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最悪で理不尽で凶悪な状況
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「ああああああああああああああああああああああ」
「ご主人様が壊れた!どうにかしてよ!」
「我ニ言ワレテモドウシヨウモナイ!」
「ああああああああああああああああああああああ」
あの魔王マジで本当にやりやがった何あいつ何がしないのうん後先考えてんのか頭の中ひっくり返して調べたくなるわ。
「コレハ…………非常ニマズイ。主人ガ街ニ居ラレナクナル」
「あわわ、もしかしたらフリードくんとの約束破っちゃうかも…………」
本当にどうするんだこれ、あの脳筋武士っぽいのも頭を抱えてるほどだぞチクショウ!余計どころか頭悪すぎるってあいつ!
何でかなり浅はかなあいつが魔王やってるの?
「どうします?あの女処します?むしろ処すべきでしょう!」
「アノ、例ノめじぇどトイウ者ノ魂ノ気配ガ既ニイナインダガ…………」
「え?あれ、メジェドさん?」
いつの間にかメジェドさんの姿が消えていた。いつも俺以外には見えないという話だが、姿を消したと言うわけじゃない。
じゃあ、どこに?あのメジェドさんはモニターにすら映らないから発見は目視じゃなきゃ無理なんだよな。
どこ行ったんだ?完全に緊急事態とはいえ無言で姿を…………いや、喋った事ないけどこう居なくなる事はない。
はあ、もう街に戻る事ができないぞ。『ケツァルコアトル』のギルドマスターは黙ってくれるかもしれんが『ヴァルキリー』の支部長は何らかの形で問い詰めてくる筈だ。
だって前回の件があるし、名前忘れたけどあの女戦士の事もあるし。
色々と台無しにしてくれたなあの魔王、本当にどうしてくれようか?とりあえずあいつに出す飲食物に全部山葵を入れてやろう。
どうして出禁にしないかって?あいつの魔法に関しての力量とポイントが美味すぎるから、それが出来たら苦労はしない。
もはや無意味な思考という名の現実逃避をしている間に地上ではかなり怪奇な事が起こっていた。
『というわけで、一緒にダンジョンを攻略しようではないか!』
『魔王様!幾ら何でもお考え直しください!一時的とはいえ敵対する人間と組むなど』
『その時はバガン、貴殿に任せた!』
『ぬうぅ…………承知』
『…………私たちってこんなのと戦ってたんだ』
『ささっ、征くぞ!かのダンジョンを手に入れに!』
かなりのゴリ押しに近かったが、渋々といった形で四天王バガンと『ケツァルコアトル』のギルドマスター、さらに『ヴァルキリー』の支部長がダンジョンに入っていく魔王について行った。
どうしてこうなった?どうしてそうなったぁっ!?
いや、計画としてもバガンとその部下もしくはギルドマスターと支部長の二人なら戦闘経験が少ないアルでもギリギリ勝てるかどうかの戦いができると踏んでたのに魔王が加わったら終わりだよ!
それに設定上のダンジョンボスはアル…………今思えば『ヴァルキリー』の決闘にアルを出したからここにいる時点で俺がダンジョンマスターという事が確定しちゃうじゃんか!
どっちに転がろうと、せめてバガンだけで攻略して欲しかった…………ほんと、上手く回らないもんだ。
そこから十分後。
「第三層を突破されました」
「やっぱり早くな…………サクサクプレイって訳か」
「うるふハびびっテ動クドコロカ逃ゲテルゾ」
「なんか急にゴーレムの調子がおかしくなり始めましたよ!?なんかバグ?というのが起きて同士討ちを始めてます!」
「どうなってやがるんだぁぁぁぁぁぁっ!?」
ウルフの件は仕方ないのは分かってる。あの子達は本能で強者を分かってる筈だ。それが圧倒的に格上だと。
だが、ゴーレムの管理はシステムにほぼ任せてたけど、一体全体なにがあったシステムさん!?あんた今までバグなんか起こした事なかったろうに!
ビィーッ!ビィーッ!
パニック状態な部屋に全員が持ってる端末から地震速報の時に鳴るブザーが響き渡る。待って、さっきから焦りすぎて本当にびっくりしたんだけど。
『WARNING!WARNING!
