強面ヤクザに狙われています〜情報屋の災難〜

ルシア

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目覚め1〜流兎〜

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「ん~~はぁぁ」パチリ(の ω<)☆
目を覚ますとベットの上だった
どうやら睡眠薬を飲まされて眠ってしまったらしい
外を見てみるとお昼すぎぐらいかと思う
ていうかあいつはどこだ!?
俺を拉致ったやつ帝だ
帝が来る前に逃げなくちゃっ
ここはおそらく帝が今住んでいるマンションだろうか
ここのマンションなら前仕事で調べたことがある
そうだ!確か帝の所有のマンションで最上階は帝の部屋だ
でも確か最上階は特別なキーがないと行けないんだった気が
だが俺には分かる
前にハッキングしてわかっていることがあるなんと最上階は抜け道があるということだ
これはどこにも知られていない情報のはず
と決まれば行動あるのみ
確かそこのクローゼットの下に
クローゼットを開けるとすごく高そうなスーツがびっしり入っている
「うわぁー……こんなにスーツがあっても着ないだろ……」
思わず声に出てしまう
これ売ったらいくらするんだろう
クローゼットの下を手探りで探すと
あったこれだこれを3回押すと
ガタンッ
「よっしゃー開いたぜ」
「良かったな」
「あぁ……ん?」
突然声がする
おかしい……今は俺1人のはずだ
!!!!!!!!!!驚いて振り返るといつから居たのか帝がソファーに座っている
後ろには涼真までいる
「いつから居たんだよ!?」
のんきにコーヒーを飲んでいる
「お前がクローゼットを開けたあたりだな」ニヤリ
「な!?」
予想以上に早くて驚く
「まさかそんなところに抜け道があったとはな」
帝は知らなかったんだろう
「ところでどこへ行くつもりだったんだ?」
!?やっぱり聞いてくる
「ん?あぁ、クローゼットって何ははいってんのかなって思ってな」
我ながら苦しい言い訳だ
「確か抜け道がなんたらって言ってませんでしたっけ?」
涼真が指摘してくる
「そんなわけないだろ!?抜け道なんて知らなかったんだから」
またまた言い訳をする
こうなったらとりあえずここにいて隙を見て逃げよう
すると涼真が持っていたタブレットを開くと動画を見せてくる
『そうだ!抜け道あったんだ!』
と言いながらクローゼットに歩いていく俺
え?隠しカメラ!?そんなのあるの?
「言っておくが、カメラ隠してないから隠しカメラじゃないからな」
俺の心を読んだように言う帝
「え?隠しカメラじゃn……ん?隠してない?」
ハッとして周りも見渡す
あちこち見ているとクローゼットの上にあった
カメラが堂々と

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