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ミラーナとマギアナ
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遠い昔、二人の少女の小さな喧嘩が大きな戦にまで発展してしまうという神話が、民衆の間で語り継がれている。
月食の日、強い力を持った、鬼の少女と植物の少女が現れたという。
昔々、とある世界に二つの王国が存在していた。
ひとつ目の王国は『鬼の王国』といい、数々の鬼族と、最強の動物『ファウォアス』が共存していた。女王の名をミラーナといい、賢く、強く、優しく、明るい女王として民衆から愛され、『鬼の王国』とはいえとても平和な国だった。
二つ目の王国は『植物の国』といい、魂を与えて人として生きる植物の植物人間と、これまた最強の動物『ファウォアス』が共存していた。女王の名をマギアナといい、何よりも国民を大切に思い、国民を守るためには手段を選ばない女性だった。しかし、『鬼の王国』とは裏腹に、『植物の王国』は他国との争いが多くとても平和とは言えなかった。その一番の理由として、植物人間とは植物に他種族の魂を与えて生命を得る種族であるため、他種族の王国の民から魂を奪うことで争いが起きていた。だがその度にマギアナは国をひとつ滅ぼした。
この二人は、生まれた種族こそ違えど、姿、声、魔力において互角の存在であった。
ある日、マギアナが新たな魂を求め『鬼の王国』を訪ねた時の事である。
「ミラーナ様?」
「いいえ、あれは植物人間よ。」
「噂の双子?」
「『植物の王国』の女王かしら。何しに来たの?」
マギアナは近隣の国でもそこそこ有名で、『鬼の王国』でも例外ではなかった。しかしあまりいい印象を持たれていた訳ではなく、『鬼の王国』では尚更、縁起が悪いとされていた。
『鬼の王国』の通りでは、トロールが店主の肉料理の露店がちらほら有り、植物人間であるマギアナには好ましくない臭いが漂っていた。また他の露店では、インプの商人が金品を売り付けていたりなど、あまりいい印象は見受けられなかった。
しかし女王に会った瞬間、その偏見は晴らされた。
「こんにちは!歓迎します!私の、唯一の家族!」
「家族?」
感激だった。
神に魂を与えられ、家族といえる家族がいなく、寄り添ってくれた国民を家族と呼んでいた。
でも、この子は本当に家族なのだ。本当に、双子の義姉妹なのだ。
出会う前から定まっていた運命。
彼女の笑顔が、そう思わせてくれた。
道管を外れ、体内の蓄えられていた水分が目から溢れ出てくる。
そうか、これが涙なのだな。そうか、これが、喜びなのだな。
「大丈夫?えっと、」
「マギアナよ。」
「そう。私はミラーナ。よろしくね!」
笑顔で手を差し伸べてくれた。
この時私は優しさを知って涙した。
その後両国では貿易が盛んになっていった。『鬼の王国』からは、防具等の鉄製品。『植物の王国』からは、回復薬や魂を与えたり移したり肉体を付けたり等の技術。この技術で後に、創造人間が生まれることとなる。
両国は活気に満ちていた。
二人の瞳には、互いしか写っていなかった。
しかし、幸せな日々は、そう長くは続かない。
マギアナが、鬼の民の魂を植物の民に使ったのだった。
「マギアナ、どうしてこんなことするの?」
今度はミラーナが涙を流していた。しかし、これはあの時の喜びの涙とはかけ離れた、悲しみの涙。
「仕方ない。私の民のためだ。」
「仕方なくなんかない!植物人間の繁殖速度は早いから、こんなこと、いまさら、」
言葉が上手く言葉にならない。でも少しでも、絞り出していく。
「鬼の魂を使えば、より強い植物人間へと作り代えることが可能だ。ミラーナはもっと、未来を見るべきだ。」
