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やけくそ無双
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「はいだらぁぁぁぁぁぁ!」
「な、なんだあいつぐわああああ!」
「何としてでも止めろ!対大型魔獣の作戦の準備を始めろ!奴はそうでもしないと止まらんぞ!」
1秒でも早く終わらせて帰りたい。それが俺の心境だ。
流石にそろそろダンジョンを経営しなきゃいけないし、魔王も襲来するから下手に留守にできない。
「吹き飛ばされるか伏せて降伏するか選べぇ!」
もうヤケだこの野郎!伏せてないと桜吹雪という名のとてもとてもとーっても丈夫な傘でぶっ飛ばす!
肝心の傘は忘れてきて素手で千切っては投げを繰り返してるだけだがな!ちゃんと殺しては…………ないはず、うん。
ま、まあともかく鎧も盾も死なない程度にぶっ壊す。賠償は一切しないからな、覚悟しろよ!
「矢、矢を放て!それが魔法を使い遠距離から攻撃しろ!」
「「「「『~~~~~』」」」」
うおっ、流石に近距離はまずいと見られたか。これだけ暴れてたら仕方ないけど何か飛んでくるかすら分からん。
チッ、もう矢が飛んでくる。何とか叩き落とせるけど対応が早いことで!
矢を叩き落として突進してる内に複数の薄そうな鎧を着た部隊の詠唱が終わってしまった。思ったより発動が早い!
「「「「『ブリザードキャノン』!」」」」
それを例えるなら人の頭の大きさほどの氷塊が絶え間なく飛んでくるようなものだった。
ステップで避けるのは愚策と言えるほどの物量で、氷塊をいくらか手を使って掠る程度に抑えることはできても残りはどうしても身体で受けてしまう。
そして対処しきれなかった氷塊がドゴッと腹に当たり衝撃で足が地面から離れる。
「撃て撃て!馬鹿者、矢は撃つな!魔法に巻き込まれて無駄になるぞ!左翼をもっと押し込まんとなだれ込んでくるぞ!」
「ランク4とはいえただのテイマー、我等の魔法には無力ですな」
この場を指揮しているらしい人の声は凛々しいものだった。少なくとも隣でふんぞり返ってる無能より厄介だ。
まずお前は魔法を撃つのに参加してないだろうが。せめて何か指揮を出せよと言ってやりたい。
さて、腹に受けた後ちょっと体勢を崩した瞬間に魔法の集中砲火を受けてる俺だけど…………
全く痛くも痒くもないネ。銃弾よりも殺傷力は高いと思うけどダメージを受けてる感覚はない。
「け、喧嘩屋が集中砲火を食らってるぞ!」
「無理だギルドマスター、あん中に割り込むのは難しい」
「だが、あのまま放置してたら喧嘩屋が殺られてしまう!」
「まずアンタが無理矢理連れて来たんでしょうが!なんで喧嘩屋もお付きの魔物が無理に突っ込んでいったんだ?」
『ハルピュイア』のギルマスが俺を連れてきたのは確かだがたった一人で半ばまで突っ込んだのは俺の意思だ。
たった一人の勝手な行動だ。罰はちゃんと後で受ける覚悟はしている。
ま、結果的に俺が中央に入ったことによりちょっとした挟み撃ちになり俺ら優勢になった。
真正面からは氷塊がたくさん飛んでくるが少しペースが落ちてきたか?
魔法には巻き込まれないために避難してるら目の前には魔法を使う軍団しかいない。
氷塊を除けば一直線なんだ。それにこの程度の氷塊の嵐をかける程度問題ない。
魔法使い共よ、元の世界で究極生命体と呼ばれた俺を舐めるでないわ!
「た、隊長!奴が突っ込んできます!」
「なにぃっ!?」
氷塊が当たる面積を減らすために屈んでいたがクラウチングスタートの構えを取り、駆けた。
この距離と氷塊の量なら数秒あれば辿り着ける!
「ば、ばかなぁ!」
「チッ、盾!」
冷静な彼の一言ですぐに魔法使いが退いて三列の盾部隊が前に来る。予想以上に対応が早いが魔法が止んだのは好都合だ。
そのまま勢いよく盾部隊に向かってタックルする、のではなく飛び跳ねて上を飛び越す。
ただ上をジャンプで飛ぶには下手したら足を掴まれてそのまま地に落ちた上に抑え込まれるというリスクが高そうだったが、盾部隊の面々は俺が上を飛び越すことは予想できず対処できなかった。
そのまま振り返り盾を俺の方に構えようとする奴の足をしゃがんで掴み仰向けになるようにひっくり返す。
俺の行動にフルフェイスの兜をつけててよくわからなかったがかなり驚いたようだがすぐに手放さなかった盾を体の上に構える。
もしかして馬乗りで殴られると思ったか?残念ながら違うんだよな、俺はこいつを持ち上げて…………
「えっ、きゃぁぁあっ!?」
「なっ!?ぎゃっ!」
ジャイアントスイングを放つのさ!というかこの声からして女性だったのかよ!鎧も厚いし全く分からなかった。
そのまま振り回しているが誰も近づいてこない。下手したら巻き込まれる上に回されてる奴に対しての攻撃になりそうで邪魔になって仕方ない、といったところか?