ダンジョンが魔王ウェーン・ジャルバッドによる侵攻を確認。よって魔王が保有しているスキル「御都合主義」によってシステムに多大な支障が発生しました!』
「「「御都合主義ぃっ!?」」」
御都合主義、簡単に言えば勝手に物語が誰かだけに都合の良い方へ進んでいくこと。俺の中では勧善懲悪モノでよく見る善が必ず悪に打ち勝つと言うイメージが強い。
いや、よく考えてみればおかしい事しか起こっていないような…………
そうだ、始まりからして俺が初めて外に出た瞬間魔王城に飛ばされたのがあいつとの関係の始まりだった。そこからかなりしつこい勧誘を受けていても俺は断っていた。
そして現在の攻略になる訳だが、俺が地上に出て初めて直接会ったのが魔族、そして今侵攻してきているのも魔族だ。
やっぱり俺は魔族をかなり贔屓してるよな。普通なら殺して糧にすると(人間界では)言われているダンジョンだぞ?
「第五層突破されちゃいましたよご主人様!」
「急ニぺーすガ上ガッテルダト!?コノママデハ予想ヨリ半分以上ノ速サデあるノトコロマデ到着スル!」
それに加えてあの魔王は超絶にワガママで自由奔放なのに国が成り立っている。それこそ一見したら異常だぞ。あんなの俺ならいくらあいつが強くともクーデター起こしてでも王の座から引きずり下ろすわ!
くそっ、考えるほど不自然な点が多く出てくる。街の図書館で読んだ資料では歴代最高と言われた先代勇者が亡くなった時に産まれた魔王があいつだった筈だ。
それに、冷戦中とはいえ勇者もここに来てるんだ。クソ弱いけど…………いや、待てよ?勇者が弱いのはあいつが魔王だからか?
魔族、そして魔王にとって勇者は最大の天敵の筈だが、俺の目から見たらかなりの小物臭が漂ってる。しかも俺のダンジョンに来てはボコされてアイテムを使って帰るという悪循環に陥っている。
どう見ても人間にとって不利すぎるだろこれ。まるで魔王が世界の中心に回っているとしか思えない。
いや、まさか本当に世界自体が魔王の『御都合主義』によって動いているのか?それだったら俺の端末に入ってる依怙贔屓アプリが起動してもおかしくはないが…………
…………試しに魔王のステータスを調べるか。
「みんな、と言っても二人だけだが今すぐ魔王のステータスを調べるぞ」
「ダガ、ドウヤッテ調ベルノダ?」
「モニター越しに調べられる筈だ。もしかしたら何かしらの誤差が出るかもしれないから一斉にやるぞ」
「分かりました!」
「了解ダ」
俺達はすぐに行動を始めた。モニターで魔王の事を観察しつつダンジョンから内部を検索、そして魔王の名前を見つけステータスを確認!
名前・ウェーン ジャルバッド(???歳)
職業・魔王(情報隠蔽)
体力・999999999999999999999999999999
魔力・999999999999999999999999999999
攻撃力・999999999999999999999999999999
守備力・999999999999999999999999999999
素早さ・999999999999999999999999999999
運・99
スキル・全武器技術(5)、全属性魔法(5)、全属性耐性(5)、物理耐性(5)、魔法耐性(5)、サイコキネシス(5)、サイコメトリ(5)、手加減(5)、カリスマ(5)、親和(5)、扇動(5)、契約(5)、話術(2)、言霊(4)、言語理解(4)、偽装(5)、『このデータにアクセスできる権限はありません』、『このデータにアクセスできる権限はありません』、『このデータにアクセスできる権限はありません』
俺の端末には明らかにやばいステータスが出てきた。バグってる俺が言うべきではないがこれはこれでエグすぎる。
しかも『このデータにアクセスできる権限はありません』って何だよ!この中の一つに『御都合主義』が入っているのは間違いないが、明らかに異質すぎる。
もしかしたら、残りの二つにダンジョンに鑑賞するものがあるのかもしれない。
「ごごごごご、ご主人様ぁ…………」
「フザケルナ!ナンダコノ化物ハ!世界ハ何故コナヨウナ者ヲ作リ出シタッ!」
ハピは涙目で、デスは怒りを露わにして震えている。確認したところ、全く同じステータスが書かれていた。
チッ、これで確定と断定できるほどの判断材料だ。普通なら御都合主義無くともなんとでもなりそうだが、どうやら国を治めるには御都合主義が必要ということか。
やばい、メジェドさんとアルが組んでも間違いなく敗北する。それに俺が勝てるかどうか超絶に怪しくなってきた。
元の世界で究極生命体と呼ばれていて、この世界ではバグったステータスの俺と世界の中心に立っているカンストを超えたナニカにしか見えないステータスを持つ魔王、戦えばどちらが勝つかなんてステータスを見れば一目瞭然だった。
「こんなのどうすりゃいいんだ…………クソッ!」
さっきまで座っていた椅子を蹴り飛ばす。しかし、それでも状況はなにも変わらなかった。
「ご主人様が壊れた!どうにかしてよ!」
「我ニ言ワレテモドウシヨウモナイ!」
「ああああああああああああああああああああああ」
あの魔王マジで本当にやりやがった何あいつ何がしないのうん後先考えてんのか頭の中ひっくり返して調べたくなるわ。
「コレハ…………非常ニマズイ。主人ガ街ニ居ラレナクナル」
「あわわ、もしかしたらフリードくんとの約束破っちゃうかも…………」
本当にどうするんだこれ、あの脳筋武士っぽいのも頭を抱えてるほどだぞチクショウ!余計どころか頭悪すぎるってあいつ!
