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殿下の弟現れる
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今度こそ更新…!
今日もまた殿下が来たわ。というか、一日に四回以上追いかけられるのだけど…。
しかし!
私ね、とってもとーっても凄いお話を聞いたのよ!なんだと思う?
実は…!
殿下が王太子では無くなったのよ!
第二王子が何故王太子だったかと言うと第一王子がもともと病弱だから、第二王子が王太子だったのだけど、今回こんな馬鹿なことやったでしょう?
(私は、とってもとーっても嬉しかったけど)
◇◆◇◆◇
今日は、暇だわ。
いつも通りあの人は来たけれど…。
本でも読んでおこうかしら。
しばらくして、
「お嬢様、お客様が来ております。」
「誰かしら…。分かったわ。」
そして、客人用の部屋に案内されて言った先には、殿下の弟、オールディがいた。オールディは私と同年代、第二王子は私より二歳上なの。
「あら?オールディ様お久しぶりですわ。」
「久しぶりだね。ミシェル。」
さすが、王子。完璧な王子スマイルで挨拶。ふっ、第二王子は別よ。
「なんの御用でしょうか?」
暇だったから、いいけれど…。
「用がなきゃ来ては行けないのかい?」
「い、いえ。ちょうど、暇だったので…。」
さっきから、ずっとオールディ様に見られてるのですが…。
お菓子を食べましょうかしら…。
「オールディ様、自家製の菓子ですわ。良かったら、どうぞ。」
「そうか!ありがとう。美味しくいただくよ。」
あら、窓に誰か張り付いて…る、わ!
「ひっ」
「どうした?」
「ま、窓。また殿下が。」
言葉がカタコト。
「チッ、兄上か。」
えっ、今舌打ちした…?
「兄上!何をしているのですか!?」
「お前ばかりずるいぞ!ミシェルの菓子を貰い、さらに、話してるなんて!」
「っ、兄上がいけないのでしょう!?あんな、馬鹿げたことをするから。父上に報告させていただきます。兄上、今度は俺の番です。残念でしたね。父上に二度とこの侯爵家に来れないようにしてもらいましょう。(邪魔ですので。)お前たち、兄上を拘束し城に迎え。この手紙を父上に渡してきてくれ。」
「「「「はっ」」」」
「おいっ!やめろ!やめろ!オールディふざけんな!」
その言葉にオールディ様は呆れ私の手を取り「部屋に戻りましょう。」と言いエスコートをした。
「ありがとうございますわ。オールディ様。いつもいつも、困っていましたの。」
「いつもかい?完璧なストーカーじゃないか。ちなみに、何回ぐらい来ているんだ?」
「一日に、四回以上です。」
「っ、よく我慢してたな。俺だったら無理だ。もう、二度とこの家にミシェルの近くに来れないようにしてもらうから、安心して。」
「ありがとうございます!助かりますわ。」
「ああ。今日は、こんなになったけどまた会いに来るね。ミシェル。」
「は、はい。」
「じゃあね。」
顔を近づけてきた。
ん?
チュッ
ん?
き、キキキキキキ、キス!?
額にキスをしてきた。
「ふふっ、可愛い。じゃあね。」
オールディ様は気にした様子がなく鼻歌を歌いそうなほど機嫌がよく帰っていった。
オールディ様が部屋から出てからもずっとミシェルは顔を赤くして立っていた。ミシェルの専属侍女が呼びかけるまで…。
◆◇◆◇◆
オールディside
城に着いた。
しかし、いつも思うけどミシェルは可愛いな。
兄上が婚約破棄してくれたおかげだな。今回は、感謝しないとな。
しかも、まさか、兄上がストーカーしてるとはな。なんか、いつもいないとは思っていたが。
ふっ、残念だったな、兄上。
今回は俺が来ていたから父上に言い二度と侯爵家に二度とミシェルに会えないようにしなければな。
これで、ミシェルと結婚出来れば完璧。
ミシェルはもともと王太子の婚約者となっていたから、王太子妃教育を受けているしさらには恋愛結婚ができたら完璧。
ははっ、いつも兄上にムカついてたけど、本当に今回だけは感謝だな。
さてと、父上の所に行きますか。
「父上、オールディです。入ってもよろしいでしょうか。」
「ああ、入れ。」
ふっ、はは。
これで、兄上はもうミシェルに会えない、
残念だったな、あ・に・う・え
いや、
ストーカー野郎。
ミシェルと恋愛結婚できるように頑張ろう。
キスした時、脈はあったしな。これは、いけるかもな。
いや、絶対に恋愛結婚にしてみせる。
今日もまた殿下が来たわ。というか、一日に四回以上追いかけられるのだけど…。
しかし!
