひぃぃ……待ってくれ私を殺せば教皇様方が黙っていないぞ ?
 他の子供も見せしめに皆殺しになるだろう、分かったら私に従え !」

「「どうやら立場が判ってないようだ」」
 ルークとテリィーゼはマ神官服の男の腕を折り鎮静化した
 ルークからこれまでの事を聞きテリィーゼは怒りに燃えた
 子供の数は20を超えており能力値で分けられているようだ

 施設内の者を処理しつつ子供たちを回収して行く
 ルークには子供たちを安全なところに誘導させるようにお願いし
 テリィーゼ本人はこの地下施設で何がおこなわれていたのか資料を探しに最深部へと向かった

 しばらくして、最深部の中でも厳重に施錠せれている部屋に辿り着いた。
 テリィーゼはなんの迷いもなく扉を蹴り壊して中に入った
 扉が壊れた衝撃で紙が舞う……

 テリィーゼは一枚手に取るとその内容に更に怒りが増し理性が途切れそうになった
 そこに書いてあったのは人の手で魔人を生み出すための研究レポートだったのだ

 “ここで補足しておこう、魔人とは魔獣の人型で話す事のできる魔物のことで魔族とは別物である”

 研究所の連中は魔人を生み出し戦争などの兵器にしようとしていたのだ
 しかもレポートを読み進めると大人より子供のほうがしつけやすいと子どもばかり狙っていたのだった……。
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