まったりしたい令嬢はまったりできない！

1章

１

「インスアル公爵令嬢シェリエラ・インスアル嬢を第一王子の婚約者とする。」

国王陛下にそう言われた。

まったりと過ごしたいだけなのにぃぃぃぃ！

「よろしくね。シェリエラ嬢？」

「は、はい、殿下。」

このまま今すぐにでも倒れたいよぉ


謁見が終わって帰ろうとしたら第一王子殿下もといルーカス様にれんこ──げふんげふんエスコートしてきた。

部屋に到着したらもう一度

「よろしくね？シェリエラ」

「は、はい。よろしくお願いいたしますわ。殿下。」

「殿下はダメ。ルーカス」

「──ルーカス殿下」

「・・・」

「──ルーカス様」

「・・・ルーカスだよ？」

「ル、ルーカス………様」

「ル・ー・カ・ス」

「…ルーカス」

「良くできたね。シェリー」
そういわれたらプシューと意識が失った。脳内の限界だったらしい。








「逃がさないよ？シェリー」



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よろしくお願いします！