「私だって、未来くらい見てるわよ。両国が平和で、私達の仲が良くて、いつまでも、ずっと、このままで、そう願っていたわ。」
ミラーナは涙声で訴える。
「そう願って……願って……いたのは………私だけ………だったのね。」
涙声で、更に弱々しくなり、もう半ば諦めていた。
「………別に願ってない訳、ない。」
「じゃあ何でいまさらこんなことするの?しばらく争い起こしてないなら、強くする必要なんて、いまさらないでしょ!」
「そうだけど。そう、だけど……。」
言い訳も何も、出て来なくなってしまった。そう、マギアナは、自国の民のことしか考えていなかった。初めてミラーナに会った時の涙を忘れて。
「もう貿易は終わり。私達も、出会う前と同じ関係に戻るの。」
「え、そんな。」
「それ以外に、私の気がすむ方法があるなら、ぜひ教えてもらいたいわ。」
ミラーナは皮肉を込めて、少しの願いを込めて、しかし涙声でそう言うと、ミラーナは静かにマギアナの前から去った。
「ミラーナ、私を悪者扱いして、ただじゃ済ませない!!」
それから数日後、両国の貿易は終わり、両国は─二人は─出会う前と至って変わらない日々へと戻ってしまった。
マギアナは、その後反省もせず、ミラーナを恨み続けた。
挙げ句の果てに、ついに、『鬼の王国』に争いまで仕掛けてしまった。
こうして、『鬼の王国』と『植物の王国』の、教科書にも載るほど大きく、有名で、残酷な戦いが、幕を開けたのだった。
「ミラーナ!私を悪者扱いして、絶対に許さない。」
「別に、あなたが悪いとはいっていないでしょ。」
「だとしても、あなたは私の研究を否定したも同然。許さない。許せない。」
途中経過としては、やはりミラーナ側が好戦していた。しかし、マギアナ側は回復技術の発達と繁殖の早いことで、ミラーナ側は種族的に頑丈なことから、争いは長引いていた。
しかし、それ以上続くことはなく、決着は着いたのだった。
最終決戦の舞台、それは、二人が初めて会った場所、二人が初めて分かり合った場所、そして、二人が互いに家族だと認め合った場所──
「私はその事に涙したわけじゃない!ねぇ、あなたはどうして私のこと──」
ミラーナの声はマギアナには届いていなかった。マギアナはミラーナに構わず、蔦を伸ばした。
「っ…!聞いて!」
ミラーナはそれでも必死で、マギアナに思いを伝えようと、叫びながらも炎を放ち、蔦を燃やし尽くした。
「くっぅ……。」
「私は怒ってない!あなたを傷つけたなら謝るわ!」
「弱い弱い弱い弱いぃぃぃ!」
今度は地面から蔦を伸ばした。しかしミラーナは跳躍し、全て身軽に、かつ俊敏に避けきった。
「何で避けるの!?あなたは弱いのに─!」
マギアナの瞳の裏には燃え盛る、暗く緑の憎しみ、そして赤黒い怒りの炎。もう、マギアナの瞳にミラーナは写っていない。
「弱い?えぇ、私は弱いわ。そう、私は弱い……でも、弱いのはあなたも同じよ!」
「っっっっっっっっっつつあぁあぁぁぁぁ!!!!!私が弱い!?何でそうなるの!?」
マギアナは剣を─光の剣を─手にした。
「ったぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
無駄の無い動きで剣を振るうマギアナ。剣への耐性の無いミラーナは、あっさり右腕を斬り落とされてしまった。
「っっ………!」
よろけるミラーナの倒れる間もなく、マギアナは蔦を伸ばし、弱っていたミラーナに巻き付けた。
「このままあなたの息の根を止めてあげる。」
「好きにしたら?」
強がる二人、しかし二人の頬には輝くものが──
「あなたの気がすむなら、私を殺しなさい!」
マギアナは力を強めた。
「つっ……くっぅ……。そう、それが………あなたの………答え………なのね………。」
