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1章

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今日は家にいる。そして今父に呼び出された。
扉を軽くノックした。
「お父様?成美です。」

「ああ。入りなさい。」

「失礼します。お父様、何でしょうか?」

「う、うむ。」

「どうしたのです?何か話ずらいことでしょうか?」

「うぅむ。言っても怒るなよ?」

「はい、分かりましたわ。」

「はぁ、成美、悠と成木が通っている学校に行ってはくれんか?」

「なぜ?」
っといつもより声は低く言った。

「うっ、怒らないと言ったのに…。」

「私は怒ってはいません。なぜ?と聞いているだけです。」

「うっ、西園寺家の子供は必ずあの学校に通うんだが成美だけ通ってないだろう?前に社交界でズバッと成美は頭が悪いのかと言われてなムカついた。だから、女子中の名前を堂々と言ったら汗をかいて逃げたがなぁ。」

「はぁ交換留学みたいな形だったら良いですよ。今の学校はやめたくないので。(私、お父様にも弱いなぁ)」

「お、おう!やってくれるのかい?」

「ええ、期限は一年間ならですよ。」

「おお!それは良かった!すぐに手配するな。」

「ええ、分かりました。」


翌日

教室朝礼ではなくて向かっている途中に、担任の先生に呼ばれた。

「あー、西園寺。一年間違う学校に交換留学みたいな形でいくだろう?だから、その事を伝えていいか?」

「あ、はい。良いですよ。」

そして、朝礼をするときに言われた。そして、教室に戻る間になんで!?どうして!?いやー!などいろんな言葉を聞いたけど私はもう了承したから。「学園祭とか大きな行事のときは必ず来るね。」と言っておいた。


明日はもう違う学校に行く日だから今日でここの授業を受けるのは終わりなんだけどね。






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