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それは職務範囲外
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恐る恐る振り向いた俺に、レインはぶっきらぼうに口を開いた。
「イアン、ソラといつの間に仲良くなったんだ?何か企んでいるのか?·······お前、ソラのこと嫌ってただろ?」
責め立てるように、レインに矢継ぎ早に問い詰められた。
(ここで、答えを間違っちゃいけない····!破滅ルート再開だけは阻止しなければ。俺がソラに対して敵意がないと分かってもらわないと!)
「実は、私がソラに今までのことを謝ったところ、ソラは許してくれまして·····本当は私はソラと友達になりたかったのに、天の邪鬼のように、逆のことをして意地悪をしてしまっていたんです····!その誤解が解けたので、うれしくて色んな話をしてしまいました。今度、市場で屋台に行こうとも約束しました。」
ここまで言えば、ソラに敵意がないことは分かってくれるだろうと思ったが、レインはさらに納得がいかないような顔をして、不機嫌さを隠そうともしなかった。
「逆のことをしてしまうというのは····あれか!?好きだからいじめたくなるとか、その類いのことか?」
「えーと····そうですね、そのようなものだと思います!」
レインはひどく焦ったような、ショックを受けたような顔をした。
「───市場に一緒に行く約束までしたのか?」
「ああ、はい!私が行ってみたいと言うと、じゃあ一緒に行こうと誘ってくれました。」
「··········俺も行く。」
レインは俺がソラに何かしないか見張りたいのであろう。または、ソラに近付く俺に嫉妬しているのだ。
「レイン様も来られますか?ぜひ一緒に行きましょう。ソラもきっと喜びます!」
レインは小さく「ああ」と相づちを打つと、暗い顔で「今日は疲れた。」と言って部屋に戻ってしまった。
夜になり、入浴中のレインにいつも通り声をかけた。
「レイン様!お湯加減はいかがでしょうか?お背中お流しいたしましょうか?」
「·······ああ、頼む。」
中から声が聞こえたので、俺は「失礼します」と言い、風呂場のドアを開けた。
一糸纏わぬ姿のレインは、いつ見ても理想的な筋肉のついた、彫刻のような体だった。
腰掛けているレインの背中を洗おうと近付くと、突然腕を掴まれた。
「今日はお前も洗ってやる。」
「───へ?私を?い、いえ!結構です!そんな·····!」
「つべこべ言わずに、服を脱いでこい。」
レインの命令に逆らうと言う選択肢は俺にはない。『服を脱げ』と言われれば、『服を脱ぐ』しかないのだ。
裸になった俺は、タオルで大事な部分を隠しながら入室した。貧相な体を見られるのが、なんだかひどく恥ずかしかった。
「イアン、こっちへ。」
レインの前に立たされ、レインの泡まみれの手が首や腕、背中をなぞっていく。
なぞられた部分がくすぐったいような、もどかしいような感覚があり、おかしな声を漏らさないように気を付けた。
レインの手が、お腹回りから下に移ろうとしたので、イアンは慌ててレインの手を掴んだ。
「レ、レイン様、そこからは自分でできます!」
「······心配するな。俺に任せろ。」
耳元でそう言われ、ゾワゾワとした。
レインの手は、勝手に俺の大事なところへ伸びてきた。体を触られ、生理現象で少し立ち上がっていたかもしれない。レインの大きな手の中で、俺の一部が泡と共に擦られる。
男の悲しい性なのか、俺は快楽の波が襲ってきてしまった。
「ぁあ───駄目です!レイン様·····!それ以上は······!」
「それ以上は何だ?洗っているだけだぞ?」
レインの手は速度を早め、俺の限界が近付いていた。
「っあ───レイン様········手を離してください!もう僕────うっ」
俺は呆気なく達してしまい、レインの手の中に白濁の液を放ってしまった。
「───はぁ、はぁ····申し訳ありません、お手を汚してしまい─」
俺は恥ずかしさと不甲斐なさで半泣きになりながら、レインの手を洗おうとした。
すると、レインは満足げな表情で俺をギュっと抱き締めてきた。
「すまないイアン、俺もお前がかわいくて意地悪をしたくなったんだ。」
俺は意味が分からなかった。俺がかわいくて??しかも、信じられないことにレインの部分も完全に反応している。ただの侍従がすることとは一線を越えてしまっているが、レインからされた後であるので、俺もやってあげないとおかしいという気持ちになってしまった。
「────レイン様、あの······レイン様も······」
男だから分かるが、一度こうなってしまった状態で何もせずに収めるというのは拷問に近い。
「私も、レイン様を気持ち良くして差し上げたいです。」
「······イアン、お願いできるか?」
「はい。上手くできるか分かりませんが──」
「イアン、ソラといつの間に仲良くなったんだ?何か企んでいるのか?·······お前、ソラのこと嫌ってただろ?」
責め立てるように、レインに矢継ぎ早に問い詰められた。
(ここで、答えを間違っちゃいけない····!破滅ルート再開だけは阻止しなければ。俺がソラに対して敵意がないと分かってもらわないと!)
