私の光

イチゴ牛乳

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     (悠side)
……遥?
俺の言葉を聞いた辺りから遥の様子が可笑しい。
「…………、ぃ」
「……遥?」
ビクリと肩が揺れた後、体を丸めた。
「……なさい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「遥!!!?」
壊れたラジオみたいに同じ言葉を繰り返す遥に部屋に居た全員に緊張が走った。
日向が側に近寄るが遥が止まることがない。
「生きててごめんなさい生きててごめんなさい」
「っ遥さん!!!落ち着いてください!!遥さん!!!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「…ッ、遥さん!!!ー…遥っ!!」
日向の大声に遥の謝罪が止まった。
恐る恐る顔を上げる遥に日向は目線を合わせた。
「生きててごめんなさい??ふざけんな!!要らない人はいないって遥が言ったんでしょ?!……遥が生きててダメなら僕はもっとダメだね?」
「ち、がっ!違う!!!日向は要らない存在じゃない!!!私が必要としてる!!」
「そうだね。"僕も"遥が必要だよ」
「ぁ…」
「僕だけじゃない。此処にいる全員が遥を必要としてる。分かった?…お姉ちゃん」
「……ん。」
………………は?!!!
お、お姉ちゃん!!?
他の奴も知らなかったのか固まっている。
「マスターも知らなかったのか??」
コクコクと頷くマスターに顔が引き攣った。
「ぁ、そう言えば皆さんには言ってませんでしたね。遥さんは僕の姉なんです。と、言っても血は繋がっていませんけど」
困ったように笑う日向に戸惑う。
血が繋がっていない?
それに遥と日向は独りっ子って…。
マスターに視線を移すと厳しい顔付きをしていた。
「どういう事?情報を隠す時に2人は関係ないように書かれていたんだけど?」
「……マスターも気づいているんじゃないんですか?故意的に書き換えられたって」
緊迫した空気の中、日向は遥を抱き締めた。
「それをしたのは遥さんですよ。……昔話をしましょうか」
日向は思い出すように遠い目をした。
遥はただ、目を瞑って日向に寄り掛かっている。
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