何でかなり浅はかなあいつが魔王やってるの?
「どうします?あの女処します?むしろ処すべきでしょう!」
「アノ、例ノめじぇどトイウ者ノ魂ノ気配ガ既ニイナインダガ…………」
「え?あれ、メジェドさん?」
いつの間にかメジェドさんの姿が消えていた。いつも俺以外には見えないという話だが、姿を消したと言うわけじゃない。
じゃあ、どこに?あのメジェドさんはモニターにすら映らないから発見は目視じゃなきゃ無理なんだよな。
どこ行ったんだ?完全に緊急事態とはいえ無言で姿を…………いや、喋った事ないけどこう居なくなる事はない。
はあ、もう街に戻る事ができないぞ。『ケツァルコアトル』のギルドマスターは黙ってくれるかもしれんが『ヴァルキリー』の支部長は何らかの形で問い詰めてくる筈だ。
だって前回の件があるし、名前忘れたけどあの女戦士の事もあるし。
色々と台無しにしてくれたなあの魔王、本当にどうしてくれようか?とりあえずあいつに出す飲食物に全部山葵を入れてやろう。
どうして出禁にしないかって?あいつの魔法に関しての力量とポイントが美味すぎるから、それが出来たら苦労はしない。
もはや無意味な思考という名の現実逃避をしている間に地上ではかなり怪奇な事が起こっていた。
『というわけで、一緒にダンジョンを攻略しようではないか!』
『魔王様!幾ら何でもお考え直しください!一時的とはいえ敵対する人間と組むなど』
『その時はバガン、貴殿に任せた!』
『ぬうぅ…………承知』
『…………私たちってこんなのと戦ってたんだ』
『ささっ、征くぞ!かのダンジョンを手に入れに!』
かなりのゴリ押しに近かったが、渋々といった形で四天王バガンと『ケツァルコアトル』のギルドマスター、さらに『ヴァルキリー』の支部長がダンジョンに入っていく魔王について行った。
どうしてこうなった?どうしてそうなったぁっ!?
いや、計画としてもバガンとその部下もしくはギルドマスターと支部長の二人なら戦闘経験が少ないアルでもギリギリ勝てるかどうかの戦いができると踏んでたのに魔王が加わったら終わりだよ!
それに設定上のダンジョンボスはアル…………今思えば『ヴァルキリー』の決闘にアルを出したからここにいる時点で俺がダンジョンマスターという事が確定しちゃうじゃんか!
どっちに転がろうと、せめてバガンだけで攻略して欲しかった…………ほんと、上手く回らないもんだ。
そこから十分後。
「第三層を突破されました」
「やっぱり早くな…………サクサクプレイって訳か」
「うるふハびびっテ動クドコロカ逃ゲテルゾ」
「なんか急にゴーレムの調子がおかしくなり始めましたよ!?なんかバグ?というのが起きて同士討ちを始めてます!」
「どうなってやがるんだぁぁぁぁぁぁっ!?」
ウルフの件は仕方ないのは分かってる。あの子達は本能で強者を分かってる筈だ。それが圧倒的に格上だと。
だが、ゴーレムの管理はシステムにほぼ任せてたけど、一体全体なにがあったシステムさん!?あんた今までバグなんか起こした事なかったろうに!
ビィーッ!ビィーッ!
パニック状態な部屋に全員が持ってる端末から地震速報の時に鳴るブザーが響き渡る。待って、さっきから焦りすぎて本当にびっくりしたんだけど。
『WARNING!WARNING!