私ね、とってもとーっても凄いお話を聞いたのよ!なんだと思う?
実は…!
殿下が王太子では無くなったのよ!
第二王子が何故王太子だったかと言うと第一王子がもともと病弱だから、第二王子が王太子だったのだけど、今回こんな馬鹿なことやったでしょう?
(私は、とってもとーっても嬉しかったけど)
◇◆◇◆◇
今日は、暇だわ。
いつも通りあの人は来たけれど…。
本でも読んでおこうかしら。
しばらくして、
「お嬢様、お客様が来ております。」
「誰かしら…。分かったわ。」
そして、客人用の部屋に案内されて言った先には、殿下の弟、オールディがいた。オールディは私と同年代、第二王子は私より二歳上なの。
「あら?オールディ様お久しぶりですわ。」
「久しぶりだね。ミシェル。」
さすが、王子。完璧な王子スマイルで挨拶。ふっ、第二王子は別よ。
「なんの御用でしょうか?」
暇だったから、いいけれど…。
「用がなきゃ来ては行けないのかい?」
「い、いえ。ちょうど、暇だったので…。」
さっきから、ずっとオールディ様に見られてるのですが…。
お菓子を食べましょうかしら…。
「オールディ様、自家製の菓子ですわ。良かったら、どうぞ。」
「そうか!ありがとう。美味しくいただくよ。」
あら、窓に誰か張り付いて…る、わ!
「ひっ」
「どうした?」
「ま、窓。また殿下が。」
言葉がカタコト。
「チッ、兄上か。」
えっ、今舌打ちした…?
「兄上!何をしているのですか!?」
「お前ばかりずるいぞ!ミシェルの菓子を貰い、さらに、話してるなんて!」
「っ、兄上がいけないのでしょう!?あんな、馬鹿げたことをするから。父上に報告させていただきます。兄上、今度は俺の番です。残念でしたね。父上に二度とこの侯爵家に来れないようにしてもらいましょう。(邪魔ですので。)お前たち、兄上を拘束し城に迎え。この手紙を父上に渡してきてくれ。」
「「「「はっ」」」」
「おいっ!やめろ!やめろ!オールディふざけんな!」
その言葉にオールディ様は呆れ私の手を取り「部屋に戻りましょう。」と言いエスコートをした。
「ありがとうございますわ。オールディ様。いつもいつも、困っていましたの。」
「いつもかい?完璧なストーカーじゃないか。ちなみに、何回ぐらい来ているんだ?」
「一日に、四回以上です。」
「っ、よく我慢してたな。俺だったら無理だ。もう、二度とこの家にミシェルの近くに来れないようにしてもらうから、安心して。」
「ありがとうございます!助かりますわ。」
「ああ。今日は、こんなになったけどまた会いに来るね。ミシェル。」
「は、はい。」
「じゃあね。」
顔を近づけてきた。
ん?
チュッ
ん?
き、キキキキキキ、キス!?
額にキスをしてきた。
「ふふっ、可愛い。じゃあね。」
オールディ様は気にした様子がなく鼻歌を歌いそうなほど機嫌がよく帰っていった。
オールディ様が部屋から出てからもずっとミシェルは顔を赤くして立っていた。ミシェルの専属侍女が呼びかけるまで…。
◆◇◆◇◆
オールディside
城に着いた。
しかし、いつも思うけどミシェルは可愛いな。
兄上が婚約破棄してくれたおかげだな。今回は、感謝しないとな。
しかも、まさか、兄上がストーカーしてるとはな。なんか、いつもいないとは思っていたが。
ふっ、残念だったな、兄上。
今回は俺が来ていたから父上に言い二度と侯爵家に二度とミシェルに会えないようにしなければな。
これで、ミシェルと結婚出来れば完璧。
ミシェルはもともと王太子の婚約者となっていたから、王太子妃教育を受けているしさらには恋愛結婚ができたら完璧。
ははっ、いつも兄上にムカついてたけど、本当に今回だけは感謝だな。
さてと、父上の所に行きますか。
「父上、オールディです。入ってもよろしいでしょうか。」
「ああ、入れ。」
ふっ、はは。
これで、兄上はもうミシェルに会えない、
残念だったな、あ・に・う・え
いや、
ストーカー野郎。
ミシェルと恋愛結婚できるように頑張ろう。
キスした時、脈はあったしな。これは、いけるかもな。
いや、絶対に恋愛結婚にしてみせる。
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