「生まれ変わって私に会いに来なさい。」
「………うん……………。」
ミラーナは笑顔だった。
Prologue END
月食の日、強い力を持った、鬼の少女と植物の少女が現れたという。
昔々、とある世界に二つの王国が存在していた。
ひとつ目の王国は『鬼の王国』といい、数々の鬼族と、最強の動物『ファウォアス』が共存していた。女王の名をミラーナといい、賢く、強く、優しく、明るい女王として民衆から愛され、『鬼の王国』とはいえとても平和な国だった。
二つ目の王国は『植物の国』といい、魂を与えて人として生きる植物の植物人間と、これまた最強の動物『ファウォアス』が共存していた。女王の名をマギアナといい、何よりも国民を大切に思い、国民を守るためには手段を選ばない女性だった。しかし、『鬼の王国』とは裏腹に、『植物の王国』は他国との争いが多くとても平和とは言えなかった。その一番の理由として、植物人間とは植物に他種族の魂を与えて生命を得る種族であるため、他種族の王国の民から魂を奪うことで争いが起きていた。だがその度にマギアナは国をひとつ滅ぼした。
この二人は、生まれた種族こそ違えど、姿、声、魔力において互角の存在であった。
ある日、マギアナが新たな魂を求め『鬼の王国』を訪ねた時の事である。
「ミラーナ様?」
「いいえ、あれは植物人間よ。」
「噂の双子?」
「『植物の王国』の女王かしら。何しに来たの?」
マギアナは近隣の国でもそこそこ有名で、『鬼の王国』でも例外ではなかった。しかしあまりいい印象を持たれていた訳ではなく、『鬼の王国』では尚更、縁起が悪いとされていた。
『鬼の王国』の通りでは、トロールが店主の肉料理の露店がちらほら有り、植物人間であるマギアナには好ましくない臭いが漂っていた。また他の露店では、インプの商人が金品を売り付けていたりなど、あまりいい印象は見受けられなかった。
しかし女王に会った瞬間、その偏見は晴らされた。
「こんにちは!歓迎します!私の、唯一の家族!」
「家族?」
感激だった。
神に魂を与えられ、家族といえる家族がいなく、寄り添ってくれた国民を家族と呼んでいた。
でも、この子は本当に家族なのだ。本当に、双子の義姉妹なのだ。
出会う前から定まっていた運命。
彼女の笑顔が、そう思わせてくれた。
道管を外れ、体内の蓄えられていた水分が目から溢れ出てくる。
そうか、これが涙なのだな。そうか、これが、喜びなのだな。
「大丈夫?えっと、」
「マギアナよ。」
「そう。私はミラーナ。よろしくね!」
笑顔で手を差し伸べてくれた。
この時私は優しさを知って涙した。
その後両国では貿易が盛んになっていった。『鬼の王国』からは、防具等の鉄製品。『植物の王国』からは、回復薬や魂を与えたり移したり肉体を付けたり等の技術。この技術で後に、創造人間が生まれることとなる。
両国は活気に満ちていた。
二人の瞳には、互いしか写っていなかった。
しかし、幸せな日々は、そう長くは続かない。
マギアナが、鬼の民の魂を植物の民に使ったのだった。
「マギアナ、どうしてこんなことするの?」
今度はミラーナが涙を流していた。しかし、これはあの時の喜びの涙とはかけ離れた、悲しみの涙。
「仕方ない。私の民のためだ。」
「仕方なくなんかない!植物人間の繁殖速度は早いから、こんなこと、いまさら、」
言葉が上手く言葉にならない。でも少しでも、絞り出していく。
「鬼の魂を使えば、より強い植物人間へと作り代えることが可能だ。ミラーナはもっと、未来を見るべきだ。」
「私だって、未来くらい見てるわよ。両国が平和で、私達の仲が良くて、いつまでも、ずっと、このままで、そう願っていたわ。」
ミラーナは涙声で訴える。
「そう願って……願って……いたのは………私だけ………だったのね。」