ダンジョンが魔王ウェーン・ジャルバッドによる侵攻を確認。よって魔王が保有しているスキル「御都合主義」によってシステムに多大な支障が発生しました!』
「「「御都合主義ぃっ!?」」」
御都合主義、簡単に言えば勝手に物語が誰かだけに都合の良い方へ進んでいくこと。俺の中では勧善懲悪モノでよく見る善が必ず悪に打ち勝つと言うイメージが強い。
いや、よく考えてみればおかしい事しか起こっていないような…………
そうだ、始まりからして俺が初めて外に出た瞬間魔王城に飛ばされたのがあいつとの関係の始まりだった。そこからかなりしつこい勧誘を受けていても俺は断っていた。
そして現在の攻略になる訳だが、俺が地上に出て初めて直接会ったのが魔族、そして今侵攻してきているのも魔族だ。
やっぱり俺は魔族をかなり贔屓してるよな。普通なら殺して糧にすると(人間界では)言われているダンジョンだぞ?
「第五層突破されちゃいましたよご主人様!」
「急ニぺーすガ上ガッテルダト!?コノママデハ予想ヨリ半分以上ノ速サデあるノトコロマデ到着スル!」
それに加えてあの魔王は超絶にワガママで自由奔放なのに国が成り立っている。それこそ一見したら異常だぞ。あんなの俺ならいくらあいつが強くともクーデター起こしてでも王の座から引きずり下ろすわ!
くそっ、考えるほど不自然な点が多く出てくる。街の図書館で読んだ資料では歴代最高と言われた先代勇者が亡くなった時に産まれた魔王があいつだった筈だ。
それに、冷戦中とはいえ勇者もここに来てるんだ。クソ弱いけど…………いや、待てよ?勇者が弱いのはあいつが魔王だからか?
魔族、そして魔王にとって勇者は最大の天敵の筈だが、俺の目から見たらかなりの小物臭が漂ってる。しかも俺のダンジョンに来てはボコされてアイテムを使って帰るという悪循環に陥っている。
どう見ても人間にとって不利すぎるだろこれ。まるで魔王が世界の中心に回っているとしか思えない。
いや、まさか本当に世界自体が魔王の『御都合主義』によって動いているのか?それだったら俺の端末に入ってる依怙贔屓アプリが起動してもおかしくはないが…………
…………試しに魔王のステータスを調べるか。
「みんな、と言っても二人だけだが今すぐ魔王のステータスを調べるぞ」
「ダガ、ドウヤッテ調ベルノダ?」
「モニター越しに調べられる筈だ。もしかしたら何かしらの誤差が出るかもしれないから一斉にやるぞ」
「分かりました!」
「了解ダ」
俺達はすぐに行動を始めた。モニターで魔王の事を観察しつつダンジョンから内部を検索、そして魔王の名前を見つけステータスを確認!
名前・ウェーン ジャルバッド(???歳)
職業・魔王(情報隠蔽)
体力・999999999999999999999999999999
魔力・999999999999999999999999999999
攻撃力・999999999999999999999999999999
守備力・999999999999999999999999999999
素早さ・999999999999999999999999999999
運・99
スキル・全武器技術(5)、全属性魔法(5)、全属性耐性(5)、物理耐性(5)、魔法耐性(5)、サイコキネシス(5)、サイコメトリ(5)、手加減(5)、カリスマ(5)、親和(5)、扇動(5)、契約(5)、話術(2)、言霊(4)、言語理解(4)、偽装(5)、『このデータにアクセスできる権限はありません』、『このデータにアクセスできる権限はありません』、『このデータにアクセスできる権限はありません』
俺の端末には明らかにやばいステータスが出てきた。バグってる俺が言うべきではないがこれはこれでエグすぎる。
しかも『このデータにアクセスできる権限はありません』って何だよ!この中の一つに『御都合主義』が入っているのは間違いないが、明らかに異質すぎる。
もしかしたら、残りの二つにダンジョンに鑑賞するものがあるのかもしれない。
「ごごごごご、ご主人様ぁ…………」
「フザケルナ!ナンダコノ化物ハ!世界ハ何故コナヨウナ者ヲ作リ出シタッ!」
ハピは涙目で、デスは怒りを露わにして震えている。確認したところ、全く同じステータスが書かれていた。
チッ、これで確定と断定できるほどの判断材料だ。普通なら御都合主義無くともなんとでもなりそうだが、どうやら国を治めるには御都合主義が必要ということか。
やばい、メジェドさんとアルが組んでも間違いなく敗北する。それに俺が勝てるかどうか超絶に怪しくなってきた。
元の世界で究極生命体と呼ばれていて、この世界ではバグったステータスの俺と世界の中心に立っているカンストを超えたナニカにしか見えないステータスを持つ魔王、戦えばどちらが勝つかなんてステータスを見れば一目瞭然だった。
「こんなのどうすりゃいいんだ…………クソッ!」
さっきまで座っていた椅子を蹴り飛ばす。しかし、それでも状況はなにも変わらなかった。
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