まったりしたい令嬢はまったりできない!

神桜

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1章

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「ああ~!やっと会えた。会うのにこんなに時間がかかるなんて。」

ふふん、これには理由があるのです。王太子としての仕事を少し増やしてもらっちのです。どうして増やせることができたかと言うとお父様はこの国の宰相そしてお父様には二人の息子フランとアレンもいると言うことは…。

ランお兄様が次期宰相なのです。

レンお兄様は今は次期宰相補佐をしているがレンお兄様はどちらかと言うと脳筋みたいな感じだから次期近衛騎士団長になるらしい。レンお兄様いわく「宰相補佐なんて頭をずっと動かしてたら噴火するから動かす方が好きなんだよ。」とのことだそうです。そしてたまにランお兄様の仕事も手伝うぐらいなら大丈夫だそうです。そこまで脳筋ではなかった…。

話を戻すと…。
まあ結論はランお兄様に仕事を増やしてもらったって訳ね。

お兄様本当にありがとぉぉぉ!感謝ですわ!


「シェリー?どうかした?」

お兄様に感謝を言ってたら固まってたらしい。

「な、何でもないですわ。」

「そう?やることも終わったから城下町に行かない?今日は祭りをやってるらしいんだ。」

城下町と聞き、しかも祭りと聞いて行かないわけには行かない。すぐさま

「行きますわ!少し待っていてくださいませ!ワンピースで良いですか?」

「ああ、ラフな格好をしてきな。その間、ゆっくりと待っているから。」

「はい!分かりましたわ!しばしお待ちくださいませ!ルーカス」

「うん」
ルーカスと言ったからかふんわりとまるで天使の笑みのような笑顔をして微笑んできた。

ふふったまには嬉しいこともしてくれるじゃない。で、でもいつも嬉しいことをしてくれてないってことではなくってよ!
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