「実は、私がソラに今までのことを謝ったところ、ソラは許してくれまして·····本当は私はソラと友達になりたかったのに、天の邪鬼のように、逆のことをして意地悪をしてしまっていたんです····!その誤解が解けたので、うれしくて色んな話をしてしまいました。今度、市場で屋台に行こうとも約束しました。」
ここまで言えば、ソラに敵意がないことは分かってくれるだろうと思ったが、レインはさらに納得がいかないような顔をして、不機嫌さを隠そうともしなかった。
「逆のことをしてしまうというのは····あれか!?好きだからいじめたくなるとか、その類いのことか?」
「えーと····そうですね、そのようなものだと思います!」
レインはひどく焦ったような、ショックを受けたような顔をした。
「───市場に一緒に行く約束までしたのか?」
「ああ、はい!私が行ってみたいと言うと、じゃあ一緒に行こうと誘ってくれました。」
「··········俺も行く。」
レインは俺がソラに何かしないか見張りたいのであろう。または、ソラに近付く俺に嫉妬しているのだ。
「レイン様も来られますか?ぜひ一緒に行きましょう。ソラもきっと喜びます!」
レインは小さく「ああ」と相づちを打つと、暗い顔で「今日は疲れた。」と言って部屋に戻ってしまった。
夜になり、入浴中のレインにいつも通り声をかけた。
「レイン様!お湯加減はいかがでしょうか?お背中お流しいたしましょうか?」
「·······ああ、頼む。」
中から声が聞こえたので、俺は「失礼します」と言い、風呂場のドアを開けた。
一糸纏わぬ姿のレインは、いつ見ても理想的な筋肉のついた、彫刻のような体だった。
腰掛けているレインの背中を洗おうと近付くと、突然腕を掴まれた。
「今日はお前も洗ってやる。」
「───へ?私を?い、いえ!結構です!そんな·····!」
「つべこべ言わずに、服を脱いでこい。」
レインの命令に逆らうと言う選択肢は俺にはない。『服を脱げ』と言われれば、『服を脱ぐ』しかないのだ。
裸になった俺は、タオルで大事な部分を隠しながら入室した。貧相な体を見られるのが、なんだかひどく恥ずかしかった。
「イアン、こっちへ。」
レインの前に立たされ、レインの泡まみれの手が首や腕、背中をなぞっていく。
なぞられた部分がくすぐったいような、もどかしいような感覚があり、おかしな声を漏らさないように気を付けた。
レインの手が、お腹回りから下に移ろうとしたので、イアンは慌ててレインの手を掴んだ。
「レ、レイン様、そこからは自分でできます!」
「······心配するな。俺に任せろ。」
耳元でそう言われ、ゾワゾワとした。
レインの手は、勝手に俺の大事なところへ伸びてきた。体を触られ、生理現象で少し立ち上がっていたかもしれない。レインの大きな手の中で、俺の一部が泡と共に擦られる。
男の悲しい性なのか、俺は快楽の波が襲ってきてしまった。
「ぁあ───駄目です!レイン様·····!それ以上は······!」
「それ以上は何だ?洗っているだけだぞ?」
レインの手は速度を早め、俺の限界が近付いていた。
「っあ───レイン様········手を離してください!もう僕────うっ」
俺は呆気なく達してしまい、レインの手の中に白濁の液を放ってしまった。
「───はぁ、はぁ····申し訳ありません、お手を汚してしまい─」
俺は恥ずかしさと不甲斐なさで半泣きになりながら、レインの手を洗おうとした。
すると、レインは満足げな表情で俺をギュっと抱き締めてきた。
「すまないイアン、俺もお前がかわいくて意地悪をしたくなったんだ。」
俺は意味が分からなかった。俺がかわいくて??しかも、信じられないことにレインの部分も完全に反応している。ただの侍従がすることとは一線を越えてしまっているが、レインからされた後であるので、俺もやってあげないとおかしいという気持ちになってしまった。
「────レイン様、あの······レイン様も······」
男だから分かるが、一度こうなってしまった状態で何もせずに収めるというのは拷問に近い。
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「はい。上手くできるか分かりませんが──」
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