「何とかして抜け出せ!それでも我が隊の兵か!」
「…………あんな化け物がいるとは予想外だ。負け戦になる、ユーリーチン氏を非難させろ。避難させたのちに我々もここを放棄する」
「なっ!正気か貴様!敵を前にして逃亡などあってはならん!」
「奴はまだ遊んでいる今の内がベストだ。こんな中で遊ぶなど言語道断だが相手が悪い」
「たかがテイマーごときに誉ある隊長が怯えたか!臆病者め!」
「テイマーは自分の魔獣よりも強いという話はあったが、本当だったようだ」
そうじゃなかったら抑えられないんでね、と心の中で言っておく。こんな騒ぎだが集中すればあの二人の会話を聞くことくらい造作もない。
さて、そろそろ投げとばしますかねぇ!
「うわぁぁっ!ぎゃっ!?」
「こっちにぐえぇっ!」
「ぐっ!?」
あえて人が多い場所に投げたので直撃する人もいればギリギリで避ける人、それに被害を抑えるためにあえて盾で受け止めて耐える人もいた。
それでも勢いよく投げたからそれなりに倒れてる人がいる。ジャイアントスイングだとこの程度か。
「な、ななな…………」
「この化け物を抑えろ!ユーリーチン氏がこの屋敷から退避するまで耐えるんだ!」
「ばっきゃろーめ、んなことさせないって!」
数はちゃんと把握していないが1対100で俺がその1だった戦いが2になった。ついでにその人物は無能に隊長と呼ばれた男に銀の鉤爪で襲いかかる。
「お前は『ハルピュイア』の!」
「そらそらそらそら!魔法も収まったしさっさとくたばれ!」
そう、やって来たのは『ハルピュイア』のギルマスだった。俺が暴れてそれなりに道ができたことによりここまでこれたようだ。
奇襲に近かったが隊長の男は対応し猛攻を防ぐ。それでも、ふんっ邪魔だこいつ、ギルマスに猛攻に押され気味だ。
「ひ、ひぃっ!」
「喧嘩屋ぁ!逃すんじゃないよ!」
「分かってるって!」
逃げた無能を追いかけるように屋敷に入って行きたかったが屋敷の入り口に兵が固まっていたのでぶっ飛ばしてから入った。
早く終わらせたいから絶対に逃さんぞ!
「な、なんだあいつぐわああああ!」
「何としてでも止めろ!対大型魔獣の作戦の準備を始めろ!奴はそうでもしないと止まらんぞ!」
1秒でも早く終わらせて帰りたい。それが俺の心境だ。
流石にそろそろダンジョンを経営しなきゃいけないし、魔王も襲来するから下手に留守にできない。
「吹き飛ばされるか伏せて降伏するか選べぇ!」
もうヤケだこの野郎!伏せてないと桜吹雪という名のとてもとてもとーっても丈夫な傘でぶっ飛ばす!
肝心の傘は忘れてきて素手で千切っては投げを繰り返してるだけだがな!ちゃんと殺しては…………ないはず、うん。
ま、まあともかく鎧も盾も死なない程度にぶっ壊す。賠償は一切しないからな、覚悟しろよ!
「矢、矢を放て!それが魔法を使い遠距離から攻撃しろ!」
「「「「『~~~~~』」」」」
うおっ、流石に近距離はまずいと見られたか。これだけ暴れてたら仕方ないけど何か飛んでくるかすら分からん。
チッ、もう矢が飛んでくる。何とか叩き落とせるけど対応が早いことで!
矢を叩き落として突進してる内に複数の薄そうな鎧を着た部隊の詠唱が終わってしまった。思ったより発動が早い!
「「「「『ブリザードキャノン』!」」」」
それを例えるなら人の頭の大きさほどの氷塊が絶え間なく飛んでくるようなものだった。
ステップで避けるのは愚策と言えるほどの物量で、氷塊をいくらか手を使って掠る程度に抑えることはできても残りはどうしても身体で受けてしまう。
そして対処しきれなかった氷塊がドゴッと腹に当たり衝撃で足が地面から離れる。
「撃て撃て!馬鹿者、矢は撃つな!魔法に巻き込まれて無駄になるぞ!左翼をもっと押し込まんとなだれ込んでくるぞ!」
「ランク4とはいえただのテイマー、我等の魔法には無力ですな」
この場を指揮しているらしい人の声は凛々しいものだった。少なくとも隣でふんぞり返ってる無能より厄介だ。
まずお前は魔法を撃つのに参加してないだろうが。せめて何か指揮を出せよと言ってやりたい。
さて、腹に受けた後ちょっと体勢を崩した瞬間に魔法の集中砲火を受けてる俺だけど…………
全く痛くも痒くもないネ。銃弾よりも殺傷力は高いと思うけどダメージを受けてる感覚はない。
「け、喧嘩屋が集中砲火を食らってるぞ!」
「無理だギルドマスター、あん中に割り込むのは難しい」
「だが、あのまま放置してたら喧嘩屋が殺られてしまう!」
「まずアンタが無理矢理連れて来たんでしょうが!なんで喧嘩屋もお付きの魔物が無理に突っ込んでいったんだ?」
『ハルピュイア』のギルマスが俺を連れてきたのは確かだがたった一人で半ばまで突っ込んだのは俺の意思だ。
たった一人の勝手な行動だ。罰はちゃんと後で受ける覚悟はしている。
ま、結果的に俺が中央に入ったことによりちょっとした挟み撃ちになり俺ら優勢になった。
真正面からは氷塊がたくさん飛んでくるが少しペースが落ちてきたか?
