問題児の飼い主様

ばくだん

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一話 真逆の私とあなた

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 「黒木波さん!俺と結婚を前提に付き合ってください!」

 周りの視線がグサグサと私に刺さる。
 私は『黒木波』。高校三年。生徒会長をやっている。
 目の前にいるのは、学校一の問題児『雪白一輝』君で間違えない。
 喧嘩をしたら相手を半殺しにしたとか、気に入らない奴にはすぐ喧嘩を売ったりとか色んな噂がある。
 一時期、生徒会にも依頼があったけど危ないからと先生に止められてそれっきり。
 そんな彼が私の前で頬を赤く染めてお辞儀をしている。
 始業式が終わって今日は帰ろうとしていたら校門に彼がいたのだ。
 このままだと騒ぎになってしまう。
 といってもここで断ったら半殺し... 
 それはまずい、まずい、まずい。
 パニックになりながらも私は彼に話しかけた。

 「とりあえず顔をあげてください。」

 思わず顔がひきつってしまった。
 すごい顔をした彼がじーっと私を見ている。
 今にも『殺すぞ、おらぁ』と言いそうなほど。

 「あ、あの急に言われてもどうしたらいいか。」
 「ダメってことですか?」

 ダメなのはあなたの顔です。
 どんどん怖くなってますけど~~~!

 「じゃあ三つの条件を守れたら付き合います。」
 「本当ですか?」
 「はい。嘘は付きません。」

 その三つ条件は... 
 『一.この一ヶ月間、問題を起こさないこと。
  二.毎日学校に来ること。
  三. 私の命令に従うこと。』

 「この三つです。やりますか?」
 
 彼は少し考えた顔をしてから
 
 「わかった。」

 と一言いって小さく頷いた。

 「まずは、制服をしっかり着てピアスを外して学校に来てください。」
 「おう。わかった。」
 「それじゃあ雪白君、また明日。」

 こんな条件守るはずがない。
 だから大丈夫だよ、ね?
 高校三年にして最大の難関です。
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