涙声で、更に弱々しくなり、もう半ば諦めていた。
「………別に願ってない訳、ない。」
「じゃあ何でいまさらこんなことするの?しばらく争い起こしてないなら、強くする必要なんて、いまさらないでしょ!」
「そうだけど。そう、だけど……。」
言い訳も何も、出て来なくなってしまった。そう、マギアナは、自国の民のことしか考えていなかった。初めてミラーナに会った時の涙を忘れて。
「もう貿易は終わり。私達も、出会う前と同じ関係に戻るの。」
「え、そんな。」
「それ以外に、私の気がすむ方法があるなら、ぜひ教えてもらいたいわ。」
ミラーナは皮肉を込めて、少しの願いを込めて、しかし涙声でそう言うと、ミラーナは静かにマギアナの前から去った。
「ミラーナ、私を悪者扱いして、ただじゃ済ませない!!」
それから数日後、両国の貿易は終わり、両国は─二人は─出会う前と至って変わらない日々へと戻ってしまった。
マギアナは、その後反省もせず、ミラーナを恨み続けた。
挙げ句の果てに、ついに、『鬼の王国』に争いまで仕掛けてしまった。
こうして、『鬼の王国』と『植物の王国』の、教科書にも載るほど大きく、有名で、残酷な戦いが、幕を開けたのだった。
「ミラーナ!私を悪者扱いして、絶対に許さない。」
「別に、あなたが悪いとはいっていないでしょ。」
「だとしても、あなたは私の研究を否定したも同然。許さない。許せない。」
途中経過としては、やはりミラーナ側が好戦していた。しかし、マギアナ側は回復技術の発達と繁殖の早いことで、ミラーナ側は種族的に頑丈なことから、争いは長引いていた。
しかし、それ以上続くことはなく、決着は着いたのだった。
最終決戦の舞台、それは、二人が初めて会った場所、二人が初めて分かり合った場所、そして、二人が互いに家族だと認め合った場所──
「私はその事に涙したわけじゃない!ねぇ、あなたはどうして私のこと──」
ミラーナの声はマギアナには届いていなかった。マギアナはミラーナに構わず、蔦を伸ばした。
「っ…!聞いて!」
ミラーナはそれでも必死で、マギアナに思いを伝えようと、叫びながらも炎を放ち、蔦を燃やし尽くした。
「くっぅ……。」
「私は怒ってない!あなたを傷つけたなら謝るわ!」
「弱い弱い弱い弱いぃぃぃ!」
今度は地面から蔦を伸ばした。しかしミラーナは跳躍し、全て身軽に、かつ俊敏に避けきった。
「何で避けるの!?あなたは弱いのに─!」
マギアナの瞳の裏には燃え盛る、暗く緑の憎しみ、そして赤黒い怒りの炎。もう、マギアナの瞳にミラーナは写っていない。
「弱い?えぇ、私は弱いわ。そう、私は弱い……でも、弱いのはあなたも同じよ!」
「っっっっっっっっっつつあぁあぁぁぁぁ!!!!!私が弱い!?何でそうなるの!?」
マギアナは剣を─光の剣を─手にした。
「ったぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
無駄の無い動きで剣を振るうマギアナ。剣への耐性の無いミラーナは、あっさり右腕を斬り落とされてしまった。
「っっ………!」
よろけるミラーナの倒れる間もなく、マギアナは蔦を伸ばし、弱っていたミラーナに巻き付けた。
「このままあなたの息の根を止めてあげる。」
「好きにしたら?」
強がる二人、しかし二人の頬には輝くものが──
「あなたの気がすむなら、私を殺しなさい!」
マギアナは力を強めた。
「つっ……くっぅ……。そう、それが………あなたの………答え………なのね………。」
「生まれ変わって私に会いに来なさい。」
「………うん……………。」
ミラーナは笑顔だった。
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