異世界開拓地物語 帝国編 間宮六郎の冒険 アイランド 霧に運ばれた島

かばパパ

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孤島《アイランド》

生存者

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俺はいかだを漂着した船に寄せると、かぎの付いたロープを船に投げた。

何回が繰り返すと、引っかかって手応えがある。

そのまま登ると、俺はまず腰にあるマカロフを右手に握った。


海に落ちない様に、ストラップに引っ掛けたマカロフのスライドを引いて、俺は船内を捜索する。

目当ては、鍋釜など調理器具だ、いい加減、石のフライパンは卒業したい、船内を捜索すると、食料庫で小麦や干し肉、ジャガイモなど日持ちする食材と共に、隣の調理室で鍋釜、包丁などを見つけた。

俺からしたら、籠ひとつでもお宝だ、服なども見つけるウチに、下の船倉で妙な部屋を見つけた。

外から鍵が掛かっている、昔の南京錠その物で、六角レンチがあれば、簡単に開けれる程度の錠前だ。

俺は手元にある物で、小型ナイフを当てると中のロックを解いた。

少しずつ、扉を開けるとベッドが見える。

その上に女性が寝ていた。

側に寄ると俺は、脈を見ようと近づくと。

手枷と足枷がベットに繋がって居るのが見えた。

「…酷いな」

ロックは喉に手を当てると、ドクン…ドクン。

っと脈を打って居るのがわかる。

俺は手枷と足枷を取ると、服を着ていないその女性をシーツで包むと、甲板までお姫様抱っこで運んだ。

女性は金髪の美人で、ナイスバディのスタイルの持ち主だ、金髪の髪から見えている耳が尖っている。

「…まさか…エルフって奴か?」

ファンタジーの定番の様なその展開に、ロック自身も混乱していた。

女性をいかだに乗せるのに、ロックは船に備え付けてあるクレーンを使うと、そのまま住んでいる家に運んだ。

ベッドを置いてある部屋に運ぶと、暖炉に薪を足して部屋を温める。

それから女性の身体を沸かしたお湯で拭くと、Tシャツとパンツを履かせる。

「メッチャ白いな!」

雪の様な肌に目がクラクラすると、毛布とエマージェンシーシートを巻き付ける。

エマージェンシーシートは薄くピラピラしたシート状の物で、軽く、温度を逃がさない。

そのまま、たまに砂糖と塩で作った、ポカリもどきを口に垂らして湿らせる。

少しずつだか、飲んでいる様だ。

「…これなら大丈夫か?」

そう言うと、ロック自身も看病しながら、眠りに着いた。

それから数時間が過ぎた。


ナターシャは深い闇から覚醒し出した、目を開けると、狭い船内では無い、広くて高い空間に目を見開く!

「…ここは?…何処?…」

そう言うと手を顔の前に持って来た、手枷が付いて無かった!

慌てて足を見ると足枷も無い、そんな時に傍に居る男に気が付いた。

「…!男!」

そう言うとベッドから出ようとして、グルグル巻きにしている毛布に引っかかって、派手にベッドから落ちた。

ドスン!っと音が響くと、ナターシャは。

「…!、痛ったあぁ~いw!」

思わず大声で叫んでしまった!


ハッとして男を見ると、ナターシャの方を見て。

「…気が付いたか?…少し待ってろ」

そう言うと、オレンジの実を持ってきた。

皮を剥くと、ナターシャに差し出して。

「食えるか?」

そう言うと自分もオレンジを食べ出した。

オレンジを食いながら。

「俺はロック……アンタの名前は?」

そう聴きて来たが、最初は言葉が出ない。

「…まあ良い、俺の話はわかるか?」

そう聴いてきたので、軽く上下に頭を振る。

「俺はこれから、難破船に戻って必要な物を取ってくる」

そう言うとチョコレートの包みを渡して。

「ここで寝てろ、あと着替えも置いて行く」

そう言うと着替えを置いて、出て行った。

ナターシャはチョコレートの包みを開けると、匂いを嗅いでから、少し齧ると。

「…!甘い!」

包装紙まで食いそうな勢いで食べると、着替えを手に取った。

女性用のスポーツブラにショーツ、野戦服の女性サイズに、靴下に野戦靴、帽子キャップまで被ると、傍目には軍人に見える。

そのまま外に出ると、遺跡に目を奪われた。


まさかここは!、そう思いつつ思わず口から出る。

「…孤島アイランドなの?!」

そのまま外を散策する。アーチのある建物に。


山が見えた。


間違い無い、昔、聞いた事がある。

孤島アイランド…昔ここから私達は連れ出された。

奴隷として。
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