7 / 11
スキル伸びても身長伸びず
しおりを挟む
あれからどれだけの時間が経ったか、恐らくだけど4、5ヶ月は経ったと思う。
おれ…………じゃなくて僕は色々と頑張った。そりゃ一人称もそうだけど、スキルをほぼ1人(いや、1頭かな?)で磨きに磨きまくった。
ほぼ1人というのはたまに外に出て獣を狩ってたのだー!レベルアップの為に狼やゴブリンを狩って過ごしていた。
ちなみに、牛だから肉は食う気になれなかったし、そもそもあったナイフで死体を上手く解体できなかったからとかいうのが言い訳じゃないよ?
その…………違うからね…………?
食料は今まで通り草をムッシャムッシャ食べて過ごしている。何か民家を探ると薬草みたいなのや瓶に入った薬みたいなのもあった。
そうそう、服装の事だ。流石に幼女のマッパは見た目上辛いし寒いから服を探したのよ。
子供サイズの服は何故か綺麗な状態でたくさん見つけた。ただ、一つ問題があってどれも着ていない。いや、着れなかった。
僕の最大の問題、それは乳がデカすぎた事だ!小さい服にこの胸は全く入らないのだよ!
ということで大人用の服を1枚着てここのところ生活しています。
あ、服なんかよりもっと重大な報告があるのだ。誰に報告すればいいのか分からないけど報告しておこう。
なんとこの世界にステータスというものが存在するのだ!いえーい!
きっかけは偶然だったけど、なんか妙に大きい家を探索してみるとある水晶玉を見つけたのだ。それに触れたら急に何かのデータが流れ込んできた。
1回目はビビって「んひゃあっ!」という幼女特有の可愛い声が出たけど、2回目はゆっくり慎重に触ってみた。
そしたら、こんな感じのデータが頭の中に流れ込んできた。
~●~●~●~●~
名前・無し
種族(性別)・雌牛人間(♀)
レベル・23
体力・190
マナ・65
腕力・201
守備力・96
知能・2010
集中力・10000
俊敏・90
スキル・『渇き耐性(2)』『飢え耐性(1)』『病気耐性(8)』『魅了(3)』『手足蹄(10)』『武の才能(4)』『気配察知(3)』『成長促進(4)』『猛毒耐性(1)』
ユニークスキル・『一蹄必殺(5)』『牛蹄拳(10)』『牛乳(6)』
称号・『ゴブリンスレイヤー』『フェルト森林の主』『牛蹄拳開祖』『人間に進化せし生物』『古代の知識を得た者』
~●~●~●~●~
これが僕のステータスだ。この能力値が高いのか低いのかと言うと低い方だ。ここにあった書物を読んだところ、成人の平均ステータスは1000は越していた。
しかし、読んでいくと『平均はなくとも偶然得たスキルを努力でレベルを上げていくと引けを取らないほど強くなる』というのもあったので才能だけでなく努力も必要な厳しい世界だと感じた。
いや、努力して強さを勝ち取れるだけまだマシか。
僕のスキルも着々と伸びている。というか括弧で囲まれてる数字は10で終わりらしい。これをスキルレベルと呼ぶんだって。そう本に書いてあった。
ちなみに、装備欄もあるらしいけど僕が着ているのは上の服のみ。ズボンや下着は尻尾の邪魔になるから着てないし、足裏にも蹄判定があるから靴も履いてないから表示されなかった。
自分の姿を確認したかったけど、全部探したけど鏡は無いし、噴水は壊れて水を鏡代わりにすることはできないから分かんなかった。
でも牛の耳と尻尾があるってことは触って分かった。一応、乳以外の牛の要素が残ってて良かったと安心した。
んー、そろそろ引きこもってないで外に出よっかな。太陽の光を大いに浴びて強くなるのだ…………!光合成かっていうツッコミは無しの方向で。
ん?入口の方から足音が聞こえる。それも結構大きいし多人数だ。重い足音からゴブリンの足音じゃないね。
も、もしかして約半年振りの人?うわー!なんか新鮮だー!どうしよっかな?壺に隠れておどかそうかな?よし、そうしよう!