魔法には巻き込まれないために避難してるら目の前には魔法を使う軍団しかいない。
氷塊を除けば一直線なんだ。それにこの程度の氷塊の嵐をかける程度問題ない。
魔法使い共よ、元の世界で究極生命体と呼ばれた俺を舐めるでないわ!
「た、隊長!奴が突っ込んできます!」
「なにぃっ!?」
氷塊が当たる面積を減らすために屈んでいたがクラウチングスタートの構えを取り、駆けた。
この距離と氷塊の量なら数秒あれば辿り着ける!
「ば、ばかなぁ!」
「チッ、盾!」
冷静な彼の一言ですぐに魔法使いが退いて三列の盾部隊が前に来る。予想以上に対応が早いが魔法が止んだのは好都合だ。
そのまま勢いよく盾部隊に向かってタックルする、のではなく飛び跳ねて上を飛び越す。
ただ上をジャンプで飛ぶには下手したら足を掴まれてそのまま地に落ちた上に抑え込まれるというリスクが高そうだったが、盾部隊の面々は俺が上を飛び越すことは予想できず対処できなかった。
そのまま振り返り盾を俺の方に構えようとする奴の足をしゃがんで掴み仰向けになるようにひっくり返す。
俺の行動にフルフェイスの兜をつけててよくわからなかったがかなり驚いたようだがすぐに手放さなかった盾を体の上に構える。
もしかして馬乗りで殴られると思ったか?残念ながら違うんだよな、俺はこいつを持ち上げて…………
「えっ、きゃぁぁあっ!?」
「なっ!?ぎゃっ!」
ジャイアントスイングを放つのさ!というかこの声からして女性だったのかよ!鎧も厚いし全く分からなかった。
そのまま振り回しているが誰も近づいてこない。下手したら巻き込まれる上に回されてる奴に対しての攻撃になりそうで邪魔になって仕方ない、といったところか?
「何とかして抜け出せ!それでも我が隊の兵か!」
「…………あんな化け物がいるとは予想外だ。負け戦になる、ユーリーチン氏を非難させろ。避難させたのちに我々もここを放棄する」
「なっ!正気か貴様!敵を前にして逃亡などあってはならん!」
「奴はまだ遊んでいる今の内がベストだ。こんな中で遊ぶなど言語道断だが相手が悪い」
「たかがテイマーごときに誉ある隊長が怯えたか!臆病者め!」
「テイマーは自分の魔獣よりも強いという話はあったが、本当だったようだ」
そうじゃなかったら抑えられないんでね、と心の中で言っておく。こんな騒ぎだが集中すればあの二人の会話を聞くことくらい造作もない。
さて、そろそろ投げとばしますかねぇ!
「うわぁぁっ!ぎゃっ!?」
「こっちにぐえぇっ!」
「ぐっ!?」
あえて人が多い場所に投げたので直撃する人もいればギリギリで避ける人、それに被害を抑えるためにあえて盾で受け止めて耐える人もいた。
それでも勢いよく投げたからそれなりに倒れてる人がいる。ジャイアントスイングだとこの程度か。
「な、ななな…………」
「この化け物を抑えろ!ユーリーチン氏がこの屋敷から退避するまで耐えるんだ!」
「ばっきゃろーめ、んなことさせないって!」
数はちゃんと把握していないが1対100で俺がその1だった戦いが2になった。ついでにその人物は無能に隊長と呼ばれた男に銀の鉤爪で襲いかかる。
「お前は『ハルピュイア』の!」
「そらそらそらそら!魔法も収まったしさっさとくたばれ!」
そう、やって来たのは『ハルピュイア』のギルマスだった。俺が暴れてそれなりに道ができたことによりここまでこれたようだ。
奇襲に近かったが隊長の男は対応し猛攻を防ぐ。それでも、ふんっ邪魔だこいつ、ギルマスに猛攻に押され気味だ。
「ひ、ひぃっ!」
「喧嘩屋ぁ!逃すんじゃないよ!」
「分かってるって!」
逃げた無能を追いかけるように屋敷に入って行きたかったが屋敷の入り口に兵が固まっていたのでぶっ飛ばしてから入った。
早く終わらせたいから絶対に逃さんぞ!
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