この時、僕は知らなかったのです。胸がつかえて壺に入れずに入ってきた人たちに見つかってしまうことを。
そして気まずく僕はこう言ったのだ。
「あぅ、その、こ、こんにちわ…………」
ちょっと泣きそうになってたのはご愛嬌です。
おれ…………じゃなくて僕は色々と頑張った。そりゃ一人称もそうだけど、スキルをほぼ1人(いや、1頭かな?)で磨きに磨きまくった。
ほぼ1人というのはたまに外に出て獣を狩ってたのだー!レベルアップの為に狼やゴブリンを狩って過ごしていた。
ちなみに、牛だから肉は食う気になれなかったし、そもそもあったナイフで死体を上手く解体できなかったからとかいうのが言い訳じゃないよ?
その…………違うからね…………?
食料は今まで通り草をムッシャムッシャ食べて過ごしている。何か民家を探ると薬草みたいなのや瓶に入った薬みたいなのもあった。
そうそう、服装の事だ。流石に幼女のマッパは見た目上辛いし寒いから服を探したのよ。
子供サイズの服は何故か綺麗な状態でたくさん見つけた。ただ、一つ問題があってどれも着ていない。いや、着れなかった。
僕の最大の問題、それは乳がデカすぎた事だ!小さい服にこの胸は全く入らないのだよ!
ということで大人用の服を1枚着てここのところ生活しています。
あ、服なんかよりもっと重大な報告があるのだ。誰に報告すればいいのか分からないけど報告しておこう。
なんとこの世界にステータスというものが存在するのだ!いえーい!
きっかけは偶然だったけど、なんか妙に大きい家を探索してみるとある水晶玉を見つけたのだ。それに触れたら急に何かのデータが流れ込んできた。
1回目はビビって「んひゃあっ!」という幼女特有の可愛い声が出たけど、2回目はゆっくり慎重に触ってみた。
そしたら、こんな感じのデータが頭の中に流れ込んできた。
~●~●~●~●~
名前・無し
種族(性別)・雌牛人間(♀)
レベル・23
体力・190
マナ・65
腕力・201
守備力・96
知能・2010
集中力・10000
俊敏・90
スキル・『渇き耐性(2)』『飢え耐性(1)』『病気耐性(8)』『魅了(3)』『手足蹄(10)』『武の才能(4)』『気配察知(3)』『成長促進(4)』『猛毒耐性(1)』
ユニークスキル・『一蹄必殺(5)』『牛蹄拳(10)』『牛乳(6)』
称号・『ゴブリンスレイヤー』『フェルト森林の主』『牛蹄拳開祖』『人間に進化せし生物』『古代の知識を得た者』
~●~●~●~●~
これが僕のステータスだ。この能力値が高いのか低いのかと言うと低い方だ。ここにあった書物を読んだところ、成人の平均ステータスは1000は越していた。
しかし、読んでいくと『平均はなくとも偶然得たスキルを努力でレベルを上げていくと引けを取らないほど強くなる』というのもあったので才能だけでなく努力も必要な厳しい世界だと感じた。
いや、努力して強さを勝ち取れるだけまだマシか。
僕のスキルも着々と伸びている。というか括弧で囲まれてる数字は10で終わりらしい。これをスキルレベルと呼ぶんだって。そう本に書いてあった。
ちなみに、装備欄もあるらしいけど僕が着ているのは上の服のみ。ズボンや下着は尻尾の邪魔になるから着てないし、足裏にも蹄判定があるから靴も履いてないから表示されなかった。
自分の姿を確認したかったけど、全部探したけど鏡は無いし、噴水は壊れて水を鏡代わりにすることはできないから分かんなかった。
でも牛の耳と尻尾があるってことは触って分かった。一応、乳以外の牛の要素が残ってて良かったと安心した。
んー、そろそろ引きこもってないで外に出よっかな。太陽の光を大いに浴びて強くなるのだ…………!光合成かっていうツッコミは無しの方向で。
ん?入口の方から足音が聞こえる。それも結構大きいし多人数だ。重い足音からゴブリンの足音じゃないね。
も、もしかして約半年振りの人?うわー!なんか新鮮だー!どうしよっかな?壺に隠れておどかそうかな?よし、そうしよう!
この時、僕は知らなかったのです。胸がつかえて壺に入れずに入ってきた人たちに見つかってしまうことを。
そして気まずく僕はこう言ったのだ。
「あぅ、その、こ、こんにちわ…………」
ちょっと泣きそうになってたのはご愛嬌です。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる